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2010年3月17日 (水)

こころしてたべよ

酷い吐き気と食欲不振から回復しつつある娘と、今日の夕食について話していた。娘だけ別メニューにするかとか、リゾットのようなものにするかとか、もーゼリーとかでいいよとか。

で、あれこれ買い物をしていたら、鳥の手羽元が安いのに気づく。
「安い…けど、これは無理だしねえ」と私がつぶやくと娘は
「あ、これは食べたい。大根とかと煮るやつ、ポトフ?あれ食べたい」

私の適当な料理だが、なんとなく定番になっているあれか。
「あんた作る?」冗談だが
「どうやって作るの?」と聞いてくる。

鳥手羽に塩コショウをちょい多めにすりこんでおく。
大根やカブ、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎ…その時の冷蔵庫の中にあるもので助演が決まるが、今日は大根があったはず。適当に切って、大根なら下ゆでして冷まし、透明にしておくとなおよい。あと人参!
野菜と、鳥手羽を水からゆでて行く。骨付き肉から塩と一緒にうまみが出て、野菜のうまみと混然となっていく。

大体、こんなもん。日によってセロリを入れたり、ニンニクを入れてみたり、ハーブを入れてみたりしてアレンジするが、味付けは塩コショウベースで、鳥と野菜のスープがたまらなく、野菜の甘味もたまらない。

娘は簡単な説明で理解。「保温鍋でもいいかなあ」
もちろん。あれなら焦げ付く心配もなく、ガス代もかからない。働き始めた頃の、私の定番なのもそういうことだ。

仕事を終えて帰ると、いいにおい。
少し火を入れて、味見。おお、おいしくできている。鳥ガラスープの素を少し入れたらしい。大根を冷ます、というのを言い忘れていたせいかもう一つだったので、冷ましてみる。たちまち大根は透明になり、スープの旨みを吸っていく。

仕上げは何かしら緑のものと決めているが、今日は栽培しているパセリを摘み、刻んでぱらり。香りと彩りが、娘の食欲を増すことだろう。

息子を食卓に呼んだが、返答がない。またネトゲに夢中なのか。娘は「スカイプで呼んでくる」という。 は?

息子がたちまち、リビングに来た。
「おまえ、家ん中でスカイプで飯だとか、なんなんだよ!wwww」
…はあああああ? こんな小さな家で、スカイプ経由とか!
なんというか、凄い時代である。が、それでお兄ちゃんがご飯を食べに来たんだからすごい。何日ぶりだろう!

「しかもおまえ、殺すなよ!wwwwww」

は?

娘は、お兄ちゃんに食事だと告げるときに

「私が作ったんだから、心して食べよ!」

とメッセージを送った。しかし、お兄ちゃんに届いたのは

「私が作ったんだから、子殺して食べよ!」

というメッセージだったのだそうだ。

娘の手料理とお茶目なパソコンが、息子を食卓に向かわせる。

ほのぼのだか殺伐だかわからない今日の食卓。

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