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2008年8月31日 (日)

夏休み最後に現実逃避

エスタークは、12ターンで倒した。

「やみのトロフィ」を飾り、名産はくぶつかんはコンプリート。デスじいもご満悦である。

もうやることないかなあ……と思っていたが、「コロ」と「プチ」シリーズ集めに精を出し始めてしまった。

「コロ」と「プチ」とは、可愛い勇者シリーズである。「コロヒーロー」「コロファイター」「コロプリースト」「コロマージ」といった、勇者さまさながらのパーティで、落書きっぽいキュートなグラフィックと、MPがないのに上級呪文を唱えようとする無謀さ、失敗したときのアクションが萌え死に間違いなしのモンスターたちだ。

ただし、どちらのシリーズも出現率は低い。

根気よく出現地域である迷いの森周辺(プチ)やようせいのむら周辺(コロ)を回るしかない。全員そろえるのは結構大変だ。

そしてさらに困難が。正直、激弱のチームなので、ドラゴンがほのおでも吐けば一掃できてしまう。しかし、このアクションの可愛さ弱さを愛でるために、つい「ぼうぎょ」して観察してしまう。

「きゃあああああああああああかわいいいいいいいいいいい!」

隣で娘が嬌声をあげる。ぽてっと転ぶプチマージに「ひいいいい」、アルテマソードをやろうとして黒焦げになり、けふっと息を吐くプチヒーローに「にぎゃあああああああ!」

「貸して! もう、貸して!」

娘が私のDSをひったくり、戦い始める。

今、「プチヒーロー」「プチプリースト」「コロファイター」が仲間になった。あと5体……先は長い……

って、なんで娘がそこでごろごろDSをやっているのだろう?

夏休みは31日まで。もう全然日が無いというのに、自由研究、感想文、ポスターはどうなっているのか?

「自由研究……テーマ変えようかなあ」 は?

「感想文は大丈夫! ネットであらすじ読んだから!」 はああ?

「ポスターも大丈夫。もう構図は考えてあるから!」 今日は30日ですぜ、お嬢さん?

☆  ☆

ニコニコ動画とスクエニが結託して遊んでいるらしい。ドラクエネタのアイコンが出ているのが話題になったが、29日には「ドラクエ5の主人公、結婚相手決まらず」という冗談ニュースまで登場した。いい宣伝である。

第3の花嫁候補に加えて、第4の男が花嫁候補、といううわさも大真面目に読み上げられ、息子はそれで「ドラクエ5買って!」と目を輝かせている。……おまえらそんなにルドマンさんを嫁にしたいかw

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2008年8月30日 (土)

あさきゆめみしがアニメ化ですって

源氏物語1000年記念で、いろいろイベントや展覧会なんかが行われているけれど、

「あさきゆめみし」ノイタミナでアニメ化というニュースに、昨日は驚いた。

大和和紀作品のアニメといえば「はいからさんがとおる!」を思い出すけれど、30年くらい昔のこと、あの美麗な絵とテンポのよいギャグを映像化するのはほとんどムリじゃなかったのか……と振り返る。一ファンの少女であった私は、テレビの前で「全然イメージが違う~~~~」と泣きそうになったものである。今、あの番組は一応人気アニメという扱いらしいが、冬星さんや狼さんが出てくる前に終わった番組が、人気があったとは到底思えない。

しかし、今のアニメの「原作再限度」はすごいからなあ~

乱れる髪の一本一本、衣の一枚一枚、手書きでジェバンニがやってくれました、くらいのびっくりがあるんだろうか…楽しみなような怖いような。

☆  ☆  ☆

いよいよ夏休みも終わりである。

毎日、娘に「宿題はやったの???」と目を吊り上げているが、娘は知らん顔である。

昨日、塾から帰った娘に声をかけると、娘は得意げに答えた。

「レポート用紙を買ってきた!」

………   え ……?

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2008年8月29日 (金)

娘の学力をしみじみ考える

先週娘が、新しく通い始めた塾のテストを受けて落ち込んでいた。

絶対に自信があった教科でさえ「全然わからない問題があるの…」

しかし結果を持って帰って娘は輝きを取り戻した。本当にレベルが高い塾らしく、問題は相当難しかったらしいが、英語・理科・数学の3教科では娘は申し分のない成績であったようである。

得意の英語は、全国にも名がとどろくF高も狙えるレベルらしい。地元で誰もがひれ伏す有名T高も余裕の圏内である。

数学、理科も、「理数系」を自称するだけにまずまずの成績。こないだまで、「あ~優等生は違いますねっ」などとコンプレックスを母や兄にぶつけていたのに、なんだ、十分優等生ではないか! と、まずは褒めてやった。

……しかし…「社会は、どうなのよ…?」娘はぷい、と顔を背ける。「夏期講習に、社会ないし~」………娘は、社会がものすごく苦手である。

ちょっと不思議だと、私の母も言う。「社会なんて覚えれば点が取れるんだから簡単だと思うけど?」…だよなあ…時代が変わり、習うことも出題傾向も変わっているとは思うけど、やっぱり地名や人物名や年表なんかを覚えれば、ある程度は点が取れる教科のはずだ。英語や数学の方が絶対難しいと思う。

テレビゲームにたとえれば、英語や数学は「マリオ」みたいなアクションもの。社会や国語はDQやFFみたいな万人向けRPGじゃないかと思う。リズム感や正確な操作、観察力を要求されるマリオは、出来ない人にはとことんできない。数学や物理は、足し算引き算のようなものはともかく、進めば進むほど、ある種のひらめきがある人だけにしかわかりえないような気がする……

「そんなわけないじゃん、マリオなんか誰でもできるぜ?」

息子が私の説に反論した。……シューティングやアクションゲームが小さい頃から異常に得意で、数学も物理も大好きで、アスペルガーといわれるあんたに言われたくないw

息子は昔いとこの家に行って、初めてファミコンのマリオをやった。「ゲームは1日1時間」を厳守していたその家では、プレイステーションが全盛の時代でもファミコンのマリオを4人の子どもが遊んでいて、クリアどころかほんの序盤をちょっとずつ遊ぶのがせいぜいだったのだ。毎日遊んでいるいとこたちは、何度やっても序盤のボスを倒せず、先に進めない。…そりゃあ、1日1時間だし……

息子に、コントローラが回ってきた。…すると息子は初見で、あっという間にボスを倒し、その家の未知のステージまで進んでしまった。

なんか息子の脳みそはどこか違うんだなあ……と、認めざるを得なかった。

小さな頃からこういうゲームと、物理の話は得意だけれど、たとえばお風呂のお湯を止める、なんていうことができなくてパニックを起こしたりするのだし。

って、息子の話は今はいい。

DQやFFは、「あきらめなければクリアできる」ものがほとんどだ。どこかで行き詰ったとしても、攻略情報を聞けば絶対に先に進めるし、どんなにトロい人でも、雑魚をちまちま倒してレベルをあげていけば、ボスキャラを倒してエンディングが見られる。……FF2とか8とかはちょっと変わっているので、それでは永遠にクリアできなかったりするけれど、初心者にもやさしいFF7や10なら、あきらめなければ絶対にクリアはできると私が保証する。

……しかしよく考えたら、娘はその、FF7と10の両方とも、途中で挫折しているではないか。

10なんか、たしか当時わずか4歳だったと思うが、何も考えずにゲームを始めて、私とおにいちゃんが目を放した隙に軽く「はぐれオチュー」を倒していた。

「はぐれオチュー」は、序盤に出てくる凶悪モンスターで、別に倒さなくても先に進める。というか、主人公がオチューのところに行こうとすると、そこにいた人々が止めてくれるはずだ。迂回しろ、と。

まあ、まったく歯が立たないというほどではないのだが、超序盤に会うには少々手ごわい相手。しかし娘は現地の人々の話をまったく聞かず、ほいほい森の中を進み、巨大で醜悪なそれをほよっと倒してしまったのだ。

けど、彼女はエンディングを自力で見ていない。FF7だって、何度かトライしてみたが、やっぱり途中で放り出してしまう。

要するに、飽きっぽいんではないか? 根気がないんではないか?

