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2011年8月19日 (金)

ダメ人間、立つ!~限界集落(ギリギリ)温泉~

「銭」の鈴木みそさんの最新作がまことに素晴らしい。

限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)Book限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)

著者:鈴木みそ
販売元:エンターブレイン
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失踪したゲームクリエイター、壊れたネットアイドル、嘘が得意な小学生、とことんネガティブな温泉宿の主人、そして有象無象のオタクたち……

伊豆の限界集落と潰れた温泉宿を再生しようというのは、このダメ人間たちだ。

まあ主人公の溝田(ゲームクリエイター)のキャラクターが、なんとも怪しくていい!

「おじさんウソうまい!」
「ああ ウソで飯食ってたんだ」

(これは、ウソではないなあ…w)

金になるウソをつく溝田が、ひなびた温泉を舞台に、メンヘラネットアイドルを駒に、世を動かす!
なんとも痛快で、また、勉強になってしまう。

ファミ通でゲーム業界を描き、学習漫画で新境地を拓き、「銭」で独自の地位を築いた鈴木みそにしか描けない世界が広がる。

夢を売りながら巧みに人を操り、しっかり銭を稼ぎつつ温泉の存続をめざす。
色も欲も絡み合う。
タヌキたちの化かしあいが、未来のない限界集落をどう変えていくのか。

…出口の見えない不況に震災。
明るい未来を見失った私を力づける漫画だ。

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2011年8月13日 (土)

東宮家は、愛子様をどうするのか

久しぶりにブログに来たら、検索ワードが…

久しぶりの愛子様の映像に、強い関心を寄せられた方が多いのだろう。私もこのところとんと触れてこなかったが…少し書かなくてはいけないのでは、と感じた。

以前、私は自分や子どもの発達障害に絡めて、愛子様の日記を書いていたが、今は少し認識を改めている。

もう、発達障害とかアスペルガーとか、そういうレベルではない問題を、愛子様はお抱えでは無いのか。

ここ数年愛子様ウォッチングをしてきた私としては、先日の那須ご静養での駅前の映像では、こう感じている。

大変に、がんばられた!
これまで多くの人たちが指摘してきた点の改善に、愛子様も養育係も真剣に取り組んでこられたのが感じ取られる。
今までは、気ままに親両殿下の前をすたすたと歩いておられたし、昨年夏は手を振る両殿下を置いて、さっさと車に乗ってしまい、カメラの方に一瞥もくれずそっぽを向いてしまわれた。
お出迎えの人たちからも不満の声が出るし、週刊誌でも「ちゃんとしつけを」「反抗期では」などと書かれたものだ。

また、愛子様はもうすぐ10歳になられるが、これまできちんと立ち、きちんとご挨拶をするというシーンが見られたことが無い。

関心の無い相手とは、視線も合わせないのだ。

それが、この映像では、一応両殿下の間で歩調をあわせ、駅長さんや知事の方を向いている。……映像でははっきりとはわからないけれども、体をそちらに向け、ちょっと会釈しているようにも見える。

全般に不機嫌そうで、一刻も早くこの場を出たいという様子はありありとわかるのだが、それでも、ここまでできたというのは愛子様にとってはすごいことなのだと思う。

今年度は、百戦錬磨の公立小学校の先生や、自閉症教育で定評のある武蔵野東学園の教員が愛子様を支えるために入ったというし、その成果が実を結んだのだと思う。

それは大変によろしいことだが…

いつまで東宮家は、「愛子様は自閉症とは不本意で、大変にお健やかでご優秀、学校にいけないのは乱暴な男児や国民のせい」というシナリオを通すつもりなのか。

あの2002年の「自閉症とは不本意」以来、世の自閉症者の人格は踏みにじられたままである。
力士の名などを覚えている、好き嫌いが激しい、気に入った相手には異様に執着する、大変な癇癪を起こす…など、典型的な自閉症児の様子が報道されるなか、叱らない、自由にさせる、という東宮ご夫妻の教育方針に不安を感じていたが、案の定幼稚園や学校にはまともに通えていなかったようだ。

それが突然「乱暴な男児を怖がっていて」と、発表された衝撃ときたら。
話を読めば読むほどに怪しい話で、この話をリークしたのはほかならぬ雅子妃以外にありえないのははっきりしているが、こんなことを仮にも皇族がするのか、と失望した。

自閉症などの発達障害児の親が、幼少時の暗記力から子どもを優秀な天才児と思い込み、社会不適応になったのはいじめのせいだ、他の子が悪いのだ、とやるのは結構よくあることなのだが……
それを皇族がやったらもう終わりだ。
発達障害児を抱えて、あそこの家のように多くの職員や養育係なんかいないから一人でがんばる親も、これまで決して学校に特別扱いを求めず、フェアな育児をしてきた皇室も。
みんな、みんな否定されてしまった。

そして雅子妃は、いじめのせいで学校に行けない我が子を守る母親という役を得、必要もない同伴登校をなさるために公務や奉仕団への会釈を拒否、大げさな護衛を伴っての大名行列を続けて学校や国民に負担を与え、愛子様の自立の道や、信頼できるお友達を作る場を破壊してきた。

世の中には、発達障害や自閉症で悩む当事者や、自覚も無く暴れまわる発達障害親子に悩む学校などがあふれている。

それらに対処できる人員が愛子様のために使われ、成果を得られるのは結構だが、どこでもそういうスキルを持った人は貴重。それを独占したうえで、まだ、あくまでも「愛子様を苦しめる学級崩壊にも対応できる公立の先生」「愛子様の英語教育のための先生」ということにするのか。

そして、愛子様にとっては本当に難しいことをクリアできていたとはいえ、どう見ても体格に比べて幼い、わがままである、お行儀が身についてない、国民が嫌いなのか、という感想しか持たせられないご静養駅前ショー。

いつまでこの茶番を続けるのだろう。
他の場面に比べて、愛子様がこれを大変に苦痛に感じておられるのは表情から見てもわかる。
こんなにがんばっても「健常で優秀」という前提の前では批判しか生まない。
へらへらと笑い、手を振りながら異常な長期ご静養に入る皇太子ご夫妻よりも、愛子様のほうがまだそういったことをご理解のように思える。

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暑いので涼しい漫画を読む

仕事中にふらりと立ち寄ったコンビニで、あの本がコンビニブックになっているのに気づいた。

不安の種 (1) (ACW champion)Book不安の種 (1) (ACW champion)

著者:中山 昌亮
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前から気になっていたけれど、手に取る勇気がないほど怖そうな本だ。立ち読みできるようになっていたので試してみて、すぐにレジにとんだ。

薄暗がりの学校、誰もいない部屋……
ふと感じる視線や、何かの気配。
そんな「不安」を視覚化したような短編が続々と続く。
絵は端整なのに、この絶妙な「歪み」が恐怖を駆り立てる。
スプラッタに頼らない、品のよい恐怖に満足しながら、巻末の広告にびっくり。

「寄生獣」の岩明均脚本・「不安の種」中山昌亮作画で、9月から「ブラックジャック」連載開始というではないか!

私は、未だに「ヒストリエ」を見てもぐにゃん、と人物の顔が歪んで襲ってきそうな不安に駆られる。
あの「寄生獣」と「不安の種」でブラックジャック!

なんという安定した不安感!

これまで少年チャンピオンではいろいろな作家によって「ブラック・ジャック」が描かれてきたが、これは楽しみである。

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