息子の「オレ定規」~絶望先生またありがとう~
昨夜、息子が送ってきたメールの内容で口論となった。ややこしい話で長くなるので割愛するが、「この内容は失礼だ、相手の事情も考えろ」の私と「あんた頭おかしい!」の息子、永遠に平行線になるかと思われた。
少し落ち着いたところで息子が「なんか、二代目絶望先生ってのがいたんだけど…」とつぶやいた。新しい少年マガジンを読んだようだ。前回の流れで、たしかにモブに近いキャラクターが「二代目」をやらされている。そのときは適当に答えたのだが、しばらく夕食を作りながらこんなことを聞いてみた。
「あんたの『定規』ってある?」
今週の絶望先生のネタである。たとえばエヴァンゲリオン中心にものを考える人はどのアニメを見てもエヴァと比べてどうだこうだと評する。「らき☆すたにくらべてつまらねえ」というようなオタの絵の後ろに「0.9らきすた」「1.5らきすた」などというのがあって、吹いた。156cm=1hydeという素晴らしい単位を思い出す。息子にとってアニメやゲームを評するのに使う痛い基準は、あるのだろうか。
息子は少し考えてこうこたえた。「……無い。アニメでもゲームでも、俺がおもしろいとおもうかどうかだなぁ」
「『オレ定規』か」
「おう」
たしかに息子は無節操なくらいいろいろなアニメ、漫画、ゲームを楽しんでいる。面白いと思えば801同人誌にも手を出すし、嗜好が幅広い。偏りがないのはいいが、物は増えるし金がかかるので大変ではある。
またしばらくしてから「あ、この芸人はわかもとにくらべてインパクトがあるとかないとか、比べることはあるなあ」と息子がつぶやいた。
わかもと、というのは息子もよくモノマネしている、声優の若本則夫さんのことである。なんで声優さんを芸人を測る単位にしているのかどうかわからないが、それも「オレ定規」なのだろう。
「レーザーラモンHGは、0.99わかもとなんだ」ほう。じゃあ小島よしおは?「0.97わかもと」この二人、息子はそれなりに高く評価しているらしい。全然基準がわからないけど。なかなか1わかもとを超える人の名前が出ないので「1わかもとを超える人はいるの?」と聞いてみた。息子は少し考え、慎重に答えた。
「ガクト様が、時々1.5わかもと」
ガクト様、いろいろ最強だ。
そんな雑談のおかげで今日はきわめて和やかに過ごせた。ありがとう、絶望先生。
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