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2010年3月31日 (水)

皇族女性は大変だ!

雅子様についてのスレッドを巡ると、何かにつけて雅子様の変な顔写真集や、愛子様の恥ずかしい写真集などが貼られてしまう。

…意地が悪いなあ…誰だって、変に写ってしまうことがあるのに、わざわざそんなのを集めて。

と、最初は思った。しかし、その数の多さに怒りの矛先が移ってしまった。

なんでこんなに多いんだよ! なんでこんな瞬間を、撮らせてしまうんだよ!

思い起こされるのは、礼宮様と川嶋紀子さんのご成婚の日の一枚の写真だ。

どういった場面だったのかは覚えていないが、礼宮殿下の額に、ティアラ姿の紀子様がそっと手をあてている。お髪の乱れを直されたのか、汗を拭かれたのかわからない。これを、朝日新聞で大きく報道した。

すると、「人前ではしたない」「殿下の頭に手をやるなんて」
「いやほほえましい写真だ」「こんな写真を報道するな」

と、当時ちょっとした論争になったのだ。

皇族女性は、これほど厳しい目に晒されるのである。

ほんのちょっとの、「人間らしい」しぐさが、威厳を損なったり、品性を疑われたり、失望させたりしてしまう。理不尽かもしれないが、それが皇族と言うものでもある。

以後、紀子様は気の毒なくらい自我を抑制し、常にスキのない姿勢で人の前に立たれておられる。秋篠宮殿下の指導も厳しいものだったらしい。恋人同士の学生時代とは違う。宮妃としてどうあらねばならないか、初めての平民出身であるご母堂・美智子様のご苦労を鑑み、上からも下からも攻撃されることの無いよう、導いておられたようだ。

それこそが、愛する妻を守ることだろう。

「あれは大変だわー」
ある時美智子様が車で通られるのを目撃したと言う同僚が言う。
よくテレビで見る、沿道で旗を振る国民ににこやかに手を振る皇族、というシチュエーション。同僚は出勤途中で、とくにお迎えしようとも思わないが、とにかくそれが通り過ぎてくれないことには道路を渡れないので、遅刻を覚悟。まったく迷惑だわーという気分で仕方なく沿道にいたという。延々続くそういう国民の列。

そこへ、美智子様が通られる。にこやかに手を振りながら、…延々と。

「背もたれに寄りかかることも無く、ずっと笑顔を崩さずに、手を振り続けているの。大変だわー」

そういう同僚は頬を紅潮させ、すっかり美智子様ファンの様相。そーいうものかー。

私も子どもの頃は、皇族なんて、にこにこ手を振っていればいいんでしょ、くらいに思っていたが、こういう話を聞くと「にこにこ手を振ること」の難しさを知る。どんなに疲れても、背もたれに寄りかかって休めない。手をおろしたり、顔を曇らせたりなんかできない。
沿道で迎えてくれる国民にとってはその一瞬が全て。いくらテレビカメラの前で最高の笑顔を見せたって、自分が見た○○様は疲れた様子だった、ご不快のように見えた、気を抜いていた、では行幸啓が台無しだ。タレントさんもそうだが、ちょっとうつむいたり、むっとしたりした表情を撮られれば、どんな風に使われるか分からないもの。「日本の象徴」たるもの、弱音を吐いたり、不快な様子を見せたりしてはいけない。それが、どんな解釈をされるかわからないのだから。

自由人の雅子様は、どうもそれに耐えられなかったようで、お気の毒である。常に衆人環視の状態と言うのは恐ろしいものだと私も思う。

…ただ、そうなったらもう、一切表に出られない方が…とも思うし、内親王様として生まれた愛子様にも、同様の課題が課せられるのは必然。

ならば、どこで誰に見られても大丈夫なように対策をすべきではないのか。

昨年秋の運動会の映像は、いろいろと話題だった。これまでどうも表情が乏しい、反応が薄い、と言われる愛子様が、ご自身の参加したリレー競技で1位になり、大喜びでガッツポーズ!というニュースが国内外をかけめぐった。

…国内でもそのガッツポーズは流れたが、まだ、角度がましだった。…これだけでももう、ショッキングだったのだけど。

海外のニュースサイトに流れた画像は、もっとひどい。(ひどすぎて貼れない…貼りたくない)

大股を開いてしゃがむ愛子様を真正面からとらえ、肩から振りあげた腕は野生児そのもの。歯を剥き出しにしたお口、眉をゆがませ、勝利を確信して輝く瞳のなんと気品のないこと!醜く、攻撃的で、躾のされていない子ども、これが日本のプリンセスかと思われてしまうのは恐ろしい。

愚息はこの画像を見て愕然とし、
「内親王様が、こんな写真撮られちゃいけないだろう!」と叫んだ。

そう、厳しいようだが、愛子様が内親王様である以上、あんな写真を撮られることは、あってはいけない。

…多少やんちゃやお転婆なことはあってもいい。

天真爛漫な中にも気品や思いやりの感じられる内親王様であられればよい。

せめて、脇は常にしめるようにとかorz
おひざはしっかりつけましょうとかorz
「やーい負かしたー!」みたいな態度をみせてはいけないとかorz
愛子様がお好きだという相撲でも、そういう品格を求められる。
横綱や皇族のありようを国民は注視し、手本にしようとするので、何はなくとも精神的に優れた様子をお示しにならなければいけない、そういうお立場だ。

学習院長はこのリレー競技に「愛子様が抜かれることがあってはいけない」と危惧したそうだし、この勝利の結果に雅子様は大変安堵されたという報道もあった。

……違うんではないのだろうか…

走るのが大好きという愛子様が一生懸命走り、結果はどうでも楽しまれれば、それで十分だった。勝っても負けても、天皇家の小さな御姫様が頑張って、楽しまれた、可愛いガッツポーズで勝利を喜ぶ、あるいは負けてしまってもにこやかに相手チームを称える。

そういう、素敵な映像を求めているのに。

雅子様は、とことん「勝利」を求めておられる。

相手をやりこめ、突き落とし嘲笑する。

前々からそういう話は聞いていたが、菊のカーテンでかばってもらっていたのだろう。

愛子様のあのありようが、それを露呈してしまった…

……なんで、皇室での人生に挫折し、「病気」と陛下が認定された方が
大切な血を受け継ぐ内親王様をお手元において育てておられるのか…

妃殿下の使命は育児ではないのに。

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2010年3月30日 (火)

危ない「アヒル口」の作り方

今朝の「ズームイン!スーパー」で若い女性に人気の「アヒル口」を特集していた。

近頃のプリクラ機やギャル向け雑誌の表紙で良く見る、、ドナルドダックのような唇を、「アヒル口」という。元祖は広末涼子あたりだと思うが、きゅっと突き出した唇、えくぼのような口元がなんともキュート、と、女子は写真を撮る時に意識してこの「アヒル口」を演じるのだと言う。

で、〆は「誰にでもできるアヒル口」。

まずは「は」と言う。口が自然に広がる。

そして「きゅ」と言う。するとあら不思議、これで誰でも簡単にキュートなアヒル口! 男女の出演者たちがいっせいに「は」「きゅ」「は」「きゅ」と実演して見せる。

「『Fuck you』にしか聞こえないんだけど…」

娘が茫然とした。一応、英語スピーチコンテストで賞をもらうほど英語は得意である。い、言われてみれば「は」「きゅ」が「ふぁっきゅー」と聞こえてしまう。

観光地でカメラに向かって「ふぁっきゅー」
プリクラショップのあちこちで「ふぁっきゅー」「ふぁっきゅー」

…考えると怖いぞ!((((;゜д゜)))

…今週も各週刊誌は愛子様の不登校問題をとりあげた。

やはり気になるのは週刊朝日。文春の友納氏の記事は前の朝日記事にあった学習院院長への反論のあとお休み状態だが、こつこつとこの問題を追い続けている。で、今週の出色は「学習院関係者」による愛子様のとっても!お元気な様子だ。

…文春の記事を最初に読んだときから、妙にA君の特徴が愛子様にダブって見えて仕方なかったんだが、またそれが一致したような。さて文春の反撃はあるのか?

