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2009年5月14日 (木)

こんな奇跡が

夜8時近く、私は会社を出て、家路を急いだ。

駅に行くには、歓楽街を通らなくてはいけない。呼び込みの黒服のお兄ちゃん。まあ、私には目もくれないけれど。

と、そこに見覚えのある顔を発見。

夫ではないか。

かれこれ10年、家を出ているか、家族をまったく無視していた夫。

最近、「家族として」家に帰るということで住み始めたが……なんで、ここに?夫の勤務地ははるか30キロ先だし、ここは我が家の地元でもない。ついでに、私の勤務地も知るはずが無い。あちらも相当、驚いていた。

「なんで、ここにいるの???」
「飯食いに」
…ああ、家に住むと言い出したときに話し合った。ただでさえ、食事を用意すれば食べない、殴る蹴る、用意しなければ怒り、殴る蹴る、という息子だけで私は精一杯。朝食はいつも息子の食べ残しという状態で、このところ太る一方なのに、同じような性格で、帰るか帰らないかわからない夫の食事の心配まで、抱えたくない、と、平日は一切世話をしないと言ったんだっけ。都内か、地元で食べてくるかと思ったら。

「…どこに」
「……Aに」
「えええええええええええええ」

Aというのは、知る人ぞ知る立ち飲みスタンドだ。安くて旨いとそこの地元では評判。私は営業であちこちに出るが、昼を職場で過ごすときには、最近もっぱらそこのランチタイム。10人ちょっとしか入れない、小さな小さな店。

「私、そこの『昼の常連』だよ!」
「ええええ」

いやあ、驚いた。

10年別居していた夫婦が、同じ小さな店の、昼と夜を共有していたとは。それも、地理的に接点がなさそうなのに。

いつか子どもらと一緒に、あそこでご飯できたらいいなとか話した。

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