猫の漫画を買った1~青池保子の猫漫画~
久々に本屋へ。荷物が増えるのは困るけど、たまにはチェックしないとね…
猫本(ねこもと)2(にゃ)が出ていた。
おお、エロイカでおなじみの青池保子先生が書き下ろし猫修道院漫画を描かれたと、ご本人のブログで拝見していたが、これかあ。手に取ると、最強の猫漫画本リターンズ!とあり、36人もの漫画家が猫をテーマに漫画を書いているらしい。裏を見ると、参加執筆陣の名前が。おおおお、本当に豪華。
猫、ハムスター、鳥などのアンソロジー本なら私も何冊か読んだが、それなりにすごい書き手と、これからの人が中心でほのぼの「うちの子かわいい♪」とエッセイコミックを書いているのが普通。
しかし、この本の濃さは、読む前からわかる。最近アニメ化した「チーズスイートホーム」のこなみかなた、シュールなネタが病みつきになる「プ~ねこ」の北島正幸が、講談社としては2枚看板。
そのうしろに控えしが、萩尾望都、青池保子、上条淳士の3人だ。
この3人を、2番手におくか。
その次に、安野モヨコ、諸星大二郎、山下和美、漆原友紀、小林賢太郎(ラーメンズ)だ。この面々だけでも、十分看板になりえるだろう。
そのあとに、26人の漫画家が小文字で続く。って、おいおい、このお方が小文字でいいわけ????という作家さんも数多い。
レベル高すぎ。
青池めあてで購入したが、さすがにうちのペット自慢アンソロジーとは一線を画す内容の小編集になっている。あれこれ書いてもきりがないので、今日はめあての修道院猫漫画の話で。
まず、青池保子が猫漫画????である。
これまで青池作品の猫というと、ギリシャの富豪スパイの電撃塀を歩く猫の親子とか、ブラックジャックに出てきたお猫さまくらいは思い出すが、特別猫を描いたとか、この先生猫が好きそうだとか、あまり感じられなかった。まあよい、とにかく久々に青池先生の修道院漫画(トンスラ有り)が読めるのだ。
猫は悪魔か、人のよき隣人か。
外界を知らぬマルタン修道士の苦悩と恐怖、そして緻密な猫の描写。修道院に導入された生物兵器にまつわる逸話が、12ページにまとめられている。
…やっぱり修道院逸話が描きたくて、猫本に参加されたんじゃないかとw
これを機に、「ファルコ」のような作品がまた読めるようになりますように。
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