マンガ日本史「額田王」カンタービレ
PCで、「おせち三段重」と入力したら「おせち散弾銃」と出ました。
「ブッシュドノエル」と入力したら「ブッシュ殿得る」と出ました。
もう、そんな季節なんですね。闇鍋奉行です。
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朝日新聞社で出している「マンガ日本史」が第二期に入り、今日二ノ宮和子の「額田王」の巻を買った。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12086
人気漫画家がフルカラーで、専門家の監修のもと歴史上の人物を描く、学習マンガの決定版というわけで、前にもちょっと話題にさせてもらったが、多少当たり外れもあるようだし、全部は読めていないところ。
なんせ、ページ数は僅かだ。ドラマチックにするにも限度はあるし、作家本人の解釈を大胆に入れるわけにもいかない。あまりまとまりすぎても面白くないし、かといってでたらめでも困る。作家の皆さんも大変だ…
で、今日は久々に買ってしまった。
額田王は、ナゾだらけなのにやたら想像力をかきたてる人物だ。
それをあの「のだめカンタービレ」の作者が実においしく調理してしまった。
いつも私は、学習マンガを読むときに、作画担当がどれだけ内容を理解・咀嚼し、誰にもわかりやすく読みやすいものに仕上げるかを気にする。中には、人気キャラクターを使っていても、「これなら本を読んだほうがいいだろう」というものもあるからだ。マンガならわかりやすいというものでもない。やはり、作画担当者の力量がものをいう。
で、キャラが、監修の先生の本の内容をそのまま読み上げるような学習マンガには最低評価をつけてしまうのだが……どうしよう、この「額田王」、「これ、どっかで読んだような…」と思うシーンがある。私は乱読で、この時代の本をいろいろ読んだのだが、まるでそういう歴史本の文章をそのまま登場人物がしゃべるようなシーンがある。
そ、それが猛烈におもしろい!
思わず吹き出してしまった。こんな言葉も、この作者にかかれば説明っぽいどころかこんなに面白くなってしまうのか。まあ、こんな額田王見たこと無いw 謎の古代美女がとても身近な女性となり、さっぱりとドライに突っ込みまくる。斉明天皇もさんざんだしw、中大兄、大海人の両イケメン皇子も容赦が無い。
マンガが面白いと、他の部分も楽しく読めるし知りたくなる。
二期の目玉のひとつである巻だが、想像以上だった…今読み逃したバックナンバーが欲しくなってしまっている。
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