萌えキャラは「新品」じゃないとダメ?
なんか、今アニメでも大人気の「かんなぎ」最新話で、主人公のなぎが「非処女」であるという描写があり、一部で荒れているとかいう話を小耳に挟んだ。
「かんなぎ」、第1巻しか読んでいなくて、息子の集めている美少女モノのなかではおもしろいなあという感想を持ったくらいで、アニメも見てないのでコメントするのもはばかられるが…
彼女の場合は、別にいいような……
昔、大人気RPGドラゴンクエスト発売日近くに発売したばかりに、そのクオリティの高さとは裏腹にあまり売れなかった「テイルズオブファンタジア」というRPGを、友人からプレゼントされた。スーパーファミコン終期、ゲームソフトが1本1万円くらいした時代だ。このソフトは、中古でも当時それなりのお値段だったので驚いた。
実に魅力的な、素晴らしいソフトであった。私の根気が無く、残念ながらラストまでいけなかったが、キャラクターは生き生きとしているし、ドラマティック。なかでも妙に印象に残ったのが、可愛い魔女・アーチェだ。
箒に乗って宙を舞い、ロリロリな声で、いかにもその筋の人にウケそうなキャラクター。だが、彼女はとある場面で、「清らかな乙女」ではないことをほのめかすのだ。
その瞬間、私は萌えた!
安易なキャラ作りでこの隠れた大作を収めなかったスタッフ万歳!
後に、この「テイルズ」シリーズが、ドラクエ、FFに次ぐ大人気シリーズになったのは言うまでもない。
☆
人にはそれぞれ、歴史がある。
人を愛するのなら、その過去もすべて受け流すか受け入れるべきだ。
なぎは、1巻だけ見た限りでも世慣れた風があるな、と思う。そこが魅力だ。
そのあと読んでないが、表紙だけ見ると、世の需要にあわせてキャラ増加、美少女だらけの世界になっちゃったのかな~……と思ってしまった。
…けど、今日のそのウワサに、少しさわやかな風を感じてしまった。
なんかね、その心意気が素敵。
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