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2008年11月12日 (水)

男は「中古」じゃないとダメ?

恐る恐る…書いちゃうけど。

昨日の日記を書いたら、書かないで終わらせるわけにはいかないだろう。夕べから、ずっと悶々としているし。

昨日は、とある美少女キャラが非処女であることに一部の人が荒れているということに対して、『別にいーじゃん』と言ってのけた。ろくに読んでもいないのに。

右の頬を打たれたら、じゃないけど左の頬も打つ。

男は、「中古」じゃないとダメなのか?

「ベルサイユのばら」という、名作少女漫画がある。

これはもともと池田理代子女史が、シュテファン・ツヴァイクの「マリーアントワネット」に感銘し、彼女の物語を描きたいと言い出したのだが、当時の少女マーガレット編集氏は「女の子が歴史ものなんて、難しい物語がわかるわけがない」と一蹴。そこで「女の子たちが好む物」をてんこ盛りにして、かれこれ30年を超えても世の万年少女たちをとりこにするほどの大名作になったものだ。

ことに人気が出たのが、男装の麗人にして、大貴族の令嬢オスカルと、平民の親友アンドレの純愛だ。長年信頼を寄せ合い、友情を育んでいた二人。それが、いささかなりとも男女の愛情に目覚めたのはフランス革命の足音が聞こえる頃。

バスティーユ襲撃=フランス革命の前夜、二人はそっと契りを交わす。

明日はどうなるとも知れぬ二人の、ひそやかな契り……

思わず涙をぬぐう名場面だが、そのとき、オスカル様は33歳。

アンドレは35~36歳などと見られている。

その現実を知ると、いろいろな感想が沸き起こるだろうが、ことに何かと「おまえだけを」と言い続けた純愛男の「アンドレは『初めて』なんですか?」なんていう疑問は、昔からあったらしい。

結論を言うと、昔原作者本人の口から、彼は10代でプロの女性の手ほどきを受けている、という発言があったらしい。それが公式ということだし、しょせん想像上のキャラクターのプライバシーなど気にすることではないのだが。

ただ、その疑問と答えが「男は経験してないと」というような見解にたってのものなら、少し違うかなと思った。「○歳にもなって経験がないなんてw」などと決め付けてはいけない。それぞれの信条でそういうことは決めてよろしかろうし、知っていようがいまいが、純愛になんの影響があるだろうか。

アンドレが「イノセント」でも、別にいいじゃないか

魔法が使えたって別にいいじゃないか

……私だけ?

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