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2013年4月 7日 (日)

名前なき東宮職医師団とは?~責任の行方~

スキーに向かう皇太子ご一家に東京駅で男性が罵声浴びせる

http://www.news-postseven.com/archives/20130405_180736.html

こんなショッキングな記事が話題になった。
3月下旬、皇太子御一家恒例の春スキーへのおでましの移動途中、東京駅で60代の男性が
「仮病・サボりの税金泥棒!皇室から出て行け!」
と声をかけたというのだ。

国民の怒り、ついにここまできた。



ご成婚から今年で20年。「病気療養」に入られてから10年。
私も、正直雅子様のお病気と言うのがなんなのか、さっぱりわからないが、仮にも日本の皇太子妃がこのように言われるとは、由々しき事態である。宮内庁及び東宮職には猛省していただき、二度とこのようなことのないようにしていただきたいものだ。

で、まずは責任の所在をはっきりさせよう。

これまで療養生活にあった雅子様は、「お医者様」の指示に従い行動を決めてこられた。
皇太子妃としては休むわけにいかない公務は、この医師の判断で休み続けている。
一方、皇太子妃がおいそれとやってはいけないようなこと……レストランでの食べ歩きやスキーなどのレジャー、不登校の愛子様の付き添いなどは医師の勧めもあって行われている。
皇太子殿下も、妃殿下も、「お医者様」も一様に徐々に回復している、温かい目で見守れ、患者のやりたいことをやらせて私的なことから活動できれば、という。

その結果が、これだ。
心を病んだら、本人も家族も辛いもの。まずは早く治ってほしいものだが、そんなに簡単に治るようなものではないのも事実である。
では、何を目指すか、どこを到達地点として治療を進めるか。
まあ、すぐに元通り元気になんていうのは無理だとしても、例えば自殺や他殺、世間に後ろめたいことのないように、ということを、家族や本人は願うのではないだろうか。

雅子妃の場合、ちゃんと療養して人前に出ない範疇で好きなことをなさるのならまだよかった。

常軌を逸した行動を国民に晒し、そのたびに両陛下でもありえないような税金を使い、気まぐれな行動で渋滞を引き起こすtろいうのが雅子様の治療に役立つ、などと言われても、国民が眉をひそめるのでは意味が無い。
例えば「うちの引きこもり息子は暴力的で、外に出したら幼女にいたずらをしようとするんです、そのうち殺人でも起こさないかと…」という患者の家族に「患者の好きなようにさせなさい、回復にはプラスになるでしょう」と医師がアドバイスするだろうか?
そうならないように、医師に頼っているんじゃないのか?

レジャーにしてもいちいち国民を締め出して手を振ってにこにこしていれば、反感を買うのは当たり前だ。
皇太子妃としての活動も、いっそ完全にやめておけばまだよかったのに、「関心がおありで」で出ておいでだった。そういうことは、逆に言えば「休んだ公務には関心が無い」と公言したも同然で、皇太子妃に袖にされたり振り回された自治体や関係者は、唇を噛むしかない。
そういったことの判断を「お医者様」に委ね、結果的に皇太子妃への怨嗟を産んだのなら、これは当然その医師の責任だ。
こういうことのないように、患者の行動を決めるべきだっただろう。

なお、両陛下がご病気で公務を休まれる場合、ちゃんと医師団が会見を開き、具体的な病名を説明した上で国民の理解を得る。
癌や心臓病など、まことにデリケートな判断が要求される場面でも、医師はきちんとこれが最善の策である、と説明し、そのとおりの結果を出してきた。
当たり前だが、あそこまで具体的に病状や快復までの見込みが出た上で公務を休まれても誰も不満など言わない。そして快復されると、両陛下は休んでしまった相手になにかしらフォローもなさる。
皇室と国民の間には、たしかに相互の紐帯と敬愛があり、信頼関係がある。