FF12を200時間もやったぜぇ! とかはぐれメタルを999匹倒したぜぇ!とかいうのも困るが、ひとつのことをこつこつとやり遂げられないというのはいかがなものか?娘が作って、最後までいけなかったゲームデータは、いったいいくつあるのだろう。

「まずは、興味を持ちなさいよ。年表とか地図とか、そりゃあ呪文か何かのようにみえるでしょうけど」
「ああ、あれは呪文でしょ?全然覚えられない」
……やっぱり、娘は「興味が無いからわからない」のだとわかった。

しかし、私だってかつてはそうだった。小さな頃から賢い賢いといわれてきたが、それは「可愛い」と褒めようがなくてそういわれていただけで、小学校高学年で、担任の先生が授業をほとんどやらなくなってしまってからは「興味の無い」分野がどんどん劣っていった。中学に入る頃に、「ヨーロッパって…国? どこにある?」なんていう状態なのに気づいて少し焦り、意識して教科書を読んだおかげで偏差値70まで持っていけたのだ。覚える教科は、こつこつやるしかほかはない。少しずつ、漫画がきっかけとかでも何でもいいから興味を持つのが大切だ。

「ママだって、スザンヌを笑えないレベルからやれたんだから、あんただって今からやればできるわよ。『羞恥心』レベルを卒業しようよ」

私はできるだけ、娘にわかりやすく、興味をもたれそうなたとえをしながら語りかけた。が、娘は反論した。

「いや、スザンヌは『羞恥心』のメンバーじゃないし。羞恥心のメンバーはつるの某と上地某と……」

…えっと、そんなのママもわかっているけど。スザンヌが羞恥心のメンバーじゃないって。……しかし、羞恥心のメンバー名をこんなにすらすらそらんじられるなら、戦国武将の一人や二人、覚えられる能力はあるんじゃん!

歴史に興味を持つきっかけなんか、漫画やBLでも十分。いくらも現代っ子の楽しめる味付けがされたものがあるだろう。必ずしも史実に忠実でないこともあるが、つまらない教科書よりも、おもしろい創作物だ!

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もちろん、待ちに待った新刊を読みましたとも!

数奇の道をひた走る織部、暗雲立ち込める利休。秀吉の天下統一を目の前に、江戸や奥羽の舞台が拓ける!

な~~んもなかった地に「江戸」という新たな都市計画がたつくだりは本当に面白いので娘にも無理やり勧めた。今でこそ世界に名だたる東京がいかにして出来たか、って楽しいじゃないか。そうそう数寄屋橋や有楽町。子供の頃から慣れ親しんでいた地名で、一応「織田有楽斎」の名も知ってはいたけれど、彼にスポットを当てる作品は意外に少ない。「数奇」をテーマに戦国時代を描く「へうげもの」ならではだ。

「七本木」には、素直に笑った。娘も笑った。

そして母は、高山右近に相変わらず欲情中。

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2008年8月28日 (木)

昨日の夕刊を見て思ったのだけど

昨日の朝日新聞夕刊1面に「手を振るせんとくん」を見た。

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よく見たら、ヒラリー・クリントン氏だった……

Sentokun

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2008年8月26日 (火)

キラーマシンを手なずけました~彼の性癖って~

たった350匹で3匹グレイトドラゴンが仲間になったという我がムスコス国王ご一行。

一方、本来の目的のキラーマシンときたら、何匹倒しても一向に仲間になる気配が無かった。何日も、何日も、キラーマシン来いや~~~!と、がんばった。おかげでドラゴンだらけのパーティを実現。

080825_001 まあ、これはこれで、軽く自慢できると思うのだけど、それにしても何でキラーマシンは起き上がらないのだろうか。

まあはっきり言って、君たちキラーマシンなんかもう、全然目じゃないくらい、われわれは強いですよ?

場合によってはノーダメージで倒せちゃいますよ?

ほらほら、「おどろき、とまどってる」くらいなら、こっちにきなさいよ!

アイテムは落としてくれるが、まったくこちらになびかないキラーマシンに、半ば意地になって狩りを続ける。

はぐれメタル狩りに比べたら全然、なんでもないのだが、なんだか気が遠くなる。

電車の中では、遠くを見ながらバトルしているくらいだ。こうげき、こうげき、こうげき。打撃の強いメンバーを出して、回復はバトルの合間に。そんなことを何度も繰り返した。

シーザーがレベル50を超えて、「しゃくねつのほのお」を覚えたとき、その快感にとりつかれた。ザラキを唱えておぞましいホークブリザード。ああ、疎ましい、とあるとき「しゃくねつのほのお」を唱えさせたら、あっという間に3羽、焼き鳥に成り果てるではないか。ああ、これは愉快、とホークブリザード、バズズ、キラーマシンのパーティにも唱えさせてみた。……これまでなんとなく、キラーマシンにはそういう攻撃は通用しないと思い込んでいたのだった。

効くじゃん。

しっかり、120もダメージが行っている。ホークブリザードへの、170くらいのダメージに比べればなんでもないのだけど、えええええ。そんな、ほのお攻撃なんかへでもないと思い込んでたわ~と、あきれていたら、それで倒されたキラーマシンが、……むっくり起き上がるではないか。548匹めにして。

「アナタに焼かれて、アタシ、目覚めたの♪」という感じ。日本人男性に殴られて愛に目覚めた李香蘭演じる中国娘のように、キラーマシンのロビンは、ちょっと変わった攻撃に燃えあがり、仲間になってくれたのだった。

はいはい、それじゃ装備を整えましょうね。

前にカジノで稼いで手に入れたメタルキングのけんを持たせると、レベル4にして、すでにこうげきりょく300だ。それじゃ、おようふくをそろえましょうね……と、よろいを探る。キラーマシンを倒してたまに手に入る「やいばのよろい」は、すでに7着もある。それをあてがうと…「そうびできません」

装備もできない鎧を、なんでそんなに後生大事に持っていましたか?

こんなにあまった「やいばのよろい」を、いったいどう活用したらいいんでしょうか?

仕方なく、あまりそうなお金で「ほのおのよろい」を購入して着せる。

たしかにレベルこそ低くても、すぐに第一線の強さではある。

鍛えれば、ものすごく強くなるらしい。

……で、何を希望に経験地を貯めればいいのだろう?

悲願を手にして、ちょっと途方にくれている。

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2008年8月25日 (月)

グレイトドラゴン×3

パソコンが壊れ、あたふたした週末、ドラクエ5を娘(発熱中)と楽しんだ。

すごろくやキラーマシン狩りの様子を見ながら興味を持つ娘に「ちょっとやってみる?」とすごろくをやらせてみた。すごろくをやるのはいつもグレイトドラゴン。炎や氷の攻撃を受け付けず、MP無しで全体への攻撃を行い、防御も攻撃も申し分ないグレイトドラゴンにしゅくふくのつえでも持たせれば、すごろくでのバトルに困ることはほとんど無い。

アイテムを拾ったり、ステータスのアップダウンに一喜一憂したり、意地悪な落とし穴などのしかけに大うけしたり、娘はドラクエ5のミニゲームが気に入った様子。

ところで現在私は何日もかけてキラーマシンを仲間にすべく戦い続けていたのだが、キラーマシンは400匹狩っても一向に仲間にならない(やいばのよろいは6つもある)のに、なんと同じくらい仲間になりにくいはずのグレイトドラゴンが3匹も仲間になってくれた。

レベル50を超えて向かうところ敵無しのシーザーに、ドラゴ、トリシーがいっしょに歩いていると壮観だ。というか、そんなのをぞろぞろ連れているのに街の人たちは何も驚いていないのがすごい。キラーパンサー1匹連れているだけでも大騒ぎのカボチ村の人々はいったいなんだったんだ……

なお、PCはあれこれやったが結局中を開けてほこりを払い、赤いきしめんをしっかり差してご機嫌になった。……子どもらにもそのノウハウを教えたほうがいいかもしれない。

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2008年8月23日 (土)

アスペの親と常人の娘~夏の陣~

毎年恒例だが、夏休み後半になると、子どもたちの「夏休みの宿題」が気にかかる。

昨年は宿題の「絵日記」を深夜早朝までかけているので荒れに荒れたが、なんでも「絵日記」を提出したのが息子だけだったとかで、息子は今年は何もしない予定。

昨年の絵日記は、私には絶対見せないといいながら、PCを共有しているので少し見えちゃたりしたのだが、母親への不平不満を実に自由闊達な文章で書いていて、文体のリズムが心地よく、先生にも褒められたというので、なんだか残念でもある。私のこの、恥さらしな「息子観察日記」とペアにしたら、おもしろそうだったのに。

問題は、娘である。

ボイチャのうえに「ボイスブログ」なんていうのにもはまって、PCの前から離れない。

まだ、部活や体育祭、自分で行くと決めた塾は行っているので引きこもりの心配まではしていないけれど、夏休み、昼夜逆転のPC生活が不登校の引き金になるのは珍しくない。その前に、とにかく最低限やらなくちゃいけない課題はやらせないと!

