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2012年12月30日 (日)

なぜ、雅子様が批判されるのか

週刊文春で、林真理子さんはじめ多くの方が雅子様について寄稿、大特集をしていた。

林真理子さんの、「肉声でお話しになる時が来た」という意見には概ね同意する。
しかし文中、雅子様がなぜ批判されるのか、について、ちょっと反論したい。
「公務は欠席でも、ホームパーティには出る」というようなことが批判されて気の毒……たしかにそれはそうだ。
精神的に参っていらっしゃる方が仕事を休み、気の置けない友達や家族と楽しいときを過ごすことの、どこが悪いのか。
2006年3月、私は料理をしながら夕方のニュースに耳を傾けていた。
「皇太子妃雅子様と愛子様が、妹の池田礼子さんと東京ディズニーランドに出かけられ…」というアナウンサーの声に、私は驚いた。

雅子様といえば、心の病気療養中。せっかくお忍びで愛子様と静かなひとときを楽しまれたというのに、それをマスコミが暴き立てるとは!
怒りに震えながらテレビ画面を見て、私は唖然とした。
お忍びどころか、お手振りしておいでだった……

一瞬のことではっきりとしないのだけど、雅子様と、複数の女性が手を振っていた。え、まさか妹の池田礼子さんも、皇族きどりで手を振ってたの???
後に、このディズニーランドおでましが、お忍びどころか一般客を締め出して人気アトラクションやショップを独占するという、「皇太子妃として」の皇族特権を振りかざしたものだったと知り、また愕然。

子どもの頃、皇族のお子様たちは、気軽に両親と遊園地に行くこともできず、かわいそうだと思っていた。人前ではいつも上品にしていないといけないし、もちろん御用邸があって、庶民のレジャーとはまるで違う世界があるのだろうけど、俗っぽい楽しみができないのはお気の毒だと。
だから、紀宮様がお友達とお忍びでディズニーランドに行かれた、なんていう話にはちょっと救われたものだ。皇太子ご夫妻であるご両親とは無理としても、お友達と、僅かな御付を連れて、普通に列に並び、……このときばかりは内親王殿下ではなく、一人の女の子として夢の世界を楽しまれた。これに、文句を言う人はいないと思う。
あれほど有名なお方だし、庶民のように列に並べとは言わない。
あそこは、VIPのために並ばず入れるルートもある。
庶民が一緒に遊びながら、もしも「あっ雅子様!」と気づいたとしても、騒ぎ立てるのは野暮。それこそ温かく見守り、ともに楽しいときを過ごした、と誇りに思い、雅子様と愛子様がつかの間でも羽を伸ばされたのなら、十分美談だったと思うのだけど……

以後、雅子様の豪遊はしばしば話題に上る。
一応、皇族方だって外食を楽しまれることもあるし、レジャーだって楽しまれる。私的な活動だって、されている。
だけど、それには一定のルールがあるのだ。
雅子様の「私的なご活動」は、たしかに目に余る。公私の区別がついておらず、また目立たないように遊ぶということもおできでない。
「皇太子妃として」ものものしい警備に守られ、交通規制が行われ、豪華なホテルは貸切。
ご静養のたびにいちいち駅前で手を振るし、渋滞が起きたの、住民にいろいろ注文がされたのと、話題になってしまう。

一方で、「公務への復帰」を目指し、活動をされる雅子様。
私が次に驚いた報道は、チャールズ皇太子夫妻が来日したとき、突然顔を出されたときだ。
雅子様の英国王室への執着は凄まじく、「アタック」に等しかった。
ウイリアム王子の結婚式にも、並々ならぬ情熱で出席を希望されたことも、よく報道された。
一方、他の国への関心は薄い。
日本国民への関心はもっと薄いが、「皇室外交」を目指したという方なのに、特定の国には執着し、そうでないと顔も出さないというあからさまな態度が出てくるというのは「皇太子妃として」いかがなものか。
私は、特にこの件を問題視している。
http://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/02/h22/gonittei-2-2010-1.html
平成22年2月18日、雅子様は久しぶりにマスコミの前に出た、
ノーベル平和賞受賞者で、日本でも「MOTTAINAI」で知られるケニアのマータイさんに接見なさり、大変にお元気そうな笑顔を振りまかれたのだ。
マータイさんは、そんな雅子様に「エネルギッシュ」と称賛の言葉を発している。
が、よく見て欲しい。
その前日、ケニアの首相夫妻との御接見には、雅子様は欠席しておいでなのだ。

もちろん、「ご病気」なのだから、それは仕方ない。だけど、翌日に、同じケニアの元副大臣の肩書きを持つ人には嬉々として会っている……

これでは、ケニア首相夫妻を軽視した、と見られても仕方ないではないか?

