母の財布が開くとき~子どもにねだり倒された~
ゲーム大好きな私だが、ゲームの面白さ、多彩さ、そして恐ろしさを知っているだけに、無批判にゲームを買い与えるようなことはない。普通の親と同じようにそれを買うことが果たしてよいことなのかを調べ、考え、決断する。
そして多くの親と同じようにお勉強や教養になりそうなソフトだと、財布のひもが緩みやすい。
娘が「百人一首のDSゲームがほしいの♪」とおねだりしてきた。最近娘は百人一首にはまっていて、学校の百人一首で1位になったらしい。私が百人一首に凝ったのが成人してからで、とても暗記できる若い脳みそではなく、いろいろ後悔していたせいもあり、即座に「よくってよ!」モードとなった。
しかし、残念ながら近くのお店では扱っていなかった。少し、古めのソフトらしい。
「ネットで買おうか」「うん!」
娘は張り切って検索し、公式サイトを見せてくれた。ふむふむ、百人一首としてゲームができて、バーチャル京都旅行もできるのか。多分、イヴァリース観光なんかよりもぬるいものだろうけど、このコンセプトは「百人一首を覚える意欲を持つお子様と、そのお母様」をしっかり射止めた!
ネットショッピングサイトは、ただ商品を並べるだけでなく、「この商品を買った人はこんな商品を買っています」とずらりと関連商品を並べてくる。大体ログインしただけで、もみ手をしながらこれまでの買物履歴からユーザーが興味を持ちそうな商品をばんばん並べて迎えてくれる。デパートの外商サロンのお客様になったような気分だ。
ふと関連商品を見ると、「若本規夫の百人一首」というCDが目に付いた。
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あの若本ボイスで華麗に読まれる百人一首! なんか気になる! 私と娘はPCの前で盛り上がる。それを見た息子も寄って来た。PCの前は、椅子に座る私、その膝に乗る娘、母の肩を揉む息子、という状態になった。
3人がそれぞれにわいわい言いながらアレが気になる、これが気になる、と関連商品を次々調べた。すると、「羊でおやすみシリーズ」というところに迷い込んでしまった。
これは、人気声優が羊を数え、心地よい眠りに誘う……という企画CDらしい。息子は「田村ゆかりほしーーーーっ!」などと騒いでいる。私と娘は「なんで男性声優は二人一組なのかしらね…フフ」「やおい需要かしらね…フフ」とうけている。
そしてやはり、気になってしまうのが、同シリーズ番外編・若本規夫の「俺は眠くなーい」だ。
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羊でおやすみシリーズ番外編 「俺は眠くなーい」 アーティスト:若本規夫 |
「やばい俺、これ欲しいっ」「うわああ」
我が家、大騒ぎ。
「俺、これ買ってくれたら絶対早く寝るよっ!*・゜(n‘∀‘)η゚・*」
あの睡眠障害息子が強く叫ぶ。あらあ、可愛いわが子のためになるならぁ……と、母である私の財布がゆるみにゆるむ。
レビューを読むと、「絶対眠れなくなる!」と大絶賛されてるのが激しく気になるけど。
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