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2008年3月13日 (木)

敬語はどこへ…最近とても気になること

最近…というか、育児を経て社会復帰してから、いろいろ世の中が変わったと思った。

たとえば、とても不寛容になったこと。バイトにさえ、ひとつのミスも許さない!という空気が流れてる。昔私がバイトしてた頃、正社員だった頃なんて、「残機99」って感じだった。若かったから、あるいは女の子だからと多目に見られてたのかもしれないけど、一度や二度のミスでクビが飛ぶような雰囲気は無かったと思う。

今は「残機3」だ。人によっては、「ワンミスゲームオーバー」。時給なんぼのバイトやパートにも責任が大きくかかり、ちょっとのミスも許さない!という感じだ。

それと、敬語が変わったと思う。昨日の日記つながり。

「近頃の若い者は」と嘲笑する言葉は、古代エジプトにも記録されているくらい、きっと普遍的なものなのだろう。私は「新人類」と揶揄された世代で、やはりあれこれと非常識っぷりを笑われたものだ。

ええ、社会に出て間もない頃には、誰だって失敗しますよ。電話番ひとつでも「○○部長は、いらっしゃいません」なんてやらかしちゃったり、それはもう、いろいろ。

けど、今結構多くの企業で平気で自社の者のことを「店長様は今日はいらっしゃってません」「マネージャーは、ただいま外出していらっしゃいます」などと言うのだ。もちろん、私の主観ではあるが、え、ここって超有名企業のはず……?この人、バイトじゃなくて、社員さんで1年以上いる人だよね……?などと悩む。

今は、これが当たり前、なのだろうか。

自分に自信が持てない。育児で10年のブランクは大きい。今の会社だって、封筒をセロテープでとめている。私は昔、それは失礼なことで、必ず糊付けするものと教わったので、絶対にそうしているのだが、私の方が非常識なのかもしれない。

たとえ自分にとって超目上の人であっても、相手が御用聞きレベルであっても、「申し訳ありません、○○は只今席をはずしております」じゃないのだろうか。

これが今の日本語なのか。それとも、そこの社員教育がなってないだけなのか。しかし「あそこは教育がなってないねw」と笑うには相手企業が大きく、また多すぎる。

もしかして、今私は電話を受けて「○○は本日お休みをいただいております」などと応対しているのも、「あそこの社員は社長を呼び捨てにするよw」と笑われているのかもしれない。怖い話だ。

日本人は言葉遊びが巧みな民族で、言葉の変遷も激しい。常にアンテナを張っていないと、瑣末なことで大きな誤解を生むことになる。

というわけで、多くの世のおじさんおばさんとして、「ズームイン!」の羽鳥さんのバードウォッチング!コーナーを結構まめにチェックしている私。「KY」に代表されるような隠語的略語は、私はキライだ。ほとんど、誰かを排他、攻撃するための隠語のようだし。「超~」なんかのようにその世代だけで感動を分かち合おうという温かみが、無い。しかしここで取り上げられる「若者言葉」には、「今」を感じさせるものが多い。

で、今日このコーナーにメイドさんが出た。現役アキバのメイドさんだ。いきなりこのメイドさんオンステージになってしまった。

アサカラ( ゚д゚)ポカーン

なかなか可愛いお嬢さんで、有能そうだ。声もよろしい。

しかし、本当に「メイドさん」って、こういうイメージになってしまったなあ。本来メイドさんって、こんなにブリブリしながら、「ご主人様のドリンクに魔法をかけさせてもらいますぅ~☆」じゃないだろう。ついでに息子よ、本来執事と言うものは戦うものではないのだぞ。一応。

とことんかしづき、仕えてくれるメイドさんや執事に、通常では得られぬ快感を覚える人たち。それは別にいいけれど、同時に彼らに支えられながら、彼らの生活を支える「ご主人様」の立場を目指していってほしい。  と、世を憂いてみる。

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