沖縄で最高の「日本料理」
極寒の沖縄リゾートを訪れて、最初の夕食。
「沖縄にきて、なんで日本料理?」などとも思ったけど「とにかく、いいらしい」という情報を、現地通がゲットしていた。
料理の始に、料理長の中村さんが挨拶に見えられた。ゆったりと、楽しめそう。
前菜はひとつひとつ、「美味しい!」「これは何??」と声があがる美味しさ。魚の木の芽味噌焼きは、私と食通メンバーが「チーズやクリームのような乳製品の香りがする」と感じながらも、その情報しか得られず。まあ、ゆずの香りのするねぎ味噌とかもあることだし、そんな香りのする組み合わせということかも?
写真の出来が良かったので、「御造り」。器や彩りも楽しませていただいた。
さて、こちらの一番のオススメという鍋をいただいた。こちらの料理長オリジナルの土鍋を用い、沖縄名産の食材を用いた、独特の蒸し鍋。
蓋の高さのある黒い土鍋を、強火にかける。あとで聞いたのだけど、この鍋の蓋は豚の顔を模しているらしい。気づけば、写真に撮っていたのにー! 蓋の空気穴も独特だったし、ここでしか食べられないという「鍋」料理に、闇鍋奉行も喉がなる。
このような鍋に、一滴の脂も敷かず、沖縄名産の豚肉を投入。じっくり脂を出しながら、野菜を入れる。大雑把に切ったキャベツは甘そう。
「それ、なんですか?」
と聞いた食材は、ひとつは「ヘチマ」。ああ、沖縄って、ヘチマ食べるとか聞いたことがあったっけ。
それから、薄切りにして皮目をあぶったらしい白身の魚。これを聞くと「びたろう」という答えが返ってきた。「おい!びたろう!」と、田の中勇さんの声が聞こえてしまいそうだったが、大人しくしていた。
できあがりはこちら。少々だし汁を注いではいるものの、お味は素材そのものから。甘い、旨い、と蒸し鍋を堪能。そのあとは沖縄そばや雑炊に……これもおいしいシメに。
翌朝、別室メンバーが興奮気味に語った。
「あの中村さん、テレビでNHKつけたら、すごい扱いで出てたんだけど…」
なんか、すごい料理長さんらしい。
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