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2010年7月31日 (土)

美輪明弘様を拝しました

子どもの頃から、『一度は拝みたい』と思う人の一人である美輪明弘様のコンサートに行ってきた。

…実は、美輪様をひょんなところで拝してしまったことがある。10年くらい前、なんと、上野の科学博物館のエスカレーターですれ違ったのだ。圧倒的な存在感に居合わせた人誰もが息を呑んだ。

しかし今宵は、生ヨイトマケである。

「聞くとお行儀が良くなる」(激しく同意!)とおっしゃる昭和の唱歌から始まり、第一部は社会派・美輪明弘オンステージ。真っ赤な日本列島の地球を背に、日本の文化を高らかに誇りつつも、あの戦争時の軍事政権へ、社会のひずみへの怒りを謳う!歌う。

「従軍慰安婦」を実際に体験した人との交流から作った歌「祖国と女達」は、まさに鬼気迫るものだった。

シンプルな舞台ながら、美輪様はまさに変幻自在。男も女も、年齢も超えて演じきる、一曲ごとが「一人芝居」。舞台が暗転すると、一体何人の人間がいるのかというくらい、声の演技がすごい。

目ゴシゴシ
「見える…見えるわ…愛しい恋人がつれない表情で去っていくのが…命からがら帰ってきた故郷でつばを吐く家族が……」

本物の芸術だ。

やはり、一生に一度は拝むべきである。美輪様も人間であり、いずれまた転生して次のはるかに高いステージに行かれることもそう遠くないので、この歌唱力、思想、演技力、お笑いに触れる機会があらば、ふれるべきだ。無理して行った甲斐があった~~~!

有名な、放送禁止の憂き目にあった名曲「ヨイトマケの唄」も、……いやあもう、しみじみ。

モデルは、美輪様の幼い頃の友人。貧しく、勉強も出来ないのでいつもいじめにあっていた。
その母親は、その子を育てるために、小柄で足が少し不自由なのにも関わらず、
「地ならし」をする土方の仕事に就いていた。
女性だからといって容赦は無い重労働の世界。腕力もなく、足も不自由だなんて、言い訳にもならない。

その子はいじめにあって「もう学校に行きたくない」という気持ちで、母親の働く現場を訪れた。

その子が目にしたのは、非力な母親が「この役立たず!」などとののしられる場面。
すいません、すいません、と頭を下げまくる母親の姿だ。
しかし母親は我が子に気づくと「大丈夫」というような笑顔で応えた。

いじめられてつらい、学校なんか行きたくない……

そんな気持ちだった子は、学校から逃げる気が一切失せ、
辛いことから逃げず、しっかり勉強しようと…
そして高校、大学と学びエンジニアになり、今は亡き、苦労し通しの母に…

私、まったく気づいていなかったけど、何かこの唄に影響されていたのかもしれない。

今の職場も、最初は私を排斥の方向にあった。
前の職場もだけどw…でも、ここでがんばらないとダメだ、という信念で、
必死でしがみついた。
トラブルの一切を、全部私のせいにされたこともある。
私は人一倍きちんと処理したのに、私の受注した件で、取り違えがあったのだ。
「これはどういうことなの!いい加減、辞めなさいよ!」という
上司の声を覚えている。何度も、辞職勧告したのに辞めない女を、
なんとしても追い出したかったのだと思う。
しかし、私はいろいろ至らない部分もあったが、この件に関しては青天の霹靂。
ちゃんと処理しているのに、そのあとでミスがあったとしか。
「はあ?サイテー!自分のミスを他の人のせいにするわけ?www
 みんな聞いた~?www」

とまで言われた。
コミュニケーション能力がとことん乏しく、たしかにこれまでいろいろなポカをしたし、
通常ありえないミスもしてしまったことは否めない。
当時与えられた壊れたPCも、私を「PCも使えない人」に仕立て上げた。
けど、この件は違う!

「私は、この件を取り違えないように、きちんと確認し、表記しています。
この台帳にも、それが残っています」

と訴えた。そして、この受注でどこを間違えやすいか、私は理路整然と分析した上で
間違えないように発注を受け、それを明記したのだ。
誰が見ても明らかなのに、なぜ私が責められる?