国のえこひいきも問題だが、ケニアにとっては、日本の皇太子妃が、大変に政治的に影響を及ぼす行動をとった、ということになる。

これがただの人なら、誰に会おうが会うまいが、勝手だ。
あの球団のファンだ、あの力士を応援している…そんなことも勝手に言える。
昭和天皇が、それを決して公言なさらなかったことは知られている。
それは、ご自身が高い地位にあり、ほんのちょっとした一言が大きな影響を及ぼすからこそ、お言葉を慎まれるのだ。

今の皇太子ご一家はそういうことをほいほい出されて、完全にステマ御一家になられているのもなさけない……

いやとにかく。
皇太子妃 というお立場はまさに公平無私。自分の感情など押し殺し、ひたすら国のため皇室のため、伴侶である殿下のため、そして皇統を継ぐ方のために働くお立場。それがどれだけ大変なのか、どれだけ高い精神性を必要とされるのか……
で、小和田雅子さんは、それができない、ということなのだ。

「皇太子妃として」皇統を守るということは、自分が親王を生むことだけではなく、秋篠宮家にもおおいに親王を生んでもらうことでもいい。
それでも親王が生まれなければ、側室はどうか、旧宮家の復帰はできないのか、と働きかけるのが、「皇太子妃」だと思う。

ずっと人に見られるのが辛い、息抜きをしたい……
そんな時には「皇太子妃として」ではなくお忍びで、ただの雅子さんとして僅かな護衛と一緒に動けばいいのだ。

海外の要人に会うのは、特に慎重に……公平に会うことができないのなら、少なくとも「皇太子妃として」一切出てこない方がいい。
例えばヒラリー・クリントンが、皇后陛下に会いたい、と言ってきたときには、「米国国務長官としてではなくあくまでも元大統領夫人として」ということで実現した。皇后陛下にとっては、友情を深めるのにもいろいろ難しいことがあるのだ。
政治に関わることは許されず、公平無私でなくてはいけないお立場なのだから。

会いたいから会う、やりたいからやるなんて、それは民間でもどこでも通用しない。
まして、皇太子妃の立場なら。
林真理子さん、雅子様が批判されているのは、「公務をしないのに遊んでいる」ことではないんですよ。
立場を使い分けることができず、「皇太子妃として」公私にわたり、「皇太子妃がやっちゃいけないこと」を延々やり続けて20年。
まったく自省もなく、これからも「皇太子妃として」やっていく、と高らかに宣言なさったことなんです。

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2012年12月28日 (金)

私の見る夢、人の見る夢

まあとにかく最近いろいろあって、自分自身を顧みることが増えた。

薬のせいかどうかはわからないけど、今まで眠れなかったのが眠れるようになり、またどういうわけだか夢がとても面白い。
その夢が面白すぎて、体が目覚めるのを拒絶する…というような感じもする。
この抗不安薬は、国によっては麻薬の一種なんて聞くし、とても怖いのだけど。
というか、自分の性格についてあれこれ調べていたら、ADHDなんていうものにもたどり着く。
で、その性質のひとつに「夢を、天然色で、感触などをリアルに見る」というのがあった。
ええええええええええ?
夢って、総天然色なのが当たり前だと思っていたけど…
色ばかりではない。
におい、感触、温度、風…
そんなのも、全部リアルに感じられるのが当たり前だと。
痛みだって感じていたし…ってことは、よくあるほっぺたをつねって
「いてて…夢じゃない」
なんていう漫画によくあるネタは…正直言って、昔から納得いかなかった。
夢の中でも、ほっぺをつねれば痛いのになあ、
漫画は嘘だなあと思っていたのだけど、
もしかして、そんな風に感じるのが異常???
数日前に見た夢は不思議だった。
何か、自分はシャーマン的な存在で、民は、ある年齢に達するまでは「顔」がない。
その時期になると、私と同衾して…といっても、本当に一夜を寝て過ごすだけなのだけど、
そうすることで霊が宿り、民は「顔」を持ち、ようやく人生を始められる…
という世界観だった。
その秩序が乱れるある事件がおきた…っていうところで、私は目覚めるどころか現実に向かわなくてはいけない時間になり、うわー、あの続きが見たいよおおと、思ったのだけど…「健常者」って、そういう経験がないんだろうか。
まあとにかく、私は自分の欠点も長所も知っていて、それは人間何かしらあるもので、完璧だの絶対の正義もなく、相互の理解と協力が必要なのだと思うのだけど…
そういうことを一切認められず、自分とは違う人間を徹底的に攻撃し、結果的に、相手どころか周囲のスタッフ、そして本人も傷つけまくりというのにも、何かしら病理があるように思うのだけど……

