娘が「女帝エカテリーナ」を読んだ!
最近は、昔買った漫画を読み返している。
「もやしもん」1巻を読み返した。
結城蛍が別人!w(あたりまえか)
海街に触発されて、古い吉田秋生作品を引っ張り出した。
高校生、酒飲みすぎ!w
「河よりも長くゆるやかに」のトシちゃんたちもスレ過ぎだが、叶小夜子お嬢様までも、おばさまとウイスキーの飲み比べw たしかに昔は、未成年の飲酒におおらかではあったが、ことに吉田秋生作品では酒豪だらけだ。さすが、子供の頃に鎌倉の梅酒で二日酔いになっただけのことはある。
そしてなんとなく「女帝エカテリーナ」(アンリ・トロワイヤ原作・池田理代子著)をひっぱりだして寝っころがって読んでいた。そこに娘がやってきて猫の如く甘え始め、なぜか一緒に読み始めた。
今日は豚肉のポトフとピラフ。塩コショウを多めにすりこんで2日おいた豚ロース塊肉を朝からフライパンで焼いて余分な脂を抜き、くしがた切りにしたキャベツ、たまねぎ、にんじん、セロリとにんにく、ローズマリーと一緒に水からゆでる。
煮立ったら、保温鍋でおいて、食べる前にもう一度加熱。ブロッコリーのゆでたのも入れ、肉を切って盛り付ける。素材から出た味だけで、スープも(゚д゚)ウマー
という感じで夕食を作りながら振り向くと、娘があの分厚い「女帝エカテリーナ」を貪るように読んでいるではないか!
社会科が苦手だというから歴史漫画を勧めたのに、一向に手を出さなかった娘が!
たった! クララがたった!というくらいの一大事だ。
「やべ~エカテリーナむちゃくちゃおもしろい~~~!!」
だから言ってるじゃないか~~
エカテリーナは中学生には少し難しいかな、とも思う大人向けの作品だが、おもしろい。
美貌にも後ろ盾にも恵まれなかった少女ゾフィーが、己の才覚と努力で歴史に大いなる足跡を残す女帝になる物語は、娘の心を捉えたようだ。ちょうど同じ作者の「ベルサイユのばら」と重なる時代で、デュ・バリー夫人がベルばらとほぼ同じ髪型でちらりと出てくるサービスもある。これとポーランドを描いた「天の涯まで」、ナポレオンが主人公でベルばらの続編でもある「エロイカ」を読めば、18~19世紀の世界史がちょっと楽しくなるのではないだろうか。
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女帝エカテリーナ(1) |
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コメント
うゎー!!!Ekaterina様だ~!
“帝国を見はるかす若き女帝の双眸は、ヨーロッパ列強を向こうにまわして一点の曇りもなく見開かれていた” ← 名場面はほとんど暗唱できます。
これはもう、私が十代の頃唯一最大に影響を受けた、超大作マンガです。やはりゾフィー・フォン・アンハルト・ツェルプストが策略でのし上がる過程が最高。
あと『ベルばら』と『天の涯まで』と『エロイカ』と...。うーん素敵だ。
投稿: まーく | 2008年11月 4日 (火) 07時01分
まーくさん、ようこそ~!
「女帝エカテリーナ」傑作ですよね。ベルばらは名作だけど、どうしても前半と後半が違いすぎて安定しないしちょっと時代も感じてしまう。けど、これは今もまったく古さを感じさせないし、有能で好色な英雄、という女性像も他にないものでした。
思わず夕べは「天の涯まで」読み直してしまいましたw 立場が変わるとエカテリーナ様が悪役になるのがまたいいw
投稿: 闇鍋奉行 | 2008年11月 4日 (火) 08時07分
『女帝エカテリーナ』は1984年夏に新宿で原画展やってましたよ。それについて、取り急ぎ私のblogに。当時私の、理想の女性像でした(ヲイヲイ)。
ところで、デュ・バリー夫人、、、。どこに出て来たんでしょう、是非教えてください。
投稿: まーく | 2008年11月 5日 (水) 21時13分
おおお~まーくさん、ブログ拝見しました。本当に思いいれのある作品だったのですね!
1984年…その頃私、漫画をあまり読まなかったような……で、私は中央公論社の、雑誌みたいな紙質で分厚い、全1巻の本なのですが、おそらく1990年代だと思います。
ベルばらは、子供の頃読みましたが、こ、これは!と思いますね。
デュ・バリー夫人は、後半、うちの本の726ページ、がんがん侵略…もとい進出なさるエカテリーナ様に激昂、卒倒するルイ15世の介抱をする女性ですよ。前コマで「デュ・バリー夫人を呼べ」と召還されてます。
ベルばらでは小娘マリー・アントワネットに挑戦的な、やたらセクシーで野心的な女性に描かれてますが、ここではかいがいしく15世のお世話にオロオロ。やもめ王の愛妾のお役目なのでしょうね。で、髪型が……我らがエカテリーナ様もかなり「ありえない」髪型ですが、絵柄こそ違え、ちゃーんと、あの髪型、あのイメージで登場してくれているのです。
投稿: 闇鍋奉行 | 2008年11月 5日 (水) 22時47分
「我らの母、エカテリーナ!」様が帝位を継げたことに関して、
質問サイトにこんな質問がたってました。私も専門家の回答を聞きたい。
http://okwave.jp/qa4485907.html
投稿: まーく | 2008年11月17日 (月) 21時46分
「我らの母、エカテリーナ!」様が帝位を継げたことに関して、
質問サイトにこんな質問がたってました。私も専門家の回答を聞きたい。
(こういう書式で書くべきでしたね、上のはついでのときにでも消しておいてください)
投稿: | 2008年11月17日 (月) 21時48分
「我らの母、エカテリーナ!」様が帝位を継げたことに関して、
質問サイトにこんな質問がたってました。私も専門家の回答を聞きたい。
(なんかすさまじく、お手間取らせて申し訳ない。これが正しい書き方か。上2つは削除お願いします。)
投稿: まーく | 2008年11月17日 (月) 21時50分
まーくさん、ようこそ~落ち着いてください~
一番最初のにはURLあるけれど、あと二つには入ってないし、どうすればよいのでしょう…まあ、そんなに人が来ないブログですので、全然気にしなくて大丈夫ですけど~
たしかに、すごいことですよね。あちらの感覚と、日本人の感覚は違うのかな~と、漠然と考えていましたが、裏を探っていくと何かあるのかもしれません。
わが国の皇室も、……色々、大変ですが…
投稿: 闇鍋奉行 | 2008年11月17日 (月) 23時05分