私はここまでしっかり情報を得て、それを間違えないように、
他の誰よりも丁寧に指示書に書き込んでいる。
なんで責められるのか。全責任を負わなくてはいけないのか。

「……これは私のミスです」

と、とうとう私の追い出し裁判に立ち会っていた同僚が口を開いた。

大人の世界にも、当然「いじめ」はある。
それが雇用主の指示であるだけに、学校なんかより厳しい。
「こいつを辞めさせちゃえ☆解雇するとお金かかるんで、本人に希望させるように」
なんで。はっきり言って、10歳以下のいじめとやらにああだこうだと騒ぐ
東宮ご一家には、愛子様をまともな人間に育てる気持ちが

おありなのかと思う。

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2010年7月28日 (水)

祭りに寄せて

人の顔がおぼえられない、
誰にでも出来ることほどできない、
コミュニケーションはカンベンしてくれ、
挨拶だって苦痛だぞ!

という私にとって、やりたくない…けれど、やってみてよかった、いや、全ての人がやるべきだ、と感じたのが、子ども会やPTA、自治会の役員になり、夏祭りやバザーのようなイベントの手伝いに参加することだ。

思えば昔、私はなんと不遜であったのだろう。
こういうイベントは、好きな人がやっている…というより、天から降ってくるもの、というようなもの。私の母は私とは正反対の社交的な人で、昔から嬉々としてそういう役を引き受けては、あの人はひどいの、こんなトラブルがあったの、と幼い私に教えてくれた。

じゃ、やんなきゃいいのに。

私は母とはまったく違う。もっと苦労するのは最初からわかっているんだから、そういう役は、それが得意な人に任せておけばいい、と思っていた。

仕事があって。
体調が。

ああ、あんな言い訳をして役を逃れて、そのくせ祭り当日には着飾って子どもを連れてぶらぶらしているような私を、一体皆さんはどのように思ったのだろうかと思うと、顔からファイアが出そうである。
また、そういう私だからこそ、雅子さまへの狂おしいほどの愛(?)があるのだと思う。

結局、逃げられずに自治会の役員、幼稚園の役員、PTA役員などを経験した。

これが私を成長させた。

やってみなくてはわからないことが、なんと多いことか。
好きなことしかせず、嫌いなこと・苦手なことを避けてきた私は、当然のようにつまずきまくったが、怒鳴られ、あきれられ、また下働きをして、いろいろと悟ることがあった。

ああ、こんな大変なことを人任せにして私は遊んできたのか!
朝から深夜まで立ち働き、汚いものも始末して、子供会や自治会の活動資金を得る…
子どもらへのサービス程度に考えていた模擬店が、これほど真剣に行われていたとは!
何気なく捨てていたごみが、どう処理されているのか!

顔からメルトンが出そうになりながら、私は次の人に役員を託した。
「えー、私仕事もしてるし、そういうの向かないんでぇ…」といやがっていた美人ママも、一度役員をやると目覚めたようで、すごい勢いで地域に貢献し始めた。うん、そういう人ほど、一度はやるべきである!

今は、職場の地域の祭りの仕事をすることが増えた。
主婦とか、デパート勤めとか、漫画好きとか、ありとあらゆるスキル(微笑)を駆使し、なんとか足手まといにならないように…とがんばる。ことに、ごみの分別にはがんばる。

いくら分別の箱を用意しても、気にしない人は気にしないものなのだなあ…

見事に、ごみが混ざっている。

燃やせるごみと、プラスチックなどの燃やせないごみ、資源ごみ。

それをケチャップやソースまみれで仕分けしているそばから、平気でぐちゃぐちゃのごみを投げ込んでいく親子連れがいる。
……これは、これまでずっといやなことを人任せにして来た私への罰…いや、神の愛だろう。

そういう奉仕活動を終えて、家に帰る。

ほぼ毎年、うちの地元の祭りも同日にあたるので娘などは太鼓を叩き、みこしを担ぎ、模擬店を食べ歩いている。昨年までは中学生なので地域の人々のお世話になるばかりであったが、今年からは子どもたちを指導するなど、大人の立場になっている。