それが、雅子妃に限って全く行われず、結果的に雅子妃にこんな声が直接かけられるという事態を招いてしまったのだ。

毎年雅子様の誕生日に発表される「東宮職医師団見解文」は、宮内庁の公式文書扱いをされるのに、医師の署名がない。
会見が開かれたこともない。
雅子様の主治医と言われる大野裕氏だが、正式に東宮付きの医師に任命されたわけではないし、かつては密室に妃殿下と数時間こもるとか、日付が変わるまで話し込まれるとか、平常とは思えない密接な関係を報じられたが、最近は会うこともほとんどないという。
ちょうど愛子様のいじめ騒動がおきる直前、平成21年のお誕生日には、見解文が出されず、年をまたいで2月にそれが出された。このときの文章は、まだ半分くらいは医師らしいことが書かれていたが、雅子様の御意向が大変に反映されたとかで、治療のために公務を伴わない海外訪問が必要、と書かれていた。
以降の見解文からは、医学的見解が一切消えた。
お題目のように妃殿下は徐々に快復なさっている、私的な活動が広がっている、温かく見守れ、と医師が書いたとは思えない稚拙な文体でくどくどと書かれる。
強い口調でマスコミ批判をした見解文もあった。これについては報道側が激怒し、問い詰めたが、結局医師の姿は見られなかった。
この見解文で、ますます妃殿下と記者たちの関係は悪化したし、国民も疑問を持つようになってきた。

そしてこの事態だ。

さすがにもう、匿名の医師がやれといいましたから、では済まされない。
東宮職は、雅子様の名誉を守らなかった医師の責任を追及し、会見をさせるべきだ。
このやたらくどい文章を書いた主は、誰なのだ!

今また、皇太子ご夫妻のオランダご訪問が検討されているというニュースもあった。
今でも雅子様は皇居奉仕団に会うこともできぬほどのご病状のはずだし、これでオランダには元気一杯で行けるなんてことになれば「仮病!」「外国かぶれ!」などの怒号が飛び、もはや妃殿下と国民の関係修復は不可能だと思うが、さて、「お医者様」は、きちんと会見で誰もが納得する説明が出来るだろうか。

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コメント

今日は、晴天の中、御茶ノ水小学校に悠仁殿下、ご入学式。そして明日は佳子内親王の大学入学式。秋篠宮家には慶事が続きます。
だのに、東宮の方はというと。いつもこちらは記事を見ると、ため息が出るようなことばかり。いや、うんざり、という方が正しいかな。週刊ポストと現代に、かなり大きく、皇室記事が出ますよ。ポストや現代って、ちょっと珍しいんじゃないですか?だんだん国民にこの問題が広がりを見せている、と感じると同時に。
この問題、出版社的においしいのでは、とうがった見方したり。出版不況、長いですからね。これは売れるというアンテナが出ましたね。それもこれも新潮45の「皇太子殿下 退位なさいませ!」が反響を呼んだからではないかと推測しています。
なお、上記罵倒に対して、2ちゃんねるで専用スレッドが立ちましたが、一瞥すると、この男性の行為。「よくやった」と「けしからん」がほぼ半々。
で、「けしからん」を分類すると、①皇室なんだから、とにかく敬うべき ②子供の前でかわいそう(人権擁護派?)③雅子妃は病気なんだから(情報誤誘導されている派)に大別される感じです。なので、②の人は愛子さんが中学生になったらこれは言えないし。③の人は、昨今のマスコミで少しずつ啓蒙されていくようになるかな?と思っています。

しかし、本当に雅子妃って、人間としても妙な方ですね。これだけのことを言われていても、割と平気な顔して、出てくるときには出てくる。「適応障害」というのは、何からの適応障害なんだろうと思ってしまいます。
これだけ時間とお金に余裕があるのなら、私なら、ダイエットに励み、美顔をして、少なくともテレビ映えのするルックスに努めるけどな。できる環境ですよね。あのながーい髪も、結婚当初ぐらいにすればいいのに、といつも思います。

あ。皇太子の「全力でお守りします」というのは、その主語は「国民から」だったのでしょうか(>_<)

