今こそヒーロー
緊迫の続く毎日で、家ではテレビ(ただし揺れでふっとんで、アンテナ端子ごとぶっ壊れた。今はDVDプレイヤーを通して受信している)をつけっぱなし。NHKばかり。そして職場でも、よほど忙しいとき以外はラジオをつけっぱなし。また、私も計画停電の情報などを得るため、2ちゃんやニコニコ動画のNHK生放送を見られるようにしながらの作業だ。
数日前だが、基本的に地震情報中心の番組で、ちょこちょことリクエスト曲を流していたのだが、そこに「アンパンマンマーチ」が流された。
職場では苦笑。「何、これw」「懐かしいw」と笑いがもれた。
これが、大好評だったようだ。
最近影の薄かったラジオだが、この非常時でリスナーも多く、また不安のあるところでこそ多く聞かれていたようで、直後から「子どもが泣き止んだ」「大人も勇気が出た」などと、メッセージが次々読み上げられた。
…やっぱり、ヒーローの力はすごいのだ。
子どもの頃夢中になった数々のヒーローたち。彼らが希望の光になり、勇気付けてくれるのだ。
☆ ☆ ☆
震災前に買っておきながら、なかなか読む時間のなかった本があった。
超電磁大戦 ビクトリーファイブ① (CR COMICS)
著者:長谷川裕一 |
あの懐かしいコンバトラーV、ボルテスⅤ、闘将ダイモスが集結し、ドラマティカルロボットものの世界が復活!
ああ、なんというか、本当に胸が熱くなる。
国境を越え、星を越え、地球の平和のために戦うヒーローたち。
湯船で立ち話を続けて読者サービスに努めるヒロインたち。
…私事だが、うちは今被災で風呂に入れない…だからこそ気になる…湯船には、漬かれよ!サービスショットは1コマで十分なのに、延々湯船で立ちっぱなしで何を話しているんだwwwww寒そうじゃないかwwww
「だが、それがいいwww」
…とは息子の感想だが、本当にそうだ。
こういうあざといお色気シーンまでもが妙に懐かしい。ああ、南原ちずるといえばシャワーだよ!w
一応男女平等の観点から、今度は男子も風呂で立ち話をするべきだと思うけれど。
2巻ではうちよりすごい家庭内暴力wの話になるし、なんだか現実の憂さも忘れる楽しさだった。
心の中に、彼らヒーロー・ヒロインがいる。
少しでもあんなヒーローに近づこうと思う、幼い心が蘇る。
今の本当のヒーローは、不眠不休で原発や寒さや飢えに立ち向かう人たちだが、そんなヒーローを支えよう、応援しよう、逃げずに自分のできることをしよう、とやっぱり勇気をもらえるのである。
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