今日夕方ご一家は帰京。愛子様のお元気な登校姿が待ち遠しい。(←と〆ておけばなんとなく週刊誌風)

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2010年3月29日 (月)

変な天候…

今日は朝からお湿りで、寒いし、夕方から雨とか予報されているし、傘を持って出勤。

午前に、営業電話中ちょっとした地震。

今日は自転車で営業周りしようと思ったけど、天候その他の理由により、予定変更。某ショッピングセンターで昼食を摂り、さあいよいよ外回り営業だー!と思ったら、外は真っ暗、凄まじい降雨が見られる。

…傘、会社においてきたじゃんよ…orz

しかしまあ、自転車コースでこの雨に遭ったら大変だった。昼食中にこの天候だったのも幸いだった。傘を買い、飛び込む先々で「雹が降った」「みぞれだった」「アラレが」「ボタン雪だった」と。よかった。

我が家では、こういう変な天候の時に「陛下がお怒りw」と言う。

昨年、ヤフオク疑惑が起きた時、小和田夫妻が日本入りしたというネットの書き込みを機に?季節外れの嵐が吹き荒れた。で、天皇誕生日にはからりと晴れて穏やかな天候。

陛下はにこやかに「病気の皇太子妃を支えます」と宣言。

一見雅子様にお優しい御心に思えて、雅子妃もご満悦の表情だったけど…

プ

今年3月に入っていよいよ「雅子の変」顕在化。

これまで宮内庁の中だけで抑え、いくらも犠牲者を出してきたのだが、
とうとう外部にその攻撃が向かってしまった。

皇太子殿下は「人格否定」会見と同様に、こんなひどいことをなさりながら海外へ赴き、野生動物とのふれあいを満喫。

天皇皇后両陛下もいろいろフォローなさったが、皇太子ご夫妻は知らぬ顔。大人だけでの話し合いをすべき場に愛子様を連れて行くなど、事態の収束を図る気はないし、これからも愛子様を盾に好き勝手にしますからね、ということか。

先週も荒れたなあ…暖かくなって、桜の開花も早そうだとか思ったら、やはり大荒れで、すっかり桜もストップ。なんなんだー、この天気ーと思っていたら

「眞子様佳子様そろってご卒業」で急に天候改善。すげー。

…なので、今日のような天候があると「陛下がお怒り」。

常ににこやかにあられる今上だが、お怒りになられればインペリアルちゃぶ台返しもなさるし、愛息を池にも放り込まれる。

それほど、激しい御性格であられる。

「また雅子様何かなされたかw」とつい思う。

……で、『いじめに遭った』『怖い』の愛子様だが、

どんどん疑惑が…

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あまり詳しくは書けないのだが…

今の時代って本当にすごいと思う。

あそこで上がっている映像が本当だとしたら…

しかし、今も進行中のように思われるので、詳細は避ける。

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2010年3月24日 (水)

呼び名を考えるのは「健常者」の方

ちょっと前にも、また被差別的な名称の変更の話題があったようだ。

障害者を障がい者に。

「言葉狩り」は、永遠に続くだろうなあ…

たしかに「老人ボケ」という罵倒語にも近い言葉が「認知症」という言葉に置き換えられ、本人にも周囲にも辛い、誰もが直面するかもしれない状態であると認識を変えることができた。だが、障害者、ことに知的、性格的な障害には、どんなに言葉を変えてもずっと差別的なニュアンスが付きまとうことだろうと思う。

昔どなただったかが

「健常者と障害者ではない、障害者と未障害者と言うべきだ」

とラジオで言っていたのに感動した。そう、人間誰だって事故や病気、老化で障害者になる可能性がある。

それは、垣根を払った言葉だと思った。

さて、今日また良い本を買ってしまった。

「発達が気になる子のサポート入門」(学研新書・阿部利彦著)

(なんか、アフィ貼れないのでどうぞ書店でお求めください…)

「はじめに」だけでも価値がある。発達が気になる子の親や本人だけでなく、全ての人に読んでいただきたいくらいの文がある。

氏は、相談員として多くの親に接し…いや、相談員と言うのは多くの親が接したがらない立場で、勧められても会いたくない、我が子を障害者だなどと認めたくない、こんなに賢いのに、ちゃんと会話もできるのに…そういう親とのいくつかのふれあいも披露しつつ、著者は言う。

健常児を、典型的な発達を遂げている子ととらえ「典型的な発達の子」と、そしていわゆる発達障害のある子を「オリジナル発達の子」と、そう呼びたいと思います。

オリジナル発達!

なんかこう、本人にもその親にも嬉しい言葉ではないか!

しかも「発達障害」を言いかえるだけでなく、そうでない子も言いかえたのがうれしい。

はっきり言う。

「健常」という言葉の方を見直すべきだ。

まだ本は読了していないが、いろいろなヒントがあるし、「特別な人」の問題ではないものを解明してくれる。そういう子どもを持つ親だけでなく、すべての人に読んでいただきたい本だと思う。

なぜ、伝わらないのだろう?

なぜ、知能は高いのにこんな簡単なことができないのだろう?

こういう双方の疑問を解決し、さまざまな個性を持つ子どもたちの接し方、伸ばし方のヒントを与えてくれる。本の中にある問題は、典型的な人とオリジナルの人との垣根がそれほど高くないことを示してくれる。

今日の皇太子ご一家は、恒例のスキー旅行へ。

その裏側にあるものも私は知っているがそれはともかく。

愛子様にも、学習院の子どもたちにも、本当に一切配慮なし。

それほど「送金」が大事なのかと。

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2010年3月23日 (火)

被害者と言う名の加害者

「ママ、雅子様好きだね~」

子どもによく言われる。ああ、大好きだ。お妃候補のときから応援してきたし、どこか自己投影する部分もある。当然ながら、素晴らしいご活躍やお幸せを願ってる。

…が。

今回の愛子様不登校事件は、不登校やいじめの経験者でもある子どもたちにも関心が高いと見え、「で、これって結局どういうことなの?」と聞いてくる。私は、事件の流れと、自身の見解を言う。東宮側と学習院側の見解は不一致だし、多くの国民がそれぞれの立場で注目し、議論になっている。一体、何が真実かわからない。

が、私ははっきりと言った。

「雅子様は、常に被害者になろうとする人である」

入内前後から、ずっと「私のせいじゃない」という態度を貫いてこられた。わからないのは帰国子女だから、できないのはキャリアウーマンだから(こんなばかばかしいことなんか!)。

自分の力を発揮できないのは皇室が古いせい、マスコミが報道するせい、宮内庁が馬鹿だから。可愛そうなかごの鳥、本当ならキャリアウーマンとして世界に羽ばたいていたはずなのに! こんな時代遅れの家に嫁いでやったのに、男子を生めなかったから、私は批判されている!

そういう気質のせいで、同じく帰国子女でありながらそつなく何でもこなし、お子様にも恵まれた紀子様や、本当に苦労しながらも平民妃としての道を拓いてきた美智子様にもなぜか批判の目が行く。東宮職職員は、常に雅子様のご機嫌を伺い、少しでも意見すれば追い出されることになっている。

皇族で、女性で、精神的な病で、跡継ぎを生めなかった悲劇の女性。

尊くお気の毒な女性を批判するようなことがどうしてできようか!