投稿: はやみ | 2013年4月 7日 (日) 19時52分

はやみさん、ようこそ~!
ああ、確かに出版社的にはいろんな意味で雅子様、おいしい題材ですよね。この男性の怒号が、批判されても賞賛されても話題になる。
なんにしても、国民が皇室で起きていることにいろいろ関心を持つべきだと思います。
なぜ、雅子妃がこんな怒号を浴びせられることになったのか。
両陛下はこれまでテロに遭われることもありましたが、それは天皇制に反対する、という勢力のものでした。
今回の男性の声はそういうものではなく、むしろ皇室に敬意を持つ方のように思えます。
この声の意味を、両殿下には真摯に受け止めていただきたいですね。

私も、自分はとても皇太子妃の器ではない、と引きこもるのはわかるとして、あの状況に置かれたら、せめて立ち居振る舞いや見た目だけでも美しく、と努力したと思います…いや、療養に入った段階で、きっと東宮職が雅子様改造計画に入ったと思いましたwとりあえずお后教育やり直し、お茶やお花、バレエでもいいから、美しくふるまえるようにする。
エステでも歯列矯正でもなんでもやって、きっと国民の前に再登場なさるときには見違えるように…と思ったら…orz

「全力でお守りします」が国民から、だとしたら悲しいですね…本当に。

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月 7日 (日) 22時08分

おはようございます。
皇室話、時々刻々、オランダ行きについての話が大きくなってきていますね。
いつも雅子妃絡みの話は、何何のせい、というのが多く。「私は嫁ぎたくなかったのに、無理やり結婚させられて、適応障害に」という、このセンテンスが長く信じられてきたような(今でも信じている人がいるんですよねぇ)で、今回は「雅子妃の体調を医師団が考えてお返事が遅く……」遅い。遅すぎるっ!!!
医師団の責任なら、さくっと「今回は無理です。国内ご公務から始められたら」と言うべきでしょう。
これは、日本国内だけの話ではない。対オランダ、オランダに招待される外国の皆さんに対しての非礼になってます。
でも、ここまで宮内庁長官の「苦言を呈する」が公になるのは、珍しい話。流れは変わっていると確かに感じられる昨今です。
今回だけは、どーしても雅子妃が自分で判断を迫られてるんじゃないかと。

投稿: はやみ | 2013年4月12日 (金) 08時21分

はやみさん、ようこそ~!
激動の一週間でした…本当、日本国内だけの問題ではないのに、雅子様のご体調で世界が平気で振り回される…日本の皇室の責任が、問われてしまいますね…

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月12日 (金) 18時15分

独断と偏見なのでだれのことはいいませんが…
ときおり聞く新型うつ(会社が終わると元気。海外旅行にも行く)が頭をよぎりました… 新型うつの症状は聞く限り全くもって理解に苦しみますが、本人は辛いのでしょうね。一般人からは、実態がよくわからない。

投稿: ぼん | 2013年4月13日 (土) 12時47分

皇室で外務省での経験をいかした外交が出来る、と考えられて皇室に入られたのがそもそもの間違いでは?

投稿: 天領 | 2013年4月13日 (土) 17時23分

ぼんさん、ようこそ~!
私も新型うつかも…と思うと耳が痛いw
人間、楽な方に流れ、いやなことからは逃げたい、そんな弱い人間は少なからずいるのでしょうが、皇室に入り、殿下を支えるような方には、困難を乗り越え、義務を遂行し、公平無私の正しい御心でいてくださるよう期待したいですね。

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月14日 (日) 09時22分

天領さん、ようこそ~!
外交のことなどはわかりませんが、外務省で現場にいた方なら、このように貴人が気ままに、予定もたてられない状況だと困る、というのは一番ご存知のはずですよね。移動や警備、先方のこともあるし、大勢の方が準備も出来ず困っていることと思います。
外務省での経験が生きていない…というか、本当に経験されたのか?と疑問さえ感じてしまいます。

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月14日 (日) 09時27分

行きますね。夫婦でオランダ……

今回のことで残念なのは、明らかにこれまでと流れが違ってきて。天皇皇后両陛下まで、批判の声が伸びてきたことです。
このゴタゴタの最中、天皇皇后はダンスを披露したり、旅行なさっておられて。
結局こういう結果となり。しかも特に反対された気配も伝わってこない。

