夏休みの課題図書2「この世でいちばん大事な「カネ」の話
うわあ、もう8月も終わりだ。夏休みの読書感想文ネタもさすがに今日が限度だろう。
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この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) 著者:西原 理恵子 |
新聞で俵万智さんが「子どもが中学生くらいになったら読ませたい」と絶賛していたので気になって買った。サイバラ漫画はよく読んでいたが、単行本を買ったのは初めてだと思う。それも、漫画ではなく、中学生以上向けの、「本」とは。
なんという良書!
もしも今、「感想文書かなきゃいかんけど、今更読んでらんないしーかったりー」とか思う中高生がいたら、「これならすぐ読める! 感想書ける! そして君の血肉になる!」と激しく勧めたい。
奇才・サイバラが、自身の体験から身を持って学んだ「カネ」のことあれこれが、簡潔かつ力強い文体で語られる。読者に語りかけるような口調で、おまけに漢字には丁寧にルビがふってある。デザインも素晴らしく、字を読むのも辛い、というような子でも「すっげー先輩」に膝を突き合わせて昔のやんちゃ話を聞いているような感覚で読み、いろいろ学べるだろう。もちろんサイバラのことなので、キレイごとなんか、言わない。親や先生が慌てるような話もいっぱい。「お説教なんか聞きたくねーよ」な中高生は、これを読んで社会と取り組め。
☆
なんでこの日記がずーーーーっと書けなかったのかというと、肝心のうちの子供らが、全然読もうとしないからだ。なんでだ…もったいない。
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コメント
頭が中学生レベルの僕にはピッタリのようですね。
投稿: たかきち | 2009年8月26日 (水) 22時15分
たかきちさんようこそ~!
いやあ、中学生以上なら大人でもものすごく勉強になりますよ。私もこの年で勇気付けられたり涙が出たり、でした。
投稿: 闇鍋奉行 | 2009年8月27日 (木) 06時46分