と、毎日「あれやったの? これやったの?」と怒鳴っている。もう、夏も終わりなのね。きっと私の怒鳴り声は、ご近所の人にはひぐらしの鳴く声と同じに思えているだろう。

娘が取り組んでいるのは、理科の自由研究「アニメーション」と、「ポスター」と、「読書感想文」らしい。たしか「アニメーション」については、この日記にも書いたと思う。夏休みに入る前くらいのことで、順調に進んでいるかと思ったら

何もねえw

ぎゃんぎゃん言って、ようやくアニメーションの仕組み関係のサイトをめぐって、何枚かプリントしたくらいだ。って、それで勉強や研究になってるのか? と思う。

「あと、おにいちゃんに簡単なアニメの作り方を教わって、自分で作ってみようと思うんだけど」

不登校でアスペのおにいちゃんは、小学校の頃よくGIFアニメを作っていた。いわゆる「棒人間」モノで、ラストはいつも主人公の斬首で終わるのが気になってはいたが、親の欲目かもしれないけれど、完成度は結構高かったと思う。

しかし息子は何も聞いてないという。「俺、このあとバイトや友達との約束で、そんな時間ないぜ……」と驚いていた。リミットまであと10日を切って、相手の都合も考えずに何をやっているのか。

「読書感想文は? 『こころ』は読んだの?」

夏目漱石の「こころ」がBL臭いという話をしたら、目を輝かせて「読みたい」というので、私は翌日、話題の小畑健表紙の「こころ」を買ってやったのだが、一発ギャグで終わったようだ。薄い、ネット小説を借りてきて、「これにしようかな」などと言っている。……とりあえず、早く読んだら?

「ポスター」にいたっては、本当に動かない。お盆前「だって、紙が無いしー」とか言うのでお金を渡し、自分でそろえるように言った。で、原稿用紙と画用紙を買ってきたのだが、まったく何もしていない。叱ると「紙のサイズが違うみたいだしー」じゃあ、切りなさいよ、必要なのはB4? 半切? と聞くがよくわからないらしい。そのサイズは近所では売っていないと言い張るので、じゃあ隣街の画材屋さんは? あそこならどんなサイズもあるし、カットもしてくれるよ? と言うと「はいはい、そこに行ってもありませんでしたが何か~~~?」と口をとんがらせる。「とにかく紙を友達にあさってもらうから、それまで何もできませ~~~ん!」とのたまふ。 一日一日が大事なのに、娘はそれを口実に2日遊ぶ。

で、友達にもらった紙が、その10日も前に購入済みの紙と、どうみても同じサイズだったりするのだが?

暴走する10代、キレやすい老人の影に隠れていますが、40代女性は更年期ほかでもともとぶちきれやすいですよ? きれてもいいですか?

いいかげんにしなさい! 本当にやる気があるの?毎年毎年、こうなってるんだから、いいかげんに学習して、さっさと宿題を計画的に仕上げなさいよ!

そういうことを言うと、娘は最近、目をそらしてこういう。

「あ~ハイハイ優等生は違いますね~……」

娘は、何かと「頭がいい」「成績がいい」と言われる私や兄、ついでに父の中でコンプレックスを感じているという。

……これでうちがエリート一家ならわかるんだけど、はっきり言ってうちはただのダメなアスペルガー一家だ。

夫もおそらくその手だろうし、息子は言わずもがなである。

私は、子供の頃あまりしゃべった記憶が無い。幼稚園の頃から百科事典や「小学○年生」を読みふけり、子供向けのページばかりか「保護者の皆様へ」というページを熟読するような、ヘンな子であった。

おともだちと遊ぶ、ということも数えるほどしか経験が無い。たまにおともだちらしきひとが家に来たが、そんなときも私は黙って本を読んでいた。

私は「子どもはおともだちと外で元気で遊ぶもの」という認識は、一応読み物の中で知っていた。新聞では、「車社会の到来により、子どもたちの遊び場が減っている」などという記事が踊る時代で、それはゆゆしきことだなあ、と眉をひそめる子どもであったが、自分自身が、外で元気に遊ぶ子どもだとは、どこかで違うと思っていたようである。

同年代の子と一緒にいても、「一緒に遊ぶ」ということがまるでできない。「子どもは元気に遊ぶ」という認識がありながら、「自分が一番楽しいのは本を読んでいるときなのだから、相手もそうなはず」だかなんだかそういう理屈で、一人、本の世界に耽った。外に出ても鬼ごっこなどをするのは稀で、草や虫、蛙の死骸などを観察するほうが楽しかった。

教科書の内容は読めばある程度わかるし、テストの点を取るのは全然難しくない。それより、苦手な家庭科や体育で「努力」した記憶があるがまったく報われず、「受験に関係ない教科をバカにしているガリ勉女」と後ろ指を刺されて彼女の年齢を過ごした。

それが、娘にねたまれているとは。

息子を産んだ瞬間、この子は同類だと感じたが、娘ときたら、私の子だというのに全然違う性質だった。

ほんの2歳くらいから、なんと、人の顔をおぼえるのである!

……そんなの当たり前、とか言わないで! 私も息子も、難しげな本は読めるけど、近所の人やクラスの人の顔をおぼえることが、まるでできなかったのだから!

私が小さい頃から本や虫や植物にしか興味をもてなかったのに、娘は誰かとすれ違えば「だ~れ~?」と私に聞いた。……私もよくわからないので「ごきんじょのひとよっ」とごまかしたが、もう少し大きくなると、娘はなんと、周囲の人間関係を把握し始めたのである!

だからそんなの当たり前とか言わないで! 私にとっては、それはものすごいことなのだから!

歴史上の人物の系図は覚えられても、自分の血縁関係や、まして近所の人、クラスメートあたりがどういう関係かなんて、全然わからないから、いつも節目がちで、「この人知ってる人…な気もするから、一応挨拶しておこう…」で、これまで生きてきたのである。

なんで娘は、簡単に友達を作ったり、ものを貸し借りしたり、一緒に遊んだりできるんだろう。

大体、なんでいつも笑えるんだろう。私は小学生の頃はしゃべることもあまりなかったし、高校でハンバーガー屋のバイトをして、全然笑顔を浮かべられないことを指摘されて驚いた。私、笑うこともできてなかったんだ!

人の顔をおぼえられないので、友達のお兄さんの顔をしっかり覚えようとがんばったら、「あの不気味な女の子に、すごい顔でにらまれた」と苦情を言われたのも、そのせいだったのか!

今でこそ私は、営業スマイル・営業トークが売りだったりするが、それもこれも、娘という「普通」の子どもを見たおかげでもあるし、むしろ私のほうが娘にコンプレックスを感じまくりなのだけど。

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2008年8月22日 (金)

777が朝まで効いた

…信じられないが、朝早くに目が覚めて、布団の中でドラクエすごろくを始めたら、するっとクリアできた。それまで、全然ゴールさえ見えない、絶対に穴に落ちる、絶対にサイコロがなくなるという恐ろしいすごろくだったのに。(もっとすごいすごろくもあるのだが)

ねんがんのセレブリティパスを手に入れ、オラクルベリーとカジノ船のすごろくもなんとかクリア。

あとはキラーマシンが仲間になってくれれば言うこと無いのだが、現在250匹を倒して「やいばのよろい」は5個。いまだ起き上がる気配が無い……

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2008年8月21日 (木)

おーはっぴーでー♪

昨夜は飲みすぎたようで、なんだかとてつもなくわけのわからない日記だったり荒らしかと思うようなコメントを書いたり。ブログ主が荒らしてどうするorz

あー二日酔いだ、今日はダメかもしれないと出勤。朝の会議の報告がなっていないと思いっきり叱られ、あー何とかしないとーと動き始めた午後。

なんかすごい営業の売り上げっぷり。額は少ないけど、うれしい。

分刻みのスケジュールも華麗にこなし、電車の中で……ね、念願のスライムベホマズンを106匹めで仲間にできた。手が震えた。キラーマシン狩りを兼ねてレベル上げしているが、ある程度育ってくるとレベルアップごとにMPが36もあがるとは! 1レベルに1ベホマズンですか!

そして退勤して買い物に行き、半額の魚などを買い求めていると

777 「777円のお買い上げです~」

何かがじゃらじゃら出てくるとか、無敵になって攻撃しまくれるとか、そういうことはないけれど、なんとなくほくそえむ金額だ。

あ~今日は運を使い果たしたかも?

いや、もう今日はすべての賭けをやっちゃうべきかも?

