五人囃子のことがわかった
老舗のひな人形屋さんに、先日気になった「五人囃子」の烏帽子のことを聞いてみた。
最初「五人囃子は烏帽子を被らないのが本当だと聞いたのですが…」と伺ったとき「え?」という顔をされた。よく意味がわからなかったようで、「実は調べたら普通の楽師のものと、禿(かむろ)頭のものがありまして…」と続けたら、膝を打って「ああ!」とおっしゃる。毎年ひな人形を扱うお店にとっても、これは少し古いお話だったらしい。
たしかに、五人囃子は本来烏帽子を被らず童形の髪型をしていたそうだ。五人囃子は「子どもをすくすく無事に育つようにはやす」意味で並べられた。そして大人になるまでに変遷する髪型を、この5人にさせることで成長を願う、という意味があったのだそう。
しかし時代の流れによりその意味が薄れてきた、ということだった。
そんな意味があったのか……と、ついでに聞いてしまった。
「なぜ右大臣、左大臣はあんなに下のほうにいらっしゃるのでしょう?」
「う~~~~~~ん……??」
すみません、悩ませてしまいました……
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