子どもたちの成長
最近はよく息子と話す機会がある。
「うん」
幼稚園の頃からいつも「代表」さん。
あちこちで重宝され、生徒会活動もし、「こんなにしっかりしている子がいるなんて!」と絶賛されるコミュニケーション能力に長けたわが娘。
友達も多く、何かと頼られ、リア充としかいいようがないように見える…
だけど、どこか偏りというか、オリジナル発達というか、いろいろあるものだ。
娘は、およそ片付けということが出来ないし、学習障害っていうほどでもないと思うのだが、歴史がさっぱりわからない。
その欠点を克服するために、私もいろいろ働きかけてきたのだが…
よしながふみさんの「大奥」八巻が出た。
男女逆転江戸時代という設定ながら、普通の江戸時代ものをみるよりも「アホでもわかる江戸時代」というほど的確で面白い作品である。
ちらりと見せれば娘も食いつき、貪るように読みふけっていた。
「どうだった?」
と声をかけると、娘は言う。
「あたしは飛ばし読みだから…」
ああ、たしかに全部じっくり読んでいないかもしれない。
だが、第一巻で登場した吉宗の物語を収束する巻だ。
という話を振ったら、娘は応えた。
「えっと…徳川27代の…」
増やすな(゚Д゚)ノ
「徳川将軍、15代まででしょ。ほうっておいたらTOKUGAWA48とかになりそうだわ」
「ぬはははははは」
笑ってる場合ではない。
あまりに欠席やムラが多く、どんなにテストの成績がよかろうが、人望が厚かろうが、このままではまともな進学は無理、という状態でよく笑っていられるものだ。
まあ、今のバイト先であと2年も頑張れば社員登用も…をねらっているようだが、ここ数年その2年も持たずにあの人嫌い、で頭が禿げるほどなのに、果たしてこのままいけるのか。
と、不安を口にしてもしょうがない。私は娘を温かく支えてやるのみだ。
「ネットでねー。こんな相談があったの。
プリキュア戦士30人は覚えられるのに、日本の総理を覚えられないのはなぜでしょうかっていう」
はあ?
「で、その答えが、
プリキュア戦士は1年戦いますが だったの」
うまい!(・∀・)
…いや、笑ってる場合じゃないんだけど。
確かに、日本の政権、ずっところころ変わりすぎ。しかし万世一系の皇統があるから、日本は平和だし信用もある。
「まあ、天皇125代覚えたらいいわよw」
自分でもそんなんできてないけど、一応言ってみた。すると娘は応えた。
「えっと…… まさこさま…?」
それ、天皇ちゃうーーー!(゚Д゚)ノ
やっと… やっと、「エロイカより愛をこめて35周年メモリアルブック」を手に入れた…!
私のPCの壁紙は、エロイカより愛をこめて35周年限定イラストだし、この本が出ると知って、楽しみにしたものである。発行は、9月14日だった。
が、すごい勢いで品薄になってしまったのだ。
かつて、昔からの顔なじみだった地元の書店でエロイカの20巻あたりを買ったとき、ご主人は言った。
「これ、昔から決まった人が買っていくよねえ…」
正直、この作品は新たにファンがどんどん増えるというようなタイプではない。
好き嫌いがはっきり分かれるし、好きな人は永遠に好きだし、興味を持てない人は持てない。
で、決して数は多くないとしても、決まった人が新刊を買っていく。
だから、仕入れもある程度決まるのだそうだ。
同じく大ファンの友人が、一度出産か何かで数ヶ月新刊を買いそびれて「どこにもない!」と騒いでいた。
決まった量しか入らないし、恐らく出版側も決まった量しか刷らないだろう。
それが売り切れたら最悪、入手できなくなるかもしれない。
幸い、私の家の近くで見つけられたので送ってあげたが、普通のコミックスとは違う妙な連帯感のある、常連さんだけの世界なのである。
これまでも青池保子さんの作品は大抵安定して買い込んできた私は油断していた。
あ、もう出たんだっけと思う頃には、ネットで「買えなかった!」「アマゾンでも品切れ!」と騒いでいる。
そんな馬鹿な、と仕事の合間に本屋を巡ったが、本当にない。
店員に聞いても、「店頭は無く、取次にも在庫が無く…」と申し訳なさそうに言われる。
再版される見込みなんかわからない本だ。
うわあどうしよう、と娘に嘆いてみたが、娘はさほど読んでないので「ふーん」と無関心。
だがなあ。
「高橋葉介さんが、トリビュートイラスト描いているらしいんだけど…」
とつぶやくと
「ええええええええ! それは見たい!!!!!!」
と目の色を変えた。
そう、最近はトリビュート流行りで、少年ジャンプあたりの作品がよく話題になる。
9月に行われたベルサイユのばら40周年展でも、ファイナルファンタジー25周年記念展でも、人気漫画家たちによるトリビュートイラストが目玉だった。
で、この本では我が家の崇拝する高橋葉介さんばかりか、里中満智子先生、大和和紀先生、萩尾望都先生、魔夜峰央先生、美内すずえ先生、ゆうきまさみ先生などの大御所や、二ノ宮知子さん、よしながふみさん、かわぐちかいじさん、岡田屋鉄蔵さん、安野モヨコさん、とりのなん子さんなどの今をときめく方々、意外な面々など、漫画好きにはたまらない豪華メンバーが原稿を寄せているのだ。
木原敏江先生はさぞまつげばしばしかと思ったら、驚く程忠実に模写していた。
酒井美羽さんは、ミーシャ萌えだったのか。
中山星香さんは…本当に日ペンの美子ちゃんの頃からいろいろ変わらないなあ。
そしてラストの和田慎二先生に涙…
すごい、すごすぎる。
こりゃあ、エロイカファンじゃなくても、それぞれの作家さんファンや漫画マニアも買ってしまうだろう!
単行本派には垂涎もののカラーページの数々やグッズ、珍しいあんなページやこんなページは、まさにファンのためのものなのに、そんなファンの手元に来ないのでは本末転倒ではないか!
なら最初から予約でもしておけ、と言われればそうだが…orz
☆
ところで、「エロイカより愛をこめて」のwikiに、略称は「エロ愛」とあるそうだがそれはない!
「エロこめ」「イカ愛」「よりをこめて」いずれもない。
「エロイカ」で通じる!
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