失敗させる育児~よつばと!
職場で「よつばと!」布教を始めてしまい、普段は萌え漫画系など縁のない人たちを次々によつばのとりこにしている私。おかげで最新刊の10巻が手元にないw
息子とも何度かよつばと!について語り合った。
今回の本は、やはり「とーちゃんの育児は素晴らしい」だった。
よつばは、失敗するのが仕事だ、という。
……言えそうでいえないせりふだ。
理屈ではそうわかっていても、あーもう!といらついたり、失敗しないように手を回したり、失敗されると面倒だから自分でちゃっちゃとやっちゃったり。
そういえば同巻ではよつばがホットケーキづくりに挑戦していた。
ああ、危ない危ない。
あーやっぱり、粉ぶちまけちゃったwww
と読者がはらはらしていても、とーちゃんは口を出さない。
自分で焼き始めて、ぜんぜんうまくいかないとなると、生地をたくさん作って、成功するまで焼かせる。
どうにもつまずいてしまう、というときには少しの助言。
ようやく、おいしそうに焼けたよつばの笑顔!
この日ばかりは幼女と同レベルの困った後輩やんだも、ちょっとお兄ちゃんぽく見守り、失敗したホットケーキを食べていた。
とーちゃん、よつばだけでなく、やんだのとーちゃんみたいだ。
ああ、ホットケーキのもとや卵がもったいない、キッチンの掃除も大変だろう、あやしいホットケーキの山をどうしよう……リアルでは私はそんな風に感じてしまい、子どもが失敗し、成長する機会を奪ってしまう。
子どもの小さなうちは、失敗させることが一番大事なんだなあ。
第一話、夏休みの前の日にブランコに初めて乗って、手を離してすっとんでいっちゃったよつばは、秋にはとーちゃんとくつの飛ばしっこができるくらいになっていた。
ゆっくり、ゆっくり、失敗して、迷惑をかけて、叱られて、よつばは成長していく。
☆
息子、閻魔様に叱られたことを覚えていなかったorz
このくらい怖い目にあわせてやるべきだったw
| 固定リンク
コメント
闇鍋さんはおすすめ上手なんですね。
知人にテレプシコーラを「是非読んで」と貸したら「暗い話だった」と言って返され、ネット知人はともかくリアル知人とマンガの話をしたことがありません。
うらやましい★
子供の失敗はおおらかに見守ろうと思うのですよ。
でも、夫の不始末というのはどうしてああ耐えがたいんだろうといつも不思議に思います。
投稿: mura | 2010年12月 7日 (火) 00時12分
muraさんようこそ~!
私が会社で特に仲のよいAさんに「よつばと」3巻までを貸し、「面白かったからもっと貸して」と言われたとき、おそらくBさんが「私もお勧めの本を」とAさんに全10巻を持ってきたのが「テレプシコーラ」でしたw
Aさん、最初はずいぶん苦労し、「もうちょっと待って…」といかにもいやいやそうだったのですが、最後まで読みきり「どうしてお姉さんは死んじゃったのー!」と、結構感銘を受けていたようでした。…うん、テレプシは、初心者にはヘビー過ぎますw
私は、子どもにそんなにおおらかになれなかったし、夫にもとてもおおらかになれませんでしたが…最近はもう、家出した息子が帰ってきたようなもんだと割り切ってますw
投稿: 闇鍋奉行 | 2010年12月 8日 (水) 23時26分