息子が恥をかき捨ててます~家族に見られたくない本の隠し方~
我が家は漫画、アニメ、ゲームなどについては結構オープンである。
しかし、息子が無造作にリビングなどに置いている本などには少し苦言を呈している。
たとえば、私がふと手にとった大判の本だ。数年前に話題になった、「もえたん」の本らしい。可愛いイラストが満載の、なんかゲームに使える本らしい。
しかし、どう見てもロリペド本である。
モロだしこそないものの、つるぺた美少女の股間に、異常なまでの執着を感じる。
「ちょっと。こういうの、親が見たら泣くよ」
と、一応注意した。そのときは少しとまどい、一応片付けた。と思った。
しかしそれ以降も、「親が見たら泣く」本が無造作に置かれている。そのたびに一応、注意する。まだ中学一年生の、元純真無垢→非常に染まりやすい愛娘もいるのだ、我が家には。
息子は、このもえたん本について言う。「だけどこれ、ちゃんと全年齢向けだぜ」
ああ、それはわかるよ。けど私ら親子は、あさりよしとおの「ただいま寄生中!」をすぐにエロ漫画と看破したではないか。この母が、この本が巧みに、それも幼女趣味の世界で激しく劣情を催すように作られていると気づかぬとでも思うのか。
愛娘もなんとなくそこらに転がる漫画本を手に取り、開いた。私もそれを見たが、そこはかとなくエロの予感。すぐに取り上げ、息子に抗議した。
「だから!こんなの見たら親が泣く!」
娘も調子に乗った。
「そうだよ!妹も泣くよ!」
あんた、全然泣いてないくせに。美しい母と妹に責められた息子は、逆切れした。
「泣いてろよ! あんたら、オレの本、勝手に読むなよ~!」
って、年頃の息子のベッドの下に隠してあるような本を引っ張り出して言ってるわけじゃないのよ!?なんでこんな本を堂々とリビングに積んでるのかっていうの!しかも全部二次元で、ロリか、ショタかって!
「読まれたくないような本は隠しなさいよ!」
「どこにかくしゃあいいんだよーーーー!」
また息子ブチギレ。だから、部屋を片付けて掃除して、息子のプライベートスペースを確保すればいいだけの話だけど、息子としては「オレの部屋は、あんたたちに荒らされている」「絶対片付けとか掃除とかはしねーさせねー」を主張するばかりだ。大体、この家すべて、それどころか近隣のすべてがオレの寝床!という息子にとっては、家全体が「ベッドの下」!
ここで引き下がっては、家が恥ずかしい本やグッズで埋まる。まだ、ご近所が埋まらないだけましだというレベルだ。
と、金曜の夜に怒鳴りあった。
……しかし、私がパソコンのそばにおいてある「神罰」(田中圭一著)については、誰も「アンタもこんなの置いとくな!」と突っ込まなかった。なんでだろ?
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