と、ドラクエ5の第4のすごろく場に行った。

やっぱだめじゃん!w あがれる気がしないwww

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2008年8月20日 (水)

娘にのろいをかけてみました~イヤな世界地図の覚え方~

新しい塾に通い始めた娘が落ち込んできた。

苦手教科はともかく、超得意!とこれまで周囲を見下してきた教科さえ、わからないという。

自分で希望して、10年以上通って期待の星扱いされたところを辞めてまで決めたレベルの高い塾だ。当然アタシは高レベルクラス!と意気込んでいたのが普通クラスに振り分けられ、テストを受ければ自分の程度を知らされる……どーせアタシなんて…というくらいに落ち込んでいる。

「けどまあ、今そういう現実を知ってよかったんじゃない?来年の今頃それを知ったら大変だけど、今なら、あんたの力ならすぐに追いつけるよ」

と、励ました。何かと鼻っぱしらの強い娘、今鼻を叩かれるほうが良いと思う。部活でも、舐めまくっていた初段試験に落ちたし、神様はきっと娘に試練をお与えなのだろう。

でも「どーしても社会はムリ! 歴史も地理もわけわかんない! てかどーでもいい!」などという娘には何度も言う。

「社会は、これから一生付き合う教科だと思っていい。自分が関係ねーよと思っても、日本の歴史は自分たちが背負っていかなくてはいけないし、主権在民である以上、知らない、どうでもいいではすまないくらいの、1億分の1くらいの王権を担うことになるのだ。1億分の1くらいでよかったこと。本来の王家に生まれたら、もしかしたら自分のあずかり知らぬところに嫁ぐ…くらいならラッキーで、修道院で育って、ただ殺されるだけの運命にたつこともあるわけよ?」と、ベルばらやFFTなんかを例にして話してみる。

まあ正直、歴史考証なんか関係ないような、漫画やゲームのファンタジーでも、実際の歴史を知っているかどうかで楽しみ方が変わってくるわけで、そのためにもあたりまえに歴史だの地理だのは義務教育の範囲くらいは学び、どんなに妄想や薄汚れた傾向でもいいから+αを楽しんでおけよ、と思う。

娘のために、「日本ホモ史」を語った。

大奥のあれこれも語ってやった。そんなん、親に隠れてこっそり調べろやという気もする。

「後白河天皇」という言葉を覚えて帰ってきたので、「その人はむしろ上皇のときに○○、ところでそういう上皇がする政治をなんていう?」とか「後醍醐天皇」という言葉を覚えてきたので「あー、その人、天皇125代で、唯一生きてるうちから自分でその名前を言い出したヘンな人~」などと、教科書に載ってない話をしまくる。天皇でも将軍でも、中学の教科書に載るくらいの人って、意外と変わった経歴の人が多いから、ちょっと調べてみ~と、誘ってもみる。……あんまり、点数に直結しない気もするけど、まったくあやふやな霧のような地理とか歴史とかであるよりは、よこしまでも興味をもてればいいと思って。

「地図とか、マジ市ねとか思う」という娘。なんと情けないことを。
私は昔、娘と同じ年で、地理で唯一満点をとって学校に絶賛されたものだ。

それは、「ベンガル湾」という湾を、なんとなく地図を眺めていて、当時大好きだったアニメボルテスⅤの敵役「ベンガル将軍」に名前が似てるわね~~~と、それだけのよこしまな理由で正解できたのだ。そんなアニメなど興味の無い秀才たちは、思いも寄らなかっただけなのだ。

けど、どんなによこしまでも点は点だ!

というわけで、私は必殺技を繰り出した。

「地図って、おもしろいけどなあ。ママなんか、トイレに貼ってる日本地図だけでも萌え萌えだわ。なあ、この美しい海溝を見ろよ…駿河湾とか、富山湾とか、なんでああいう上手い物がとれるのかわかるよなあ。」

なんてことはともかく。

「バルト3国の位置を覚えるのに、こういうのがあるのよ。さあ、覚えなさいよ、タマフィンフィン」

それは、北欧の3国を男性器にたとえて覚える必殺技だった。ていうか、それほどまでしなくちゃ、覚えられないのかよっという人のための救済措置、というかのろいだ。

現に、そんなこと常識ですわと高学歴を誇る2ちゃんねるの奥様たちも、この「タマフィンフィン」にはもだえ、あえぐ始末。ちょっと忘れた頃に「タマフィンフィン」といわれただけで、奥様方はもだえまくっておいでであった。

「この『タマフィンフィン』を覚えたら、一生のろわれるのよ。今まで覚えられない、興味をもてないという北欧の地図も、これからは『タマフィンフィン』があなたを支配するわ。どう?

砂に水がしみこむように、タマフィンフィンが入っていくでしょう? もうあなたはタマフィンフィンの呪縛から逃れられないの。一生、北欧の地図を見れば「タマフィンフィン」が脳裏を掠めるのよ、おーほっほっほっほ!」

「ねーよ!」と娘が突っ込んだ。しかし彼女がタマフィンフィンののろいにかかったのは、誰の目にも明らかであった。

決して仲は悪くないが、口が悪い子どもたち。娘が兄に言う。
「おーい、初代 中二階堂! ご飯だぞ~」
中二階堂というのは、ごくマニアックな層で受けている漫画「ミツルギ」の、変態高校生である。息子は、なんとなくその中二階堂君に、妙に似ている。

「うるせえ、この元祖中二階堂」

中二階堂君に妙に似ている息子が、娘に暴言を放った。……たしかに、娘は美人で優等生な女子中学生という、どこの「吉祥天女」かよな少女だが、ママに対してのセクハラはどこのオヤジかよ、というレベルだ。

一方、うちの息子ときたら、バッグ一杯の美少女フィギュア、美少女同人誌を持ってはいるが、これでも一応優等生。

その優秀で美しい子どもたちが、「元祖」「初代」と言い合う。

「なんだか、元祖とか初代とかって、ラーメン屋の争いみたいね」と、私は優雅に笑ったが、「争ってるんじゃねえ、押し付けあってるんだ」と、息子が軽く名せりふ。

…まあとにかく、普通に年表とか地図とか覚えてつかあさい……

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40代でもATフィールドを張れるのか

夫が帰るというので、大慌てで帰宅。7時頃、近所のスーパーをうろうろしていて、知り合いに久しぶりに会い、少し会話した。こんな時間に買い物に来るのは久しぶりで、と話すと「うん、こんな時間じゃ牛乳とか何も残ってないわね」と言われた。……いえ、私はいつも、8時の閉店間際にしか来られなくて……

かつおのカルパッチョ、沖縄のふを使ったゴーヤチャンプルーなどを追加し、9時に帰った夫と、子どもたちと乾杯。とりあえず、転職おめでとう。フラワーアレンジメントもまだまだ美しい。タウン紙に「ちょー日持ちいい(北島康介風)」と紹介されていたのを信じてよかった。

こういう機会だから、息子には将来のことなど相談しなさいよとかいろいろ言っておいた。娘は「おこづかいもらっていい?」と私に聞く。ああ、大いにもらいなさい。妻の誕生日をわざわざはずしてくるんだから、もらえるものは大いにもらいなさい。「けど、パパが本当にお金持ってなかったらあきらめなさいよ」とは言った。

とりあえず料理は好評で、家族水入らずの会話はふつうにできた。

が、あらかた食べると夫はとっとと自室へ。娘が「おこづかいくれ~~!」と声をかけたが、後ろ手でばたんとドアを閉められた。

「……ATフィールド張られた……」

娘がぽつんとつぶやいた。

夫はいつもそうやって家族との接触を断ってきた。断たれた側は虚しく、大変傷つくのだが。

私たち親子は、「ATフィールド」なんてアニメの言葉でさらりと流すことで、傷を癒すことに慣れてしまった。

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2008年8月19日 (火)

夫が帰ってくるらしい~盆も過ぎたのに~

突然、夫から帰るメールが届いた。

私の誕生日の翌日っていうのが作為的である。

いろいろ腹が立ったり慌てたりしながら(夫の部屋はすでに息子が占領しているのだ)、迎撃体勢 むかえうt 迎える準備に追われている。

この間御徒町で買った生のあわびの肝を酒蒸しにしてあるし、今年高いさんまをマリネにし、涼しい昨日のうちに焼きナスを焼いて冷やした。

とりあえず、無事転職が決まったらしいので、子どもらと乾杯できればいいなと。

問題は、座る場所があるかどうかだ。

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2008年8月17日 (日)

すれ違いまくってまいりました

仕事中、人ごみで試してもまったく反応が無かったドラクエDSのすれ違い通信。今日こそは、と秋葉原と有明へ。

秋葉原でぶらりとランチ。ソフマップ前で、初めての名産品ゲット!さすがは秋葉原。

駅構内でまたひとつ。東京駅構内の東京土産コーナーをうろうろしてたらここでもゲット。こ、こんな東京土産さもうらうとは~!

