今日発行の週刊新潮に、興味深い記事があった。
http://www.shinchosha.co.jp/magazines/nakaduri/1093/
「美智子皇后」が嘆いた「雅子妃」の「紀子妃」妨害
4pのトップ記事だ。
それは、2月の天皇陛下の心臓手術でのご入院のことだ。
17日、東大病院に入院され、18日に手術。
翌19日に、皇太子殿下と秋篠宮殿下のお二人がお見舞いにあがるという、ちょっと異例のことがあった。
その裏事情ということらしい。
秋篠宮妃紀子殿下が、手術が終わると一日も早いお見舞いを望まれた。
それに対して皇太子妃雅子殿下が「順序が違うのではありませんか」と強いご不快を示した、ということなのだそうだ。
記事中にもあるが、皇室は序列が大変重要であり、宮家の紀子様よりも、皇太子妃雅子さまのご身位が高いのは、言うまでもない。
お見舞いなどは、まずは皇太子ご夫妻から、その後宮家の皆様が伺うというのが筋である。
紀子様は、それを弁えないようなお方ではない。
常に遠慮がちに秋篠宮殿下に従い支え、また皇太子ご一家のことも誰よりも支えておいでのお方である。
なのになぜ、こんなことになってしまったのか。
昨年11月にも陛下はマイコプラズマの症状で、同じ東大病院にご入院になり、そこで心臓の不安面が明らかになったのだが、この時、雅子妃殿下はお見舞いに伺わなかった。
直前まで、愛子さまの発熱?(ただし医師は入院の必要性を認めない)症状で同じ東大病院にご入院になったのに付き添い、眺望が見事な特別室で出前の洋食やデザートを楽しまれたというのを、事実上の「プチ家出」と言われた。
陛下のご入院で、追われるように病室を開けたが、なにやらぐずぐずと、愛子さまの学校に赴かれることはあっても、陛下のお見舞いには体調不良を理由にうかがわないまま終わったのだ。
心臓手術という大きな話も、両陛下と秋篠宮家は密にお過ごしであり、情報を共有していらっしゃったようだが、東宮家はカヤの外だった。皇太子殿下は、秋篠宮殿下とのお見舞いで、初めてご病状を知ったようなご様子だったとか。
天皇家の中で、明らかに東宮家は浮いている……それが、誰の目にも明らかになっているところ。
陛下の手術が成功したあとは、特に雅子さまがお見舞いに行くか行かないか、というのは注目された。
…少なくとも、それについて雅子妃が決して積極的でなかったのは、想像に難くない。
いや、そうでなければこんな問題が起きるはずもない。
皇族方はどなたもご多忙で、お見舞いだってスケジュール調整が大変だ。
秋篠宮両殿下もスケジュールはびっしり。そんな中で一日も早くお見舞いにというのは、黙って皇太子妃のご沙汰を待っているわけにはいかない。
忘れてはいけない。皇太子妃雅子さまは、一応「療養」の身のはずなのだ。
公の場に一切出ない方が正しいくらいの状態。
前のご入院でも、体調を理由にしたものの、陛下にお会いするのを嫌がったのだという見方をする人は少なくない。
ならば、それならそれでスケジュール調整を、というのは、私は秋篠宮妃殿下のお立場としては当然だと思う。
しかし、雅子妃はそれに不快を訴えた。
「順序が違うのではありませんか」
一宮妃が、皇太子妃に先んずるつもりか!
……まあ、そこは筋は通る。
しかしこの皇太子妃がきちんと機能していて、両陛下と密な関係を持ちながら、手術後落ち着いたらすぐに皇太子殿下とともにお見舞いに伺うようなら、紀子様も決して、そのような出過ぎたことをなさらなかったと思う。
で、「順序」を叫んだ雅子妃は……動かないのだ。
皇后陛下はお嘆きになり、「皇太子と秋篠宮」お二人だけの見舞いを実現させ、皇太子妃の面子も、紀子妃殿下の立場も賢く守られた。
…やっぱりあのお見舞いは、ワケありだったのね……(´Д⊂
19日のお見舞い以降、皇后陛下だけがお見舞い…というよりはお付き添いになる様子が報道されつづけた。
雅子さまは、紀子様は、お見舞いに伺うのだろうか…と気にかけていたところ、24日金曜日の東宮定例会見で驚くような発表があった。
「皇太子妃雅子さまは、来週週明け以降にお見舞いに行かれる」
(゚Д゚)
皇太子妃がはっきりと、お見舞いに伺う意思を発表……いや、なんでこのタイミングでそれを大々的に発表??????????
同じ都内だし、お見舞いするというのなら、すぐにでもおでましできるだろうに。
公務がいっぱいの皇族方と違い、基本的に時間はずっと開いているお方だし。
なぜ、週明け以降???
体調が悪い、というのなら仕方がない。
もともと病気療養中の方なのだし、真っ先にお見舞いに伺えないとしても、誰が責めようか。
「私に遠慮なさらず、どうぞ」という一言で、全てが動き始める。
お忙しい皇族方がスケジュールを調整し、秋篠宮家を筆頭にお見舞いをされただろうし、週末には、学校のある内親王方のお見舞いで陛下を喜ばせたかもしれない。
体調を整えられた皇太子妃が、一番最後に伺ってもよかったではないか。まさにオオトリ状態で。
が、このタイミングで「皇太子妃は、来週お見舞い」と言われたら、紀子様だけでない。
皇族すべてが遠慮せざるを得なくなる。
週明け以降に…という曖昧な表現のまま、つい私も固唾を飲んで見守った。
雅子妃に誠意があれば、月曜にもおでましだろう。が、…もしも悪意があれば木曜あたりでは…と思っていたら、本当に3月1日(木)、ご退院も間近の頃に、雅子さまはにこにこ勝ち誇ったように手を振りながら東大病院におでましになった。
(゚Д゚)
…なんでこの状況で手を振りながら病院に行けるのか、本当に理解しがたい…
翌日、紀子さまがお見舞いに伺ったというニュースも流れたが、これで「思い知ったか!」というようなご気分だったのか???とさえ思わずにいられなかった。
いやあ、これはパワハラか?
かつては雅子さまファンだった私には、なんとも嫌なニュースでしかなかった。
どなたの立場も、傷つけられた。
雅子さまは、紀子様との格差をアピールされたのかもしれないが、忘れてはいけないことがある。
雅子さまのこのお振る舞いによって、すべての皇族が、遠慮させられたのだ。
同じ平民出身の妃殿下の女同士の攻防なんかじゃない。
生まれながらの皇族方も、この皇太子妃のせいでさんざん待たされた挙句、お見舞いに伺えなかったのだ!
一部の週刊誌は、雅子さまvs紀子さまという構図で面白がろうとしているようだが、それは違う。
平民出身の雅子さまが、紀子さまだけではなく、皇室そのものに遠慮をさせたのだ。
一応皇太子妃が「私は来週以降にお見舞いに行くのでそのつもりで!」と高らかに宣言されたら、もう誰も動けない。
そして陛下は、誰も見舞いにこない病室で、会いたくもない「皇太子妃」の来訪を待たされた。
…順序って、なんでしょうね。
序列が大事、という皇室なのに、何かすごい理不尽なものを感じて涙がでます。
順序を言うなら、その順序らしくふるまうべき。
率先して動くか、いっそ遠慮して配慮するか。
そういうことができずに、なぜ人の邪魔をするんだろう……
根本的な「順序」を見直したほうがいいのではないか。
あってはいけない人が、高い順位にいるというのが問題ではないのか…
そういうことを、考えさせられた。
雅子さん、「順序が違うのではないですか?」
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