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2013年3月21日 (木)

雅子様、ちゃんと贅沢なさいませ

先週の週刊文春では雅子様に、今週の号では林真理子さんに失望させられた。

先週は、雅子様の金銭感覚と銘打って、宮内庁が発表した資料から、皇太子妃雅子様の海外ブランドバッグのお買い物を大々的に取り上げ、浪費っぷりを暴き立てた。
今週は、林真理子さんが自分のエッセイでこれに反論。自分だって皆だってブランドが好きだ、皇太子妃がそれを買って何が悪い、どんどんお買いなさい、と擁護したのだ。
林さん、かつてアグネスの子離れしない公私混同を批判し、昨年もとあるアジアの若き妃の高級ブランドバッグに失笑したのにどうしたのだろう。
日本の皇太子妃が、海外の数十万円する…けど一般の主婦でもキャバ嬢でもお金さえ出せば誰でも買えるようなものを嬉々として身につけるなんて、あまりに安っぽいではないか!皇太子妃がそんなやっすい女でいいのか?
昭和の頃は、今の皇后陛下である美智子様など妃殿下方がお出ましになれば、ワイドショーなどでもファッションチェックがあった。また、一般誌で「皇室御用達」の特集が組まれ、昭和天皇がお使いの傘がどれだけ特別に作られたものかなどが楽しめた。
お帽子ひとつでも、日本の誇る最高級の絹を使い、訪問先の象徴である花を象ったデザインに、どれだけ美智子様が配慮なさったか、デザイナーや職人たちがそれを心をこめて作ったかを知り、憧れ、日本の技術を誇り、同じものとはいかなくても、ああいったものを手に出来るようにがんばりたいと向上心をもてたものだ。
だが、雅子様が皇室に入られてから、ファッション解説者が口ごもるようになり、いつしかそういうコーナーも見られなくなってしまった。
結局、雅子様がTPOに合わせたおふるまいが出来ないことと、こういう趣味嗜好のせいであろう。
かつて、皇太子殿下は未来の妃殿下の条件として「ティファニーであれやこれや買う女性は困ります」とおっしゃった。特定のブランド名を挙げるのはよろしくないけれど、バブル景気華やかな頃、日本人女性が浅ましく海外ブランドを買いあさる時世に、このお言葉はさすがだなあと感動したものである。
さすが皇太子殿下、ものの本当の価値をご存知なのだ。高いから、欧米で人気だから欲しい、という上っ面の物欲に駆られた見栄っ張りな女性は皇太子妃になどなれない。
ブランドマークがでかでかと無くても、良質なものを大切に使う、そんな本物のお嬢様が殿下の隣に立たれることを、私は信じて疑わなかった。
もちろん、良いものは、高い。
海外ブランドだって、王侯貴族に愛されたのもそれなりの理由があるわけで、最高の品質、最高の技術、洗練されたデザインと、品物にかける誇り……こういったものがあるから高いのは当然。
皇太子妃殿下なのだから、そこらの庶民が免税店で買うようなものではなく、皇太子妃が持つのにふさわしい、この世に二つとないものをお召しいただきたい。
いや、お召しいただかなくてはならない。
皇太子妃がお持ちのバッグが、ブランド名もお値段も丸見えの雑誌に載ってたようなものだとか、出席者のご夫人と被るようなものでは困るのだ。
数年前にも話題になったが、雅子様はその程度のレベルのものをお使いになってしまわれる。それでは品位が保たれない。
日本の皇太子妃である。
代々、蚕を自ら飼い、世界に誇れる最高級の絹も作り出せる立場である。
伝統工芸からハイテクまで、また日本のファッションは世界に名高く、多くの優れたデザイナーやパタンナー、縫製など、超一流の職人をいくらも使える立場である。
靴も、バッグも、宝飾品も、さすがは日本の皇太子妃、と誰もが魅了されるものを使い、職人やファッション産業を育て、国民が憧れ誇り、国内外にあんなものが欲しい! あやかりたい! と思わせる……それが皇太子妃の役割のひとつである。
数年前に、フェンディの11万円の新作バッグをお持ちの雅子様が記事になった。
それが高い、というのではなく、フェンディファンの一般客でさえ失笑しているという内容だった。
ああ、悲しい。
皇太子妃が、そんな値札が見えるような、来季には恥ずかしくて使えないような流行モノを数十万円かけて持って哂われるなんて。
本来なら未来の宝物として扱われるようなものを創り出してお召しになるはずのお立場なのに、ちょっとしたら質草にしかならないものをお持ちだなんて。
お召し物から靴、バッグまで海外ブランドで固めて、血税で「日本のファッション産業は、自国の皇太子妃も認めてませんww」とアピールするなんて!
皇太子妃の品格にふさわしいものをお召しになり、絶賛されるのなら、血税を惜しんでなんかいられない。日本の誇りにかけて、誠に最高級のものをお召しいただき、美しく装っていただきたい。
海外ブランドを使うにしても、そのデザイナーが心血注いで日本の皇太子妃のために最高の芸術を生み出せば、日本国民も相手の国民も大いに誇ることができ、友好関係も築けるだろう。
そういうものなら、浪費などではない。
☆ ☆ ☆
先週の文春の記事の肝は、さらっと書かれた「ある皇族が、公費で購入したものを客に贈って大変なことに」という部分だと思う。
昭和の頃から皇族方は、「私物」をお持ちではない。
代々伝えられ、次代に引き継ぐものか、公費で購入したものか。
常に公のお立場なので、何をお求めになり、何を献上され、それをどうしたか、それはきちんと記録されるべきであるし、皇族方もそれはご承知である。
なのに、宮内庁が慌てるようなことがあった、と。
雅子様の海外ブランド品は、お誂えのものではなく量産品。
お金を出せば誰でも買えるもの。
ブランド質屋が高価買取するような…ホステスさんなどがお客に複数ねだる、換金アイテム。これを横流しすれば、それなりの血税が誰かに流せるわけだ。
雅子様の海外ブランド品は、果たして将来三の丸尚蔵館で宝物として展示されるのか?

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