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2012年12月25日 (火)

最近魚の夢を見る

アルプラゾラムを飲み始めて10日ほど。

最初は、夢を見ることもなく、まるで麻酔にでもかけられたときのようだったが、徐々に夢を見るようになった。
1週間ほど前見た夢は、こうだった。
干からびたコンクリートの上に、小さな魚が打ち上げられている。
色鮮やかな、可愛らしい魚たちはのた打ち回る。
助けなくては。
容器に水を汲み、魚たちを手で掴んで水に入れようとする。
だけど、十分な大きさだと思った容器は見る見る小さくなるし、魚たちは大きくなる。
お猪口ほどの容器では救えない…
乾いたコンクリートの魚を掴むと、身はすっかり焼きついていて、結局その身を裂いてしまう……

また数日前に見た夢はこうだ。

震災の時、私は自分の愛魚を見捨てることになってしまったのだけど。
何か水槽を覗くと、死んで腐りかかった魚や、飢えてやせ細った魚がいる。
…助けなくては。

餌はどこ。
死体を出して、水を良くしないと、みんな死んじゃう。

ひとしきり唸って目を覚まし、枕もとの水を飲んで、また目をつぶる。
とにかく、寝ないと。

…同じところ。
何か懐かしいようで知らない場所。
また水槽を覗いてみる。
…澄んだ水。
可愛らしい、魚たち。
わあ、これはなんていう魚だろう。
こっちは、…こんな小さならんちゅう?
どれも気持ちよさそうに泳いでいる。
ああ、餌をあげるからね…
…前に、歩いているんだろうか…

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2012年12月23日 (日)

息子がクリスマスプレゼントをくれた

とにかくいろいろあって、メンタルクリニックに行くようになって、薬が効いたせいか休日出勤に大幅遅刻して……とにかくいろいろあって帰ると、息子が大きなクリスマスカラーの包みを持って待っていた。

「ちょっと早いんだけど」
フットマッサージ機だった。
高いだろうに…
パソコンをいじりながら、脚を温め、疲れを癒せるようにということだった。
学校の勧めもあって、娘は某メンタルクリニックに通っている。月に一度、カウンセリングと診察。私はそれに付き添い、一緒に外食や買い物などを楽しむ、ということを約1年続けていた。
以前の日記に、「病名などの診断も説明も投薬もなく、だらだら通っている」と苦情めいたことを書いたその前後、まさか私の日記を見たわけでもないだろうがw医師から「金銭的な負担もあるだろうし、もう通院は必要ないのでは」と言われたらしい。
そりゃあそうだ。
娘は、自分自身の問題点を何も話していないらしい。
一見快活で、聡明で、コミュニケーション能力やリーダーシップに優れ、友人らの信頼も厚い、弁舌の鋭さといったらもう……の娘の隠れた病理は知られることがないだろう。
しかし娘は「話を聞いてくれるだけでいいですから。カウンセリング料は私が稼いで払うし」
で、通院を続けている。
「…なんかそれ、バーでママに愚痴を言う親父のレベル…」
そういう店は、まさにそういう役割なんだろうと思う。
「ホストクラブにはまるよりは安いだろう?」
…まあ、娘の言うのも道理。
メンタルクリニックは、教会や寺、飲み屋、ホストクラブの役割もあるのだろう。
女子高校生の言う話じゃないと思うけど。
で、娘の付き添いだった私が…まあ、ちょっとそうだろうとは思ったけど、診察をお願いしたところ、月一度どころか毎週通院になってしまった。
採血もされた。娘、採血もされてなかったらしくて驚いていた。
処方箋も出たぞー
前に、娘の内科の話でも書いたけど、
吐き気、食欲不振をなんとかしたくて受診し、もらった処方箋の薬の悉くが、副作用に吐き気や食欲不振があるってなんなんだーと、素人は思う。
で、やっぱり不安、不眠、動悸、倦怠感、無気力、吐き気でマーライオンな日々の私の薬は、吐き気と倦怠感、眠気の副作用があるらしい。
副作用がない薬はないのだからしょうがない…とにかくまずは、不眠と、未明に目覚めてうなされる状態を改善。それには同意だ!
…で、驚くことに、たしかにあれほど酷かった未明の苦しみが一切なくなり、朝までぐっすり、になった。
ただ、5日め頃には会社に完全遅刻するレベルの熟睡だW
あと、不安がなくなり、どんなに罵倒されても鈍重になれたWビバ鈍重W
大型契約取っても罵倒される現状なんだから鈍重で結構W
今日の診断では、いろいろ話をした結果、同じ薬を続けることに。
で、最後に聞かれた。
「死にたい、とか思うようなことはありませんか?」
…ああ。
私は子どもの頃、つのだじろう先生の恐怖漫画を愛読していて、絶対に自殺なんかしない、と心に決めている。
ただ、消え入りたい、とか誰か通り魔に刺されればいいのにーとか、先日あったトンネル事故、ちょっと前に仕事で通っていたこともあって犠牲になった方々の代わりになればよかったのにー くらいは思う。
あと、……変な話だが。
この日記では、私はいくつも絶望的な心境を綴ってきた。
だけど、それで死にたいとは多分書いていなかったと思う。
最近になって、息子が本当に誇れるような青年になり、ああここで恥さらしな日記を書くこともないなあ、とほのぼの幸せになったとき
ああ、今死にたい
と思ったのだ。
よく、鬱病患者は、どん底のときより治りかけが危ない、それは、どん底の時には死ぬ元気もなく、治りかけになるとその元気が出る…なんて聞いていたけど。
本当にどん底の時は、「今死んだら本当に不幸だ。今は死ねない」と思うんじゃないだろうか。
状況が少しでも改善し、幸福を感じたとき、もうあの頃に戻りたくない、今幸せなこの気持ちのまま死ねれば、ハッピーエンドだ、という感情に走るのではないだろうか。

