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2008年3月15日 (土)

熱帯魚の病気と水質について母子で語った

ミドリフグ全滅以来、大水槽といずれフグをお迎えしたい水槽の水質をチェックするようになった。

試験紙を使い、神妙な顔で色を見ている私を見て、久々に娘が水槽に興味を持ってきた。この娘ときたら、ペットを欲しがることは欲しがるが、手に入れれば世話は母任せ、見向きもしなくなるのだから……。

そして、どうやら白点病らしいプラティに気づくのである。

1匹、明らかに様子がおかしく、ぽつぽつと白いものが見える。

「どうするの?隔離したほうがいいんじゃない?」

珍しく娘がまともなことをいう。

この魚は体が弱いのかずっとぐったりしていて、恐らく長くなさそうだな……と見ていた子だ。そのまま数週間たち、一昨日から白点が見られた。

メダカの仲間であるプラティは非常によく殖える魚で、これまで私は「あるがまま」にしてきた。はじめ爆殖したが、個体が増えれば捕食者も増えるので、最近はすっかり落ち着いた。一匹たりとも落とさないようになどとがんばっても仕方がなく、もしもそれをやっているとプラティに家をのっとられてしまうだろう。ブログに書いたこともあるが、奇形が早く死んでいくのも自然の摂理、大きくなった老魚が逝くのも自然の摂理、弱い個体が淘汰されるのも、仕方がないと割り切るしかない。

しかし、白点である。これには私も悩んでいた。ふと見ると、水底で休んでいる病魚に、世話焼きのコリドラスが寄り添っている。ああああ、かわいいけ光景だけど、うつるからダメー。いくらちょっと飽きている水槽でも、病気で全滅させるなんて、自分が許せない。

かと言って…。子供の頃飼っていた金魚などなら、小さな水槽にでも移してやれば隔離はすぐできたし、塩を入れてやるなどして治す、ということが普通にできた(子どもの頃のことなので、成功率は高くなかったが)。しかし、高い水温が必要な熱帯魚だし、どうしようか……私は、ネットなどをちょこちょこ調べまわった。

「前なんか、うろこがぶわあっと逆立っちゃったプラティがいてさあ」

「ええええ」

娘は驚いた。いや、私も当時驚いた。なんで?うつるの?死ぬの?仕事も忙しいし、家族もゴタゴタだし、それでも少しずつ調べて…

「でも時間がかかってね……そうやって手をこまねいている間に……」

「……死んじゃったの……('A`)?」

「全快した」

「はあ( ゚д゚ )?」

娘は笑うような、怒るような不思議な表情を一瞬のうちに浮かべ、あとは

「(`Д)ひどい!それひどい('∀`)!!」

と何かを激しく非難し始めた。な、何がひどいのか。死んだほうが良かったとでも言うのか???私は安っぽい小説を書いているのではない、本物の命を語っているのだぞ。

娘は、そっちの小さい水槽に移したらどう?と言う。おあつらえ向きに、塩分入りの温泉状態の水槽だ。

「おいおい、これはフグを入れるのに調整中の水槽だ。そこにわざわざ病気を持ち込むのはいかがなものか」

「そうか…」

とりあえず、息子が部屋に転がしていたペットボトルを切って簡易水槽を作り、水槽に浮かべて隔離することにした。エサは奮発して赤虫。弱っていても食欲はある子なので、これで少し精をつけてほしい。極力、自分の力で快復することを願う。また、他の魚たちも栄養摂らせて抵抗力をつけるのだ~。私の赤虫信仰は、前にかなり死にかかっていた金魚に、活き赤虫やパックで赤虫なる半生赤虫のサンプルを与えたら、一気に元気になった体験からである。

「そういえばさあ」

私は話を続けた。

「あの巨大化した赤プラティだけど」

尾にミッキーマウスの模様をつけた、愛らしいミッキーマウスプラティだが、異常に殖えるうえ、いつしか模様もぼやけ、なんだか微妙に可愛くもなんともなくなった、と私も娘も言っている。白はなぜか育ちにくく、今は巨大なのが1匹しかいない。赤はもういいよ、みたいな空気が私たちにある。ごめんよ、そうなっていくのは君たちのせいではないのにね。

「2週間くらい前、なぜかわき腹に傷があって、なんかにょろっとしたものが出ているような、そんな感じだったのよ」

「(( ;゚Д゚)) ギャ…そ、それで?」

「あー、もうさすがに寿命だし、これは仕方が無いかもなあ……と手をこまねいているうちに、全快したわ

「ひでーーーー(゚∀゚)」

だから、何がひどいんだって。

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コメント

時々お邪魔している者です。
ゲーム・アニメ方面にはうといのですが
漫画の趣味が闇鍋奉行様と似ているのと
スペクトラムのどこかにいる感じの方々が
多めの職場にいるので、勝手に親近感が…。
(私自身ももしかすると少しそちら寄り?)
更新楽しみにしています。

ところで白点ですが、軽いものなら
鷹の爪(唐辛子)のタネを取って
お茶パックなどで包んだものを
そのまま水槽に浮かべておくと、
お手軽だけど結構よく効きます。
隔離せずにそのままで病魚の治療と
他の魚の発症予防が同時にできます。

ネットで「鷹の爪(or唐辛子) 白点病」で
検索すると、色々出てくると思うので
よかったら試してみてください。
お魚の種類によっては唐辛子ダメかもしれないので
注意して見てあげてくださいね。

投稿: たん | 2008年3月17日 (月) 10時23分

たんさんようこそ~!
あの記事の前に調べたら、唐辛子浴、ココア浴なんていろいろでてきてびっくりしました。試したい……けど、塩でも抵抗あるのに唐辛子…などと迷い、結局隔離してゆるゆると塩、という状態で見ていましたら、かなりよくなってきました。
しかし、そんな簡単に、隔離もせずに他のお魚にもいいってすごいですね。今度白点が出たら、ぜひ試したいと思います。ありがとうございました!

投稿: 闇鍋奉行 | 2008年3月17日 (月) 20時46分

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