有明のビッグサイトに近づくにつれてすれ違いがどんどんヒット。ちょっと歩けばすぐにかかる。いや、通信を始めてふたを閉じようとしたらすぐゲットして、「えっ」ということも少なくない。エスカレーターやトイレの前でDSパタパタやっていて、どこかで笑われてなかっただろうか……

そうそう、Dr.モロー氏のコミケ緒注意漫画で「歩きながらゲームはやめましょう」というのがあり、「いくらなんでも歩きながらゲームなんてありえないでしょw」と、携帯ゲーム漬けの私は笑った物だが、通信のためにセーブしたり、通信を始めたり…の時に歩かざるを得なくなってしまってあせった。もちろん、そういうときは画面を見ないようにしたけれど、コミケ会場って、立ち止まる場所がほとんどない。

ひととおりまわる頃には24の台座が埋まった。もう二度とこんなチャンスは無い。他の人の作った名産品をもっと見たい。と、最初にクリアして博物館で放置していたデータを開き、そこで通信。

きた。

……と思ったら、さっきもらった名産品だ。それも下ネタw

同じ人とすれ違っても「同じ人とすれ違いました」というメッセージが出るだけでアイテムはもらえないのだが、ぼうけんのしょが違うと受け取れるらしい。

それと……お食事中の方には申し訳ないが

う○こキタ━(゚∀゚)━!!

……いや、本当に。スクエニ公式のイベント限定名産品「とんがりぼうし」が、どうみてもそれにしか見えず、しかも生産地が「トイレ」ということで、スクエニ公式う○こと言われているのだ。私に。

Dq5 そのものではないのだが、それを手に入れた人がチョコレートとして放出してくれていたらしい。おかげでうちのグラフィックも増えた。これはうれしい!秋田のゆうしゃよありがとう!

…コミケネタの名産品ですみませんでした…

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モンスターって強いんですね…

今、3回目のドラクエ5エンディングを鑑賞中。

今回、グレートドラゴンのシーザーさんやエリミネーターのエミリーさんが仲間になってくれたこともあり、彼らを活用することにしてみた。ラストダンジョンに向かったのは、国王ご一家とスライムナイトのピエール、シーザー、エミリーにアークデーモンのアンクル。今まで絶対はずさなかったキメラがお留守番なので、少し怖い…

が、あまり問題にならなかった。シーザーさん、こおりやほのおはまったく受け付けない。イオナズンもさほど痛がらないし、殴られにくい3番目あたりにでもおいておけば、さほどかいふくの必要も無い卑怯な強さだ。ほとんど裸なのに…。

で、ふと思ったんだが、これってほとんど魔物パーティでもクリアはできるのか? 主人公ははずせないようだけど、魔物だらけで、しゅくふくのつえやけんじゃのいし、てんくうシリーズなんかも道具として使わせちゃっても問題ないかも?

そ、それでも国王一家が各地を訪れ「きゃーっ あなたがせかいをすくったゆうしゃさまね!」と言われてゆうしゃが照れるのか…?

面倒くさいがそのうちやってみよう…

とりあえず、これまでいじってこなかったクリア後の世界と、さらなるモンスター仲間集め、そしてはくぶつかんの充実を図ろうと思う。

今日は有明と秋葉原あたりをさまよってきます!

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2008年8月16日 (土)

一家総出でブオーンを倒しました

よく言われることだけど、本当に子どもが中学くらいになると家族でお出かけなんてできなくなるものだ。

子どもに「海にでも行く?」などと言っても知らん顔。息子はバイトと友達との交流と、昼間は寝るだけの夜行性の動物になってるし、娘は部活や塾に忙しく、ついでにコミックマーケットだって、親とは行かないと言い張る。…昨日は「聖☆おにいさん」のイエスのコスプレ写真をおみやげにしてくれたけど。

さて、そんなさびしい思いをドラクエ5に反映して、家族水入らずでブオーンを倒すことにした。

これまでのプレイでは、「行方不明の嫁のことを実家に知らせ、謝らないと…」と思い、すぐにブオーンを目覚めさせてしまった。そのため親子3人+魔物のパーティで倒してから、嫁を助けに行くのが普通だったのだ。

しかし、考えればブオーンはあとまわしでもいいのだ。親子4人で倒すことも可能なのだ。

と気づくと、どうしてもそれをやってみたくなった。

ビアンカが復帰。レベルは24。正直これでは足手まといになりかねないので、同じくか弱い娘のマゴンカと、入りたててレベルこそ低いが猛烈に強いアンクルホーン、安定して強いスライムナイトの4人パーティで、スライムベホマズン狩りを兼ねて天空の塔に放り込んだ。途中こんらんした愛妻がビヒーモスにからんだり、スライムナイトのピエールに抱きついたりしたが、とりあえずレベルは28まであがった。よし、サラボナに行こう!

何度か試してみたが、やはり嫁と娘が使いづらい。結局嫁にしゅくふくのつえを持たせて、バイキルトと回復、最初は娘がバイキルト、ルカナンをやっていたがバトルがあまりにも退屈だったので思い切って「ドラゴラム」をとなえさせてみた。たちまち巨大な竜と化す幼女。

……どこの怪獣大決戦だよ……

天を突くほどの巨大なブオーンと、巨大化して暴れる竜娘。こんなのが街のすぐわきで火を吹きながら戦ってるというのに、気づいてない街の人もいたらしいから恐れ入る。

さて巨大竜の娘は勝手に火を吹いて暴れるだけでもうめいれいは聞いてくれない。が、ブオーンの吐く火をまったく受け付けず、確実に相手にダメージを与えてくれるのでなかなかよい。「よーしパパもドラゴンになっちゃうぞー」と、ドラゴンのつえを装備した主人公・ムスコスも調子に乗りそうだったが、私の中のビアンカがそれを止めた。正気なのがMPのつきかけた息子マゴスとしゅくふくのつえを使うのに忙しいビアンカだけでは心もとないではないか……やってみたら、おもしろかったかもしれないが。

もしもサラボナのひとたちがこれを見ていたら、人間サイズの主人公たちは目に入らず、巨大な怪獣を、巨大な竜が退治してくれた、と映るだろう。娘はゆうしゃでは無いが、街を救った偉大な竜として語り継がれるかもしれない。

でも、なんでこの娘は竜に変身できるんだろう……

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2008年8月15日 (金)

健診で体を壊しました

待望の夏休み1日目を、布団とトイレの中で過ごした。

原因は、前日の健康診査である。メタボに血液に視力にマンモ、婦人科までのフルコース。

大体、なんでこの季節なのだろう。毎年5月か6月だったのに、急に8月に変更されて、お盆休み前のこの日が比較的ヒマだろうと選んだのだけど、夕食を前日9時までに…は、幸い娘に「今日だけはカレーでもなんでもいいから、作っておいて!」と頼んでクリア。このところ帰りが遅くて9時前に食事できることなんてないです><

前日は飲酒しないで、というのもわかる。去年二日酔いで健診したのを激しく後悔しているし。

しかしこの熱帯夜の中、「朝7時までにコップ半分程度の水または白湯だけ飲むのはOK。ガム、飴も不可」は厳しいです…健診して、熱中症で倒れたらどうするんだろう……「宅では、コップというのはこの大ジョッキのことをいいましてよ」というのは言い訳にならないだろうし。

汗でどんどん水分が出るので、採尿も大変。

そうしてようやく口に出来るのが、バリウムだ。

バリウムをぐいぐい飲み、機械にのせられぐるぐる回される。その前に打たれる注射は、前年軽い副作用が出たので打たれなかったが、そのあとが大変だった。

会社に戻って業務を始めてから、何度トイレに行っただろう。…しかし、早くバリウムを出さないといけないから我慢……

それが、昨日一日続き、今朝もあやしい。

朝少し掃除をしてゴミを出し、PCを少し触ったが、すぐに座っているのもつらい状態になり一日ごろごろ寝ていた。目が覚めたら少し水分を補給し、買ったのに読んでいなかった「絶望先生」「チェーザレ」を読み、ビアンカを取り戻した。くらっとしたらまた眠り…を繰り返したが、それでも寝足りないのか、夜もぐっすり。

「お盆休みはどこかに行くの?」と前日に聞かれたが、とてもそれどころでは…

娘は私を置いて、有明の方に出かけた。武運を祈る。

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2008年8月14日 (木)

やっと夏休みです……

子どもが夏休みに入ると、以前はうれしかったものだけど。

子どもといっぱい遊べる!と楽しかったのも今は昔。私は仕事で朝から晩までいないし、娘の部活や塾の心配もしなくてはいけないし、帰宅すると普段の倍以上のペースで散らかっているし、そこからご飯を作らなくちゃいけないし。

パソコンは子どもに占領されるし。

おまけに息子はおろか、やっぱり娘もパソコンにはまって生活リズムを崩しまくり。深夜、何度もキーの音で目を覚まし、「何やってるの! 早く寝なさい!」を朝まで……

昨日の仕事納めを早々に切り上げ、自分のためにフラワーアレンジメントを買った。ハッピーバースデー私!をやるために。

080815_015

……しかし、きれいなアレンジメントのためにも、モンハンの回復薬やカード、ゲーム、美少女コミックで埋め尽くされたテーブルの上を片付けなくては。

というか、ごみだらけの家をなんとかせねば!