娘は言う。

「もう、ごみをそこらにぽいぽい捨てる人が多くて」
ほお。
「だからうち、ビニール袋を持って、『ここに捨ててください』って言ったの」
ほおお。
「混じってるけどいいっすかー?とか聞かれたけど、いいですよー、とうち、とにかくごみを集めたの」
ほおおおお、良い子である。

……で、この、他人の焼きそばのパックも割り箸も食べ残しのおにぎりもビール缶も混じったビニール袋の数々。

誰が仕分けするの?

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2010年7月25日 (日)

やっぱり危険なサンシャイン牧場

先日の日記で女子高生を飼い始めたことを告白したが、女子高生は着々と成長を遂げ、

立派な「肉」になりました

……いや、本当にパンダ同様「肉」扱いだったw

Niku

で、「肉」と成り果て、収穫を待つ元・女子高生…なんか、ワイルドになっているw

とても収穫・売却なんかできないので、まだ牧場を徘徊中である。

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2010年7月21日 (水)

付き添い増えてどうする???

一学期も終わろうと言うとき、こんなニュースが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100720-00000044-mai-soci

皇太子殿下が愛子様に付き添い登校……orz

このご夫妻は、ご自身の地位や立場を何だと思われているのだろうか?
雅子様がこの春から公務をほとんどなさっていない(実質、ゼロだと思う)ことは知られているが、皇太子殿下も週休5~6日が続いている。
本来ならばご高齢の両陛下を支え、次代を担う身として大活躍のお年頃のはずなのに。

養育係が何人もいるのに、それらに任せないのはなぜだろう?

「皇太子」「皇太子妃」のステータスは国内外に威厳を示し、国の象徴として親善や福祉などに使うものであって、我が子かわいさのために学校や子どもたちに示威するためのものではない。

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2010年7月19日 (月)

女子高生を「飼う」withおやじ

最近の牧場系アプリは、いろいろカオス。

Jk

というわけで、今女子高生のサン牧ガール(ガイドブック限定アイテム)と酔っ払いオヤジを放牧中。
サン牧ガールちゃん、本気でかわいい!

…しかし、今の所増産不可…というわけで、何かを産み落とすわけではないようだけど、パンダ同様「肉」なのか???という不安がよぎる。

とても危険なゲームをやっている気がする「サンシャイン牧場」…

☆  ☆  ☆

朝、少し冷静になっておやじを増量してみた。

Oyajizou

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2010年7月16日 (金)

学研の本気を見た

学習漫画専門誌が小学館から出ていたり、人気キャラクターや萌えキャラを使った参考書類が大量に出たり…

もう食傷気味だよ! と思っていたところに、こんな表紙が目に入った。

 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 錬金術を科学する!! 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 錬金術を科学する!!
販売元:TSUTAYA online
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言うまでも無いが、「鋼の錬金術師」は、今最も熱いコミックのひとつである。

6月に堂々の最終回を迎えたが、それがニュースになるほど。掲載誌はたちまち完売、ネットオークションでは高値がつく有様。9月にはこの最終話を再収録するとか、異例の状態だ。
以前のテレビアニメも、途中から連載に追いついたため、まったく独自の展開をみせ、これがなかなかに面白いと言う、また異例の事態だったが、原作の荒川氏はまったく動じず、本来のストーリーを書ききったようで、その原作に忠実なバージョンのテレビアニメも先日、見事に完結を迎えた。こんなに短期間に2度もアニメ化されるとは、ゲゲゲの鬼太郎レベルか??という、まさにビッグタイトル。

ほおおん。

今日はかなり遠くに仕事で出かけていて、田舎の、いまどき貴重な駅前の本屋さんでのことだ。

珍しい、コミックにビニールも何もかかっていない。
表紙だけ見たら、地雷臭ぷんぷん。以前もゲームのアトリエシリーズのサイエンス本を買ったが、…まあなんというか、かなり無理がある内容だった。まあ「これ、需要があるのかよwww」と言いながら買うという羞恥プレイを楽しめたのだが…こんなビッグタイトルにつられて買って、地雷だったら…闇鍋奉行の名が廃る。なんとなく。

