暑いので涼しい漫画を読む
仕事中にふらりと立ち寄ったコンビニで、あの本がコンビニブックになっているのに気づいた。
![]() | ![]() | 不安の種 (1) (ACW champion)
著者:中山 昌亮 |
前から気になっていたけれど、手に取る勇気がないほど怖そうな本だ。立ち読みできるようになっていたので試してみて、すぐにレジにとんだ。
薄暗がりの学校、誰もいない部屋……
ふと感じる視線や、何かの気配。
そんな「不安」を視覚化したような短編が続々と続く。
絵は端整なのに、この絶妙な「歪み」が恐怖を駆り立てる。
スプラッタに頼らない、品のよい恐怖に満足しながら、巻末の広告にびっくり。
「寄生獣」の岩明均脚本・「不安の種」中山昌亮作画で、9月から「ブラックジャック」連載開始というではないか!
私は、未だに「ヒストリエ」を見てもぐにゃん、と人物の顔が歪んで襲ってきそうな不安に駆られる。
あの「寄生獣」と「不安の種」でブラックジャック!
なんという安定した不安感!
これまで少年チャンピオンではいろいろな作家によって「ブラック・ジャック」が描かれてきたが、これは楽しみである。
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