娘のおねだり~参考書?編
「なあおかんー『ゴロ萌え日本史』買ってくれよー」
鳥頭だなんだと言われ受験に失敗しながらも、入学してすぐ特待生に選ばれ、さらには奨学生にも選ばれた自慢の娘がのたまふ。
参考書なのか?…なんだかイヤな予感もするが、あの歴史が超苦手な娘が歴史関係の本をおねだりするのは生まれて初めてのことだ。こういうときには、財布のひもを緩めないではいられない。
「今すぐ買って」という娘だが、さすがに夜なので「明日ね」といさめる。
が、翌日私が仕事の合間に行った大きな書店には、その本が無かった。
娘は「近所の本屋にあるのに!」となじったが、近いといっても私が仕事のあと夕食や弁当の買い物をして帰宅するときに寄るにはちょっと辛い場所にある。
「…しょうがない」
と、図書カードを渡し、自分で買ってきて、ということにした。
翌晩、娘がうれしそうに「買ったーーーー!」
と本を持ってきた。
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萌式ゴロ萌え日本史 著者:不知火プロ |
「鳴くよ(794)うぐいす平安京」のようなゴロあわせ年表記憶術の、「萌え」版らしい。
そのての作家さんのイラストと、萌え~な世代に受けやすい語呂合わせが満載。ちなみに平安京のゴロ萌えは、「泣くよ幼女が平安京」なのだそうだ。
ぱらぱらと見てみる…
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「オカン、なんで昨日買ってくれなかったのー、おとといは平積みされてたのに、今日行ったら、なかったんだよー」
「で、どうしたの」
「で、店員さんに『すみません、ゴロ萌え日本史はありますか』って聞いちゃったよー!で、店頭に無くて、在庫から探し出してもらっちゃったよーもう、恥ずかしい! オカンがちゃんと買ってくれたら、こんな恥ずかしいこと言わなくて済んだのに!」
ちょっと待て。
ちょっと待てよ、おい。
「あんたは、こんな(恥ずかしい)本をママに買いに行かせようとしたのか!」
「うん!」
☆
とりあえず、娘はちゃんとテスト勉強に使っている模様。
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コメント
娘さん、特待生+奨学生ですか~。すごいですね。
それにしても面白い本があるんですね~。
うちに勉強嫌い、漫画大好きな小6男子がいるんですが、ちょっと刺激強いでしょうか?
投稿: みりょこ | 2010年7月 3日 (土) 10時15分
みりょこさん、ようこそ~!
い け ま せ ん
表紙はおとなしめですが、中はとても小学生に見せられるものではありませんw
私でさえ思わず眉をひそめたものですから、耐性の無いお母様だと卒倒します。中学生以上の男子が親に隠れて買う、という方向で考えたい参考書です。
投稿: 闇鍋奉行 | 2010年7月 3日 (土) 20時45分