ぱらぱらとめくって、しばらく逡巡して、購入。

…スクエニではなく、アニメディアの学研の出版であった。

学研といえば、学習漫画の老舗中の老舗。いや、これがなかなか良く出来ている本だ。

アニメの名場面、名キャラクターたちをビジュアルで紹介しつつ、あの場面この場面を科学的に、かつ錬金術的に解説。キャラたちの会話で進む部分もなかなか絶妙だし、あの世界観を損なうことなく、「ハガレン」をより深く理解し、さらには現実のサイエンスをわかりやすく、おもしろく、興味深く知ることができる。

あのシーンでウィンリィがピアスをはずしたのはなぜ?
なぜあのシーンでエドは錬金術を使えなかったの?
マスタング大佐は、どうして「水」で爆発を起こせたの?

そんな作品中の「科学」を理解し、さらにはカルメ焼きが錬金術の延長だと知る。

作品の魅力から離れることなく、興味はどんどん広がっていく。

この手の本で、ここまで完成度の高い本は記憶に無い!

アニメ雑誌ならではの元作品へのこだわりと、学習雑誌の老舗の気概。
そして科学や歴史を独自の感性で見事なファンタジーに融合させた原作。

この幸運な出会いが、この本を練成したのか!

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2010年7月15日 (木)

白井弓子初期短編集を読んだ

「WOMBS」がこのところ「一番繰り返し読む漫画」になっていて、初期短編集も楽しみにしていた。

Book 白井弓子初期短篇集 (IKKI COMIX rare)

著者:白井 弓子
販売元:小学館
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え~!表紙イメージがないの~?><

同人誌で発表された作品の数々は、やはり作者の原点なのか、身近な世界を描きながらもファンタジー世界を構築していく女性の姿を追っている。また、「WOMBS」の、肉体に直接語りかけてくるような感覚はここから来ているのかとも思った。

ことに書き下ろしの「成人式」は出色だった。

「これ何ー」と、私のバッグをまさぐる娘ら。私がしょっちゅうコミックスを買って来るので、本屋のカバーを見るとすぐにチェックするのだ。…しかし1冊は歴史関係の文庫本でがっかりw
そしてもう1冊がこれだった。

…ああ、二人とも、微妙にがっかり感を漂わせている…w

私の影響で、相当な漫画読みの二人の子だが、なんせまだ10代。女の子の顔の半分が目で、タイトルがひらがな4文字、てな漫画のほうが好みという世代に、白井弓子作品は正直、地味すぎ。食指が動かないようだった。

が、食事が終わる頃に、息子に「成人式」で私が一番惹かれたシーンを見せてみた。

この世界では、娘たちは年頃になると住み慣れた故郷を出て、世界を一周する旅に出る。無事帰ってきたら「大人」なのだという。
娘たちには他の集落の男たちがちょっかいを出してくる。この旅は、「つがう」旅でもあるようだ。
やがて子を産み旅を続けながら育てる主人公。育児疲れで寝入った隙に子供が出歩き、見つけるとそこに巨大な鳥が大きな口を開け……

この数ページに、息子が目を見張った。
「…や、やめて!そんなすごいの見せないで!」
と目を輝かせつつ、息子はこの本を手にし、やべーやべーと言いながら読みふける。
「……すごい (*゚∀゚*)ムハー!!

どうだ、骨太なファンタジーだろう。

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2010年7月13日 (火)

なかなか息子も難しい

全体的には、親孝行でオトナになった息子だが、昨日ちょっとやりあった。

息子も娘も、脱いだものを散らかすと言うクセがあり、いくら言っても改まらない。なぜ二人とも脱いだ靴下をたっぷり2週間は醸したがるのか、さっぱり理解できないし、あちこちに脱いだものが転がっているのは見苦しいので、とっとと洗濯することにしている。…この私の習性が、よくトラブルになるのである。

