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2008年6月29日 (日)

今息子が職質されませんように

以前にも書いたが、息子はよく「職質」される。

一応ちゃんと制服を着て、髪型も短髪で月に一度は散髪してるし、そこらにいる茶髪や尻までズボンをおろしたおにいちゃんたちよりよほどきちんとして見える…というのは親の欲目なのだろうか、とにかくしょっちゅう職質されてしまうらしいのだ。

「はい、リュックの中見せて」と言われて、遊戯王カードとかゲームのアンソロジーコミックとか、携帯ゲーム機が入ってるのを見せて、「はい、いいですよ」というのが普通だったようだけど。

今、息子に職質する警官は、さらにおぞましきものを見るだろう。

筆箱くらいのプラケースにきっちり入れられた美少女たち。

手首、足首など、パーツだけをきっちり入れた箱もある。

それらがまさにきっちり、ぴっちり、空間充填してリュックに詰められているのだ。

それは10人中10人が、背筋を凍らせる荷物だ。

息子の興味は可動式フィギュアだけではない。自作のペーパークラフトも、だ。

つまり、息子は常に切り抜き用カッターを持ち歩いている。

今秋葉原でなら確実に「ちょっと来い」になるだろう。

平和な我が町でも、小学生を切りつけたとかいう不審者情報は数多い。…正直、息子はあまりこの町を歩き回ってないので関係ないと思うのだが、この所持品を見たおまわりさんが「ちょっと、もう少し詳しく話を聞かせてもらえる?」なんて言い出してもおかしくない。

息子がまた、偽名でネットショッピングしたらしい。「代引きのお金、ここにおいとくから受け取ってね♪」と託していったけど。

配達員さんからの電話が鳴る。

「池面(偽名)さんのお宅ですか?」

……ママ、なんて答えたらいいの????

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2008年6月28日 (土)

ガラスの仮面が再開ですってよ奥様!

昨日、何も知らずに「ガラかm(ry」などと書いたが、なんと本当に「ガラスの仮面」の連載再開が発表されていたらしい。http://www.betsuhana.com/yokoku/index.html

願えばかなうものなのだ。

「天上の虹」の新刊が早く出ますように。

「アルカサル~王城」番外編が、未収録短編も含めて単行本化されますように。

手塚治虫の「ファウスト」が(ry

さて、今週私は久々に本屋を歩いていて、「ヴィンランド・サガ」(幸村誠)の新刊を発見。その日の帰り道で購入した。立派なディスプレイ。累計120万部突破とか書いてある。おおお、かなり描写はキツいけど、ちゃんと大ヒットしてるのね。周囲の「ドラマ化決定」「アニメ化決定」の帯の人気コミックの中で、すごい存在感を示していた。

ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC) Book ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

しかし驚いた、ディスプレイには「元祖ユルヴァちゃん1巻と同時発売!」とある。

前の「プ~ねこ」と「チーズスィートホーム」のディスプレイと同様、2冊ご一緒にどうぞという形の物なのに、どこの本屋にも隣には別の映像化決定の本が入っていて、ユルヴァちゃんはどこにもない。

「冗談なのかな????? たしかに、ユルヴァちゃんで単行本ってwww」などと思い、裏表紙を見ると、やっぱりちゃんと「同時発売記念!」とか書いてある。

ユルヴァちゃん1、売り切れたのか?それとも本屋が入れなかったのか?

娘が早速ヴィンランド・サガを見つけ、手に取った。

「…食事中に読むものじゃないね」

うん。正直、少年マガジンではここまで描けない。雑誌移って正解だと思う。早く夕ご飯をすませて、心して、読め。

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2008年6月27日 (金)

ドン・ペドロと修道士ファルコが再会!

ホラーMを探そうとして、また偶然プリンセスゴールドを見つけてしまった。

あああああ。また、「アルカサル~王城」の番外編が出ている~~!

しかも表紙からも「ドン・ペドロ分」が匂うように感じられる。

つい手にとって貪るように読んでしまった。

…なんという、読者サービスたっぷりの、痛快な番外編だろうか。見覚えのある修道士登場に「ん?」と思うと、ドイツ・リリエンタール修道院の修道士が呼ばれるという。

おおおおおおおおおお。

「修道士ファルコ」とのクロスオーバーぁぁぁぁあ!

「修道士ファルコ」は「アルカサル~王城」からの派生作品と見えて、最初にいきなり、ドン・ペドロが絡む作品だった。

いずれ名をあげるのは間違いないと期待された若き剣士・ファルコは、とあることから剣を捨て、信仰の道に身をささげることを決意。身体的特徴のため髪を剃りあげる「トンスラ」ができないのが悩みだが、俗世を忘れ、日々精進している。

そんな男に興味を持った血気盛んな王、ドン・ペドロが彼に剣を……

というところから始まったのだった。

そのファルコが、帰ってきた! ドン・ペドロと、再会することになった!

こんな楽しいことがあるのだろうか。

なんだか、これまでもこの日記に書いてきたような私の願望が、一気に実現したような気がする。日記に書いたら実現するというのなら、いくらでも願望を書くぞ~~!明智抄の単行本が出ますようにとか、ガラスのかm(ry

それにしても、プリンセス・ゴールドは分厚すぎる。80Pもの壮大な番外編も、このボリュームでは辞書の中の付録のようだ。

仕事の途中で買えるものではない……

ま、まだ手に入れるチャンスがありますように。それから単行本にもなりますように。

流れ星は、今日は見えない。

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2008年6月26日 (木)

記念すべき800記事めがこんな報告

まったく私事ではあるが、この記事が800個目の日記である。

…書きたいことは山ほどあるのだが、このタイミングでちょっとすごいことを自慢しなければならない。

会社と、家のパソコンが両方いかれました。

これはすごい確率ではないだろうか。

まず会社のMyパソコンがお亡くなりになった。立ち上がりもしない。セーフモードもだめ。……これは、最悪の事態だろう…と思ったが、本当にそうだった。1週間ほどで修理されてくるが、メールも含めて、本体のデータは完全に消え、「新品同様」で帰ってくる、とのことだった。

よく使う語句を教え込み、顧客のデータも入ったパソコンであった。

クローンは、しょせん別人。

そんな哀しみを描いた萩尾望都の名作「A-A’」を思い出した。同じマシンだけど、帰ってくるときは私のことなど覚えていないのだね……。

と感傷に浸っている場合ではない。日々数字ほかに追われる身にとって、PCが無いとか、データを再打ち込みしなくてはならないというのは、どれだけのダメージだろう。考えるだに恐ろしいが、また再調教する楽しみを得たと思えばいいのか。

ようやく修理されたPCが届く日。

家のパソコンが、いかれた。

朝から本当におかしい。

今、奇跡的に動いているので書いているが、いつエラーが出るかわからない。おいおいこないだ壊れたばかりだろう……とりあえず、これからどうなるかわからないので、これだけでも書けますように…

人生リセットしたがるのは、人間ばかりではないのか?