雅子様は幾重にも守られ、…おかげでまったく成長なさらず月日を過ごす。

「あ。わかる。Q子ちゃんみたいだ!」

娘のなかで何かがつながったようだ。

娘も、中学でいくつかつまずいている。その大きなものが、Q子ちゃんだ。

その子は自己愛が非常に強く、明らかに能力などが劣り責任感も欠けているのに自信満々という「痛い」子だと言う。

娘は歯に衣着せぬタイプなので、Q子ちゃんに何か言ったらしい。するとQ子ちゃんは
「腐児子ちゃんが、いじめるの~」と周囲に泣きついた。
いろいろきつい、妥協しないと敬遠されていた娘は「いじめっ子」としてたちまち総スカンを食らった。

誰からも攻撃されて、それこそ不登校になりかねないほど娘は落ち込んだ…母の私も「Q子ちゃんはあんなにデブでブスなのに、自分は可愛いと思っていて、絵がめっちゃヘタなのに一番うまい気でいて…」などと涙ながらに訴える娘を「お友達にそんなこと言っちゃ駄目でしょう、誹謗中傷を言うのは最低よ」とたしなめ、娘を完全に孤立させてしまったorz

…で、結局Q子ちゃん、同じようなことをあっちこっちにやらかして、皆「ああ、Q子ちゃんはこういう子」と理解され、娘の名誉は回復された。私もいろいろ聞いたり、見せられたりして……ああ。親としてはどうすべきか。

こういう人格は、たしかに存在する。私自身大差ないと思うしorz

ただ、そこらの人ならしょーもない、可愛そうな人で終わるけど、「重い立場」にたってしまうと……

昨日は秋篠宮家の長女眞子様と、次女佳子様の卒業式。

しっかりとされた眞子様に、可憐な佳子様、そして高貴な内親王様方に遠慮して、控えめに歩く紀子様の内側から輝く美しさと言ったら!

日ごろニュースなど興味を持たない娘も、楚々としたお嬢様方につい見入る。幼い眞子様の「うみへびー」「おとうさまー」に「可愛い!」と萌え、佳子様のフィギュアスケート姿に萌える。そして高校生ながらスーツをお召しになり、公務をされる眞子様に「しっかりしてるー!」と感動。

す、すごい。

あの事件であれほどずたずたに傷つけられた「学習院」「皇室」が、この麗しい母娘の慶事画像でたちまち浄化され、「やっぱり学習院は素敵」「さすが皇室」と心が浮き立つ。私も思わず背筋が伸びるし、娘もどこかで「見習いたい」と思っているようだ。

これが、生まれたときから「様」と呼ばれ、そういう方と結婚しただけで「様」と扱われる方々の力なのである。

うちの子らも眞子様、佳子様と同じ年。ああ、眞子様ご誕生の日のことも思い出される。あの赤ちゃんがこんなに立派に…

「でもその間、雅子様は成長しなかったわけね」

え? 驚いた。今のは私のセリフではない。娘が言ったのだ。

…うん、本当にその通りだと思う…

ストレスがーストレスがーと言う人に限って、実際にはストレスなんかない。人にそれを転嫁できるんだから、ストレスなんか、ないのである。ただ保身のための言いわけになり、怠惰を正当化するだけだ。

本当に凄い人はストレスをストレスとも思わず、それを研磨剤にして自分を磨いていく人。

ともかく、皇室にはいろいろ学ばせていただけるのである。

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2010年3月22日 (月)

子どもが公立受験に失敗したら

ちょっといい話を聞いたのでメモ。

その子は、公立高校の受験に失敗してしまった。

中学時代は努力なんかまったくせず、受験もなめていた。経済上の理由から公立に入らなくてはいけないのに、油断していた。結果は、失敗。そうなって初めて、自分の愚かさに気付いたがもう遅い。

その時父親は
「入学金を、自分で払ってきなさい」とお金を渡した。

中学生にとっては持ったことも無い大金。その重みにおののき、自分で振り込み作業をしながら本当に反省し、一念発起。

中学では芳しくなかった成績がぐんぐん伸び、その子はめでたく国公立大学への進学を決めた。学年で一番の成果だったそうだ。

☆ ☆

「うちもそうすればよかったわ~…」
入学金を自分で払ってこい、というのは一見厳しいけれどこうして子どもが成長することもあるのだ。

思えば、私の高校時代は、毎月集金袋にお金を入れ、事務室に払い込んでいた。公立だから安いとはいえ、高校生にとっては大金。それを納めるたびに、自分が親に学ばせてもらっていることを実感したし、学校をさぼろうとか、まして不登校とかw そんなもったいないことなど考えもしなかった。

息子にも自分で払いこませりゃよかった…しかし平日郵便局に行くのは事実上無理だしorz

不登校対策に、そういう視点も必要なのではないだろうか。

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2010年3月20日 (土)

人生画力対決

…ようやくアクセス、正常化したかな?

夕べも怒髪天を衝く状態だったけど、逆にもう、皇太子ご一家には本当に期待できないんだなあと諦観。

さあ、いつものように漫画の話でもしよう。

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著者:西原 理恵子
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あの舌鋒鋭いヘタウマ系サイバラが、有名漫画家たちとライブで画力対決する企画が、ついに本になってしまった。フルカラーで見られる数々のバトルとエピソードに、涙し、笑い、感動せずにはいられない!

即興で出されるお題を、資料を見ずに己の記憶と漫画人生のみで描くこの勝負、対する漫画家の面々は、しりあがり寿、みうらじゅん、藤子不二雄A先生、国友やすゆき、ちばてつや先生、高井研一郎、とがしやすたか、やなせたかし、江口寿史、福本伸行…お、大御所ぞろいだ。(…先生がついているかついてないかは私の主観。刷り込まれたものはなかなかとれない!)危険なネタも数々の、漫画好き必携の良書になっている。

…でもあれ???

たしか江口勝負で、今とってもホットなご一家のお題が出ていたとおもったけど…

さすがにあれは、印刷できなかった??????

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2010年3月17日 (水)

こころしてたべよ

酷い吐き気と食欲不振から回復しつつある娘と、今日の夕食について話していた。娘だけ別メニューにするかとか、リゾットのようなものにするかとか、もーゼリーとかでいいよとか。

で、あれこれ買い物をしていたら、鳥の手羽元が安いのに気づく。
「安い…けど、これは無理だしねえ」と私がつぶやくと娘は
「あ、これは食べたい。大根とかと煮るやつ、ポトフ?あれ食べたい」

私の適当な料理だが、なんとなく定番になっているあれか。
「あんた作る?」冗談だが
「どうやって作るの?」と聞いてくる。

鳥手羽に塩コショウをちょい多めにすりこんでおく。
大根やカブ、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎ…その時の冷蔵庫の中にあるもので助演が決まるが、今日は大根があったはず。適当に切って、大根なら下ゆでして冷まし、透明にしておくとなおよい。あと人参!
野菜と、鳥手羽を水からゆでて行く。骨付き肉から塩と一緒にうまみが出て、野菜のうまみと混然となっていく。

大体、こんなもん。日によってセロリを入れたり、ニンニクを入れてみたり、ハーブを入れてみたりしてアレンジするが、味付けは塩コショウベースで、鳥と野菜のスープがたまらなく、野菜の甘味もたまらない。

娘は簡単な説明で理解。「保温鍋でもいいかなあ」
もちろん。あれなら焦げ付く心配もなく、ガス代もかからない。働き始めた頃の、私の定番なのもそういうことだ。

仕事を終えて帰ると、いいにおい。
少し火を入れて、味見。おお、おいしくできている。鳥ガラスープの素を少し入れたらしい。大根を冷ます、というのを言い忘れていたせいかもう一つだったので、冷ましてみる。たちまち大根は透明になり、スープの旨みを吸っていく。

仕上げは何かしら緑のものと決めているが、今日は栽培しているパセリを摘み、刻んでぱらり。香りと彩りが、娘の食欲を増すことだろう。

息子を食卓に呼んだが、返答がない。またネトゲに夢中なのか。娘は「スカイプで呼んでくる」という。 は?

息子がたちまち、リビングに来た。
「おまえ、家ん中でスカイプで飯だとか、なんなんだよ!wwww」
…はあああああ? こんな小さな家で、スカイプ経由とか!
なんというか、凄い時代である。が、それでお兄ちゃんがご飯を食べに来たんだからすごい。何日ぶりだろう!

「しかもおまえ、殺すなよ!wwwwww」

は?