多いのは「まだそれ着ようと思っていたのに、あんたが洗うから、着るものがなくなったじゃないか!」だ。

知らんわ。
洗って欲しくなければたたんでしまっておけばいいのに。それに服が1枚しかないわけではない。まめに洗えば困ることもないし、「この日にこれを着たい」と決めているのなら、そのように調節していけばいいのだ。

次にあるのは、ポケットの中に携帯の電池を入れていたとか、その類。気をつけてはいるが、見逃すことも多少ある。さすがに「ポケットにものを入れないほうがいい」と悟ったと見え、最近はほぼ、なくなったのだが…

息子は家の鍵をズボンにつけていることが多く、私はそれとベルトをはずして洗濯機に放り込む。で、はずしたそれらは息子の目につくところにおいておくのだが…

「てめえが洗濯なんかしたせいで、鍵がなくなったじゃねえか!」

と息子が暴れだしたのだ。私は、いつものところにおいた。数日前のことだ。それ以降は知らない。息子は家にいるが、私は大概、外に居る。

「言い訳なんかいい!早く鍵を返せ!さあ、早く!」

……とくるわけだ。こうなると言葉なんか通じないので黙って包丁を握り、ナスを切り始める。無視を決め込む母親にまた腹をたて、耳元で怒鳴ったり、以前のようなことはないものの軽い頭突きをしてきたり、冷蔵庫のドアを激しく叩きつける。

…その衝撃で、ドアポケット卵がパックから飛び出し、2つ割れた。冷蔵庫の中は、無残だ。昨年から動かない製氷機も、先日直してようやく動き出したかと思ったのに、止まってしまう。

暴力は、人の心も機械も、止めてしまうのだ。

とりあえず、娘が昔、やたらと鍵を失くしまくったおかげで、余分に鍵があるのでそれを貸してあげて、と言った。先ほどまで娘も、あたしも洗濯されて困るー!無視すんなよばばあー!とわめいていたが、幸い鳥頭なのですぐにそれに従い「はい、鍵♪これ使っていいよ」と差し出す。
「…なんでそんなに鍵あるんだよ…?」
「うちがよく失くして、そのたんびに合鍵作ったから♪」
「こいつう♪」

……こんなんで、笑い声が戻るんだから、やっぱり我が家はヘンだ。

そんなこんなで作った料理は「なすの肉味噌炒め」。甘く香ばしい肉味噌がなすにしみて、夏に一度は食べたいおかずだ。しかし私は「なんで洗濯や掃除をしたらこんな目に遭わなくちゃいけないの!」ともう家事やってらんねーモードに入ったので、ご飯の上に乗せてどんぶりにした。

それを親子3人かきこみながら、なぜか「我が家で一番の変態は誰か」という話題になった。

…なんで私がトップだ!

最近のお気に入りは「ディシディアの3人が爆乳音頭を踊ったそうです」だけど!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm11107519

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2010年7月 9日 (金)

不登校でも勝ち組に

息子はとりあえずフリーター状態。

おまけに突然の入院でブランクができてしまい、本人としては人生設計が狂い、あせっている。

しかしまあ、まだ傷がふさがらないまま、本日めでたく仮免一発合格、学科もとうに一発合格で、ようやく彼の時計が動き出したようである。

入院で痛手はあったが、こういうときに大変なお金が係り、相当の時間をとられてしまうこと、健康保険はすごいなあ、生命保険も入っておくと安心だなあ、などということを学ぶ良い機会であったし、かつての不登校仲間やネット仲間などが見舞いに来てくれるなど、彼にとっては実りのある経験であった。

私の母が、「いやー、Qクンには驚いたわ!」と、見舞いに行ったときの事を語ってくれた。

Qクンは、息子が幼稚園の頃からのお付き合いで、小学校で不登校気味になったあたりからの大親友。中学校では仲良く不登校組になり、高校で進路が分かれても、何かと交流を続けていた。

「もう、こーんな! 背が高いのよ!」

え。

たしか小学校の頃は、Qクンと言えば息子と身長順の一番前を競っていた子……
一度息子が勝ったのだが、二人の肩の位置は同じで、
「俺は顔の長さで勝ったぜ!(・∀・)d」
と息子が自慢していたことを思い出す。
息子もそれなりに大きくなったが、Qクンはもう、長身といえるほどなのだそうだ。

「イケメンよ、イケメン!」
…母よ、そんな若い言葉を使わなくても…と思ったが、息子に言わせると
「ああ、あいつ長身イケメン。チャラ男」
だそうで、いろいろ「武勇伝」を聞かされてしまった。えええーあの、とっても繊細な弱弱しい子が、今は数々の女の子を手玉にとっちゃう長身イケメン!?