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2008年6月24日 (火)

息子が先生をいじめています2

「そんなにイヤな先生だったら、いやがらせとして満点とってやれば?」

私は狡猾にも、否応無く息子に「だから勉強しなさいよ」的なことを言ってにやりとした。間髪要れず、息子は答えた。

「当然。俺は物理はいつも満点をとることにしている。いやがらせとして」

え。物理で、満点?授業も受けず?

「あんな授業、受けねえ方がわかりやすい! だから、絶対に授業には出るけど、話は聞かない。それで、テストで百点とってやれば、そいつがいかにダメかが証明できるだろう」

息子は、そのテストが始まると、速攻で答えを書き込む。出題不備を見つけて、みんなの前で徹底的に突っ込む。そしてすぐに遊び始めるのだという。そんな息子に業を煮やした先生が、「おい闇鍋、いいかげんにテストやれよ」と声をかけると「もう、出来てます」とさらりと言い放ち、軽く満点を取るのだという。

……なんだ、その漫画みたいなシーンは。

いや、漫画ならそれでかっこいー!となるだろうが、現実には先生にもお立場があり、感情がある。そんなに徹底的にやり込められれば、あまり良いことにはならないだろう。

「気持ちはわかるが、あまり先生に恥をかかせないように、上手にやりなさい。ちゃんと先生を敬って…」と、諭し始めるが、息子は声を荒げる。

「ああ、俺は先生方にはぜってー敬語を使うぜ。とくにこいつには、むかつけばむかつくほど丁寧な言葉を使ってやるんだ」

…それは、慇懃無礼というものだ。「てめーむかつくんだよ」などと言われたほうがまだましだと思う。

「そういうことでは、その先生だけでなく、いろんな人を敵に回すと思うよ。もっと謙虚になって、相手をたてながら思うように動かすのが、本当に能力のある人なんだよ」

…実は私も、かつて同じように「先生に嫌われる優等生」だった。今思えばなんと愚かな子どもだったのだろう。正しいことを言えば良いと言う物ではない。相手をやり込めれば勝ちという物でもない。そういうことが、何でわからなかったんだろう。当時やっぱり誰も私を愛してはくれなかったし、何も、自分の思い通りにはならなかった。自分の愚かさがわかったときには、私は大きな代償を払っていた。

「あんたねえ、……ママもそういう人間だったけど、そのせいで人が死んだからね」

さすがに、息子が黙った。

「……何、どういうこと……( ゚д゚)?」

「言いたくない」

「そう( ゚д゚)」

私は若い頃、2人殺している。

と言っても、私は殺人事件の犯人ではない。一人は自殺。もう一人は、まったく別の犯人により殺された。…のだが、事件の経緯は、どう考えてもその人の自殺行為だった。その人と、犯人たちは一緒に追い込まれて、そういうことになってしまったのだ。

…というのも私の思い上がりかもしれない。自分ひとりの言葉のせいだけでは、もちろんその二人の死は量れない。しかし、その一端を担ったのは私であり、追い込んだ要素のひとつだと、今も悔やんでいる。なんで、「正しいこと」を言ってしまったんだろうか、と。

「とにかく、追い込みすぎるな。あんたが有能なのはわかったが、相手に逃げ場を与えないとダメだ」

「けどさあ、むかつくんだよ。あいつ、『おまえなんか、欠席扱いだ!』とか言ってくるし。『授業妨害』だって」

うわあ、先生、本当に追い込まれていらっしゃる……。

「授業中、ペーパークラフトなんか作っていたら、そりゃあ授業妨害でしょう。そういうことはやめなさい。他の子たちにも、いいとは思えない」

「出てけって言われる。出て行かないけどなw」

……まあ、それは出ていっちゃいけない。そ、それは先生の思うツボ……出席日数はきっちりと稼げ。絶対に、その授業はサボるな…そういう授業ほど……。

「言われなくても、ぜってーサボらねーーーーよ! 絶対教室にいて、で、話を一切聞かないんだ」

まあ、出てけなんて言われても出て行かないというのは心強い。これで出て行ったら、ただのサボリになっちゃうし。

「ああ、サボらないでよ。授業料払ってるんだし、授業を受けるのは義務じゃなくて、当然の権利だ。もしも今度そんなこと言われたら、『母が必死で働いて学費を出してるんで、絶対俺は授業に出ます!』と言ってやれ。あ~ホント、うちへのお手紙も、パパとあんたへの連名で来るのがむかつくわ。パパは一応『保護者』だけど、一切あんたの学費出してないし、今度ママとあんたの連名で手紙出すように言っといてよ!」

「え……そうなんだ……( ゚д゚)」

しまった、つい本音が出た。どんなことがあっても、父親の悪口を子どもに言ってはいけないと、母親に教えられていたのに。

本当のことだけど……orz。

だから、本当のこと、正しいことなんて言っちゃいけないんだというのに、やっぱり私は愚かである。

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2008年6月23日 (月)

息子が先生をいじめています

FFTAクエストコンプにむけて、現実のいろいろと戦いながらがんばる私。

に、逃げてるんじゃない…

仕事のことは辛いけど、もしかしたら今まで「超ダメ」扱いされていた私が、この会社を救えるんじゃないかと思っているし。ていうか、私が音をあげたら、本当にすべてが終わる。

子どもだっていろいろあるけれど、父親はとっとと逃げてるんだし。思春期の子どもと向き合うのって本当に大変。けれど、その戦いをこなしてこその育児。

私は、逃げた夫より、はるかに人生と子育てを楽しんでいる自負がある。

さて、最近の息子が気になる。

一部の先生方と、問題を起こしているのだ。

日記にも書いたと思うが、正直、息子の通う学校は、普通の学校ではない。学力不足や不登校で、どうにも行き場所が無くなってしまった子達を受け入れてくれる学校である。

授業料は安くは無い。特殊な技能を教えてくれるのは心強いが、正直「学業」で高いレベルを期待してはいけない、と私は思っていた。

息子は親の私が言うのもなんだが

軽く天才である。

大切なことなのでもう一度、親バカとそしられようと言う。

息子は、天才である。

いろいろ欠けている部分はものすごくあり、それがますます彼の天才っぷりを証明してしまうのだが、とにかく息子は、ある方向に関しては「天才」的な輝きを見せる。足元の部分が危なっかしく、私は金を盗まれ殴られ蹴られ、家を壊されて大変な思いをしているのだが、突出した人間は、とかく「普通」のことが出来ないのだ、としか言うしかない。この突出した人間を、上手に利用できるかどうかが、人の能力というものだろう。

そんな息子が「ごくせん」クラスに入った。みな、何かしらの心の傷を持った子どもたちだ。ほとんどが「中学で不登校だった」という。息子はいろいろと共感し、この学校で水を得た魚のごとくよみがえった。

