寺門ジモンに萌える母子
ぬわー!今週は忙しくて気になる週刊文春ネトゲ記事も「ゴーマニズム宣言天皇論」も買えない、正しくはじっくり腰をすえて読めない。
で、先週買ったコミックの話でも。
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ネイチャージモン 1 (ヤングマガジンコミックス) 著者:寺門 ジモン |
前々から本屋で表紙を見て気になっていたのだけど、先週1、2巻を購入。
あ、熱い!
久々に魂に来る漫画を読んだ。これは可愛い我が子に読ませないといけない、と先週末子どもらに勧めた。
「これ、すごいよ!」
「…はあ…そこにおいといて…」
食いつきが悪いなあ…たしかに、子どもウケする絵柄には見えない。子ども達、芸能人なんかには食いつかないほうだし、まして寺門ジモンとか。
これ読めーこれ読めーと、叫び続ける週末。途中には、頭突きをされる一幕もあった。今の私は「殴られたブラックジャック状態」だが、顔半分が般若のように腫れあがった顔の時でも、私は息子に早くこれを読めーと騒いでいた。
(我ながら狂っているな…)
まったく、息子ときたら私の超オススメ本を放ったらかして、昔の「美味しんぼ」を読んでいる。やれやれかわいそうに、そんな漫画をありがたがっているようじゃ……と、つい失礼なことを言いたくなってしまう。
美味しんぼには一応敬意を払ってはいるが、ジモンの肉に対する執着、いや食に対する執念は山岡のそれをはるかに凌駕しているかもしれない。山岡のような漫画の人物がやたら屈強になって現れたか、そんな人物だから漫画になったのか。
そしてまた、表情や食材の描線が素晴らしい!描き手さんの画力も特筆すべきだと思う。
やれやれ、オカンがそれほどまでに言うなら…と、息子がしぶしぶ手に取る。数ページで顔がほころぶ。
「ヤベエ」
やべえだろう。息子が震えだす。もだえだす。「やべえ、ジモンすげえ!」「食いてえええぇぇぇ」「うわああああぁぁぁぁ」
ジモンの素晴らしいバカさ加減と息子のバカさ加減はどこか共通すると思うのだが、息子もそう感じたらしい。心の師匠にしかねない勢いだった。すごい勢いで2巻読了。
そんな様子を感じていた娘にも、「まあ帰る前に1巻だけでも読め」と勧めた。
娘もまた、震え、もだえ始めた。
私はそっと、2巻をそばにおいてやった。
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コメント
素晴らしい親ですねww
ウチの娘は、漫画ばかり読む僕を馬鹿にしますが、何故かワンピースやhunter×hunter、更にスラムダンクにドラゴンボールと幽遊白書など、ジャンプ系は読んでます。
勿論ネイチャー(ryも本棚にはあるのですが、絵柄が嫌なせいか、まったく触れてくれません(´・ω・`)
投稿: たかきち | 2009年6月 6日 (土) 02時37分
たかきちさん、ようこそ~!
少年少女漫画は、やっぱり共有しやすいですよね。
ネイチャーも、一度読んだらはまれると思うんですけど……
投稿: 闇鍋奉行 | 2009年6月 6日 (土) 05時54分