「おまけにこないだ会ったら、外車に乗ってんの」
ええええ外車に乗った長身イケメン! …息子は誕生日の関係などで免許取得が出遅れたが、あちらはとうにそうなってるのか!
「○○に就職」
ええええええええええ! 世界に名の知れたあの大企業の工場勤務!
この就職氷河期に、なんという勝ち組!今、大卒も悲惨だし、高卒も大変なことになっているんだぞ!

2、3年会わないうちに、Qクン、そういうことになっていたのかー。
たしか小学校3,4年生でつまずいていて、大変だろうなあなどと思っていたのに、もしかしてそういうつまずきのまったく無い子にも負けてないんじゃないか?

「不登校」は厳しい状況ではあるけれど、こうして立派に社会に参加できるのか。

よーし、息子もがんばれー!

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2010年7月 6日 (火)

もしも不登校の子にみんなが優しくしてくれたら

サンデー毎日は、学習院に何か相当太いパイプがあるのか、愛子様問題について今週も興味深い記事を掲載。

3月の衝撃の会見以来、愛子様につきっきりで同伴登校なさるという雅子様。
6月は、プールに一切出ないなど(どうも、ずっと入ったことがないという話もあるが)欠席も目立ったが、お好みの授業にだけ、数時間お出ましで、みんなとは別に貴賓室で雅子様と愛子様が給食を摂られることもあるという日々が続いているようだ。

記事によると、約一ヶ月前の6月3日のことである。

学習院では月に一度、お弁当の日を設けているという。
雅子様と愛子様はお昼前にお帰りになる予定で、お昼前に帰ろうとなさった。すると一人の児童が

「愛子ちゃんも食べようよ。お弁当分けてあげるから」と声をかけ、愛子様はうれしそうにうなずかれたという。
すると他の児童も続き、先生も「今日は先生、あまりおなかがすいていないから」とお弁当を分け、たちまち一人分のお弁当に。
愛子様はうれしそうにみんなと一緒にお弁当を食べ、雅子様は後ろで見守っていたという。

……ええ話やないですか。

機転も利くし優しいクラスメイトたち。他のクラスの乱暴男児への不安がどうでも、もうこの子どもたちに任せておくべきだろう。こんなことがあったのなら、愛子様の不登校も、雅子様の公務や祭祀を放り出しての同伴登校も「めでたしめでたし」で終わりそうである。

……が、終わっていないのである。

愛子様のご欠席はその後ますます増えるし、雅子様の同伴登校も続いている。
6月9日は皇太子ご夫妻の結婚記念日。それにあわせたのか、週刊文春ではその場で見てきたように描写する「雅子様に一番近いジャーナリスト」友納尚子氏の記事も話題になった。雅子様と愛子様の間には、こんな会話があったそうだ。

