« こういう事件があると | トップページ | ストレスやコンプレックスの無い人間なんていないよね~FFTA~ »

2008年6月11日 (水)

リアルごくせんクラスを心配してみたリアルゲーム脳の私

息子が定期テストの最中につぶやいた。

「俺、電気工学の試験、満点だって……」

おお、さすが我が息子。数学や物理など、いわゆる理系にはとても強い子だと思っていたが、こういう方向でも才能を発揮したか。

一応、整理してみるが、うちの息子はアスペルガーかもしれない子である。それも先祖代々の由緒正しいアスペルガーの疑いがある。少なくとも私の父方の家系の男性はみなどこか「個性的」で、知能は割りと高く、社会的に成功する人も多いが、奥さんを包丁振り回して追いかける、くらいは普通だったりする。そして私の知るその家系の男性のほとんどの死因が、「自殺」である。

私は自分が男の子を産むのをどこかで恐れていた。が、神様はそんな私に試練を与えるかのように、この息子をお与えになった。

息子は小さな頃から「典型」な子で、非常に個性的であった。「ものすごく頭が良い」という評価がある一方で、「この子は要注意」とも影で言われたし、数々の不登校児を輩出した先生には「この子は日本の公立学校はムリです。海外に行かせなさい」と、なんだかすっごいお墨付きもいただいた。

秋葉原の例の事件で、犯人の両親が謝罪会見をした。ご同情申し上げる。すでに成人した子の犯したこととはいえ、これだけの事件では居場所が無いだろう。私は酒鬼薔薇の親にもどこか同情的だ。「まるで他人事のように、自分たちには非が無いように手記を書いている!」と叩かれるのを目にするが、それはそういう素因を持つ人間を見たことが無い人の発想だと思う。

そういう人間も、いるのである。

私の弟が自殺したとき、母は「…まだ、人を殺さないで逝ってくれてよかった」とつぶやいた。当時も宮崎某などの事件があり、いつ自分の息子がそうなるかと、恐れていたことから、ようやく解放されたのだった。

念のため書くが、母は死んだ弟を本当に愛しており、いろいろと手を尽くしていた。今でも「あれほど優しく、才能のある子はいない」と言う。この弟の場合、学校のお勉強はきわめて遅れていたが、絵や造型の才能は少し光る物があったのだ。

私の息子は、すばらしい可能性を秘めた爆弾のような子だ。

今回の学力テストの中でも、いろいろと習ってもいない「公式」を自分で発見しながら解いたというのだ。数学者などの道に行かせられれば、きっと能力を発揮できるだろう。この才能は、思いっきり誇りたい。どんなに親ばかと笑われてもかまわない。

しかし一方で、危険性もいっぱいだ。現に家の壁という壁、ドアというドアは壊されているし、電気製品などもやられている。私も何度か病院送りだ。

正義感も非常に強いが一方で「隋道を自転車降りずに下るやつって、殺してもよくね?」などと、独自の「正義感」も振りかざす。自分の中で「これは正しい」と思えば何でもできる。そういう子である。

中世の文章などを読むと、子供の頃、小さな盗みを働いた子どもを勘当し、追い出したところその子が極悪人になった、一族郎党罪に問われるところを親が「この子はとうに勘当し、縁を切っている」と釈明したおかげで一族郎党は助かった、賢い親である、なんていう逸話があった。しかし現代の日本では「勘当」など許されない。どんな資質の子でも子は一生自分の子だし、あんな親のせいでとかなんとか言っても、親は未来永劫、自分の親だ。

一部報道で、この犯人の母親が「酒鬼薔薇と同じ年」と、この犯人=息子を恐れていたといわれているが、同情する一方で「だからって、逃げていちゃダメでしょう…」とも思った。自分の子が、イヤになるくらい猟奇的な人間像に近くたって、親は子どもから逃げちゃダメだ。親が逃げたら、子どもは道を見失う。うちの場合、まさに親の世代と同じように、夫が逃げてしまった。母親と同じ苦しみ、こんな形でカメラの前に出ざるを得なかった人の苦しみを味わいたくないから、私は息子と真剣に向かい合う。

「…今回の電気工学の試験、平均12点だって…

はああああああ?一応満点の子がいるのに、こんな少ない人数で、平均12点って…

「あんた、友達に教えてあげないと…」

「……教えたいけど、これは教えてわかるものではないらしい」

……息子も心配だが、よそさまの子も、なんだか心配だ。

秋葉原の犯人が使った凶器について、いろいろオモシロイ報道がされていたようだ。

武器として考えられる刃物を複数持って繁華街に行くのが異常だとは私も思うが、

「犯人が使用した『ダガー』はドラクエなどにも出ており…」

などというのには、ドラクエやったことのない私も苦笑するしかなかった。

この記者、「テレビゲーム」を叩きたいけど全然「テレビゲーム」の知識はありません、というところだろう。仕方ない、テレビゲーム暦10年以上のPTAの私が教えてあげましょう。

「ダガー」といえば、FFです!

それは、髪の毛を切る道具です!

由緒正しい「ゲーム脳」は、そう考えます!

|

« こういう事件があると | トップページ | ストレスやコンプレックスの無い人間なんていないよね~FFTA~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« こういう事件があると | トップページ | ストレスやコンプレックスの無い人間なんていないよね~FFTA~ »