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2009年9月11日 (金)

次期首相が「サマーウォーズ」を鑑賞

らしい。

http://www.asahi.com/politics/update/0909/TKY200909090396.html

…しかし、「友愛」以外に仰ることはないのか。

「家族のきずなの大切なことを学びました」あたり、小中学生の感想だと思う。うちのブログにも、「サマーウォーズ 感想文」という検索がたくさんきた。「感想」でなく、「感想文」だ。本当に、サマーウォーズの読書感想文を出した小中学生が多かったらしいw

でもねえ、鳩山さんって、まず間違いなく次期首相なんですよね?

こういうサイバーテロが起きたら、どう対処するのか?求められるコメントはそこに尽きると思うのですが。

我が国初のコンピューター犯罪と言われた元ハッカー少年は、まさに侘助と同世代。

彼は今とても反省しているけど、好奇心だけで動く少年少女、正直いって何をするかわかりませんよ。

そういう子らの行動でさえ、責任を持たなくてはいけないのが、首相。

民間運営とはいえ、公的サービスも一挙に請け負う巨大ネットワークサービス「OZ」の不具合で、ライフラインが完全に掌握され、大混乱を迎えている、というときに

「きずなが」云々では困る。

大おばあちゃんが黒電話を駆使し、要人を抑えた。デジタル依存の時代、彼女自身それを使いこなしてきたというのに、古い年賀状や住所録を持ち、アナログ回線を手放さなかった。

これに、何か思うところはなかったのだろうか。

「ぼくらのウォーゲーム」では、オトナは完全に蚊帳の外だった。どんなに日常生活に不具合があっても、その意味を知り、闘っていたのは子どもたちだけだった。

「サマーウォーズ」では、4世代にもわたる、オトナもコドモも関係なく、血の絆と、それぞれの持てるスキルでの戦いが描かれた。それは痛快でもあったが、彼らの共通認識がある。

「政府は、役にたたない」

この一族には国家公務員も多く、職権乱用もあって、この未曾有の事態に対処したのだ。

政府より、ハッカー少年wや、格闘ゲームの達人少年が活躍したのは快感!

けど、それを一国の主レベルが「絆が」どうの発言で終わらせてはいけないと思う。

映画のことは適当に褒めるとしても、「こんなふうに小さな子供たちまで闘わないですむよう、国民の皆さんが安心して暮らせるように」という視点でのコメントを伺いたかった。

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