……で、よみがえった息子が直面したのが、教師のレベルである。

「あいつ、バカ」

…先生に、そんなこと言ってはいけません。

大昔の、無学な親が先生に無条件で従っていたのもアレだが、親が教師を小馬鹿にするようなことは、教育現場の崩壊につながる。なので私は、一応不登校児を毎年輩出しながら、当の先生が理由で不登校になってしまった子の親に「え、○ちゃんは転校しないんですか?△ちゃんは、転校するようですよ?」と豪快に言い放つような教師にも敬語を忘れない。評価はさせていただくけど。

息子が言うには、今の学校のテストなどであまりにも不備が多すぎる、というのだ。聞くとたしかに、生徒を馬鹿にしていらっしゃるのか、仕事をなめていらっしゃるのかとしか言いようが無い、ずさんな授業、ずさんなテストだと思う。

「これ、おかしいですよ」

学校始まって以来の優等生だという息子は、つけあがってばりばり先生の授業やテストに文句をつけ始めた。最初は生意気な、と見ていらした先生方も、心ある先生はそれを受け止め「君の言うことは尤もだ」と認め始めた。「勉強なんかどうでもいい」「ていうかわかんねえ」みたいな生徒を相手にして、どこかやる気をなくしたり、馬鹿にしていたこともあるだろうが、少しは緊張感をお持ちいただければと思う。

しかし、一人、どうしても認めない先生がいらっしゃるらしい。

前の日記でもちょっと触れたが、その先生が話を始める時だけ、息子はとっさにてめーの話はきかねーとばかり、モンハンを始めてしまった先生だ。

私も、息子の無作法にあきれ、ちょっと、何してるのとたしなめたが、その先生のお話を聞いているとめまいがした。わかりやすい話も、なんだかわかりにくくなっていく。混乱して、吐き気がしそうだ。なんで、こんな普通のことも、わかりにくくお話くださるんだろう…

と思っていたが、この先生の授業も息子に言わせると「聞くのがムダ!」……らしい。

……申し訳ないが、私も授業を受けずとも、学校の心得みたいな話を聞いただけで、どれだけ授業を、ムダに難しくする先生でいらっしゃるかと推察してしまった。

なんというか、「どうせおまえらわからないんだろ、俺はわかっているけど」なのだ。自分だけわかりますよ、なのだ。資質がさまざまな、この学校の子たちを指導するのは、本来とても難しいことだと思うが、これまで「わからない」「難しい」「つまらない」という子たちが何を言っても、きっと「わからないでしょ?わからないなら、この公式を覚えればいいですよ。質問?ははっムダ!」で終了。私の高校の物理の先生もそうだった。そこは一応、そこそこできる子が集まる学校で、ダルビッシュ似の美少年が、それも音楽を目指していて後にウィーンに行ったという美少年がキレた。ああ、また自慢してしまうが、そんな漫画みたいなシーンを見られた。

あんな少女漫画のキャラクターみたいな美少年ではないが、息子もキレた。「底辺と思って、馬鹿にされている」というのは、アスペでも……いや、そういう子だからこそ、敏感に感じる。他の子たちがむかついても、対抗するすべを知らないから、彼はがんばる。

…息子がバイトから帰ってきたので、続きは後日。

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2008年6月22日 (日)

FFTAクリアした~理想と現実と~

FFTAのエンディングを見た。

2度目だけど、涙が出た。地味なシリーズだけど、いいお話である。

心に傷を持った子どもたちが、偽りのイヴァリースで儚い夢を手に入れ、それを捨てることで成長していく。ゲームが好きなすべての子どもたちにオススメしたい。

しかしなあ。

ミュートは、お母さんが生きていて、自慢できるお父さんがいる世界を望み、リッツは髪を染めなくてもよくて、自由な世界を望んだ。ドレッドはこの世界では元気に走りまわれる子どもになれた。

主人公のマーシュは、いったいここで何を望んでいたんだろう?

リッツの言葉からすれば、離婚してしまった両親がいる、暖かい家庭を望んでいそうなのに親はまったく出てこない。

仲間たちと冒険をするのが彼の望みだったのだろうか?

シーフ軍団を作って、敵クランの装備という装備を身包みはぎとり、アビリティまで奪い取って丸裸にして倒すのが?

マーシュの、秘めた心の闇が気にかかる。

☆  ☆  ☆

FFTAのアメリカ版CM画像もここにおいておこう。

http://jp.youtube.com/watch?v=VDY7F6EUhVI

こんなマーシュはいやああぁぁぁぁ!

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2008年6月21日 (土)

FFTA3本目を買ってしまった

娘に、「リッツと共同戦線」の前のブルーローズを渡すシーンを見せてみた。

娘は、リッツがことのほかのお気に入りなのである。以前、そっと白状したのだが、FFTAをちょっとだけいじってみよう…と思って、朝まで遊んでしまったことがあるという。ママとおにいちゃん、それぞれのデータがあったのでセーブできなかった、と。

リッツは気の強い、優等生タイプの女の子だ。間違ったことは許せないし、女の子だからってバカにされたくない。いろいろと心の傷を抱えながら、弱さを見せまいとがんばっている。

娘に、どことなく似ているなと思う。

そのリッツがマーシュに助けを求める。

それだけでもいじらしいのに、持っているブルーローズをあげると、とても喜び、「ほんとは不安だったの」などと言う。ほれほれ娘よ、見てごらん。

「可愛いいいぃぃぃぃ(*´Д`)」

(*´Д`)そんな娘も一緒にかわいい。

主人公は女の子のような可愛い顔で気が弱かったのに、このシーンでは頼もしげなのがまた可愛い。

…で、そんな娘のために、もう1本FFTAを買ってしまった。

最初の壊れたのを含めると、3本目になる。ちょっと、我が家的新記録である。娘が喜びつつも、呆れていた。

FF6は、SF版を1本、PSの通常版1本と限定のコレクション版を1本、アドバンス版を1本の計4本持っているが、一応全部違うソフトだ。

「…PSの通常版と、限定版は、中身が違うの?」と娘。
「ううん、いっしょ。絵が違うの(゚∀゚)」
「うわ…オタッキー……」
「ううん、別に保存用とプレイ用と布教用に3本ずつ買うわけじゃないからオタッキーじゃないよ(゚∀゚)」
「……」
「FF6はねえ、SF版だと3つしかデータ作れないから、何本も買う人だっているんだよ。だからママなんか全然オタッキーじゃないよ(゚∀゚)」

……娘に笑われた。

娘よ、途中で放り出さないで、ちゃんと最後まで遊ぶんだよ……

リッツとのエンゲージは燃えるからね。

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2008年6月19日 (木)

エラーに負けずお宝公開2!

