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2010年6月13日 (日)

高校生のアルバイト

娘が、アルバイトをするという。

息子もバイトで社会勉強をさせていただいたうえに、運転免許資金も自力で貯められ、経済的自立への意欲を持てたので、私としては異論がない。

ていうか、働け。

到底無理な状況で私立高校に進んでしまったわけだから、もうお小遣いくらい自分で稼いでもらわないと困る。私の会社もいつまでもつかわからないし。

…が、娘の職場探しのズレっぷりに不安になってしまった…

息子は、ああみえてもしっかりしたところを選んできたものだが、最初に娘がここと決めたところは、チェーンの居酒屋だった。

私の感覚では、高校生が居酒屋で働くなど、思いもよらない。

私の高校では、飲食店全般に制限がついた。レストランはともかく、居酒屋は、ありえない。喫茶店でさえ、禁止だったのだ。

しかし、娘は頑として譲らない。それは古い、ちゃんと高校生可とあるのだから、いいはずだ、と。

そこの居酒屋には以前夫が連れて行ってくれて(夫は外食といえばそういうところばかりだ…><)、トイレの張り紙にたしかに「バイト募集/高校生から」とあるのを私も見た。で、びっくりしたのだ。

このところ、居酒屋のファミレス化が続いており、大手チェーン店ではお子様メニューもおいてある。その店では絵本などもおいてあって、深夜に幼児を連れた客が大勢来るのが当たり前なのだろう。昔のように、酔っ払ったおじさんばかりがいて、タバコの煙がもうもうとする中、若い女性店員のお尻をぺろんと撫でて笑うような、そんな雰囲気はまるでない。

が、だからといって、女子高校生が酔客の相手をするってどうなんだ!

と私が怒ると、息子が口をはさむ。
「何言ってんだよ、俺の職場(ドラッグストア)でだって酔っ払いの客はいるよ。どこにだっているだろ」
「いや、たまたまそういう客が来るんじゃない、居酒屋っていうのは基本的に酒を出すところ」
「俺の店だって、酒は売ってるよ」

……たしかにそうだ。
昔は酒を扱うのは酒販免許を持った酒屋さんと、飲食店だけだった。
今は、スーパーでもコンビニでも酒を売っている。ファミレスだって、酒を出す。その線引きはどこにあるのか、と。

思えば、いくらこぎれいだからといって、幼児を居酒屋やカラオケに連れて行くのが当たり前というくらい、大人と子どもの線引きができなくなっている世の中。昔は夜暗い時間に子どもが出歩くこと自体がなかったが、今は塾のために子どもがうろうろしている。「夜」や「酒場」が、大人だけの世界ではなくなってしまったのだ。

だがしかし、いやしかし、15、6の良家の子女が居酒屋でバイトは、いくらなんでもないと思う。どんなに清潔で健全で安心な職場ですと言われても、私は納得できない。

…で、結局学校に「バイトをしたいと子どもが言っておりますが、職種に制限などはありますか」と問い合わせ、「酒を出すような店は、もってのほか」という回答を得た。許可がおりるわけがないし、万一見つかれば(なんと、娘はよりによって学校の最寄り駅前の居酒屋で働こうとしていたのだ!)、特待生どころか最悪退学だ。

そうしてようやく、娘は納得。面接の約束を取り下げた。

そしてまた、新しく仕事を探しているのだが…

なんか、この娘は学校の帰りや休日に働くということをなめているのか、やけに遠いところにエントリーしたがる。
「だって、割がいいんだもん!」
「通えるよ!はあ?ばかじゃないの?ばばあのあんたとは違うんだよ!」と口汚くののしり、友人に声高に「うちの馬鹿親がなんにでも文句言う!」と愚痴っていた。

…失敗しないとわからないのか…
まあ、親が何でも手を出してもしょうがないし。

一方息子は、コンサートスタッフのど短期バイトに挑戦。筋肉痛に苦しみながらも
「筋肉を鍛えられて、コンサートを楽しめて、弁当が食べられる!w」と結構楽しそうだ。

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