……という盆休みになる予感。

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2008年8月12日 (火)

ビアンカのために金の玉をとりました

水のリングをとる途中でビアンカと再会。変わらずさっぱりとした性格のお姉さんは、母を亡くし、病気の父をかかえて田舎町で苦労しているようだった。

ドラクエ初心者の私も、ビアンカとフローラの話は知っていて、お金持ちのフローラと結婚すると何かと義父からの援助が受けられ、おまけに嫁は回復魔法やイオナズンまで使いこなすので冒険はラクラク。しかしビアンカは一生独身のままで、良心がいたむ、ということくらいは知っている。

そのため、最初は初心者としてフローラを選び、次には新作の目玉・デボラを選んだ。実際のところ、イオナズンを覚えるまでもなくラスボスくらいは倒せるのがわかった。それに嫁を戦闘に出さなくてはいけないということもないようだ。自分はそれなりに、ビアンカにふさわしい男になったらしい。今度こそビアンカと結婚だ~!

……しかし。

これまであったルドマンさんの差し入れがないとなると、金銭面で苦労するのは目に見えている。ビアンカが「こんな私を選んだから…」と引け目を感じてはかわいそう。彼女にお金の心配をさせてはならない。

というわけでまずはモンスター狩りをかねて、お金を貯めた。水のリングを手に入れてから、彼女を連れてあちこちまわり、ポートセルミで銀行へ。ふふふ、僕はもう20000ゴールドもためているんだよ。

そしてふくびきけんを4枚手に入れて、また教会とふくびきじょの一方通行を始めた。

デボラのときはすぐに金が出たけれど…さすがにそれは奇跡だったのか。確率は1パーセントもないらしく、黒…赤…黒…白…という調子。

しかし、なんとしてもビアンカに結婚を申し込む前には、ばっちりゴールドカードを手にしていたいではないか!

たとえるなら、財形貯蓄をやってます、とか都営住宅当たりました、という程度の経済力自慢だけど!

夕食を作りながら何度かリセットを繰り返した。まあ、100回くらいは覚悟しなくちゃな……とまたふくびきじょに行く。すると

一回目で金が出た。

私は何度もリセットをし、黒をひいているが、ビアンカにとっては「えっうそ! ふくびき1回目で特賞!? ムスコス…あんたって強運なのね…(うっとり)」というところだろう。

クーポンマガジンもってますよ程度の経済力と、嫁に頼らなくても大丈夫な戦闘能力を身に着けたムスコスは、堂々とビアンカに求婚。

うわあ、なんだか胸がときめく!

カジノの結婚式より、こちらのほうが感動的ではないか……。

それに新妻の言葉の一つ一つに胸が熱くなる。病気のダンカンに結婚の報告に行くと、そのうわさは村にも届いていたと見えて、なんと元気そうに座り、心から喜んでくれている。

今新婚旅行を楽しんでいるところ。いけるところはどんどん行ってから、故郷を目指す予定である。

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2008年8月10日 (日)

ビアンカとの愛をはぐくみ始めました

昨日の朝、デボラと一緒にクリア。

総プレイ時間30時間にもなっていなかった…主人公の物語自体は、あのすさまじい生々流転っぷりのわりにはボリューム控えめのようだ。すごろくやモンスター狩りに時間を費やしていないせいもあるけれど。

というのも、このデボラさま、ようやく家族のもとに帰ってきても二言目には「早くココスのママを助けるのよ!」。どこかに寄り道するとすぐ叱られてしまうので、かあちゃん、ゴメン、とついついラスボスに走ってしまったのだ。しかし、ラスボス直前のデボラのせりふは必見。エンディングのダンスも必見。

で、今度は名前を「ムスコス」……パパスの息子だからムスコス、で1から始めてみた。いろいろな複線も改めて見るとおもしろいし、ビアンカとの危険な夜の遊びも満喫。

ラスボス戦で大活躍だったスライムナイトを仲間にし、船に乗った。さあふくびきをしなくては。

ビアンカと結婚するとしたら、金銭面等で苦労するのは目に見えてる。となると、今のモンスター狩りの間に小銭を貯め、早めにふくびきの特賞を手に入れたいところだ。

2枚もったふくびきけんを持ってすってはリセット。教会からふくびきじょに行ってはリセット。

……改めて、すぐに金の玉を出したデボラさまの強運が思い起こされる…。

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2008年8月 9日 (土)

不審メールをいただきました

携帯に、妙なメールが届いた。


●ジャパントラ○ト[株] 調査事業部
●NO.538
●担当 木田

※このメールはシステムにより自動送信されており、配信専用アドレスとなりま
す。ご返信はご遠慮ください。

 この度、現在お客様ご使用中の携帯端末より、許可ネットワーク認証事業セン
ターを介入し発信者端末電子名義認証し、以前ご登録いただいた【総合情報サイ
ト】から無料期間中に退会処理がされてない為に、登録料金が発生し現状未払い
となった状態のまま長期放置が続いておりますが、本通達よりこれ以上放置が続
きますと利用規約に伴い※【住民票取得、身辺調査を開始いたします。】※【回
収機関により調査、回収費用含め、ご自宅ならびにお勤め先および第三者へ訪問
し満額請求いたします。】現在、調査保留中の額面にて処理をご希望であれば早
期に清算、退会処理データ抹消手続きをお願いします。※尚、本通達後、ご連絡
なき場合は同意確認されたものとみなし手続きを開始いたします。

ジャパントラ○ト[株]
03-3888-9550

●ジャパントラ○ト[株] 調査事業部
●受付時間 月~土 09:00~20:00、日祝休
●TEL 03-3888-9550
●NO.538
●担当 木田
平成20年8月6日現在
私の携帯は子供との緊急連絡用で、パケ代がかかるからとろくすっぽサイトなど見ないし、何にも登録などしていない。
住民票とりますよ、調査しますよ、勤め先にまで行っちゃいますよ、と脅迫まがいのことをおっしゃるが、そこまでしてでも回収しなくちゃいけないようなお金を滞納したおぼえはまったくないのでどうぞご随意に、としかいいようがない。
検索すると、この名の会社は実在するようだ。ただし、電話番号が違う。騙られているらしい。
要は「振り込め詐欺」メールなのだろう。
しかし、どうにも気味が悪い。私は山のように来る迷惑メールに閉口して、何年も指定したアドレス以外のメールは受け取らないよう指定してあるのだ。
1ヵ月半ほど前にも、それでもかいくぐって迷惑メールが届いて驚いたが、この業者はここまでのガードを、簡単に破ってきているのだ。
「もしかして携帯会社の了承の元送られているのか…?」身に少しでも覚えがあれば、それだけで恐れ入ってほいほい言いなりになりそうなくらい怖い話だ。
携帯会社のガードが意外と緩いのか、それとも「迷惑メールで一番得をするのは携帯会社w」というウワサは本当なのか?

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2008年8月 7日 (木)

愛しいデボラ様を取り戻しました

仕事で移動時のドラクエ5 2人目の嫁編は、滞りなく進んでいる。

レベル30台の夫と子供たちの中で、いとしのデボラ様はレベル19。さすがに前に出すのははばかられる。

君は僕の後ろにいて…僕が君を守るから……

というか

下僕の私めが、デボラ様の盾となりますから……

なのかも。

いきなりラストダンジョンに突っ込むが、さすがに厳しい。とりあえずジャハンナにたどり着き、虎の子を下ろして愛しい妻のために「てんしのレオタード」を買って装備させた。

……こんな店先で、レオタードを身にまとう美しい妻を見つめる私めは、幸せでございます……

というシチュエーションなんだろう。きっと。

それにしてもいつも口さがないデボラさまだが、根は決して悪くなく、主人公や子供たち、そして世界への愛情に溢れていることに気づく。新婚旅行に連れて行ってあげられなかった場所に、「よーしパパ、みんなを連れてっちゃうぞー」と寄り道し始めると、デボラさまにたしなめられてしまった。私たちにはほかにやることがあるはずよ、と。

鬼嫁かと思うと、姑である主人公のママを救うために、誰よりも熱心ではないか!

フローラも同じなのだけど、見た目そのまんまの彼女に比べて、たしかにデボラはおもしろいキャラクターになっていると思う。

ビアンカとの結婚生活もおもしろそうで、早くやってみたい……購入前に悩みに悩んで「最初はフローラ!」と決めたため、なるべくビアンカに感情移入しないですすめてしまったので、できれば3周めは一からじっくりやってみたい。

そうそう、「おさななじみ」ということだったが、たった一回、あそんだだけなんだね…

なんだか意味深に思えてきたな、「一回あそんだだけ」って。

「一晩あそんだだけ」

………い、いや、とてもあの城は一晩で攻略できなかったし。

「夜毎危険な遊びにふけっただけ」

………あれ………?