娘は、お兄ちゃんに食事だと告げるときに

「私が作ったんだから、心して食べよ!」

とメッセージを送った。しかし、お兄ちゃんに届いたのは

「私が作ったんだから、子殺して食べよ!」

というメッセージだったのだそうだ。

娘の手料理とお茶目なパソコンが、息子を食卓に向かわせる。

ほのぼのだか殺伐だかわからない今日の食卓。

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2010年3月16日 (火)

祝辞電報

卒業式や入学式には祝辞がつきもの。

生徒たちがかつて過ごした幼稚園や小学校、近隣の自治会、そして生徒たちの進学先の高校などからの祝辞が読み上げられる。

が。

別に進学先でもなんでもない、いわゆるフリースクールやサポート校、通信制・単位制高校などの祝辞が続々と。

広告か!(´゜д゜`)

…しかし現在進行形の不登校の子は、在学生・卒業生ともに式にも出られないという罠。

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2010年3月15日 (月)

学校と言う聖域

……不登校になった我が子を、送り迎えなどでサポートはわかるんだけど、教室で参観って…

息子が不登校になったのは中学からだが、実は幼稚園でも一苦労あった。

行きたくない、と泣きわめく息子を無理やり着替えさせ、さあ出かけようとすると、なぜか脱ぎたがりの娘が全裸で「裸のマハ」のごとく寝そべっている。それを着替えさせていると、息子も制服を脱いでいる。

ようやく子どもらに服を着せ、ぎゃんぎゃんわめく息子を引きずるように幼稚園に連れて行き、先生に渡す。

息子の泣き声が聞こえたら担任の先生が玄関までとんできてくださる。
「よろしくお願いします」
「はい、お預かりします」

これが毎日の習慣だった。迎えに行くと今度は「帰らない」と言い張る。何時間でも砂や、虫や、遊具についた錆をいじったり眺めたりして楽しんでいるのである。これにつきあって、また無理やり連れ帰る…もう、これだけでほとんどの気力体力を使い果たし、悩んでしまって無気力感にとらわれることになったのだが…それでも気をつけていたことはある。

朝息子を先生に託す時、絶対に笑顔を浮かべた。

私がそうしなければ、先生は自分が責められているように感じてしまっただろうし、息子だって幼稚園を楽しい所に思えないだろうと思ってのことだった。

息子は小学校はさほどいやがることもなく、とりあえず通えたが、もしもその時不適応を起こしたとしても、私は教室までは入らなかっただろうと思う。それがいじめが原因となれば、なおさらだ。

校門の向こうは、子どもたちと先生の世界。我が子にはいろいろあろうが、社会の縮図のような場所であり、そこでさまざまな波を乗り越える力をつけるためにある場所でもあるのだ。つまずいたなら送り迎えも必要かもしれない。でも、ママが守ってあげるのはここまで。あとは自分でなんとかしなさい、と送りだすのがひとつのけじめだろう。

どうしても、と昇降口まで、時には教室の前までということもあるかもしれない。

しかし、教室は、親が踏み込んではいけない最後の領域だと思う。

ここに保護者が入ることは、親が教師も児童たちも信用しないということ。それを我が子に伝えるようなものである。

あのお方は示威行為を行われただけだ、と見る。

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2010年3月12日 (金)

障害を認める勇気

自閉症やアスペルガーの子どものことを見抜けず、あるいはそう言われても認められず、子どもを悪化させてしまう親が多いと言う。

こういう子の多くは幼少時は早熟で、大人顔負けの能力を発揮することもあり、天才扱いされることもある。たいていの母親は自分の子の発達の早さを喜ぶし、自慢にも思う。

そうして、見誤ってしまうのだ。子どもの本当の力を。

…はい、私のことです。

少なくとも息子の同級の親は、私をそう見ていると思う。

ただ、私は息子が自閉症なのではないか、とは生まれて間もないころから思っていた。なんとなく自分と似ていることと、出産育児にあたって読んでいた本の「自閉症」の項目に、いくつかあたるところがあったからだ。慣れない育児に神経質になっているせいだ、とは言われた。検診のたびにそういう不安を訴えても、お医者さんの前ではアイコンタクトがしっかりしているし、「…まあ、大丈夫でしょう」と言われ続けた。

自分の親には「まさか」と笑われたし、幼児になれば「こんな賢い子に、何が問題なんだ」と言われ、それでも言うと「なんで自分の子を障害者にしたいのか」となった。

幼稚園、小学校と、とても「個性的」な子だった。自分の子が「おかしい」というのと「素晴らしい能力の子」というのは私の中で混然となっていて、何かと「自閉では」と相談する一方、息子を見た他のお母さんたちが、「こういう子を持つと親は大変よねー」と談笑しているのを聞いて、一応(はいそうです…)と苦笑しながら(でも、息子は教えなくても字を覚えたし、大人っぽい言葉も理解するし、数学や物理の話も面白そうに聞き、理解するのだ!)と心の中で反発する。

そんな自己矛盾を抱えながら、結局こういうことになってしまったのだが…

今思えば、大切なポイントがひとつあった。

息子が小学校の時、あるお母さんが、私に言ったのだ。

「この子、ちゃんと見てあげた方が…」

私は無言だった。

何も、言えなかったのだ。

いろいろな思いが一気に出てきそうで。

一番表に出てきたのが、「これでも一生懸命見てるんです!放置なんかしてない!こんな子だから必死です!でも誰もわかってくれないし、聞いてくれない!」という感情の吐露だったので、これを飲み込んだ。

私もコミュニケーションが超がつくほど苦手なので、そこで爆発するのを抑えるのが精いっぱいだった。

そのあとに来ていたのが、「…やっぱり、この子おかしいですか?」という言葉。

あの時、冷静にこれを言えていたら、早いうちに何か手を打てたかもしれない。このお母さんは特に仲が良いと言うわけでもなかったが、さまざまな活動をしていて、どうも息子の異常を察知し、手を差し伸べてくれていたのだ。

この言葉を出すのを止めてしまったのには、もうひとつ理由がある。

そのちょっと前、とあるところで、「問題行動を起こす子どもに困っているお母さんの体験談」を募集していたのだ。私はそれにすがりついた。うちの子、本当に自己中心で困ってます! と葉書に書いて投稿した。…それが、とんでもない特集記事になったのだ。

相談に応える何かの専門家は、そういう母親たちの悩みなど解決する気などなかった。こういうことは母親が悪いんですよ!という特集だったのだ。
同じような悩みを抱える母親たちは、私と一緒にばっさばっさと斬られた。読めば、一生懸命躾けをしようと頑張るのにうまくいかない母親の悲痛な叫びばかりだった。だが、専門家はそういう母親をダメだと決めつけるばかり。私への答えは「典型的な過干渉ですね。こういう親は、パートにでも出ればいいんです」だった。

…一応、この特集には非難の声もあった(という記事まで載ったのだから相当?)ようだが、私は沈黙した。

そんなときに「もっと見てあげた方が」と言われて、私は「見ろとか見るなとか、どーすりゃいいんだ!」とパニックを起こしたわけだ。

「そうやって見逃して、大学まで出て『知的障害』と言われると、親も本人もとても受け入れられない。いわゆる作業所に行ったって、そこに合うわけがない。最悪なのは、親が頑として子どもの障害を認められないまま暴力に怯え、精神病院に強制入院させてしまうこと。こうなったらもう、親子関係は修復できない」

とある、別の専門家は、涙を流しながら私に語ってくれた。ちょうど直前に、そういう事例があったのだそうだ。

親も社会も、こういうものを認められる空気があれば、救われる子もいるのではないか。

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2010年3月10日 (水)

小さな独裁者の作り方

もしも自分の子を「独裁者」にしたいなら、わがままいっぱいに育てることである。

野球が見たいと言えば特等席で見せてやり、特権を使って選手に会わせる。
好き嫌いもはっきりさせよう。好きなものには特別の思し召し、嫌いなものには目もくれないでよい。なぜならあなたの子どもは特別なのだから。

学校でいやなことがあって行きたくない、というのなら、その原因を強権を行使して排除してあげよう。合わない教師、苦手な教科、いじめる子ども…全部、子どものために無くさせれば良い。学校が言うことを聞かないのなら、マスコミを使ってひろく訴えよう。いじめはよくない、のスローガンのもと、あなたの子どもが気に入らない子は社会的に抹殺され、学校もたじたじだ。子どもを愛するあなたは、毎日でも学校についていって、その愛情あふれる笑顔を子どもたちに見せてあげよう。お子様はたいそう心強く思うだろうし、他の子たちは、二度とその子に何かしようなどと思わないだろう。そして特別なお子様のご機嫌を損なわないように、ひたすら奉仕してくれることだろう。あなたに逆らったら、居場所が無くなるのだから。

