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2009年6月23日 (火)

ネトゲのデータを消されて暴れる少年の映像が話題を呼んでいるようですが

http://www.youtube.com/watch?v=YersIyzsOpc

大変、大人しい少年ですね。壁は綺麗だし、物を投げたりもしない。怒りを他へぶつけることなく、内に向けています。

うちの息子にとってはこのくらい日常だし、それを逸脱している状態。私はどんなに腹立たしくても、彼の大事なネットゲームのデータを消そうとは思いません。こんなもので済むはずがないですから。

むしろ、この少年は、私自身です。

大事にしていた少年チャンピオンを親に捨てられたり、大事にしていたブラックジャックのポスターを弟に破られて、何度こうなったかわかりません。中学の頃は、やたらと自分に刃を向けていました。ずっと、自分の腕に噛み付いてもいました。自分の大切なものを蔑ろにされた恨み、苦しみを他にぶつけたら、自分が終わり。親にもわかってもらえないもののために、暴力に走っていてもだめだ。わかってもらうには、それなりの知識や言葉が必要なのだと、暴れ、奇声をあげ、自分への暴力に苦しみながらも、本を読もう、新聞を読もう、漫画などとバカにする大人たちに認められて対等に話をしようと、そう思ってきた10代。

少年よ、その苦しみはわかる。

が、同時にデータを消したお母さんの苦しみも考えるといい。

今日の朝日新聞、浦沢直樹の新作「BILLY BAT」の新聞ジャック広告がおもしろかった。

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コメント

まるで若かりし頃の自分を見ているようです…。

いずれ我が息子達も…gkbr

投稿: たかきち | 2009年6月24日 (水) 11時19分

たかきちさん、ようこそ~!
ママ友さんいわく「…まるで自分が親にしてきたことをひとつひとつ、返されているようだわ…」
親になるって、自分の犯してきた過ちを、子どもから受けることなんですね。因果応報とはよく言ったものw 子どもの立場だと「てめえなんぞに何がわかるか!」だろうけど、親としては「てめえみたいな子どもだったからわかりすぎるんだよっ」という感じです。

投稿: 闇鍋奉行 | 2009年6月24日 (水) 22時08分

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