娘に携帯を買った
息子の反対を押し切り、愛娘に携帯を買った。
夜遅くまで塾に行くし、部活で試合などに行ったあと、買い物などでどこかで落ち合いたいけど……などというときに、携帯の必要性をとても感じたのだ。
「ほらうち、方向音痴じゃん? GPS付とか必要じゃね?」
方向音痴とかを理由におねだりするな……てか、あんたの方向音痴は「負の走光性」レベルなんだからね…orz
しかし、この極度の方向音痴で、やけに不審者に好かれ、おまけに人懐っこく危なっかしい娘に、まめに連絡できる携帯電話は心強い。息子の「ああいう性格だからこそ、携帯なんか持たせたら危ないんだよ!」というのもわかるのだけど。
我が家の経済状況をよく把握させ、携帯やネットの世界の怖さも叩き込み(いくら言ってもわからないようだけど)、時間を守らせ、長電話やメール、ネットなどに耽らないように…結構口をすっぱくしながらの、購入だった。
しかし、息子と私の携帯を買った頃とは本当に変わった。
昔は契約者を増やすため、端末は格安、あるいは無料でも提供していたのだ。
今、携帯ショップで「¥0」の表示があっても、その機種がタダということはまずない。
よ~~~く見ると、「頭金」という文字がある。単に、「今日はお持ち合わせが無くても、ローンで大丈夫ですよっ」ということだ。実際には、安いほうで2~3万くらいとられてしまう。家とかマンションじゃあるまいし、何が頭金だ。高くても10万のものに、ローンなんか組んでたまるか~
仕事で街を歩きながらあちこちのショップをのぞいたが、前のように遠目では値段がわからなくなった。近くに寄って実際の値段をちまちまと見た。娘は、キッズ携帯はイヤとか言う。安いし、丈夫だし、GPSも使えるし、親としては一番安心なのに~ あらこれ安い…と見ると、高齢者向けの機種だったりする。これも、親としては「通話だけできればいいじゃん」な感じだが、さすがにかわいそうである。
ようやく、新規で、いろいろオプションつけるのが条件ではあるが「4800円」の機種を見つけた。いかにも在庫処分な感じで、色も1色だけだが、娘は気に入った。
docomo sh705i のブルー
もう古い機種で、その店には充電フォルダも無かったのだが、当然カメラもついてるし、メールにはなんかおもしろいのあがついてるし、要らないっていうのにワンセグまで使える。QRコードも読めちゃうぞ! てか、名刺読み取り機能もあるっていうのが社会人的に一番うらやましい!
「いいなあ。これじゃおにいちゃん、うらやましがっちゃうよ」などと会話しながら帰宅。お兄ちゃんに、連絡を取ろうかな、と言うと、「あたしがする~!」という。じゃあ、番号を教えるか…と私の携帯を出すと、「番号、赤外線で送ってよ」とか言う。
……赤外線…? なにそれ…?
高齢者、そんなの使ったことがありません。
初めて携帯を持つ中学生が、携帯電話持って5年↑の母よりもいろいろ詳しいんですね…orz
☆
息子は、やっぱり不満たらたら。あいつ大丈夫かよ~あぶねえよ~と心配顔。ちょうど、愛機が修理から帰ってきた。息子の携帯は武骨なデザインと重量感がむしろ売りで、薄さが身上の娘携帯の3倍以上の厚みがある。息子、代替機2台を触ったが、薄くて薄くて、きれいに研磨されて帰ってきた愛機に感無量だった。
「どうよ、この厚み。俺片手で見なくても手になじんで開けられるぜ……(*´Д`)」
私も、携帯はある程度厚みがあるほうが好み。技術競争で、携帯がどんどん薄くなったのはたしかに素晴らしいんだけどね……手の中に、しっかりと存在感があるほうがいいんじゃないかなあ。
けれど息子、マイクロSDカード対応がうらやましいらしい。息子愛機のミニSDは、廃れつつあるのだ。…たしかに、2GBでこんなに安いしね…
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