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2009年12月22日 (火)

大人のFF

仕事途中で立ち寄った田舎町のコンビニには、サッズのエリクサー缶だけが残っていた。

…わかってないなあ、この街の人は…

荷物や仕事がなければ買い占めたかったところだ。

私は一見、ゲームに夢中なやんぐに見えない。はっきりいっておばさんだし、「もう、うちの子ったらゲームやネットに夢中で…」と愚痴る立場の人だ。…しかし、テレビゲームには年齢を超えて夢中にさせる魅力があったし、大人に特化したゲームや、むしろ大人が子供とは違う魅力を発見することもあるゲームも、昔から存在していた。

私にとってはFF6が衝撃。クロノトリガーに興奮して、中古でも1万円くらいしたのについ買ってしまったソフトだが、16人のキャラクターが入れ替わり立ち替わり、それぞれの物語を紡ぎながら世界を描くのにも、深い戦闘システムにも恐れ入ったが、思い入れがあるのが中年サムライ・カイエンのストーリーだ。幼い息子と愛しい妻、忠誠を誓った王と故郷…それをすべて帝国に奪われた男のストーリーは胸を突いた。ちょうど自分が二人の子の親となったころだ。あのボス戦のあとのシーンはもう…今思い出しても涙が出る。

で、最新作のFF13、第7章を終えたところだが…

これは、私くらいの世代に向けている???

もちろんネタバレはできないのでぼかして書くが、親として、年長者として多感な子供に対してどういう姿勢を見せるか、どう導くか、…そして、謝るか。

「こいつ、金魚のフンじゃねーのwww」と糸色望クン…じゃなかったホープ君を笑った息子だが、私はずっとこのホープの中に息子を見ていたし、とくにスノウの言葉のひとつひとつに怒りをつのらせるときの目つきや口元なんか、息子が私に向けるものそのものだった。…ああ、息子はこんな美少年ではないけれど。

こんな少年の暴走する怒りや苦しみを、大人としてどうするのか。

いろいろ考えさせられたし、ホープの父、筋肉バカ、筋肉バカの義姉さんなど、それぞれの心境を鑑みつつ…いや、そんな余裕もなく、私はぼろぼろ泣いていた。

うーん、そんなに期待してなかったんだけどなあ…

今のところこのソフトは40代反抗期の子持ちOK。

ライトニングとファングの「姉御ーズ」もなかなかによろしい。しかし、いきなり強烈なバトルに突如の3人パーティはきついw(これもいつものことだけど) …オプティマ「■■の■■」と「■■の■■」の区別がつかないw漢字コマンドは高確率で読解不能。どっかのシナリオでも「■を破壊するとエネルギーを回復します」というのに「なにを破壊するんじゃ~~~~!」と笑いつつ、野生のカンで「柵」を破壊した。合っていたようだ。

もう、自分に「心眼」があると信じる。

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