そうすれば、お子様が何をやっても諌めてくれる友人など一切無く、孤独な独裁者になれる。

これまでの学習院での宮様方のエピソードは、他の子たちと同様に扱われ、攻撃なども頻繁にありながら、それを上手に解決していく素敵なお話ばかりだった。宮様が何かやらかせば、ご母堂が謝罪をされたとか、喧嘩のはてに、ご自分が天皇家の人間であることをかさにしようとなさればお付きがそれをいさめられたとか。

宮様が何かされてもいちいち大騒ぎにはならなかった、いや、させなかった。

それをしたら相手の子どもを完全に追い詰めることになるのだし、皇室は強圧的との誹りを免れない。そして何より、宮様と言う立場に生まれた子どもを、おかしくしてしまう。

ずっと「独裁者」などと言われてきた昭和天皇だが、将来高い地位に立つのが確実だからと、わがままを一切言わないよう大変厳しく育てられてきた。好き嫌いどころか、暑い、寒い、痛い、などという不快感さえお示しにならないという滅私ぶりのお方だったと言う。ほんのちょっとのご不快が、誰かの命も奪いかねないというのが、このお立場なのだから。

もしも昭和天皇が本当にただの独裁者なら、少なくとも全国行幸の際にはムッソリーニのような運命になっていただろう。

雅子様が、少しでも皇室を理解されればいいのに…

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2010年3月 9日 (火)

学習院保護者が暴露?

今週は女性週刊誌始めワイドショーも一般紙もスポーツ新聞も「愛子様のいじめ」問題で大騒ぎのようだ。

学習院で‘学級崩壊’「いじめ多い学校で有名」保護者らが実態暴露

愛子様を足蹴に…うわー、それはひどいなあ。

私も小学校の頃、リレーで負けたのはおまえのせいだ、と教室で歩いている時男子に足をかけられて顔からすっころんだなあ。男子は乱暴だなあ。

しかし、SPや、迎えに来られた雅子様の前での暴行とはすごい。学習院の子どもたちが、否応なく愛子様が特別な存在であり、雅子様がその上を行く方だと知らないわけがない。そうでなくても、保護者やお付きに囲まれた子にぶつかり、さらに暴言を吐いて暴行するとは。なんと恐ろしい小学2年生。

…いるのか???そんなスーパー男児。

…まあ、いるとしよう。何せ、足のお早い愛子様に追いつけないほどのSPだそうだから。下校時の四谷では、すごい勢いで走っていく愛子様と、それを追うSPの目撃談があるようだし、小学2年に体力で劣るほどのSPなのだろう。

で、それを女性自身では、そのスーパー男児が愛子様にしでかした一部始終を目撃した「保護者」が語っている。

…あれ?

このときはお昼時で、男児は給食に遅れる、と急いでいたと学習院の東薗理事が説明していたし、こんな時に保護者ってそんなにうろうろしているものなのだろうか?

もともと皇族や華族の子弟を預かる学校として知られる学習院には、どこよりも警備が厳しいと私はイメージしているが、愛子様が入られてから、異常なほど監視体制が厳しくなったと、何度か報道されている。愛子様の教室には鍵が付けられ、監視カメラもつき、運動会などでも一般保護者は撮影禁止だった。「忘れ物をした」と児童が下校後来たとしても、一切入室はまかりならん、という状態なのだそうだ。保護者も児童も徹底的に管理されたこの中で、

これを目撃できた保護者って、誰だ。

学習院ともなればやんごとない方々がいらっしゃるだけに、当然口の軽い保護者では困る。愛子様と幼稚園生活をともにしながら小学校には進まず他へ移った保護者(どういうわけかこの年とても多かったらしい)には、一切幼稚園での様子を口外しないという念書がとられたそうだ。

乱暴を働いた子にとっても、愛子様にとっても不名誉なそんな情報をほいほいと週刊誌などに語った「保護者」とは誰だ!

それは、そうすることによって愛子様に有利に働くと考えるような浅薄な考えの人物だと思われる。学習院に断りなくこんな情報をリークした保護者を、追究すべきだろう。

関係ないかもしれないけれど。

女性向けの週刊誌では、以前から不思議なリークが、雅子様、愛子様の記事に登場していた。

「元女官」「政府高官夫人」「60代女性」「40代女性」「雅子様の知人」「旧宮家関係者」「宮内庁関係者」「外務省関係者」…

どんな肩書でも、いずれも雅子様の希望を全面的にかなえるべき、と宮内庁や他宮家、時には両陛下まで批判するという論調だった。これについて一般週刊誌でも「これは雅子様の親族ではないか」という記事が出てたくらいだ。

…まあたしかに「女官」自体が大変な守秘義務を負うのに、そういう立場の人が皇室のしきたりを批判し、さらには陛下を批判し、雅子様を絶賛するんだろうとか、平民妃に決して良い感情を持たないと言われる旧宮家がなんで雅子様に配慮しなくちゃいけないのか、とか、そういうところも雅子様報道ウォッチングの愉しみなのである。

うちも問題児を抱えているだけに、大人の予想もつかないような子どもの行動があるのかも、とは思う。

しかし、この「保護者」の話が本当だとしても、「保護者」は、それを表に出すべきではない。

保護者が圧倒的な地位にあれば、なおさらである。

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2010年3月 8日 (月)

因果というのはあるかもしれない

今日は一時限だけ、愛子様がご登校だったそうで、騒ぎを終息させようという動きのようだ。大切な内親王様とはいえ、大変な騒ぎで、本当に学習院のお子様方が気の毒だった。

野村東宮大夫の会見にも、学習院の会見にも非難があったようだ。「どちらかが嘘をついているのだろう」という声もあるようだが、私には両方とも嘘をついていると言うように見えた。双方、言い分が食い違うが、共通するのは愛子様のことを守ろうとしていることだと思う。

野村氏は小和田氏の腹心などと言われ、あの会見は雅子妃の意向が相当働いていたと思う。しかし、不登校の原因をいじめや暴力のように発表したのは、それ自体が暴力だった。雅子妃はそれで大丈夫と思われたかもしれないが、とんでもないことだ。

東宮家にああ言われては、真相を解明し、対応しなくてはいけない。そうすると、学習院に通う全ての子供が傷つく。そして、結局は愛子様が好奇の対象に晒されるのだ。

学習院側の会見は、一見特定の子供を差し出したように見えるが、「愛子様に乱暴した」という事実がないことを示しながら、巧みに雅子妃のなさったことの意味を理解させようとしているように見える。

ネットは騒然だった。

ろくに事情もわからずにおもしろおかしく囃したてる人がわいわいと祭り上げる。「男児」への制裁を求めるもの、愛子様が障害者だと侮辱するもの…どっちにしたって、わずか8歳の子供たちはずたずたに傷つけられてしまっていた。ネットでのリンチ状態だった。

が、こういう事態を招いたのには、皇太子ご夫妻の因果を感じてしまう。

愛子様が自閉症では、と最初に報道したのは2004年、海外メディアだ。それは日本でも衝撃的に伝えられた。即座に当時の東宮大夫が「不本意である」と、皇太子ご夫妻が心を痛めている旨を伝え、数ヵ月後には皇太子殿下自ら撮影したというホームビデオまで発表された。

…なんでそこまで、と思った。

私は当時、この報道に驚いたし、自分の子にも似たあどけないお顔の愛子様をおかわいらしいと思っていたが、それ以上に残念に思われたのが、皇太子ご夫妻の対応だ。

自閉症なんて、菌やウイルスで判断できるものでないし、よほどコミュニケーションが取れないと言う重度のものでなければ、幼児の段階ではっきりするものでもない。いきなりこんな報道をされて驚かれ、ショックを受けられるのも当然だが、すぐに「不本意」などと否定し、証拠物件だといわんばかりに映像を出すなんて…。

