寒い日はミルクティーにシナモンを浮かべて~息子のこだわり
某お人形さんアニメと某ぬいぐるみアニメに影響されて「紅茶」好きになった元不登校息子。
「おう、これ買ってきたぜ」と私に小瓶を見せた。シナモンか。
「あら、シナモン、まだ無かった?あんたたちがシナモントーストにハマってたから、あると思うけど」「え、そうだった?」
忘れてるのか?
「やっぱさあ、寒い日にはミルクティーにシナモンを浮かべるのが最高だよなあ」
「……うん、体を温めてくれるよね。でも」
40代漫画好きの私には、そのフレーズが昔……四半世紀どころか30年以上昔に流行った「おとめちっく」路線の少女漫画を連想させる。
実のところ、当時小中学生だった私には、その路線はあまりにもこそばゆかった。「内気」という名のカワイ子ぶりっ子なヒロイン、何かとちりばめられるお花やスイーツ(笑)、とても手が届かないような、…遠くから見つめているだけでいいの…なカレが、なぜか急接近してくれる。あ……手がふれた……トクントクンと心臓が鳴る。顔が赤くなる。恥ずかしいっ……止まれ……止まれ… 心臓、 止まれ……
って、死ぬがなぁ!
というような少女漫画で、自分的に象徴的に思えたのが「ミルクティーにシナモンを浮かべて」というようなフレーズなのだ。
今、そういう作品がどれだけあったのか、なんてよく覚えていない。どんな作品で描かれてたかも覚えていない。もしかしたら、「巨人の星って、毎週父ちゃんがちゃぶ台ひっくり返すんだよね」というレベルの誤解・誤認識なのかもしれないが。
「おいおい、そんなんで俺を少女漫画扱いするなよ~」と、息子は笑った。……しかし、どこで息子はシナモン・ティーの知識を得たのだろう。やっぱり、某お人形アニメ・漫画関係?「しゅごキャラ!」見てるの、我が家で私だけだけど。
シナモンを浮かべた暖かいミルクティーの香りを楽しみながら、息子が にや とほくそ笑んだ。また、何か想像しているな。
「どうした?」
「いや……紅茶に「マシュマロ通信」のシナモンが浮かんでるのを想像してさ……」
息子のイメージを、控えめに表現してみた↓
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