コスプレ見てきました~にっくにくにしてやるよ~
おせちをあらかた作り、少し変わった食材を、とアメ横に行くついでにコミケに寄ってみた。
今年は久々におもしろい本を発見。その名も「牛久大仏」。茨城県にある浄土真宗の巨大な仏像への愛を怒涛の勢いで描いていた。電車の中で読んで笑いをこらえてしまったが、一見普通の「牛久大仏の立派なパンフレットか小冊子」に見える本で肩を震わせてるのは、周囲の人からは異様だっただろう。こういうのがあるから、コミケはおもしろい。
コスプレ会場ウォッチングも今日は楽しかった。糸色先生がたくさんいるのであちこちでカランコロンと音がする。「へえ~~」と感心するような「愛」たっぷりの素晴らしい表現者たちがたくさんいて、写真をたくさん撮らせてもらった。ロックマンはやったことがないけれど、ロックマンの敵?キャラ軍団には燃え上がった。「撮らせてください~~」と声をかけたけれど、「エアーマン」が大人気で、なんとコスプレイヤーさんたちが取り囲み、記念写真状態になっている。待っても、待っても、記念写真の列が伸びるばかり。しかたなく場内1周して、ようやく撮らせてもらえた。何回やっても何回やってもエアーマンが写せない♪という状態だ。
着ぐるみ、張りぼて系って素敵。混雑するコミケではいろいろ規制も厳しいようだが、それでもがんばるコスプレイヤーさんたち。サンバルカンのメカらしきもの(ごめんなさい、わからない……)をかぶった方を発見。なんと正月飾りを身につけて、一見獅子舞のようだった。一枚撮らせてもらったら、大きく口を開けてくれた。本当に獅子舞で正月に回ってもいいかもしれない。これなら私もお祝儀を振舞う!
ほくほくしながら帰宅。子どもたちに「今日のコスプレは良かったよ~」と教えてやると、息子が「初音ニクいた?」と言う。
「ああ、初音ミクはたくさんいたようだけど、アタシはあんまり興味は無くて…」
「初音ニクいた?」
おいおいw たしかにコスプレのなかには「SDタイプ?」とか「パロディ?」とか言いたくなるようなこともあるけれど、ニク、か。
「いたかもしれないけれど、気づかなかったわ。それより、数日前にコミケでの初音ミクコスプレで、長ねぎの持込が禁止されたというニュースがあったけど」
……そんなことが、ネットとはいえニュースになる世の中。意外とこの年末、日本が平和な証拠か。
「今日、ねぎのコスプレがいたわ」
そう、いたのである。初音ミクと一緒に、ねぎのコスプレイヤーが。これには参った!と思わず写真を撮らせてもらった。これだからコミケは楽しい。
しかし息子は笑いながらも「そのくらい当然! 訓練されたオタクはそのくらいの発想をしなくちゃいけない」
訓練されたオタクって、なんだ。息子はさらに熱く語る。
「だから、初音ミクなんか普通にやるより、初音ニク、なんだよ。そのほうがかっこいい」
うん、たしかに通常の3倍太めの方が「初音ニクで~~す」とやってたら、それはそれでおしゃれだ。
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