こういうときには、さらりと受け流していただきたかった。

あの対応で、多くの自閉症者、自閉症の子を持つ親は傷ついたのだ。

近代の皇室は福祉活動に大変力を注がれ、恵まれない人、障害や病に苦しむ人などに常に光を当ててこられた。そうなさることで、さまざまな差別をなくしてこられたのだ。
また、皇族にだって障害をお持ちの方はいらっしゃる。しかしそれはそれとして別に恥じ入ることも隠すこともなく、それぞれのペースでお過ごしだ。そんなお姿も国民にとってはうれしいこと。誰だっていずれは障害者になるし、障害を持つ子を持つ可能性は誰にでもあるが、あのように生きればよいのだ、と希望が持てた。

が、皇太子ご夫妻はそういった皇族の在り方も強く否定された。

うちの子は障害者なんかじゃありません! と躍起になるお姿を見せられれば、以後このご夫妻のどんな慈善活動も偽善に映る。私にとっては同世代の皇族であり、期待していただけに失望は大きかった。

結局その後、雅子様が慈善的な活動をなさることさえ無くなってしまったのだけど。

そして、国内では愛子様が自閉症だなどということは一種のタブーになり、愛子様の数々のエピソードがいかにその特徴を表すものだとしても、誰もが適当に流すようになった。同時に、自閉症に対する理解もろくにされないままきてしまった。おかげで、やはり自閉症なのにそれに気づかず二次障害を起こしてしまったり、「母親のしつけが悪いから」と偏見で見られてしまったり、で今も苦しむ人が多いのだ。

2005年冬、皇太子ご一家は長野でスキーを楽しまれていた。
長野入りの目的は知的障害者のスポーツ大会である「スペシャルオリンピックス」のご観戦であったが、楽しそうに何時間もスキーに興じる雅子様の姿に、関係者は「これなら大丈夫」と思っていたという。
ところが、その大会でお出ましになる時間のわずか1時間前、雅子様の御欠席が伝えられ、現場は失望や怒りに嘆息した。スペシャルオリンピックスに尽力している細川佳代子さん(元首相夫人)は、この大会の認知度不足を講演会等で訴え続けている。だからこそ、「皇太子妃」が招かれたのだ。たくさんのひとの期待をこめて。それなりにお金もかかるし、準備もいる。そうやってお迎えしようとしたのに「皇太子妃がこの大会をソデにして、スキーをとられた」とあってはもう…。

その頃には、雅子様が差別主義者という認識が生まれてきていたと思う。白人の王族には何が何でも会いたがるが、有色人種とは会いたがらないとか、施設の慰問はいやだとか。

…そんな、障害者に今も厳しい目が向けられる。

よりによって愛子様に、あるいはいるのかどうかもわからないが、学級崩壊を招いたと言う男の子に。

あのとき少しでも自閉症を理解なさり、愛子様がそれかどうかわからなくても強く否定なさることなく、ゆったりと愛子様のご成長を見守られるご夫妻であれば。
幼稚園の頃にはいろいろはっきりしてきたのに、幼稚園や小学校に特別待遇や緘口令を敷くだけで、発達がむしろ良いような情報を流してこられてしまった。

最初の「自閉症報道」の頃は、「まさか」と思えたが、昨年正月のご一家の映像に、さすがにこれは…と思えた。天皇皇后両陛下も、秋篠宮ご一家も、暖かく見守っておいでのようであるし、もちろんどんな障害があろうと紛れもない内親王様である。

「学校ではリーダーシップをおとりで」「愛子は元気で学校に」さまざまな報道や、皇太子殿下の御言葉も今は虚しい。愛子様のペースでお健やかであればいいし、何も特別ご優秀でなくてもいい。ありのままの愛子様を見つめながら、自閉症についての理解を深め、今社会問題になっている不登校や引きこもりなどの問題に取り組んでいただければ、どれほどこのご夫妻を尊敬できただろう。

今日は雅子さまも御参観とのこと。

一緒に教室で学ぶ子どもたちにだって人生はある。いいかげん、真実を見抜く力もあるし、これまでだって異常な環境に耐えながら愛子様を支えてきたはず。

どうぞ、その高い地位を利用して罪もない子どもたちをこれ以上追い詰めることのないように…

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2010年3月 6日 (土)

愛子様の不登校の原因は?

不登校児の親として言わせていただければ、不登校の原因のほとんどが、その本人にあると思っている。

「きっかけ」はあるかもしれない。が、多くは社会生活を送るにあたって取るに足らないことだ。

例えば息子も、部活の先輩から注意をされた、親友だと思っていた子から誹謗され、クラスのほとんどがそれに同調した、という「きっかけ」があり、息子はそれを滔滔と述べ、自分に非はない、腐ったクラスに行くことはない、と訴えたが、私にはそれが自分の進路をせばめてしまうほどの理由とはさっぱり理解できなかった。

注意されればそれを聞けばいい、欠点を指摘されれば反省すればいい。誤解があるとすれば、それを解けばいいだけだ。誰だって嫌な思いをしたり、喧嘩をしたりという経験があるはずで、それを乗り越えていくことで成長する。

もしも私が「あの子のせいでうちの子が不登校になった!」と学校や相手側に圧力をかけたとしても、根本的な解決にはならなかったと思う。

問題解決能力やコミュニケーション能力が劣っており、また強いこだわりや自己に甘い解釈、妥協できない性格などがある限り、たとえその子を追い出し、部活を解散させ、クラスの子をつるしあげた所で、また同じことを繰り返すだけだ。就職して「うちの子に注意をした上司は誰? うちの子は繊細なので配慮してくれないと困りますっ」と怒鳴りこむまで続けるのかってことになってしまう。

学習院側の会見でも、結局具体的なことはわからないようで。
「乱暴な男子」のことだって、聞けば聞くほどどこにでもいる元気な男の子の、よくある光景にしか感じられない。「きっかけ」ですらないように思えてしまう。愛子様が何におびえたのかもわからないし、…それ以前から不登校気味だったようだし。

重い立場のご夫妻だからこそ、このような会見で騒ぎを起こすのはあってはならないことだ。愛子様の状態がひどいのには同情申し上げるが、それは誰のせいでもない。

常に誰かのせいにしないと気が済まないような性格の人には皇族は無理なんだと、改めて感じてしまった。

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2010年3月 5日 (金)

愛子様まで不登校?

…なんていうニュースで騒然としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100305-00000562-san-soci

野村東宮大夫が会見までするという異例の事態だ。愛子様が不登校状態、原因は同学年他クラスの男子と言うことだ。

…が、このニュース、はたして額面通りに受け取っていいものだろうか。

まず、皇族と言うのは誰も抗いがたい存在だけに、昔は周囲を責めるようなことを決して口にしてこなかったものだ。

昭和天皇の侍従長・入江相政のエッセイにこんな話がある。昭和天皇が再訪した地。入江氏は以前ここを訪れたときのことを思い出した。そのとき当地で連絡ミスがあり、なんと昭和天皇が寒い場所で待ちぼうけする羽目になったのだという。
「あの時はまいりましたね」と、陛下に話しかけた入江侍従。ところが陛下は「そんなことがあったか。まったく覚えていない」とおっしゃったのだという。
記憶力の大変優れている陛下が、あの事をお忘れのはずはない…と不思議に思った入江氏ははっと思いいたる。もしも陛下がその件で自分に同調するようなことを口にされ、それが当事者の耳に入ったら、いたたまれない思いをするだろう。だから「覚えていない」とおっしゃたのではないか、と。

同様のエピソードは近代皇室にいくらもある。天皇は、皇族は高い地位にあるだけにわがままを言ってはいけない、好き嫌いを言ってはいけない、誰かに対して不快を訴えてはいけない……不快を訴えると言うことは、死を賜るということだ、というくらいの重いお立場だからこそ。
そういう立場にありながら、これまでもあるまじき行動をとってきた東宮家が、ついにここまでやっちゃったか、という思いがまずある。

小学校低学年の子を、まるで犯罪者のように祭り上げると言うようなことは、これまでの皇族では絶対に無かったと思う。親王、内親王クラスだとお付きも付くし、かつては「ご学友」という制度もあって選りすぐりのすぐれた子ががっちりと取り囲んでいたくらいではあるが、子ども同士のこと、まったくトラブルがないわけでもない。しかしそれもまた大切な社会体験であるし、よほど深刻な危害でもなければいちいち騒ぎ立てもしないだろう。未来ある級友に、特別扱いを強いる(…ったって、宮様なんていう存在を理解しないわけにもいかないだろうが)ことはせず、ましてちょっとしたことでここまでの騒ぎにすることは、あり得ないのだ。

