皇太子様2月にベトナムへ、妃殿下は様子を見て…
羽鳥慎一アナウンサー(日本テレビ)という人が、おもしろくてズームインを見ている。
長身に端正な顔立ちで、十分イケメンでいけそうなのにどこか野暮ったく、三の線をやっている。素人いじりといい、とっさのコメントといい、知的な上にユーモアたっぷりで、並みのお笑い芸人でもかなわないような笑いのセンスだ。バラエティでも大活躍。
しかも、どんなおもしろい言動をとっても、彼の目は決して笑わない。
そこが恐ろしくもおもしろい。「この人、超一流のコメディアンなのか?」この怖さは、ビートたけし以来である。
寝ぼけ眼でテレビをつけ、ぼんやりとズームイン!を見ていた。「雅子様、5年ぶりのご公務」というニュースをやっていた。久々に見る晴れやかな衣装をお召しの雅子様。スペイン王家だかイギリスの皇太子ご夫妻だったかは、なんと言うことなく眺めていたので、記憶が鮮明ではないが、羽鳥アナの言葉に目が覚めた。
「こ、これって、ちゃんとしたご公務なんですよねっ『選り好み』とかじゃあ、ないんですよねっ」
い、言っちゃったよこの人!wwww雅子様をフォローするようにしながら、言っちゃった。
まるで日本中の善男善女がテレビに向かって「選り好みだよっ」と総ツッコミするのでも想定しているかのような、かなりぎりぎりの笑いであった。
なんとなく車内吊りや新聞に出る週刊誌の見出しと、報道だけでもうすうすわかる。雅子様、欧米偏重だ、と。
☆ ☆
皇太子様、2月にベトナムご訪問、秋篠宮ご夫妻は中欧4カ国ご訪問のニュースが、今朝流れた。またいろいろ憶測は流れることだろうが、私はある一文が気になってしまった。
「療養中の雅子さまの同行については、今しばらく様子を見たうえで」
先日、天皇陛下が「病気」と明言した雅子様、ご様子次第では同行があるのだろうか?
宮内庁ホームページでは、皇族の方々のご様子が誰でも見られるようになっている。便利な世の中である。「皇太子同妃殿下のご日程」を拝見すると、ご公務復活のニュースのあとも、雅子様は完全復活とはいかないようで、いくつかのご公務をされながらも、ほとんどを皇太子様にお任せになっている。
特に目を引くのが、「皇居勤労奉仕団」へのご会釈だ。
皇居勤労奉仕団というのは、有志によるボランティアで、皇居や東宮御所などのお庭の清掃などを行う人たちだ。条件を満たせば誰でも参加でき、無報酬ではあるが、恩賜の和菓子(前はタバコだったが、現在は廃止)をいただき、やんごとなき方々の「御会釈」という、栄誉に浴することができる。
雅子妃殿下は、今年の7月3日以来、このご公務に就かれていない。
なぜ?
素人考えかもしれないが、「適応障害」のリハビリテーションにふさわしい、一番簡単なご公務ではないのだろうか。
いくら広い御所とはいえ、敷地内である。
テレビカメラなどもなく、ドレスの色に悩むことも無い。常識的な格好をして、ちょっと庭先に出るだけのことである。
夫の斜め後ろくらいに立って、微笑んで立っているだけでもいい。
それだけでも、奉仕団の皆様は「病の身を圧してご尊顔を見せてくださった」と大感激して帰路に着くだろう。
「病のため」と御会釈してくださらなかったのには、がっかりしても、「仕方の無いこと」と思うだろう。
が、一方で「レストランへお出かけ」「○○王家をお迎え(とってもお元気そう!)」などの報道を聞いた皆様は、どう思われるのであろうか。
皇室は、国民に君臨するものではない。
国民に支えられるものである。
毎日働いてお金(旅費その他)を工面し、ほんの少しでも敬愛する皇室の皆様に近く接し、笑顔やお言葉を賜るのを楽しみに地方から出てきて、お掃除などをしてくれる方々。
そんな名も無い国民が、皇室を支えている。
私はそんな熱心な皇室ファンでは無いけれど、このことには憤りを感じた。
勤労奉仕団をないがしろにすることは、国民すべてをないがしろにすることだ。
ご病気は、仕方が無い。が、なんで他の華やかなご公務には嬉々として参加されて血色の良い様子を見せ、こんな簡単な、でも大切なご公務には顔を出されないのか。
「内臓から出血」報道のあった天皇陛下でさえ、12月16日に「ご会釈」されている。な、なんで???? がん患者で、ご高齢の陛下が、…もちろんそれは、陛下がこの地味なご公務に大変重い「意義」を感じておいでのことなのだという証明だ。陛下、命がけで「あるべき皇族の姿」を、皇太子ご夫妻にお示しなのだ、と解釈した。
国民という、身内で、しかも皇室に崇敬の念を抱き、喜んで奉仕に来てくださる方々との語らいは地味で、何も難しくもないけれど、本当に大切なご公務である。この人たちに支えられること、期待に応えること。これを喜びと感じる。それが、戦後皇室のあり方だ。
まずは、このご公務だろう。それができないで、国賓をお迎えするとか、外交に出かけるとか、それは国民にも、相手のお国にも失礼だ。
自国民に嫌われ、呆れられる皇太子妃に、何の外交的価値があるのだろう?国民の税金を使ってまで???????
私は、まずは「奉仕団へのご会釈」、次いで「福祉施設などへのご訪問」、災害があればいち早く訪れて被災者を励ます、という姿勢、国民とともにある、という御自覚が見られない限り、外交などお考えになら無いで欲しい。ひたすらごゆっくりと静養なさってほしい。
こちらの公務にはでるけど、こちらの公務には出ない、などよりは、「何もしない」方がよほどましだ。
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コメント
こんばんわ。
雅子妃は、はじめは同情していましたけど、今となっては仮病くささを感じますね。
仰るとおり、公務を選り好みしているようにも見えます。元外交官という、エリート意識がまだ抜けてないんですかね。皇室の公務を、ただ手を振ってニコニコしてるだけで、バカらしくてやってられないって思ってるのかも。紀子様の方が、変な言い方ですが、プロ意識を感じます。
さて、今年もあとわずかですね。来年は景気が良くなってほしいですね。
またおじゃまします。
投稿: NewType | 2008年12月29日 (月) 22時49分
NewTypeさん、ようこそ~!
雅子さま、実は外交官ではないし、学力も英語もマナーも相当アヤシイものらしく、そういう意味でも、「表に出せない」ようです。
良いお年を~
投稿: 闇鍋奉行 | 2008年12月30日 (火) 07時02分