昨日の続き。

実家から出てきた懐かしいアイテム。ことに、ずっと部屋に飾っていたサイン色紙に勘当してしまった。一枚は、漫画家の水島新司先生と、女優の水原ゆう紀さんのW色紙。

そしてもう一枚が「超電磁マシーンボルテスⅤ」の主人公「剛健一」役の白石幸長さんのサイン色紙である。

Shiraishi 古谷徹、三ツ矢雄二を育てた長浜忠夫監督の元でデビューした白石さんだが、この健一役のあとはダイモスなど長浜作品にほんの少し出ただけで、ほとんど引退。ゲーム・スーパーロボット対戦で健一役をやるくらいで、あまり声優として活動されていない。この方ののサイン色紙は、それほど多くないのではないだろうか。
また、wikiを見ると旧芸名が「白石ゆきなが」とのことだが、この色紙では「幸長」と書かれている。

どちらの色紙も、部屋に長く飾っていた物で、穴は開いてるし薄汚れて茶色いし、と、到底価値などあるものではないが、私の子供の頃の思い出自慢と、もしもこれらのことを研究されている方などの目にでも留まれば幸いである。

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2008年6月18日 (水)

エラーに負けずお宝公開!

父の日のために、私の父にプレゼントを持っていった。ついでに娘は、実の父のことなど完全に忘れ、同じく私の父にプレゼントの餃子を持って行った。「じじの日」らしい。

で、久しぶりに実家に行くと、父が「おまえの昔のものが出てきたんだが、要るか?」という。

大事な物が捨てられてはかなわないので見てみた。わあ、10代に描いた絵とか、好きだったアーティストのポスターとかが出てきた。懐かしい。痛んではいるが捨てるのは忍びなく、いくつか選んでまとめて丸めた。

「ああああっ、これ、探してた!」

出てきたのは2枚の色紙。10代の頃、部屋に貼っていた自慢のサイン色紙だ。
Mizuhara 「野球狂の詩」
水島新司先生と、女優の水原ゆう紀さんのWサイン色紙。
たしか同じ名前だか、むしろ漫画から芸名をつけたかで、たしか何かで勇気役をやった…と思った水原ゆう紀さんだが、今調べても全然その情報がひっかからない。これは、両方にとって黒歴史なのだろうか。
でもたしかに、銀座で水島新司先生と、水原ゆう紀さんが「野球狂の詩」のイベントに出て、サイン会を行ったのである。握手をしてくださった水島先生は、似顔絵のままのお姿で、水原さんはほっそりとした美人であったのを子供心に覚えている。

もう一枚もレア中のレアだ。

…けれど、どうも2枚画像をアップするとエラーが出てしまうので続きは後ほど…

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2008年6月17日 (火)

宮崎勤に死刑執行

あの宮崎勤の刑が執行された。

今日は私にとっても、ひとつの「区切り」になる日になった。

宮崎勤という人間が、自分とさほど変わらないのではないかと思ったことから、いろいろ運命が変わったからだ。

どこで分岐したのだろう? 何が、決定的に自分と違うのだろう?

そんなことを考えてかれこれ20年。

宙ぶらりんのまま、だらだらと刑務所にいるのかとも思われたが、鳩山さんは実に決断が早い。

自分という人間の、ひとつの分身がバッドエンディングを迎えた。

漫画や小説の世界ではなく、現実の命をもてあそんだのだから、当然の結果である。

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ココログが書き込めない~~

ここ一ヶ月くらい調子が悪かったけれど、ついに朝でもカテゴリや画像のアップができなくなってしまったorz

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2008年6月15日 (日)

父の日~父親にはなれない私~

いつも金曜日に家に帰る娘が、夜中になっても帰らなかった。実家の親も心配して、電話でどうしたんだろうと話していたら、10時半くらいになってようやく帰ったという。

「なんか、明日学校が早いとかいうし、もう遅いから今日はここで寝かすわ。夕方、そっちへ行くって」

と母親から電話が入った。はあ、夕食が無駄になったが、無事でよかった。

翌土曜日は、朝から東北の地震で大騒ぎ。テレビに釘付けになっていたが、保育園で怪我をしたとか、どこかの中学校らしい校庭で、生徒たちが大勢避難している様子が見られて「あれ、今日は土曜なのに…?」と不思議に思った。「あ、そうか、父の日か」そう、父の日直前の6月第3土曜日は、幼稚園や学校などで参観日になることが多いのだ。普段会社のお父さん、お母さんもこの日は授業が見られるのだ。

あれ……中学って、もうそういうの、無かったっけ…

そんな疑問がよぎったが、息子を起こしてバイトに行かせることと、テレビに映し出される大きく崩れた山の画像に夢中で一日を過ごした。

娘は、夕方遅くなって帰ってきた。今日はとんかつ用のロース肉を使う。「とんかつがいい?ソテー?」「ソテー!」うちの子は二人ともなぜかとんかつよりソテーを好む。ラクでいいけど。

ポークソテーを食べながら、娘が学校の話をし始めた。楽しそうであり、イヤなこともあり、娘の中学ライフを想像しながら聞いた。そこでさらっと、娘が言う。

「で、今日参観日だったんだけど」

は?  はあああああぁぁぁ?

「き、聞いてないよっ」

私は青ざめた。あ~~唯一の娘の中学ライフを生で見られる日が…すると、娘はにんまり笑って言うのである。

「言ってないもん。ああ、ママのその顔、最高」

ひどい……

まあ、父親参観日って、これまでいい思い出もないか。

母の日には、母に印伝のめがね入れを贈ったので、父にも印伝のめがね入れを贈った。

我が家の本パパは……その存在を忘れられている。

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2008年6月14日 (土)

夫に何年ぶりかで電話した

朝の大きな、長い揺れに驚いた。

テレビでは、東北で大きな地震があったと伝えている。

って、夫の実家が震度6+の地域ではないか。

安否が心配になったが、こういうときに無闇に電話をかけるものではない。ここは夫に連絡をとり、夫に連絡とらせたほうがよいだろう。

いつもはメールでやりとりしているが、土日は夕方まで平気で寝ているし、夜中に震度4くらいの地震があってもまったく目覚めない夫のことだ。それでは連絡がつくのが夕方になる。

……携帯に電話するか……

気が重いけど。

長い長いコールのあとに、ようやく電話に出た。おはよう、岩手で震度6!と、すぐに用件を話すと夫は寝ぼけた声で「はい、…はい?」と反応してる。

妻の声を忘れたか。

たしかに電話で話すのは何年ぶりだろうか。存在も忘れられていそうだし。

とにかく用件を手短に言って切った。

そのあとメールでやりとり。電話は昼過ぎまで通じず、とりあえずメールを送り、その返信で無事を確認したらしい。良かった。

何かお見舞いを贈らなくては…

眠る息子にも、何度も声をかけたが、昼ごろのそのそ起きてきた息子は、案の定何も聞いていなかった。ああ、この呑気さ、パパそっくり。

さすがに驚いておばあちゃんたちを案じ、テレビの報道に釘付けになっていた。

ついでにメモ。

息子が半そでのポロシャツを着ようとしていた。

なんとなく見ていると首のところから左腕を出し、頭を右袖に突っ込んでいる。

すぐに着替えなおし始めたが

「あら~…今の録画しておけばよかったわ~ 何かあったときに見せてやるんだけどなあ」と私が声をかけると、顔を真っ赤にし、笑いながら顔を出した。

今度暴れたときに、ネタにしてやる。

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2008年6月13日 (金)