それをやってしまった…なんということだろう。名指しされたに等しい男児とその親はいたたまれないことだろう。

実在するとすれば。

……私はこの「男児」は実在するのか、という疑問も持っている。

この問題行動の多い男児については数か月前にも報道されていた。学習院でも学級崩壊、愛子様は大丈夫?というような記事だった。これをざっと読んだ時も不思議でならなかった。

学習院と言えば皇族や華族を預かる学校で知られていたし、最近は普通の私立だなどと言っても、やはり親王、内親王や良家の子女が通うというイメージは強く、人気のある学校だ。ド貧乏の私は公立以外に選択肢はないが、子どもらの学校を見てもクラスに一人くらいは多動などの発達障害児がいるのが普通。ぎりぎりレベルの子もいて、結局養護学校に移った、なんていうこともある。超個性的なうちの息子だって、知能には問題無くても異常行動が多く、担任に(…いや、この先生もいろいろ問題があると思うが)「この子は日本の公立は無理ですね。海外の学校に行かせれば?」とまで言われたがorz

名門学習院でもそういうことがあるのか?

まして、東宮家の一粒種・愛子様の同学年だ。「愛子様シフト」ということで学習院でも異例の措置がとられたというのが何度も報道されている。授業中は鍵を閉めるとか、防犯カメラを設置するとか。雅子様も担任の性別やクラスの子についていろいろと注文なさり、ちょっと異常じゃないかと言うほどの体制が整えられたということだ。

それで、同学年にそういう子が入学し得るのか?

まあ、いたとしよう。しかしその子が数々の問題行動を起こしていることはすでに報じられ、問題視されている。そうなる前に学校は指導を徹底するか、退学を言いつけても良いはずだ。大切な内親王さまに悪影響でもあっては大変なのだから。

が、それがされずにここまで至る???

なお、数ヶ月前のその記事では、学年の違う男子のことも話題になっていた。

その子は、お友達の目をつついてしまったという。幸い、眼球に傷がつかなかったのだが。

え、と思った。愛子様の幼稚園時代に、同級生の親らしき人物が匿名サイトに似たような書き込みをしていたのだ。ラブ子様が世話を焼いてくれた友達の目を突いた、幸い眼球に傷はつかなかったけど、その子の親はもう(幼稚園を)辞めたがっているという。

しょせん匿名サイトだ。お小さい愛子様が犬の目をつつこうとして噛まれたという話もあったし、それをもとに脚色したいたずらだろう、と片づけられることは簡単だ。が、なんだろうこのシンクロ……なぜだかあの書き込みは本当だったんじゃないか、とさえ思えてきた。

で、とうとうこんな事態か。学習院に通うお子様たちは、今頃誰もが犯罪者のように扱われ、辛い思いをしていることだろう。気の毒である。

その主犯は誰なのか!愛子様を不登校にするほど追いつめた問題児とは!

名門・学習院に無条件に入れ、多少の問題行動や発達の遅れがあっても目をつぶられる。

…それは、皇族の子以外にない。

愛子様よりも有力な家の子なんて、いるんだろうか?

折しも、雅子様が自ら改ざん…もとい…ねつ造…もとい願いを込められたという「医師団見解」に基づき、皇太子殿下がそのサポートを訴えられたばかりである。愛子様の海外サマースクールに雅子様が同行という報道もあった。

ところで、昨年のFRIDAYには、偶 然 に も、愛子様にそっくりな女の子が愛子様に寄り添っている姿が出されてましたね。

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2010年3月 4日 (木)

娘、撃沈!

だからママ、言ったでしょ

と100万回くらい言いたい。娘が本気で公立滑った。

もう絶対、公立しか無いって言うのに。

本当に頑張ったのならまだしも、家族はみな、娘が全然頑張ってないのを知っている。以前はガンバリ屋さんであったが、3年生になってからは遊んでばかりだ。高い塾や通信教育に凄まじいお金を取られて、成績は下がりまくり。で、いつ見てもPCかゲームか携帯で遊んでいた。

特色でコケたときには流石に反省したと思ったのだが…

言えばキレるし、あーあーおかげでやる気なくしたーと、典型的なバカ発言してますますやらないし。

テストの当日送ってきたメールなどひどい。

「やってないところや苦手な所ばかり出た。全力尽くした結果がこれだよ」

…やってないところや苦手な所が全くない状態になってから「全力を尽くした」って言ってくれよ…

そういうところがいっぱいあるのに、あんなに遊んでいたのかとびっくりだ!

かつて息子がキレて暴れ始めたのも、同じことだった。定期テストの直前なのに遊んでいるので「よほど余裕があるのか、満点とる自信があるのか」と注意したら、こうだ。

あまり勉強などしなくてもテストだけは得意だった私でも、テスト期間中くらいは教科書を眺めていた。受験の際はかなり余裕の志望校を狙ったが、それでもとても遊ぶことはできなかった。何があるのかわからないのが受験。あとで後悔しないために、また「だから言ったじゃないの」などと言われないために、どんなに自信があってもぎりぎりまで英単語のひとつ、漢字の一つも確認しておこうというのが当たり前だ。

仕事をしながらも、ふつふつと怒りがわいてくる。本当に頑張ったと思えるのなら何も言わないが、大事な時期に遊んで遊んで、せっかく取らせてやった英検も、塾も、通信教育もパア。志望校はどんどん落ちていったし。おまけに滑り止めの学校の合格通知+入学手続きも失くして大騒ぎしている。数日前に、合格したら、あるいは不合格なら何をしなくてはいけないか確認しろと言ったのに。私も仕事があるし、このところ土日も出勤することが多い。ぼんやりしてたら行く場所が無くなる!

娘は「うちは私立なんか行けないし…バイトして通信制高校行くのはどうかなあ」
って、あほか!もっとお金がかかって、学歴として弱くなるわ!そういうのは、本当に行くところが無くなってしまった子のためのもの。息子の友人で、超有名中学に合格しながらそういうところに行きついた子もいるので、能力について一概には言えないが、多くは学力に問題があるか、息子のように性格に問題があり、社会に適応できない子の受け入れ場所だ。こういう場所はありがたいが、仮にもそこそこの私立には受かっていて、反省すれば社会に十分適応できる子が行かなくてもいい。
「そっか…特待生について調べてる」
この程度の公立に2度もお断りされる子に特待してくれる私立があるか!

「奨学金しかないでしょ。もちろん借りるのも返すのもあんただけど」
「…わかってる」

私の父も心配して「借金してでも高校に行かせてやる」とメールして来てくれたが、あんなにお世話になったおじーちゃんおばーちゃんに砂掛けて出てきた娘のために父が借金することはない。自分で招いた…いや、選んだ結果なんだから、自分で借財を負うべきだ。そうでなければこの子は自立できないだろう。…ちなみに夫にもメールしたがまったく返信無し。自分で育ててないし、学校行事ひとつ顔を出したことがないし、教育費も負担してないからどうでもいいんだろうなあ。

…自分でも険しい顔をしているのがわかる。ああもう、今日は外回りもそこそこに内勤だ!と帰社したら、なんということだろう。大きな契約が2本もいただけた。わが社はだいぶ救われた…自分が社会のお役に立っていると感じられるのはうれしいことだ。

…が、その素晴らしい契約のために、明日も超忙しい。入学手続きはどうすればいいのだ。振込なら、明日の早い時間しかダメだぞ!土曜だって、休めるとは限らないぞ!

