宮野真守がウォンカ役を怪演~最近彼すごいですね~
「チャーリーとチョコレート工場」金曜ロードショーを見た。
ウォンカの第一声を聞いた時、なぜか「……三ツ矢雄二さん…?」と思ってしまった。昔、「アマデウス」で注目を浴びたあの声によく似てると思ったのだ。慌てて新聞を見たら、宮野真守さんだった。
……恥ずかしながら、私の感覚では宮野さんではなく宮野クンという感じだ。「キングダムハーツ」で、主人公のライバル的存在のリク役をやっていたのが私が知った最初で、当時まだ高校生とかだったと思う。子役からようやく本格的に俳優をやり始めた、という感じで、初々しいというか、声優というより子役の声だなと当時は思った。「キングダムハーツ2」にもなると、主人公ソラ役の入野自由クンともどもとても成長したなあ、と思ったけどそれもずいぶん昔の話になってしまう。その後2人とも人気声優としてめきめき力をつけ、人気アニメの主役などをやっているようだ、とは知っていた。
しかし宮野さんは、今の若手声優のなかで頭ひとつぬけた、という感じで最近来ている。超がつくほどの話題作「デスノート」で月役を射止めたのはすごい。息子と娘は他のアニメの主役をあげてすごい、というけれど、そのアニメは結局アニメファン、漫画ファンにとってはすごいけれどあまり一般向けではない。しかし「デスノート」となるとそういうコアなオタクでなくても見るアニメだ。そういう意味で、月役はほかのアニメとは一味違う大役である。
先日も「声優交代で問い合わせ殺到」というニュースがあった。ドラマの吹き替えで主演していたのを、主役の成長のため、もっと大人びた声のベテラン声優にキャストを切り替えたところ「声が違う」「声優に何かあったのか」などの問い合わせが殺到したのだ、という。その主演若手が宮野さん。あら~~、また話題の人になっているのね、宮野クン。と思った矢先だったのに。
「えええええ~~~~っ! あのウォンカ役を……ジョニー・デップを、宮野クンが~~~っ!?」
つい叫んだ。また、耳を疑った。あのあやしげな声が、リクなのか。月なのか。ウォンカはとても難しそうな役どころだし、なんといっても今をときめくデップ様である。この役をとれたら声優としては一流、という気がする。話題づくりで俳優や芸人に声をやらせることが最近多いけれど、変な人には絶対やらせられない役だろう。
しかし宮野真守さんは、無邪気で不気味で美しくておかしいウォンカを、変幻自在の声で見事に演じていた。こんなにうまい人だったか!?
チャーリー……はDVDで買うつもりでいるので(といいつつ買えずにいるが)録画もしなかったが、宮野版は録画しておけばよかった……と思った。娘は実写というのに珍しくこの映画にくらいつき、楽しんでいたが息子と来たら終わる頃に帰宅。ああ~息子に見せたかった~~!
| 固定リンク
コメント