映画「テルマエ・ロマエ」見て来たお!~電通の凄さと裏と~
娘と一緒に話題の映画「テルマエロマエ」を見てきた。
前に、コミックス1巻をここで書いただけに、あれが映像化というのはまさに感無量。
それも、古代ローマ人の主要人物を、「濃い顔」の日本人俳優が演じるという、まさかの企画。…それが、古代ローマの雰囲気を損なわないのが凄い。前半のルシウスタイムスリップ・異文化体験には、映画館で笑いが起きた。
上戸彩さん演じる、原作者ヤマザキマリを模した漫画家志望の現代日本人女性を配し、オリジナルストーリーを展開し、完結させた意欲作でもある。
…よく、これを映像化したなあ、こういうキャストにしたなあ、とたっぷり楽しませていただいた。
☆
…以降は、私の個人的な感想で。
テルマエロマエの魅力は、「風呂」をテーマにした古代ローマと日本の比較文化論であって、日本人としては「日本に生まれてよかった」と思えるとことだと思う。
「平たい顔族」の純朴さ、高い技術に驚愕し、より良いテルマエへ情熱を傾けるルシウスの生真面目な性格が見どころ。
映画では、前線で傷病に苦しむ兵士のために、湯治場を設けるのがクライマックスだったのだけど…
私の耳が悪いのか、温泉地の地熱を利用した療法を、「オンドル小屋を建てよう!」と言ってなかったか…
勘違いならいいのだけど…
オンドルとは、隣国韓国の床暖房システムのことだ。
冷涼な冬を乗り切るために、かまどの熱を床下に流し部屋全体を温めるという、合理的な手段。
私は、自国の文化を誇るからこそ、他国の文化も尊重すべきだと考えており、韓国の文化にも普通に敬意を持っている。ことにこのオンドルはまことに合理的で、大いに学び、取り入れたい、と思うくらいだ。
…が、映画で描かれるヒロイン実家の湯治客が、「砂風呂」ではなく「オンドル」と言うのは不自然だ。
よく言われるけど、電通はそんなに韓国におもねるのか??????
けど、あれは決してオンドルではないし、韓国文化にも失礼では?????
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コメント
お久しぶりです。
闇鍋奉行さんもテルマエ観に行かれたんですね。
「オンドル小屋」というのは本来のオンドルの意味をはなれていて、「山深い温泉地にある、地熱などを利用して体を温める目的で建てた簡素な小屋」という「日本語」のようですね。
ネットで調べてみると、韓国ではオンドルの熱が伝わりやすいように薄い布団や敷物を使うということでした。寝床がかなり硬いということで、英語圏に語学留学中の韓国人が西洋式のスプリングがきいたベッドに文句を言ってたのをなつかしく思い出しました^^
投稿: mura | 2012年5月 3日 (木) 09時00分
muraさんようこそ~!
この話題、あちこちで出ているようで、たしかに日本で「オンドル」って言うようですね。
投稿: 闇鍋奉行 | 2012年5月 4日 (金) 09時49分
今さらすみません。「オンドル」については、日本語云々というより、「原作表記に準じた」ではないかと思います。「腰痛だば何はともあれオンドルだな!」というセリフがあります。(By平たい顔族・笑)
私は映画と原作どちらも見ましたが、原作の方が3倍おもしろいと思いました。漫画の方は、腹の底から笑いましたが、映画はそうでもなかった。もっと笑えるかと思ったのですが……最後の方、ストーリーがシリアスになっちゃって。。。
投稿: はやみ | 2013年2月26日 (火) 19時40分
はやみさん、ようこそ~
muraさんにも指摘されていますが、その通りだと思います。
たくさん駄日記を読んでいただいたようで恐縮です……
この日記に関しても、削除するかどうか迷いましたが、ご指摘いただいてますし、まあ、恥さらしな日記ですので…と残してあります。
実のところ、私は韓国や中国の文化にもそれなりに敬意を持っていて、オンドルも合理的な暖房システムだと思っています。
でも、電通の韓流推しにはうんざり~~~~~!
おかげで韓国アレルギーになってしまったわ~~~!
という怒りが爆発した頃の日記です……
投稿: 闇鍋奉行 | 2013年2月26日 (火) 23時58分