うちの娘は認知症~底なし欲望全開の冬休み~
食べ盛りの娘に何かご馳走してやると、食べ終えて決まってこういう。
「ごちそうさま。あ~おなかすいた。今日のご飯何?」
そして私は、こう答えるのだ。
「いやですよ、おじいさん。さっき食べたばかりじゃありませんか」
☆
暮れのリストカット騒ぎもあって、この冬私たち家族はいつも以上に娘をかわいがり、慈しんできた。おなじ年の子の中でもぬきんでいて大人びている、と見られがちだが彼女は本当に甘えん坊で、みんなのお姉さんでいるのが大変だったようだ。
そして正月が過ぎ、冬休みの終わりを感じると、娘はさらに激しく甘えるようになった。
「ママ、抱っこ! 全然抱っこしてもらってない~~」
って、おい。
私は大掃除、御節作り、買出し、内職……の合間にも、毎日必ず抱っこしたり、添い寝でお昼寝などをしてきたぞ。振り返れば、ほとんどお布団で抱っこでねんね、の冬休みだった。ていうか怠惰。
「いやですねおじいさん、さっきも抱っこしたばかりではありませんか」
冗談を言って一緒にけらけら笑うが、それでも娘はけっこう本気である。とにかくずっと抱っこされたい!という気分らしい。運動部で鍛えた身体で私を布団に押し倒し、しっかりフォールしてくる。柔道か、レスリングに向いているかもしれない。
私も相当疲れているのか、このところいくら寝ても寝たりないくらいだ。可愛い愛娘を抱きながら、その暖かな体温を感じながら、そしてひんやり冷えた手足を温めてやりながら眠るのは、私にとってもストレス解消になっている。
抱っこしたまま起きているときは、FF4DSを見せてやる。ポーチカは娘が顔を描き、ミニゲームを楽しんでいるし、イベントや、きっついバトルで私が全滅するのも喜んでみている。
そんな、冬休みであった。
☆
息子はまた、長期休みにネトゲにハマってしまったらしい。もう3日も徹夜している。先日帰った夫だって、朝6時半、パソコンの前で寝ている息子に驚いていた。
娘も某比較的ライトなネトゲにはまったが、「あんなのにはまるなんてwwww」と小ばかにしている息子、自分がやばい状態になっているとは全然思っていないらしい。
「やらなきゃいけないことがあるんだよ!」で3日徹夜。「やべ~4000レベでもムリだよ、このゲーム9999レベまであるし」とパソコンの前から離れない状態。
これが異常なことなのだと、どうやったらわかるのだろう。
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