帰宅すると娘、ニコニコで何か聞きながら大の字で寝てやがる…orz

合格したら楽しませてやろう、とひそかに購入した「サマーウォーズ」ブルーレイは、どうやら永久封印か…

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2010年3月 3日 (水)

鈴木先生最新刊を読んだ

あれこれ大変な我が家だが、息子は2日もすればけろりと元気になる。

またまた割れた窓ガラスは、とりあえずテープやエアパッキンで補修。寒風はふせげるようになった。しかしまあ、やっぱりこんなに何度も割られるんだから、修理しなくて正解かも。お金がないっていうこともあるけれど。

ちなみに私は、壊されたらすぐに修理をしてきれいにするのを「ウルトラマン方式」
壊されて、翌週もその翌週も破壊のあとが残っているのを「ザンボット3方式」と呼んでいる。我が家はザンボット3方式採用。

さて、昨日は鈴木先生の最新刊を買ってきた。

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我が家も大変だが、この中学も次々大変だ。

先生も生徒もひどく真面目で、常に口論・議論をしているかのようだ。汗の量も凄まじそう。この巻では生徒会選挙についての生徒たちの討論が行われ、熱い演劇少女の物語に怪しい男の影が…

そして、足子先生が怖いw

もう、笑っちゃうくらい怖いwwwww

いつも正しくて人気者の鈴木先生の周辺では、嫉妬や競争心から精神に異常をきたす先生がこれで3人目と言う異常な状態だが、足子先生…大丈夫だろうか…

個性的な先生や子どもたちの、それぞれに真剣な思いが衝突するドラマにドキドキ!

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2010年3月 1日 (月)

とりあえず、記録

先ほどの日記を書いた後のことである。

さてアプリでも楽しもうかとネット世界を歩き始めたところだ。娘は私のすぐそばで寝転んで、私のPCでニコニコの音声を楽しみつつ携帯をいじっていた。仕事を終えての、ちょっとしたくつろぎタイムだ。

…あれ、このサイト、無くなったのかな…

やけに重いな…

今日2ちゃんねるが韓国のサイバーアタックを受けているのは知っていたけれど、なぜかどこもつながらない。すると、息子が血相を変えてやってきた。

マイPCを手に入れて、息子はずいぶん落ち着いてきた…と思ったのも最近までで、なんだかこのところおかしくなっていた。なんというか…典型的なニート一直線???

一応お金を稼ぐために、何かしなくては、なんて殊勝なことを言っていたのに、ここ数日何もかも受け入れないような状態だった。

で、息子はブチ切れている。「ネット落ちた! 何やってんだよ!」

何やってんだ、とか言われても。私たちはモデムもルーターも触りようがないほど、寝室でじっとしていた。目の前にあるマシンの接続が切れることはありえるので、それをちょっと疑い始めたところで、なんだか妙な嫌疑。

「てめ、ふざけんなよ!」

息子が言うには、そんなことはあり得ない、コンセントが抜けている、誰も触らないで抜けるもんじゃない、おまえらが抜いたんだ!ということだった。

ったって、私は20分ほど情けない日記を書いて、やれやれとあちこち見始めたところで。ただ、たしか日記を書く最中に調べ物をしようと思ったサイトには、つながらなかった。前からつないでいる娘のニコニコと、私が接続し続けていたココログと、mixiアプリはずっと有効だったのだけど、いつ頃切れたのか検証を…って言う間もなく、息子がそこらにあるものを投げて暴れ始めた。

…最近は無かったけど、これは我が家の日常だ…

娘も夫も長年逃げていて、ようやく帰って来たけれど。私は一人でこれを見つめてきたのだ。

娘も反論した。どう考えても自分たちに非は無い。二人揃って、互いにここにいたし、何が踏んだとかいうようなことがあれば言っている、と。だが息子は二人揃って記憶力がおかしいのだ、あり得ないことをあるように言うな、と、またキレる。

一通り、食器や鉄梯子を投げ終わり、息子は自室に帰った。

私は、息子がいろいろいじった後もネットがつながらないのを見て、自分で見に行った。

…最近見ることも無かったが、メインPCやモデムをつなぐタップは、宙に浮いていた。

で、何やらいろいろ抜けている。息子、何を見てたんだか?

茶碗の破片だらけ、埃だらけの空間で、なぜかタップ宙ぶらりんで抜けまくりのコンセント。私は抜けたものを指し直し、自室のPCをみてみた。

「ああ、つながった」

ほっとしたところで、また息子が来る。「治らねえじゃねえかよ!」
……今ようやく私の所がつながったんだから、自分の所も見ればいいんだけど、もう息子は聞きやしない。自分が頑張ったのに、つながんねえ!おまえらのせいだ!おまえがやったらなおったとか、ありえねえ!おまえらのせいで、おれがどんだけくろうしているか!

ポカーンとする私たちの目の前で、息子は納戸のドアを破壊し、さらに食器や何やらを投げ、私のバッグも、がんがん投げた。壁も殴りまくったのだが、そのこぶしの痛みも、全て私たちの罪のせいだと言うのだろう。

娘は相当にショックを受けていたが…うちでは本当にこれが日常だし、この状態になれば何を言ったって通用しないことを私は知っている。賢い夫はこうなったら真っ先に逃げるし。それから、いくらこの状態に恐怖を覚えても、警察は何もできないということも知っている。それは息子のケースではない。昔亡くなった弟の時に悟ったのだ。

父方の男が知能は高いと言われるものの多かれ少なかれこのように暴力的であり、まともな死に方をしないのは大人になってから完全に理解した。弟の常軌を逸した行動や暴力に苦しみ、私も逃げた。結婚して子を宿した時、心底男の子が生まれないようにと願った。…男の子だった。しかも一見して自分の血筋を濃く受ける子だと思った。「この子はあの子に似ている」と母に言われるたびに私も追い詰められていったのだ。

娘は興奮して、とても危険なことを言う。…ああ、そうかもしれない。弟が亡くなった時、ようやく一族に平穏が訪れた。その時息子が生まれていたので、本当に束の間だとはわかっていたけれど…FF10で言えば、ナギ節みたいな。

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娘に「怖い絵」を読ませるよう努力してみた

本と言えばラノベかBL、mixiやツイッターやニコ生に夢中でろくに本を読もうとしない=歴史も文化もわからない娘に、先日気に行ったNHK「知る楽」のテキストを勧めてみた。

このくらいの年の女の子は、猟奇的な話が大好きだ。

同性愛や近親相姦、拷問に処刑、性病の歴史や売春の歴史、そんなおぞましい話が大好きだ。

そんな「痴的」好奇心でもいい、なんでも興味を持てばそこから「知」への道が拓けてくる。

…何もしないよりはましであるorz

しかし娘、なかなかこの美味しいお菓子に飛び付かない。親が薦めるものなんて、どうせ苦い薬だろうと踏んでいるのだろう。

そこで少しずつ、題材になっている絵を見せたり、興味深そうなエピソードを読み上げてみる。マリー・アントワネットが処刑台に引かれていくところのスケッチとか、イワン雷帝が息子を殺してしまった絵とか…どうだ、楽しいだろう!

ちらちらと、こちらを見始める。釣りでいえば、竿先の動きに釣られて獲物が興味を持っているところだろうか。が、なかなか食いつかない。そこで私は大きな餌をまいた。

「ほら、このゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』。サトゥルヌスは、サターンの語源になったんですって」

この絵は、誰の心も凍らせる恐ろしい絵だ。まずこれに魅入られない乙女がいるだろうか。

「サトゥルヌスは、自分の父・ウラヌスを殺したために、同じように自分の子供に殺されるという予言を受け、こうして我が子を殺していく、という話ですって。で、サトゥルヌスがウラヌスを殺した時にピーーーーを切り取って海に捨てたら、そこから生まれたのがヴィーナスですって」

この本では、これまた有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」にもつなげていく。それぞれの絵を知っていても、なかなかその神話や元ネタに触れる機会がないので、この二つの絵が連続した物語になっているとは知る機会が少ない。ああ、そうなんだーという知的興奮とともに訪れたのは

「…セーラームーンで想像したらいやだなあ…」

というイヤな光景だった。

娘は、この大きなエサに食いついてきた。

「ピーーーーって…ちんこか???」
うら若き乙女が、そんな言葉を口にするもんではありません。
「ちんこか?ちんこなのか???」
お母さん、知りません。よりによって、そんなものに食いつくものではありません。厨二通り越して小学生男子かよ。

ただ、そのあと少し本を読んでいた。

だからこの仕事は成功といえる!

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