寒い春…
土曜の朝、休日出勤で起きた私が見たものは雪景色だった。
人気お天気キャスター・森田正光さんの本の中に、こういう話があった。
フランス革命はマリー・アントワネットのせいでなく、異常気象のせいだった、というのだ。
もちろん革命が起きたのには長い長い積み重ねや要因があって、1つの原因のせいではないが、あの時、フランスを異常気象が襲い、ただでさえアメリカ独立戦争などで逼迫した財政だったところに不作のダブルパンチ。そこで市民や農民が立ちあがったのである。外国人であり、公務を蔑にしながら自分の感情の思うままにふるまった王妃マリー・アントワネットが怒りの矛先を向けられ、ああいうことになってしまった。
もしもあの時気象条件がよく、国民が飢えに苦しまなければ、フランス革命はもう少し遅かったか、違う経過を辿ったかもしれない、というような話である。
…今の日本ももはや一時の「不況」で済まなくなるのではないかという経済的・政治的な不安を抱えているところに、この気象…テレビでは「今年のカーネーションは母の日に間に合わないかもしれない」などと伝えているし、私も最近仕事で園芸業の方とお話を聞いて暗澹たる気持ちになった。「こんなに花苗が売れない春はない」とのこと。なんでも、4月になると、パンジーやビオラが間延びして見ごろを過ぎ、それに合わせて次の苗を買いに来るのが普通なのだそうだ。
「今年はまだ、パンジーが見ごろw不況もあるけれど、この寒さでは苗を植えても枯れる恐れもあるし、今年は大変だ」とのこと。そう、いくらあせっても寒さで苗がまいってしまう。
そんななか、天皇ご一家が稲や粟などの種まきをされたというニュース。皇太子さまと愛子様、秋篠宮ご一家が皇居に集まり、「家族水入らずで楽しまれた」とのことだが
あ、あのう…あの方は「水」ですか…?????
…五穀豊穣を祈り国民の精神的な支柱であられる天皇家の神事に、期待をこめてしまう。
☆ ☆ ☆
野菜の高騰の話題もある。
「だから、お野菜は貴重。心して食べるのよ」とお説教する私に娘は言った。
「野菜が高ければ、お肉を食べればいいのよ」
おい
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