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2011年6月25日 (土)

ああ岩手愛

先日、岩手県内陸部に行った。
夜行バスの途中、福島あたりだろうか、高速道路が曲がっていたようでものすごい勢いで弾みまくったが、朝到着した街はいたって平静。

一見して被害のあとは見えず……うちの住む関東は、今もブルーシートの屋根がたくさん見られるし、倒壊の恐れ有りのビルや家屋などもあちこちにある……あちらは3日ほど停電になったそうだが、建物の被害は内陸部ではそれほど無く、沿岸部が津波で大変だったということだ。
「東日本大震災」という名は伊達ではない…。
県や地方のレベルではなく、本当に広範囲で被害が出たというわけだ。

さて、本屋に行って気になる漫画を手にする。

とりぱん(11) (ワイドKCモーニング)Bookとりぱん(11) (ワイドKCモーニング)


著者:とりの なん子

販売元:講談社

発売日:2011/06/23
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とりぱん大図鑑 (ワイドKC)Bookとりぱん大図鑑 (ワイドKC)


著者:とりのなん子ととりぱん研究会

販売元:講談社

発売日:2011/06/23
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ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)Bookゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)


著者:飛鳥 あると

販売元:講談社

発売日:2011/06/13
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偶然にも、この著者はどちらも岩手県内陸部在住の女性漫画家で、岩手を舞台に作品を展開している。

うーん、私事だが、本屋で手にした本に何か運命を感じることってある。
前に、古本屋でたまたまいがらしみきおの「かむろば村へ」と五十嵐大介の「カボチャの冒険」を手にし、
「あれ?どっちも『いがらしさん』が東北で農村暮らしをする話でないか?」
とちょっと不思議に思ったり。

というか、私はどんだけ岩手作家が好きなんだかw

「とりぱん」はもう、さすがとしか言いようが無い観察力と感性で、東北の四季と鳥や虫たちをユーモラスに描くし、大図鑑の方も思ったより楽しい。エナガの現物はこんなに可愛いのかとか、リアルコムクドリカップルを見て、あのバカップル会話が聞こえてきそうで吹いたり。
「ゴーガイ!」の方もご当地ネタを紹介しつつふんばる女性記者のお話が続く。わりと内陸部の話題が多いが、今回大船渡の話があった……
で、両方とも3月11日のルポコミックがあった。
どちらも内陸部の自宅周辺での被災なので、停電と買出しの苦労が中心。それぞれに、「あの日」が描かれている。

そういえば、最近表紙買いしたこの本

ブッシメン!THE IMAGE MAKER (1) (イブニングKC)Bookブッシメン!THE IMAGE MAKER (1) (イブニングKC)


著者:小野 洋一郎

販売元:講談社

発売日:2011/05/23
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も、作者が仙台で仕事をしているため、震災ルポがあった。

昔は漫画家といえば東京というイメージだったけど、東北在住で活躍する作家さんて、結構多いものなのだなあ……

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コメント

コミックリュウ8月号掲載の鈴木みそ「僕と日本が震えた日」はもうごらんになりましたかー?

投稿: mura | 2011年6月26日 (日) 22時33分

muraさんようこそ~!
コミックリュウ、あまり見かけないのですが、鈴木みそさんも何か描いていらっしゃいましたかー!
探してきます……

投稿: 闇鍋奉行 | 2011年6月28日 (火) 00時30分

みそさん、読みました! あの日を、等身大の目線で綿密に描いてましたねー…ヨメさん、ちょっとたくましくなられてて驚きましたw
あと、絶望先生の作者の、東京都庁展望台で被災の紙ブログもおもしろかったです…

投稿: 闇鍋奉行 | 2011年7月 2日 (土) 09時40分

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