「ジューンブライドの花嫁は幸せになれるんですって。やっぱりね」
「愛ちゃんは幸せ?」
「うーん幸せよ。学校がもっと楽しければいいんだけどなあ」

そして、このお二人の不幸の元は学習院がいまだにいじめを認めないからだ、愛子様は心に深い傷を云々と、記事は描写する。

私は、愛子様ほど学校にも周囲にも配慮してもらっている不登校児はいないし、雅子様ほど何でも対処できる不登校児の母親はいないと思う。

世の母親は、子どもを保育園に預けるにも、自分でやらなくてはいけない。今の保育事情は必ずしも良くなく、兄弟が別々の保育園に預けなくてはいけないケースさえある。
出勤前の忙しい時間に子どもの支度をし、車登園は禁止だったりするので自転車に子を乗せて危なっかしく送り届け、働きに出る。子が病気にでもなれば大変だ。代わりを務めてくれる女官も養育係もいない。仕事を諦めて、同僚らに迷惑をかけて迎えに行き、自分で世話をしなくてはならない。
昔と違い、夫の給料で十分な生活ができるわけではない。子どもが小さくても働かなくては生活設計ができない世帯が増えている。小さな子がいるとどうしても就職には不利だし、十分な収入を得るのは大変だ。
それでもこうして育児と仕事を両立できる母親はまだ幸せ。
そんな育児事情を鑑み、子を産み育てることを諦める人も数多いのだ。

こんな国民の血税で、皇室は保たれている。
ほとんどの皇族はそれをよくご存知であり、いろいろと心を砕かれ、癒して回られる。近代皇室と国民は、そうして支えあってきたわけだが。

……私が「雅子様」だったら、不登校になってしまった我が子が、こんなにもクラスメイトたちに支えられる様子を見れば、涙せずにはいられないだろう。
いろいろお辛いことも多く、孤立して被害妄想にとらわれたこともあったかもしれないが、目の前の心温まる光景に、憑き物が落ちた思いをされたことだろう。
6月3日に、雅子様と愛子様の不登校物語はめでたくハッピーエンド…していたはずだ。

が、今も同伴登校は続行中とのこと。

なんというか…雅子様は、愛子様を学校に戻したいのか戻したくないのかっていう話である。

私の息子が中学で本格不登校になったとき、家出夫が文無しになって帰ってきて1年家で寝ていたこともあって蓄えを食いつぶし、子どものための学資保険も使い果たし、私も働けど生きていくのが精一杯で、という状況だったが、それでも給食費は払っていた。
毎日息子のために用意され、捨てられていく食べ物に心が痛んだが、「どうせ食べないから給食費払いません」という選択肢を、私は最後まで選ばなかった。

もしも何かあって息子が登校に意欲を持ったときに、自分の給食が無かったらどうだろうか。

「どうせ俺には居場所が無いんだ」などと思ったら終わりだ。子どもの居場所を確保する、これだけは親がしてやらないといけない。

学習院初等科の「弁当の日」も素晴らしいなと思う。
栄養バランスや児童の好み、いろいろなことを考慮して作られる給食だが、月に一度、こういうイベントがあってもいいと思う。…で、もしもうちの子の学校にそれがあるのなら、私ははりきれただろう。

行くのか行かないのか。
もしかしたら無駄になるかもしれない。
でも、そこで「どうせ行かないんだから」と思ってはだめだ。とにかく弁当を作って渡すんだ。

それが、子どもの居場所を作るんじゃないか。

…まあ、その弁当の日に、お母様のお弁当を持たせなかったのはまだいい。

クラスメイトたちの心づくしのお弁当。愛子ちゃんは、一人じゃない。
ちゃんと、こういう子たちと先生に支えられている。
そんな美しい情景を目の当たりにして、なぜ、まだ同伴登校なさるのか。
「愛ちゃんが学校に行けないのは、学習院のせい」
いつまでそれを貫くのか。

弁当作りは、本当にいいですよ

すごい弁当力! すごい弁当力!

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2010年7月 5日 (月)

サンシャイン牧場にカキ氷が!

先ほど、サンシャイン牧場にカキ氷3種(抹茶は課金)登場。

いやああああああ!

まだワールドカップも終わらないのに!
梅雨+七夕もあるのに!
せっかくジャングルセブンイレブンの背景にして、ジャングルっぽい作物を楽しもうと思っていたのに!

ジャングルにカキ氷が生えるシュールな牧場になる…

あ、スイカとカキ氷とうな重で、確実におなか壊しそうな牧場もできるのね…

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2010年7月 4日 (日)

サンシャイン牧場とサマーウォーズに貢ぐ!