ストレスやコンプレックスの無い人間なんていないよね~FFTA~

FFTAがとても楽しい。こんなにおもしろかったっけかと思う。きっと前にプレイしたときは、「FFT」っぽさを期待していたせいもあったのだろう。おもちゃ箱の中のようなイヴァリースに、少し拍子抜けしていたのだ。

イヴァリースって、何だろうと思う。

FFTやFF12で描かれるイヴァリースは生々しい歴史物語の世界だ。歴史の大きな渦の中で、主人公はとても小さな存在。

しかしFFTAシリーズでは、主人公の少年たちの理想の世界、子どもだけが迷い込める夢の世界だ。

FFTAでは、主人公マーシュをはじめ、ミュート、リッツ、ドネッドの4人の子どもたちが無意識に創り出した(正確には現実世界を変えてしまった)イヴァリースが描かれる。家庭や身体に問題を抱え、コンプレックスを抱える子どもたちの理想を微妙に反映した世界が、この「イヴァリース」なのだ。

主軸は、ミュートである。気が弱くぬいぐるみを手放せないような甘えん坊で、ママを亡くし、パパは酒びたり。学校ではいじめっ子たちの標的になっている。そんな彼の理想の世界はパパが正義の「ジャッジマスター」として活躍し、美しいママは女王として健在で、自分は何でも思い通りになる王子様、という世界だ。辛い現実を、自分だけの王国に変えてしまったのだ。ついでに、自分をいじめるいじめっ子たちは、この世界では惨めなゾンビになっている。快哉w。

リッツは気の強い美少女だが、生まれつき髪が真っ白というコンプレックスを抱えている。しかしそれ以上に辛いのが、母親との関係のようだ。彼女の母親はリッツを哀れに思いながら毎月髪を染めてやっている。それがむしろ、辛いのだという。そんな彼女がイヴァリースで得たものは、白い髪が美しいヴィエラ族の仲間たちと、腕ひとつで冒険する世界だ。「女のくせに」「ババア」なんてバカにするやつなどここにはいない!

マーシュの弟・ドネッドは、体が弱く学校にもほとんど行けない子どもだ。いつも車椅子で、病院で過ごすことのほうが多い。それが原因かどうかは知らないが両親が別れ、母、兄とともに雪深い街「イヴァリース」に来た。兄をはじめ、元気に走り回れる子どもをうらやみ、本やゲームでしか満たされない毎日を過ごしている。変化したイヴァリース国では、自分は自由に歩き回ることができる。そのため、世界を元に戻そうとしている兄を恨み、妨害する。

主人公・マーシュはただ一人、この世界を元に戻そうとしている少年だ。運動音痴で気弱な転校生が、ここでは金も力も思いのまま。仲間もできて冒険も楽しい。

けれど、これは「いつか醒めなくてはいけない夢だ」とわかっている。

彼にだっていろいろなコンプレックスはあるけれど、「お兄ちゃん」であり、我慢を強いられることで少し成長しているのだろう。

時々FFシリーズって、なんて商売下手なんだろうと思う。

なんとなく「現実から目をそむけないで。傷つくことを恐れないで。いつまでもゲームばっかりしてちゃダメだよ!」とメッセージが送られているようでちょっと驚く。FFシリーズで一番売れたFF8も、思いっきりそんな感じだった。あのエンディングは、本当に考えさせられた。

私にとってもゲームの世界は居心地よく、できることなら一生でも引きこもってゲーム世界で生きていきたいくらいではあるが、こういう作品で我に返る。ゲーム業界も利潤を追求しなくちゃいけないのでいろいろ大変であろうが、こういう熱いクリエイター魂に触れることが多いのも魅力である。

FFTAは、童心に返って子供の頃の恨みつらみを解消できる場であり、マーシュと同じ寂しさを埋める場であり、我が家で王様状態になろうとしている子どもたちを戒めるヒントをもらう場だ。今、あの子どもたちと同じようにいろいろな悩みを持つ子どもたちにも、いい物語だと思う。

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2008年6月11日 (水)

リアルごくせんクラスを心配してみたリアルゲーム脳の私

息子が定期テストの最中につぶやいた。

「俺、電気工学の試験、満点だって……」

おお、さすが我が息子。数学や物理など、いわゆる理系にはとても強い子だと思っていたが、こういう方向でも才能を発揮したか。

一応、整理してみるが、うちの息子はアスペルガーかもしれない子である。それも先祖代々の由緒正しいアスペルガーの疑いがある。少なくとも私の父方の家系の男性はみなどこか「個性的」で、知能は割りと高く、社会的に成功する人も多いが、奥さんを包丁振り回して追いかける、くらいは普通だったりする。そして私の知るその家系の男性のほとんどの死因が、「自殺」である。

私は自分が男の子を産むのをどこかで恐れていた。が、神様はそんな私に試練を与えるかのように、この息子をお与えになった。

息子は小さな頃から「典型」な子で、非常に個性的であった。「ものすごく頭が良い」という評価がある一方で、「この子は要注意」とも影で言われたし、数々の不登校児を輩出した先生には「この子は日本の公立学校はムリです。海外に行かせなさい」と、なんだかすっごいお墨付きもいただいた。

秋葉原の例の事件で、犯人の両親が謝罪会見をした。ご同情申し上げる。すでに成人した子の犯したこととはいえ、これだけの事件では居場所が無いだろう。私は酒鬼薔薇の親にもどこか同情的だ。「まるで他人事のように、自分たちには非が無いように手記を書いている!」と叩かれるのを目にするが、それはそういう素因を持つ人間を見たことが無い人の発想だと思う。

そういう人間も、いるのである。

私の弟が自殺したとき、母は「…まだ、人を殺さないで逝ってくれてよかった」とつぶやいた。当時も宮崎某などの事件があり、いつ自分の息子がそうなるかと、恐れていたことから、ようやく解放されたのだった。

念のため書くが、母は死んだ弟を本当に愛しており、いろいろと手を尽くしていた。今でも「あれほど優しく、才能のある子はいない」と言う。この弟の場合、学校のお勉強はきわめて遅れていたが、絵や造型の才能は少し光る物があったのだ。

私の息子は、すばらしい可能性を秘めた爆弾のような子だ。

今回の学力テストの中でも、いろいろと習ってもいない「公式」を自分で発見しながら解いたというのだ。数学者などの道に行かせられれば、きっと能力を発揮できるだろう。この才能は、思いっきり誇りたい。どんなに親ばかと笑われてもかまわない。

