娘はうさみみインフルエンザかも~怖い画像付~
急に熱にうかされた娘。夫は「…豚?」と、不謹慎な冗談を言ったが、私と娘はなんとなく感じていた。
「これ、うさみみインフルエンザじゃね????」
娘はうつらうつらと横になりながら、「おねがいマイメロディ」後半と、「おねがいマイメロディ~くるくるシャッフル」を一気見していた。ことに大好きな「うさみみ仮面」にはすごい熱の入れようだった。これが、感染源かもしれない。
うさみみ仮面。 天才バイオリニストの美少年・柊恵一が、己の空虚を埋めるために危うく世界を滅ぼしてしまいそうになり(第一作)、その贖罪として背負った運命。
あの超イケメンでクールな柊先輩が、マイメロちゃんさながらの格好で、恥ずかしい口上とともに現れ、「イケメンビーム」で敵を倒す。柊恵一の人気は凄まじく、当時実況スレは柊が出ると1分に700レスもの書き込みがあり、時にサーバーがダウンしたくらいだという。
で、当時から、柊恵一はセフィロスに似ている、と言われていた。
銀髪、あの前髪に顔立ちはセフィロスの少年時代のようだったし、ラスボス形態一歩前では意味も無く上半身裸でバイオリンを弾いていた。
というか、毎週クロミさまが夢の扉を開けるたびに全裸の柊がバイオリンを弾くのだが、画面全体を覆う「闇」が、どういうわけか回を進めるごとに薄くなり、ラスト近くでは柊の尻まで見えそうだというようなあたりも、なんとなくセフィロスっぽい。
……コロリ… ハイ、わすれましょーーー(byはりねずみくん)
セフィロスも柊も、母親という存在と自己との軋轢に苦しんでいたし、己の「空虚」に、負けた。
柊を救ったのは歌ちゃんだったが、セフィロスを、限りない破壊への暴走から「死をもって」救うのは、いつもクラウドである。
セフィロスがクラウドに固執するのは、救われたいからではないのであろうか。
「想い出の中でじっとしていてくれ(…なあ、もういいかげんやめね?)」
「…私は、思い出になどならないさ…(スクエニの次回作にご期待ください)」
これからも彼らは闘い続けるのかもしれない。
★
などという妄想に囚われるのが、うさみみインフルエンザの症状である。
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