最近はスクエニさんではなく、サンシャイン牧場に貢ぎまくり。

限定グッズ欲しさにオフィシャルガイドブックを早々に買ってしまうし。

イベントクリアのために課金までしてしまうし。

やりすぎだというくらいあれこれやってくれるんで、つい踊りすぎてしまうのである。今はワールドカップ賭博牧場と、梅雨イベント、ついでに七夕イベントが同時進行中。

春に手に入れた「ヨーグルト」や「うな重」を植えるヒマがありません。

…もう、うな重は土用に植えるしかないな。

サマーウォーズ関連も、気づけば貢ぎまくりな自分に気づく。
娘は映画を2回見るし、設定資料、小説、ジュニア小説、コミック、スピンオフコミック…またどれも出来がいいし、ブルーレイも堪能した。

杉基イクラ氏のコミックも、ついに全3巻で完結。

サマーウォーズ (3) (角川コミックス・エース 245-3) Book サマーウォーズ (3) (角川コミックス・エース 245-3)

著者:杉基 イクラ
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映画のイメージそのままの画質と内容に感涙。最近のコミカライズは本当にすごいと思う。

そして同日発売のコミック・アンソロジー。

サマーウォーズ 公式コミックアンソロジー (角川コミックス・エース 290-1) Book サマーウォーズ 公式コミックアンソロジー (角川コミックス・エース 290-1)

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…いやあ、さすがにもう、ほとんどの描き手さん知らないし、きっとノリにもついていけなかろう、と思いつつも、田中圭一さんが参加しているのについ惹かれて購入。……大丈夫、仮にも少年漫画なので「最低」までいかないwサイバラ風おばあちゃんはいい。
個人的には「セマーウォーズ」がツボ。あの大家族が6畳一間のぼろアパートに詰まって、あのまんまのストーリがw

そして本編も読んでないのに表紙買い……

20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集 (ビッグコミックススペシャル) Book 20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集 (ビッグコミックススペシャル)

著者:浦沢 直樹,ウジコ ウジオ
販売元:小学館
発売日:2010/06/30
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なんじゃあこりゃあああああああw

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2010年7月 2日 (金)

娘のおねだり~参考書?編

「なあおかんー『ゴロ萌え日本史』買ってくれよー」

鳥頭だなんだと言われ受験に失敗しながらも、入学してすぐ特待生に選ばれ、さらには奨学生にも選ばれた自慢の娘がのたまふ。

参考書なのか?…なんだかイヤな予感もするが、あの歴史が超苦手な娘が歴史関係の本をおねだりするのは生まれて初めてのことだ。こういうときには、財布のひもを緩めないではいられない。

「今すぐ買って」という娘だが、さすがに夜なので「明日ね」といさめる。

が、翌日私が仕事の合間に行った大きな書店には、その本が無かった。

娘は「近所の本屋にあるのに!」となじったが、近いといっても私が仕事のあと夕食や弁当の買い物をして帰宅するときに寄るにはちょっと辛い場所にある。

「…しょうがない」

と、図書カードを渡し、自分で買ってきて、ということにした。

翌晩、娘がうれしそうに「買ったーーーー!」

と本を持ってきた。

萌式ゴロ萌え日本史 Book 萌式ゴロ萌え日本史

著者:不知火プロ
販売元:双葉社
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「鳴くよ(794)うぐいす平安京」のようなゴロあわせ年表記憶術の、「萌え」版らしい。
そのての作家さんのイラストと、萌え~な世代に受けやすい語呂合わせが満載。ちなみに平安京のゴロ萌えは、「泣くよ幼女が平安京」なのだそうだ。

ぱらぱらと見てみる…

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「オカン、なんで昨日買ってくれなかったのー、おとといは平積みされてたのに、今日行ったら、なかったんだよー」
「で、どうしたの」
「で、店員さんに『すみません、ゴロ萌え日本史はありますか』って聞いちゃったよー!で、店頭に無くて、在庫から探し出してもらっちゃったよーもう、恥ずかしい! オカンがちゃんと買ってくれたら、こんな恥ずかしいこと言わなくて済んだのに!」

ちょっと待て。

ちょっと待てよ、おい。

「あんたは、こんな(恥ずかしい)本をママに買いに行かせようとしたのか!」
「うん!」

とりあえず、娘はちゃんとテスト勉強に使っている模様。

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