しかし一方で、危険性もいっぱいだ。現に家の壁という壁、ドアというドアは壊されているし、電気製品などもやられている。私も何度か病院送りだ。

正義感も非常に強いが一方で「隋道を自転車降りずに下るやつって、殺してもよくね?」などと、独自の「正義感」も振りかざす。自分の中で「これは正しい」と思えば何でもできる。そういう子である。

中世の文章などを読むと、子供の頃、小さな盗みを働いた子どもを勘当し、追い出したところその子が極悪人になった、一族郎党罪に問われるところを親が「この子はとうに勘当し、縁を切っている」と釈明したおかげで一族郎党は助かった、賢い親である、なんていう逸話があった。しかし現代の日本では「勘当」など許されない。どんな資質の子でも子は一生自分の子だし、あんな親のせいでとかなんとか言っても、親は未来永劫、自分の親だ。

一部報道で、この犯人の母親が「酒鬼薔薇と同じ年」と、この犯人=息子を恐れていたといわれているが、同情する一方で「だからって、逃げていちゃダメでしょう…」とも思った。自分の子が、イヤになるくらい猟奇的な人間像に近くたって、親は子どもから逃げちゃダメだ。親が逃げたら、子どもは道を見失う。うちの場合、まさに親の世代と同じように、夫が逃げてしまった。母親と同じ苦しみ、こんな形でカメラの前に出ざるを得なかった人の苦しみを味わいたくないから、私は息子と真剣に向かい合う。

「…今回の電気工学の試験、平均12点だって…

はああああああ?一応満点の子がいるのに、こんな少ない人数で、平均12点って…

「あんた、友達に教えてあげないと…」

「……教えたいけど、これは教えてわかるものではないらしい」

……息子も心配だが、よそさまの子も、なんだか心配だ。

秋葉原の犯人が使った凶器について、いろいろオモシロイ報道がされていたようだ。

武器として考えられる刃物を複数持って繁華街に行くのが異常だとは私も思うが、

「犯人が使用した『ダガー』はドラクエなどにも出ており…」

などというのには、ドラクエやったことのない私も苦笑するしかなかった。

この記者、「テレビゲーム」を叩きたいけど全然「テレビゲーム」の知識はありません、というところだろう。仕方ない、テレビゲーム暦10年以上のPTAの私が教えてあげましょう。

「ダガー」といえば、FFです!

それは、髪の毛を切る道具です!

由緒正しい「ゲーム脳」は、そう考えます!

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2008年6月10日 (火)

こういう事件があると

ブログには「検索ワード」を調べる機能がついていて、どういう検索ワードで自分の日記に人が迷い込んでいらしたのかわかる。

で、ああいう事件があると決まって「アスペルガー」「犯罪」「予備軍」という検索ワードが増えてくる。

秋葉原の事件は、犯人は成人だけど25歳と若く、たしかに「よくあるパターン」だ。勉強ができる優等生だがキレやすく、二次元の世界を好み、成長するにつれて社会と不適合になり、爆発……この男がアスペかどうかは知らないが、あまりにも「典型」なんでイヤになる。

「別にアスペルガーが犯罪者予備軍ではない。普通の人だってたくさん犯罪を起こすけど、アスペルガーの人が問題を起こすとやたら目立つから」

と、関連NPOをつくりたい人とも意見が一致した。今、不登校やひきこもりなどで悩んでいる人でそういう傾向の人がいたとしても、子供の頃優等生だっただけに自分が知的障害だなんていうのが受け入れがたい。「アスペ=犯罪者、異常者」というようなイメージがあるとさらに周囲の偏見も気になる。本人も家族も、それでさらに苦しんでしまうというのが実態だそうだ。

「頭がいいんじゃないの、ただ本や図鑑を覚えられるだけ!」

と言われると私もずきっときてしまうが、小さな神童なんてそういうものだと思って育児にかかり、その子にあわせて指導したほうが、結局いい結果になるんだと思う。

このところ、ココログの調子がものすごく悪い。

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2008年6月 9日 (月)

街の中で「息子」を見た

仕事で街を歩いていたら、なにやら怒号が聞こえてきた。

見ると、老人夫妻と若い男が怒鳴りあっている。

通り過ぎた一瞬のことなので推測に過ぎないが、こういうやりとりをしていたようだ。

エスカレーターに乗っていた老人を追い越そうとして若者がぶつかり、老男性が「気をつけろ!」と怒鳴った。若者は「はあ?エスカレーターは左によけるもんだろうが!邪魔なんだよ!」と応戦。
老婦人も「そんなこと言ったって、体の不自由な年寄りなのよ! どけられるわけないでしょう!」と負けていない。

3人はしばらくにらみ合っていたが、若い男は「うっせっ!ふざけんじゃねえよ、ぶぁーか!」

と捨て台詞を残してきびすを返した。

あらあ。

息子がキレ、私がやり返し、の応酬のあと、息子もそっくり同じ言葉を吐いて行く。音程から口調までまったく同じだ。

一応年齢も、見た目も趣味なんかも絶対違いそうな、この若者と息子だが、なんでこんなに同じ言葉を使うのだろう。

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2008年6月 8日 (日)

今日は楽しい日記を書く気がしない

秋葉原で恐ろしい事件があって、言葉を失っている。

とりあえず、息子も娘も家にいて、それだけは神様に感謝しなくてはいけないと思う。

息子の学校の歴史の先生だが、黒板に

「アリー マントワネット」と書くそうだ。

ありえねー誰だよそれーと嘆く息子に

「落ち着け。よくみたら

アリー マソトクネット ということはないか?」

と慰めた。

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2008年6月 6日 (金)

がむしゃらに「営業」した日~ある毛虫の悲劇~

多くの業種が、そうだと思うけど。

わが社の経営、本当に厳しくなってきた。今日は営業陣一丸となり、エリアとテーマを決めて集中的にまわることになった。

ただそれだけでは、逆効果になるんじゃないか……と思ったので、昨日企画書を提案して帰った。これまで、わが社ではこういうことはやったことがなかったのだが、朝、GOが出ていた。急いで印刷して、みんなで出発。

はあ、あかん。

どこもとりつくしまがない。私が担当したところはダメ元のところなんで、まあ仕方が無いかもしれないけれど。でも、何の成果も無くは、帰れない。

午前だけで、通常「1日にこれくらいはまわれ」と言われる営業先の倍、飛び込んでみた。しかしほとんどまともに話もできないまま、とりあえず一次休止。座って資料をチェックし、対策を考える。

