キングダムハーツ寺にあのヒトが
何もかも厳しい我が国ではあるが、ヒーローになれない私は黙々と働くしかない。
働いて、稼いで、税金払って、ランチ食べたり欲しいものを買ったりして少しでも経済を潤し、未来を担う子どもを育てる。
ごく当たり前の、純粋な利己的行動だが、それが利他的行動につながる。
てな日々を送りつつ、もう限界な会社のために歩き回る。
と、久々に「キングダムハーツ寺」のそばを通った。
何度か記事にしているが、キングダムハーツなどのフィギュアと、お寺の説法の見事なコラボレーションを展開しているお寺だ。最近はワンピースネタが多く、ごぶさたしていたが…
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
う~ん、深い言葉である。
まさに今、日本人がかみ締めなくてはいけない言葉だ。
で
か、カダージュ???
なんというセレクトw
「ファイナルファンタジー7アドヴェントチルドレン」という映像作品に出てきた変態……もとい、セフィロスコピーの一人だ。我が家では昔から、子どもの前髪が伸びすぎたときなどに「それじゃカダージュだよ!」と言って諌め、散髪する。
そういう位置にあるキャラクターである。
さすがキングダムハーツ寺、そのセレクトは並ではない。
で、カダージュのフィギュアはあまり見たことがないのでしみじみと鑑賞。
大体、仏像やマリア像など宗教芸術というものは、文字も読めず難しい言葉も解せずという庶民を含め、誰にでもその教えやありがたみがわかるようになっているものだ。
衆生を救うために、やたら顔や手があったり、手の指には水かきがあったり、腕が長すぎたり、という解説を、庶民はありがたく解釈する。
ああ、神様仏様に見守られ、恥ずかしくないように日々真面目に働き孝養に尽くせば、あのお手に掬われるのだ、と勇気付けられ喜捨するのだ。
しかし、飛ぶとは…
ジェノヴァ細胞を受け継いだ「ソルジャー」や、「セフィロスコピー」は、片方だけ翼を持ち、飛ぶようになる…というのが、キングダムハーツシリーズやクライシスコアで追加された。
その不安定さ、人ではないものに変化する恐怖などが、クライシスコアでは描かれていた。
カダージュもまた、そういった葛藤の中から、クラウドを「兄」として、セフィロスコピーを家族として拠所にすることになったのだろうか。
ああ、これを見るまでは、ただの非常識なおにいちゃん集団の頭としか認識していなかった。
飛ばなければならず、生きなければならない彼らに思いが及ばなかったことを恥じた。
まことにありがたいことである……(-人-)
不安定だったのか、ガムテープが!
私だったら、衣装に合わせて黒いテープで固定してしまいそうだが、ガムテープとは……
いや、なんとなくカダージュっぽかったw
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