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2008年8月 5日 (火)

アニメって、そんなにバカにされるものなのでしょうか?

もう、何十年も、「アニメをそんなにバカにしないで! 日本のアニメはすごいのよ!」と虚しく叫び続けてきた気がするけど。

日本テレビの朝の情報番組を見ていると、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」と押井守監督の新作「スカイ・クロラ」で日本中が騒然!という気になる。要は、日本テレビがこれらに関わっていて、全局をあげて宣伝しているわけだけど、反比例するように、どんどん私の心は醒めていく。

先日の「スカイ・クロラ」の紹介コーナーでは、ベネツィア映画祭に出品!なぜ押井作品は海外でも高い評価を受けるのか!という内容だった。

なんでもこの番組によると、押井守作品が海外で評価される理由その1は、

「声優を使わず、俳優を起用している」

だそうだ。

ええ、たしかに昔から押井守監督の声優の使い方は面白かったですよ。千葉繁という脇役声優の才能に目をつけ、「うる星やつら」という絶大な人気の原作つきのアニメで、独自の展開をし、本来名も無い脇役だった「メガネ」を、あそこまで存在感たっぷりのキャラクターにしてしまったとか。

「劇場版機動警察パトレイバー2」では、根津甚八と竹中直人をさりげなく起用していた。私はあまりアニメに詳しいほうではなくて、何も知らずにその映像を見て、「あの役とこの役の声優さん、すごかったわ~誰かしら???」とわくわくしながらスタッフロールを見て、そのビッグネームに驚いた。けれど、でかでかと「あの芸能人が声優初挑戦!」なんて軽々しくやっているものとは違って、本当に適材適所、声優としてこの役をイメージどおりに出来る人を選び、またそれをちょうちんのごとくぶら下げたりは、していなかったんじゃないかと感じた。

押井作品が、日本のアニメファンどころか、世界に認められ始めた頃って……よくはわからないけど、そんなに「声優ごときは使いません!プwアニメなんか普通出ないような、有名人ばかり使ってますよ!」というような監督だったっけ…?「攻殻機動隊」は、そんなに芸能人だらけだっけ……?

攻殻機動隊2ともいえる「イノセンス」で、「Sプロデューサーが、素子の声を人気女優にやらせようとしたが、押井監督の強い反対で、本来の声優さんでできた」という噂を聞いた。Sプロデューサーとは、最近のジブリ作品でも幅を利かせる敏腕プロデューサーである。

押井作品が海外で評価される理由その2は

「アニメなのに、ロケハンしている」

だそうだ。アニメなのに、ですか。

たしか大昔、「赤毛のアン」でロケハンを敢行という記事を読んだ気がする。アン・シャーリーが過ごしたプリンス・エドワード島を忠実に再現するために、アニメスタッフがカナダに飛んだのだ。当時の、金をかけないアニメ作りの世界ではそれは画期的なことで、緻密に描かれた背景や自然描写に、私は涙したものである。

けれど、ロケハンしたから名作、しないからダメ、というものでもないのがアニメだと思う。

「パトレイバー」劇場版第1作の、失われ行く東京をロケハンしたのは私でも知っている。たしかにあの描写はすばらしかった。舞台は1999年だが、パトレイバーという作品が構築されたのはその10年も前だ。好景気に沸き、若者は肉体労働を嫌い、いろいろな規制が緩和され、外国人労働者が大挙して、「国際化」なんてものが叫ばれた時代だ。地上げが横行し、ウォーターフロント、ジオフロントなどという言葉で彩られながら、東京はどんどん変わって…いや、壊されていく。そんな時代だから、二足歩行でいろいろな局面に対応できる「レイバー」が生まれ、それに対応する「パトレイバー」が生まれた。本当に、面白かった。もう20年も昔の作品なのに、今見てもおもしろい。幼少時「つまらない~ほかのが見たい~」とごねていた息子も、今では夢中である。

けど、アニメの魅力って、ロケハンするかしないかなの?

世界で人気の日本のアニメはいくらもあるけれど、ドラゴンボールとか、マッハGOGOGO!とか、ボルテスⅤとかって、ロケハンしたから、声優を使わなかったからすばらしいの?

この作品のこだわりとか、緻密な描写をあげつらうのは勝手だけど、このコーナー、いちいちアニメというものをバカにしてない?????

たまたまその番組を見ていた息子がわなわなと震えた。「俺、こいつぶっ殺してえんだけど」画面にはSプロデューサーが映っている。

これこれ、犯罪予告をしてはいけません。気持ちはよ~~~~~~~~くわかるけど。

「この人でしょ、素子の声を女優にしろって言ったの」

「マジ市ね! こいつ殺してえ!」

いかん、火に油を注いでしまった。

また朝のテレビを見ていて、まったく違う映画の「芸能人声優挑戦!」報道を呆れ顔で見ていた娘。「こういうのってさあ、映画の内容とか何にも触れないで、どうでもいいような芸能人のプライベートに話題を持っていったりして…よっぽどつまらない映画なのかなって思うわ」とつぶやいた娘に、「スカイ・クロラ」が海外で評価される2つの理由(by Sプロデューサー)を教えてあげた。部活で出かける直前の娘が、やはりわなわなと震えた。

「……何それ…ありえねー……!」

彼女、骨太な押井作品なんかよりも、年齢相応に中学生女子が楽しいアニメが好きなタイプだが、遅刻するぞ!と言われてもめげずになんか押井作品っていうのはなあ!と熱く語り始めた。あんた、見ていないようで、見ていたんかーーーい!w

まあ、これほど、多くの人たちが築いてきた日本のアニメーションという表現と、声優という人々を小ばかにしているようなら、私は見る気もうせる。

昔のような、アニメ声優とか俳優とか関係ない適材適所な絶妙な配役でもなく、「話題作り」だけで配役するのなら、魅力も半減である。

というわけで、我が家は昨今のアニメにプチストライキ。

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息子が見たワンフェス~事故~

今日になって、息子が事故当日について語った。

始発で出かけた息子だが、ずいぶん遠くにいる友達を迎えにいってのことで、会場に着いたのは8時半くらいだったらしい。そんな時間では10時の開始同時に入場できるわけはなく、実際事故にも会わず、現場を見てもいない。

うちがオタク一家なのを知って、うちの上司が「行ってたんじゃない?w」と声をかけてきた。「はい、息子が行ってましたよ。人事のように語ってましたけど」とさらりと答えた。

けど、息子は外で入場待ちをしながら異常事態を感じていたらしい。「血だらけの人が救急車で運ばれるのを見た」と言い出した。ええええ。それって、あんなにメールで冷静に語れるものなの???

さらに息子は言った。「Fテレビが声をかけてきた」ああ、岩手めんこいテレビの親分か。

Fテレビは、事故の目撃者と画像を探していたらしい。まずは「今日、エスカレーターの事故があったの、知ってる?」と聞いてきた。「はい、知ってます」と息子は答えた。「その瞬間の画像とか、持ってないかなあ?」いいえ、ありません、と息子は答えたらしい。まあ、普通に息子のスケジュールで、その時間、そこにいるのはムリだろう。しかし「ケガをした人が、担架で運ばれるのは見ました」と素直に答えた。Fテレビというその人はいきりたち、「その画像とか、持ってないかなあ??」と詰め寄る。そして息子はこう、私に告げた。

「俺、ケガをしている人の写真を撮る趣味はねーよ…。本人も、その関係者も、それはとてもイヤなことだろう?」

アスペルガーだ、発達障害だ、盗癖だ、不登校だ、暴力息子だ、といろいろ息子を語ってきた。

暴力はまだまだおさまらないし、非常に偏った物の考え方をするのは変わらないけれど。

この子、絶対間違ってない。

テレビカメラの前で嬉々として人の不幸を語ったり、画像を売ろうとしたりするより、ずいぶんまともではないか。

これから息子と私がどういうことになるかなんてわかりもしないけど、息子が決して浮ついた人間ではなく、こういう考え方ができるということ、ここに記しておきたい。

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2008年8月 3日 (日)

ワンフェスでエスカレーター事故

東京ビッグサイトでエスカレーターの事故

というニュースをネットで見て、慌てて息子にメール。

息子が、会場にいたからである。

何日も前から「俺の貯金5000円、使わせてください」と頼み、前日にも「本当に申し訳ないけど、できれば交通費と食事代で2000円ください」と両手を合わせて言ってきた息子。このところお金を盗んでいないようだし、きちんと手順を踏んでのおねだりなら聞いてやらんこともない。

「朝5時に家を出て、炎天下で並ぶんだぜ」というので、飲み物を凍らせたり、日よけ用に手ぬぐいなどを用意してやった。

基本、炎天下で行列するようなことを私はさせたくないのだが、コミケとワンフェスはノリが違うし、自分が欲しい物と息子の欲しい物も違うのだろう。だからせめて熱中症対策だけはと思ったのだが……

両方、ほったらかして出かけやがった。

しかも、徹夜してでかけやがった!