「今、何時だろう」

ふと携帯を見ようとして、気づいた。

バッグに、小さな毛虫がいる。

Kemushi_3 今日回ったところは、街中である。思い当たるとしたら、角の植え込みに接触したくらいか。

毛虫はうろうろと私のバッグの上をのたうっていたが、

「ごめん。元の場所に返す時間は無いわ」

私はそれを手に取り、別の植え込みの木に放した。

それが、このコの食草であるかどうかはわからない。

幹には、大きなアリが、せっせと行列を作っていた。

どういう運命が待ち受けているかなんて、わからない。でもきっと、屋内で払いのけられたり、つぶされるよりはマシ。

生きるチャンスがあれば、生きなさいよ。……ダメでも、ただの「燃えるごみ」でなく、何かの命の糧になって。

夕方、自分で呼びかけてミーティングをした。私の戦果はゼロ。……ちょっと違う方向で(ずばり、スカウトされましたw)成果はあったけれど、今会社が一番ほしい成果は得られなかった。

しかし、なんということだろう。私の企画で他の人たちの空気が変わった。今まで誰が行ってもダメだったところがその企画に乗ってくれたとか、そうでなくても興味を持ってくれたとか。

何より、「無理。ダメ。来年?ボクはいませんからwwww」と、すっかり投げやりになっていた後輩が、この企画にすごくやる気になった。

あ、よかった。なんか、やった甲斐がある。

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2008年6月 5日 (木)

息子のクラスはリアル「ごくせん」+α

最近、超人気ドラマ「ごくせん」に難癖つける人のことが話題になったが、笑止千万。

ほとんどの、まともな知性と良識を持った人なら、この良質なフィクションを普通に楽しんでいるだろう。これを見て、本物の極道やら不良やらにあこがれるような子どもは、どうあったってそういう世界に飛び込むだろう。親の良識、本人の理解力、そういうものが不足している人は、漫画だろうがドラマだろうが、フィクションを楽しむ資格が無い。

さて、我が息子は今、「ごくせん」のようなクラスにいる。

野郎ばかりのクラス。茶髪やピアスなど服装の乱れた生徒もいくらか見られる。「委員長」は、ちょい不良系イケメンで、実は頭がよく統率力もあるが、汚い大人は大嫌いだ。体重100キロの、デブキャラまでご丁寧に揃っている。落書きだらけではないが、教室には美少女の首をつけたモビルスーツなんかが並んでいる。ほぼ息子の犯行だ。男臭い教室は、ドラマそのものだった。

「はみだしもの」を受け入れる学校。それは、私の時代なら、まず授業についていけない「落ちこぼれ」で、「不良」と相場が決まっていた。高校進学は、偏差値でほぼ振り分けられていたので、おのおのの学力が粒ぞろいになることになった。

しかし今「はみだしもの」の学力はさまざまだ。息子の学校は、息子と同じように「不登校」だった子が多いが、学力がないから不登校になるというわけでもなく、怠け者だから不登校になるというわけでもない。中には、怠惰で知能やモラルの低い子もいるようだが、ほとんどは人一倍まじめで心優しいからこそ、学校に行けなくなってしまったという事情もあるようだ。学力は、息子と「委員長」がぬきんでている。私は、息子の学力でなんとか「上」と言われる学校に進み、アスペなりに彼に向いた職業に進んでくれればと教育ママ的期待をしていて、「こういうところに入って浮かないだろうか、生きづらくはないだろうか」と心配していたが、息子は「今の俺のクラス最強!」と胸を張る。

息子いわく、不良系のやつ、オタク系のやつなどはみだしものばかりだけど、たとえば仲間の身体的欠陥を本気で嘲笑するようなやつなんかは一人しかいない、という。

みんな根は真面目で普通に向学心はあるし、本当に問題がある人間しかハブらないという。とてもよくまとまっていて、先生に反抗する(前述したが、一部の先生側の学力にも問題があるらしい)こともあるが、素直な良い子ばかりだ。

「他の学年だと、金を盗まれたり脅されたりとかいうことがあったらしいけど。俺の学年は全然ないらしい」

ふーーーーーーーーーーーーーーん

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息子がミルクケーキをくれた~ちんちんだー封印~

壷、まだまだ微妙な感じ。朝も夕も、「これでOK!」「だめじゃん」で結構疲れた。

「疲れた~~~」と、息子がバイトから帰ってきた。ああ、私もいろいろ疲れたよ。

「これ食う?」息子が差し出した白い小さな板。おお、「ミルクケーキ」か。懐かしい。

「これ懐かしいよな。あんたが公園でくれたの」

さすが記憶力は異常にいい我が息子。息子の最古の記憶がいったいいつのものかわからないくらいだ。私は息子の最古の記憶を1歳10ヶ月くらいかと思っていたが、最近息子が「いや、その記憶はこんな感じで」と言い出した。とすると、1歳になるかならぬかではないか。ああ、うちの子天才!というテーマでいつまでも何か書いていたい。

「ああ、懐かしい、おいしい。あんたはあの頃こーんなにちいちゃくて、可愛かったのに」

一応、ぴしゃりと言ってみる。ちいちゃくて可愛くて賢かった息子。すねると小さなこぶしでぽかぽか叩いてきたっけ。あの頃も、「ちょっとこの子は…」と思うところがあったけど、今現実に、私よりも大きく、たくましい体で、同じように思いっきり力をぶつけてくる。ちょっと、そのスネ毛はなあに。ママ、何度病院に行ったらいいの。

「よかった、今日のブログのテーマが決まったわ」

ぽりぽり食べながら言った。私が毎日、こんな…な息子でも、どこか良いところがあると思って、長所ばかり探していることを。小学校でも、子どもの長所と短所を書いてくださいという書類で、どちらもびっしりと書いた。こんなにも、ちょっとおかしな息子に入れ込んでるために、比較的まともな娘がずっと我慢し続けて、今ちょっと爆発させているくらいだ。

「…いや、そんな、無いものを探しても」

息子はちょっと固まって答えた。ちょっと前にお金を盗んだの蹴飛ばしたのをやらかしたばかりだ。母がそんな、自分の長所を何時間でもしゃべり倒してやるぜというのに、引いたようだ。

「もしも何も見つけられなかったら、『言うこと無いからちんちんだ~♪』と、歌ってやる」

息子の顔がほころんだ。それは息子が大好きだという歌い手のまりおさんのネタだ。よくわからないが、息子が言うには「小島よしおをもっとかっこよくしたようなルックスなんだぜ」……それは、…ほめているのか?

息子、超ご機嫌でまりおさんのその歌を高らかに歌い始めた。よくはわからないけど、さわやかなデュエット曲を、歌詞を忘れたのか何なのか知らないけれど「言うこと無いからちんちんだ~ちんちんだ~」と歌うのだ。

……なんだかまた「ママ大好き」なオーラを感じるが、とにかく疲れる。頼むから、歌うな。それ以上に、ママにそんなの、歌わすな!