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2012年12月20日 (木)

親子でメンタルクリニック

私の恥晒し日記の検索ワード、ほとんどやんごとない方々だ…orz

多くの方々が、そのやんごとない方々に関心を持ち、心配したり疑問に思ったり怒ったり…いろいろなんだろうなあと思う。
で、私はなんでそのやんごとない方々を日記にしてきたか。
…単純に、あのやんごとない母子に、自分を見てきたから。
雅子様の性格は、どうも自分そっくりだ。
愛子様のご様子も、自分の子どもの頃を思い出してしまう。
ネットなどで雅子様が批判されているのを見ると、「これって私???」と思う。
というか、もともと小和田雅子さんに自分に似たものを感じ、応援してきたのだから当然か。
雅子様のご活躍を、私ほど期待した人間もいないと思う。
それはまさに、自己肯定になるのだから。
…しかし、今はもう「だから私はダメなんだ!」と、自己を客観視するために、雅子様・愛子様関連の情報に触れているとしかいいようがない。
さて、最近私は娘と一緒にメンタルクリニックに通い始めた。
一応、初期の欝ではないかということで服薬を始めている。
何かにつけて「不安が」「ご負担が」の連続で、少しもハッピーになれない雅子様記事と同様の恥晒しな日記……まあ、日記の書き始めがまさにその状態だったのだから、原点に戻ったかな。

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2012年12月 5日 (水)

まだまだ油断できない「女性宮家」問題

選挙始まった。

群雄割拠、天下分け目の選挙になりそう。
私も、自分が右とも左とも思ってなかったけど、まずは日本という国を守ること、その未来に禍根を残すようなことのないようにと選挙に臨む。
自分でも、まさかこの党のこの人たちの演説のために寒中並び、……正直、全部その主張に共感するわけではないけど、拍手し、応援するとは思ってなかった。
だけど、今皇統問題を守ろうとし、女性宮家にNOを突きつけたのは、この人だけだから。
民主党が躍起になった、内親王の婚姻を伴う女性宮家だが、とりあえずこの選挙で頓挫、と見るべきだと思う。まず、民主がこのまま政権を握れるとは誰も思わないし。
だけど、民主大敗があるとしても、民主党という泥船から逃げ出して、さも自分には責任がないかのように民主党を批判している残党どもが大勢いる。…正直言って、民主党に残っている人よりも卑劣だなと感じることもある。
中国様に詣で、習近平のお先を担ぎ、事業仕分けをし、震災時でも中韓への貢ぎ物を欠かさず、日本に相当なダメージを与えた人たちは、泥船から逃げる権利もないし、反民主を名乗る権利もない。うちの選挙区に、そういう卑劣な鞍替え組がやってきて、まったく腹立たしい。
さて、もとから矛盾と陰謀だらけだった「女性宮家」だが、現政権がダメになったとしてもまだまだ実現しようという勢力があるようで、あたかも内親王や女王方がそれを待ち望んでいるかのように報道する向きがある。
頓挫はしても、まだまだ決して油断できないということだ。
婚姻を伴う「女性宮家」は、日本に百害あって一利なし。
皇室に致命的なダメージを与え、日本という国も破壊しかねない案である。
と言ったって、何を言ってるのかわからない人のほうが多いと思う……戦後の日本教育は、そういうところがわからないようになってきていたから。
とりあえず、12/10までパブリックコメントを集めている。
女性宮家について、私も時間の許す限り声をあげていきたい…
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060121009&Mode=0

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