初めて、仕事先でFFの話をした
仕事の関係で毎月百人単位の人と話をする。雑談は得意なほうなんで、相手に合わせて何でも話せるが、不思議である。これまで一人も、ゲーム、ましてFFの話なんかしたことがないのである。
大体ネットなんかをやっていると、ことに2ちゃんあたりではFFはかなり「常識」の範囲。誰だって「ビッグブリッジの死闘」や「片翼の天使」を知ってるのが当たり前、「今こそパワーをメテオに」といえば「いいですとも!」と答え、「いえゆい」と言えば「のぼめの」と答えるのがあたりまえという世界に見える。しかしリアル世界に舞い戻ると、まるっきし、FFファンなんていないかのようだ。
しかし今日、初めてFFの話をしてしまった。相手は美しい奥様である。なんとなくパソコンの話になり、今改めて「日経PC」を購読し始め、勉強しなおしているという奥様。なんとワードやエクセルどころか、「イラストレーター」までお使いだという。
「えっ すごいですね、プロ並みではないですか」
「いえ、息子がグラフィックやってるもので…3Dグラフィック」
「えっ! 映画とか作られてるんですか?」
「いえ…ゲームのほう」
おおおおお。ま、まさかとは思いながら
「私ゲーム大好きなんですよ。ちなみになんていうゲームですか?」
「……FF……」
私は、声にならない黄色い声をあげた。一瞬、くらっときて倒れそうになった。
「え、エフエフ~~~~! すごい、世界最高レベルじゃないですか~~~!」
お客様へのお追従抜きに崇め奉ってしまう。いろいろお話を伺ってしまった。厳しくもやりがいのある仕事をしているようでうらやましかった。
ちなみにこの美しい奥様、息子さんが小さい頃はよくFFなどのゲームをやっていて、「あの頃は私が一番うまかった」とか、ご主人が当時あえてセガのゲーム機を買ってくるセガ派だとか伺った。息子さんは別にゲームだけにのめりこむような子ではなかったので、普通にゲームをやらせたという奥様、「ゲームをやる子がみんな犯罪に走るというわけでもないのにね」と、昨今の報道をちくり。激しく同意してしまった。
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今月のテレプシコーラで、新たな展開。……来たのか?
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