とにかくいろいろ……いろいろあって、仕事はおもしろくも大変。FFTAとミドリフグに、現実逃避。

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2008年6月 3日 (火)

壷クラッシュで尻を蹴られた

昨夜帰宅すると、息子がキレていた。

ネットが使えないという。

「壷が起動すると、エラーが出て強制終了しちゃうんだよ。すると、IEがまるで使えない」

息子がいろいろ出来る範囲で調べると、

ネットには接続できている。しかしIEは動かず、今IE以外のブラウザを入れていない我がパソコンはネットを閲覧することができないということだ。

前にウイルスバスターでクラッシュされたとき、これまでネットに使ったことが無いノートパソコンをつなげて原因を探り、早々に解決できた。しかし、そのパソコンは息子が学校に拉致していて、先生も「早く持って帰って」とおっしゃるのにまるで返還されない。だから早く持って帰れと~~~~

壷、というのは、巨大掲示板2ちゃんねるを快適に閲覧するための専用ブラウザ、略して専ブラ、略をはずすと専務のブラジャーというものだ。どうやらこれに問題がありそうだ……とは私もわかった。

「アンインストールしていい?」

了解した。しかし、アンインストールしてみても(されてないようだったが)、復元してみても、改善されない。

テスト期間中、ただでさえキレやすくなる息子はイライラを募らせ、怒りを私と、じーちゃんばーちゃんの旅行で我が家に来て、ネットで遊び放題の娘にぶつけ始めた。

最初はネチネチと「あんたらはさんざんパソコンで遊んで、ようやくテスト期間で俺が使えると思ったのに、こういうことかよ」とぶつぶつ言い出し、ご飯も食べずにふて寝した。おかげで朝早くさわやかに目覚めたが、ニコニコ動画のお目覚めソングもないせいか、イライラ愚痴愚痴、言ってもしょうがないことをお経のように唱え始めた。知らんがな。

息子と娘は何かにつけていらだち、急に怒り出す世代。たいていその矛先は母親だ。甘えやすい相手だから素直に感情をぶつけられるのだろう。自分も覚えがあるが、一方で怒りに対して鈍くなる年なので、な~~んでそんなにイラつくの~~~イライラしても損するだけなのに~~~~と、のったりする。それがますます子どものイライラを募らせるのだろう。「テメエみたいな大人にはなりたくない!」はいはい、ティーンの常套句。いろんなものが気にならなくなるのは、本物のストレスにさらされて生きていく大人の処世術よ~~

柳に雪折れなし、でくねくねかわす私にいらいらした息子。

私が歯を磨いて身支度しているときに、ピン!とくるものがあった。元祖ニュータイプ世代をなめるなよ。そっと部屋に行ってみると、息子が私のバッグをまさぐっていた。

最近私は財布に万札を入れず、ほかのところに隠してきた。それが、先月下旬から持っていかれるようになってしまっていた。息子はまさに、そこをまさぐっていたのだ。

「何やってるの」

「い、いやちょっと、携帯借りようと思って」

「携帯はそこじゃないのは誰でもわかる。携帯だって、勝手にいじるものではない。あんた、気づかないと思っているの? 先週金曜夕方、私は2万円おろした。金曜夜も土曜も買い物していないのに、日曜には1万しかなかった。おかげで娘のジャージ買うのにお金が足りなかった! その前は、9000円入ってたのに次の日7000円しかなかった!」

1万消えたとき、息子は夜中ネットをやっていて、夜4時くらいになぞの外出をした。まったく帰らず、パソコンをつけっぱなしだったので誰かとチャットでもしていたかと心配して見てみると、5000円近くする武装神起のフィギュアをお買い上げのようだった。

息子は朝6時頃帰宅。あれこれと言い訳をしていたが、私は「うちの息子に限って」的に軽くだまされるような親ではない。息子には多くの長所があり、いくらでも親バカ的に自慢する自信があるが、こいつは平気でうそがつける、いくらでも言い訳を考えられる人間だということを、私は誰よりも理解している。

朝急いで出かけなくてはならなくなったとき、息子はぎゃんぎゃん叫びながら毎度おなじみの壁壊しを行い、かまわず身支度して出ようとすると、熱帯魚の水換え用に使っているバケツをぶん投げ、破壊した。ガスコンロにぶつけられたそれは大破し、フライパンに破片が飛び散る。

「あーっ!」

高いものではないとはいえ、もしも水質が急変しちゃうようなことがあれば、フグなどには命綱になるものだ。思わずにらむと、息子は私の右尻にキックをかました。刺すような痛みを感じ、思わず倒れこんだが、かまわず台風の雨が降るドアの外に出る。

涙目で、右足を引きずるようにして。

涙は、乾かさなくてはならない。この仕事は、笑顔でこなさなくてはならない。

なかなか乾かないのは、湿度のせいだろう。

☆  ☆  ☆

今日町を歩いていて見つけた。

昔ながらのお寿司や料理のお店。一度行ったことがあるが、なかなかおいしかった。

しかし、そのランチサービスのご案内が

Photo

なぜ、「ラ」をカタカナにして、「んち」をひらがなにする???????

おいしい穴子丼、ちらし丼、天丼が、食べる前から消化されているではないか!

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2008年6月 1日 (日)

娘の話に動揺したりいろいろなものを見失ったりした週末

FFTAを100時間くらいやったところで、1からやり直すことにした。
どうやら、必要なクエストアイテムを間違えて捨ててしまったようで。これまでもクリアはしたものの、クエスト全クリはやっていなかったので、クエスト200以上やってはいたが、むしろやり直したほうがと。この間のクラン名は「バッフクラン」で、今度は「ニコニコクラン」。「青魔法」や「生け捕る」もコンプして、レアアイテムもゲットしたい~!と

…てな話で延々現実逃避した話をしたい。

会社でのこともいろいろあったが、家庭のこともいろいろある。

息子が暴れたり、真夜中に家を出たり…も心配だけど

娘が、ごく近しい血縁の男性に「お小遣いあげるから服を脱げ」と言われた

というのにはかなり…orz

ついでに、娘と息子はよく抱き合ったりしている。これも心配だ。

☆  ☆

脱力しながら倒れるように床に就いた。

いろいろな夢を見た。

花が咲き乱れ、多くの人が楽しそうに遊んでいる道を歩いて、なぜか湾を高台から見下ろすところに出た。絶景だ。小さな岩島があって、そこは何か海鳥の繁殖地になっているようで、いっせいに白い翼を広げて飛び立った。美しい。

見ると、イカが空を飛んでいる。

トビウオの飛行とはずいぶん違う。あっちへこっちへ、方向を転換しながら見事に飛びままわり、上昇気流に押されるように上ってきて、目の前に落ちた。

車が走る中、思わずイカを捕まえた。ああ、デジカメをおいてきた。元の道を戻らなきゃ。

周囲のたくさんの人が、「写真撮らせてください」と取り囲む。あ~撮影して、データ私にもくださいよ、と頼みながら、私はイカの感触と変化に興奮していた。

イカは捕らえられた衝撃で大きく膨らんでいた。痛い。イカが、私の手に食いついている。

食われている。

私は、食われている。

けれど私は笑っている。

そんな、夢だった。

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