それで死んだらどうするよ!とあきれながら掃除などしていて、そのニュースだ。

「件名:大丈夫?」「本文:事故があったらしいけど?」

返信は「本文:みたいだね」

思いっきり人事のようで…とにかく無事であったのは間違いないのでそれは胸をなでおろした。写メで「すげーまじすげー事故現場」とか送られてもそれはそれでイヤだし。オススメフィギュア画像写メなら待ち焦がれてるけど。

岡田斗司夫さんが、その事故のエスカレーターに乗っていたそうで、ブログで当時の状況を冷静にリポートしていらっしゃる。これによると、イメージで語られているような「オタクがフィギュアめがけて殺到」というようなことはまったくなく、みな決まりを守ってお行儀よく乗っていたそうだ。

あのエスカレーターで、こんなことがあって、よくこれだけですんだなというのが私の感想。本当に暴徒が殺到するような状況で同様の事故がおきたら、あのとてつもない高さのエスカレーターである。最悪上から下まで将棋倒しで、死者が何人でてもおかしくない。きちんと乗っていて、手すりにつかまってたからこそ、このくらいで済んだと思う。

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新婚旅行は大事だった…orz

愛するデボラとラブラブの新婚旅行。

打撃が強いし、おしゃべりも楽しい妻の子が早く見たくてすいすい進んだ。

前のフローラのときは「おめでたですよ。あなたはお父さんになるのです」といわれて思わず「いいえ」を選んでしまった。

だって結婚式から1週間もたってないのに?????

このゲーム、お金がたまりにくいので、つい「まだまだMPがあるから♪」と夜通しレベル上げをしたり、泊まらずに先を急いだりしたので、新妻と幾夜も過ごしていないのだ。それでもうすぐ生まれますとか言われても!

しかしそれは私が悪いのだ。

結婚したら、あちらへこちらへと寄り道をして、たっぷり新妻との会話を楽しむべきであったのだ。結構レアで素敵な会話を見ることもあるらしい。ああああそれに気づいたときにはもうデモンズタワー攻略していたああぁぁぁ。

ちなみに、まだ娶っていないビアンカとは、いっしょにリングをとりに行ったついでに、懐かしい故郷やお城を訪れている。一応懐かしがり、喜びながらも「早くフローラさんのところに行かないと」と気遣うあたり、本当にこの子もいい子である(*´Д`)

お嫁さん候補、もうこれ以上増えないですよね…つぎはめがねのドジっことかw

今日は買い物のときにすれ違い通信してみた。

成果ゼロ。

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2008年8月 2日 (土)

デボラと刺激いっぱいの結婚生活に臨んでみた

ドラクエ5DS注目の新キャラ・デボラに求婚してみた。

「ドラクエ5のビアンカかフローラかっていうのは、FFのエアリスとティファくらい、ファン同士がつかみあいをしかねないくらいの話なんだけどさあ」と、前に息子に声をかけた。

「それが、DS版では嫁候補がもう一人増えたんだよね…」

息子の口がひょっとこのように伸びた。

ふらりと立ち寄ったゲームショップで見たその人は、黒髪にハデハデルック、いかにも女王様っぽい豪気な女性で、ビアンカかフローラかという緊迫の場面に乱入してくるようだった。

うわあ、どんな人だよ…と興味は沸くが、ドラクエ初心者の身で、いきなり新キャラさまに手を出すのは申し訳ない気がする。

まずは「大金持ちの令嬢に目がくらみ、金持ちの婿殿として快適な冒険だが、自分を思ってか独身の幼馴染の姿に心を痛める」という「王道」を楽しもうと、1周目はフローラを選んだ。

フローラはできすぎた嫁であった。身も心も美しく、しかも金持で時々天然ボケ。よくビアンカとフローラの選択で「愛か金か」と言われるが、彼女は「愛も金も」である。ばったり会ったその日から、十分恋に落ちられるだろう。申し分の無い美しい妻と楽しく愛をはぐくみ、理想的な家庭を築きつつ世界を救えた。

「けど、一応結婚直前のデータは3つ、とっといたわ」

と息子に言うと「何そのエロゲで全キャラとHできる的な発想」

といわれたorz

さあ、めでたくエンディングも見たし、次はデボラさまに求婚だ!

そうなると、主人公ココス(パパスの子だからココス)も、少しキャラを変えていきたいところだ。

見るからに悪女、養い親も頭を抱える個性派を、病気の父を抱えるけなげな幼馴染とこのうえない聖女をふってまで娶ろうというのである。よほどのMか、「この女に賭ける」てな人生ばくち打ち、てなキャラでいかなくてはおもしろくない。

さあ、結婚した。デボラさまは主人公を下僕扱い。はい、仰せのままにしましょう。先頭キャラはいつも貴女で、私めはついてまいります……レベルは低くても、今現在しゅびりょくは貴女様が高いですから……と並び替えた。

が、なんということだ。

何度並び替えても、街に入ってイベントなどをすると、すぐ主人公が前になってしまうではないか。

何この夫唱婦随システム。女性蔑視よっセクハラだわっ!

とちょっといらつきつつ、デボラ様前線、主人公はたくましく戦いつつ、デボラ様にホイミ、でがんばる。

港町についた。都会だけにデボラ様はご満悦のご様子。フローラとの結婚生活では、いろいろな誘惑にわき目も振らずに船に乗り込み、ひたすら世界を救いにでかけたものだが、今回はMの上にばくち打ちの設定の主人公である。ボトルシップを買い、初めて「ふくびき」に手を出してみた。初回はふくびきを一切しておらず、その時点でふくびきけんを4枚持っていた。

4回連続白玉が出て、4枚連続ふくびきけんをもらった。……これではスることもできないなあ…と、もう一回やると緑玉が出た。お、調子出てきたじゃん、ともう一回。

……「金の玉」がでました。

長いファンファーレが鳴り、この先どんな買い物も2割引になるというゴールドカードが手に入った。…決して確率は高くないはずなのに…「うわああああ…いきなりふくびきで金の玉出ちゃったよ……」と娘に言うと、娘は元気に

「金玉おめでとうーーーーーーーー!」

きっ、清らかな美少女がそんな言葉を使うんじゃありませんっ!

あとは黒玉だけで見事にすってしまったけど、全然問題なし。この段階でゴールドカードをもてれば何も要らないだろう。

この妻、俺にすごい幸運をもたらしてくれそうだぜ…一生、付いていきますぜ、デボラさま!

不適に笑う悪妻と、ちょいMワル未来の勇者の父。

微妙~~~に、物語が変わっていくのを感じる。

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ドラクエ5クリア~~~

とりあえずエンディングを見た……。

ラストバトルは主人公、双子、キメラで臨んだがもう少しというところでキメラがMPもHPも尽きてしまい、嫁のフローラを出した。おかげで「一家水入らず」パーティで世界を救ってしまった。

さて、すぐにデボラと暖かい家庭でも作ってみるか……作れるのか……?

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2008年8月 1日 (金)

出会い系よりすれ違い系~ドラクエ5

さりげなく、ドラクエ5がラスボス直前だったりする。

で、私はFFでもそういう緊迫した状況でテーマパーク通いを始めたりカードゲームにはまったりチョコボレースにのめりこんだりするけれど、やっぱりドラクエでもミニゲームに手を出し始めた。というか、天空城で飛び回っていて行ったことの無い島を見つけて降り立つと、義父が経営しているカジノ船だったりするのだ。

ああ、フローラ嬢と結婚したところじゃないか。

すっかり、その存在を忘れてました。

こんな婿殿ですみません…と会いに行くと、義父のルドマンさんはずっと笑いっぱなしだし。

あ、うちの主人公はココス。パパスの子なのでココス。で、生まれた子どもはマゴスとマゴンヌ。とってもわかりやすいネーミングで気に入っていたのだが、我がリアル娘には不評だ。かわいそう?……うーん、マゴンナもよかったかなあと思うんだけど。

ココスは勇者の父にして大金持ちの婿殿、そして名産品博物館の館長でもあるのだが、普通に手に入る名産品はあらかた集め、並べて悦に入っているが、「すれ違い通信」をそこそこにぎやかな街で試しても、全然ほかの「勇者のお父さん」に会わない。

もっと都会さいくしかないか…

ラスボス放置で、名産品を追い求める勇者一家。

果たして世界は救われるのだろうか?

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