鬼形が来てた~恐怖新聞スピンオフ
ちょっと前に、ふと手にしたコミックだが…
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キガタガキタ! 1―「恐怖新聞」より (少年チャンピオン・コミックス) 著者:つのだ じろう |
えーと、アフィは編集不可だけど、これは間違ってるぞー。
原作はもちろん、「恐怖新聞」つのだじろうだが、漫画は西条真二。もう30年ほど昔に子どもたちを恐怖のどん底に陥れたあの「恐怖新聞」が現代に蘇る……
前作主人公・鬼形礼の血縁だという鬼形冥。彼の元に、毎夜届く予言の書「恐怖新聞」。冥は、亡き礼の遺志を感じながら、「闘い」に赴くのだ。
鬼形礼は、自分の寿命100日と引き換えに無理やり読まされる「恐怖新聞」と対峙しながらも、基本的には傍観してきた。
最後の最後になって、ようやく戦おうとしたり、人を救って見せたのだが、それまではあまりに恐ろしい現実を見つめ、超常現象が存在することを認めるだけで、寿命を削ってきたのだ。
しかし冥クンは違う。
未来がわかるという恐怖新聞を積極的に読み、恐ろしい心霊現象による惨劇を未然に防ごうと戦い続ける。友達がいなくても、周囲のかわいい女子が異常性格ばかりでも、冥クンは負けない。
そんな冥クンに呼応してか、前作では、超常現象を認めようとしない鬼形礼を導くような説教オヤジだった「ポルターガイスト」は、こんな男気のある冥の前では時に女体化し、興味深げにその行動を見つめ、嘲笑う。
そう、女体化。
恐怖新聞女体化。
この作品は、これに尽きる。
オリジナル恐怖新聞を怖がって手をつけない我が息子も、「恐怖新聞女体化」と聞いて、つい読了したくらいだw
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