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2008年12月 5日 (金)

息子と敬語について語りました

今日は小ぶりとはいえ新鮮なホウボウが5匹で399円で手に入った。中ぶりのをカルパッチョに、小さいのをぶつぎりにし、アラをスープ・ド・ポワソンに仕立てて他の魚介類とブイヤベースもどきにした。

手間はかかるが、魚はやはりうまい。息子もネットをしながら好みの番組をテレビで流して、上機嫌。そうだよなあ、「妖怪人間ベム」のリニューアル版、いろいろ違うよなあ、というアニメ談義。…妖怪人間ベムって、「妖怪」なんか出ないと思ったよ、たしか。

息子が、「これ、いろいろ違うし!」と、自分のデータに変えた。美少女満載の最近のアニメか。はあ、料理に精を出すよ。

と料理や家事をしていたら、美少女の「参られた」というセリフがひっかかってしまった。

「あのー……今、耳に入っただけで、何か意図があるのかもしれないけど、『参られる』なんていう言葉、使わないでね」

「参る」は謙譲語だ。自分や身内が、目上の方に伺うときに使う。「られる」をつけるのは、何なんだ。へりくだって、持ち上げる。作品の中のパワーバランスがわからないし、何か皮肉のようなものを込めている可能性もあるが、とにかく、こういう言葉使いを「正しい敬語」などと思ってくれるな。妙~~~~~~~に言葉遣いにこだわる幼児だった息子なので、大丈夫とは思うが、一応。

「たとえば、遠方からこられたお客様に、あんたはどういう言葉をかける?」と、テストしてみた。

息子、ちょっと考えて、足を組んでこちらに向き直り、ありもしない肘掛にひじをかけ、あごをしゃくるように、若本則夫的美声で演じた。

「よぉく来たな」

はいはい、どこの魔王様ですか。まずは粗茶を食らうがいい!ですか。

「それで、お客さまに対応するの?」一応、突っ込んでみた。息子、急に着替えを準備し始め、「あー俺、今風呂入るところだから」と、母ちゃんの教育なんかに付き合ってられるかという態度を見せた。

「風呂?『私はこれから風呂に入るところだ。存分に、私の入浴シーンを鑑賞するがいい!』かしら……?」

「ちょ( ゚д゚ )」

「それとも『どおぉぉぉだ、私の裸体は?』かしら?」
「……ちょ( ゚д゚ )(やべえ、この母やべえ)」

息子は観念したらしく、正解を述べた。さすが、天災の名に恥じぬ…ああ、違うわ天才の名に恥じぬわが息子。先日、とある進路説明会で、「最近は敬語は(どーせ今時の若者は誰も使えないので)さほど企業の選択ポイントになりません」というのを聞いて「ハァ?」と声をあげたくらい、妙に敬語好きの息子だ。今はフリーザ的慇懃無礼に使うことが気になるが、……、きっと、美しい日本語として使ってくれることを期待する。

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