大丈夫なのかな、皇室。

以前ですが、「梨本宮伊都子妃の日記」を読んだことがあり。伊都子元妃がその日記で、美智子皇后のご婚約を「日本はもうだめだと考へた」と書きこんでいるのが有名でしたが。

これまでの皇室ファンの多くに。
「皇室はもうだめだ」という暗雲が漂っていることが懸念されます。

投稿: はやみ | 2013年4月18日 (木) 08時12分

はやみさん、ようこそ~!
この騒ぎではありますが、私は両陛下のダンスも私的ご旅行も、なんとも思っておりません。いつものように、お元気で仲睦まじく、そして55年目で初めて、こんなささやかな旅行がプレゼントされる……それが、天皇皇后としてあられる方なのだと再認識させられます。
皇太子ご夫妻も、子どもじゃないのですからちゃんと始末をつけられるべきですね。
また、退位論なども沸き起こっていますが、これも皇太子ご本人がなんとかするか、皇室全体が危機感に煽られるかでもしないと動きません。
癌治療は、身体にもリスキーなものです。
薬物でも放射線でも手術でも、身体が傷つかずには行えません。
今は、皇室の癌治療なのだと思いますよ。

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月18日 (木) 20時24分

オランダ行きはやはりオッケーになるのでしょうか。

まだ体調に波があるのに、なぜ検討しなくてはいけないんでしょうね。

さまざまな雑誌、インターネットでの情報がどこまで本当なのかわかりませんが、秋篠宮ご一家とあまりにも違いすぎる東宮ご一家には
あきらめの気持ちが強いです。

もちろん雅子妃の早いご回復を祈りますが、オランダ行きよりも
しなければいけないことがあるのでは。

いきなり海外公務、それも体調を見ながら参加できる行事だけなど
信じられません。

投稿: あのん | 2013年4月18日 (木) 22時24分

誤解を避けたいので一言

私自身は、天皇皇后両陛下のご様子を批判する気持ちはありません。
ただ、世間的に、そういうことを言う人が増えることを危惧しております。

今回、園遊会のお写真を拝見しましたが、お二方、ずっと腕を組み合っておられましたね。
あれは、どちらかの方の足取りがおぼつかないから、ということなのでしょうか……

もう、ここまでお年を召してきた両陛下に、いつまで公務の本道を続行させ続けるのか。
私は、私の世代が皇太子夫婦、親世代が天皇皇后両陛下と年代が近いので、自分と引き比べてより一層思いは強いです。
親世代は、我々世代に、今の時点でかなり頼ってきているし、それが当たり前だと思っている。

ところが、皇室は、親世代がひたすら頑張り、子世代は、遊興と静養と海外のおいしいところだけ(雅子さんはオランダでは出席しない行事が多いそうですね)

我が親なんぞ、「できないものはできないから、あなたたちがやって」と、すぐに言い出します。
天皇皇后両陛下、
手をお互いに組み合わねば、足取りも危なくなるなるまで、どうか頑張らず、「皇太子及び皇太子妃、やれることはやってください」とおっしゃっていただきたいのです。
いつまでも見守りと甘やかしをしている場合ではないのでは?

投稿: はやみ | 2013年4月19日 (金) 14時54分

あのんさん、ようこそ~!
皇族だからといってこんなことが許されるのか、いや、皇族だからこそ、こんなことをしてはいけないのでは……しばらく、論争になると思います。
私ももう、ため息しか出ないですがw日本が良い国になるために、ここはしっかり声を出し、議論を尽くすべきだと思います。時間はもうあまりありませんが…
どこか浮世離れした徳仁親王殿下を支えるために入ってきたはずなのに、小和田雅子さん、社会人としてはどう考えてもありえないほど非常識ですよね…
それで病気と言うことになってますが、なぜその病人に東宮も皇室も合わせるのか、不思議でなりません。

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月19日 (金) 21時02分

はやみさん、ようこそ~!

ええ、批判なさっているとは思いませんでしたよ。
同世代なので、本当にお気持ちはわかります。私は雅子様レベルのダメ人間なんで、皇室を見ると、自分がいかに親不孝か、と恥じ入ることになってしまいます。

皇后陛下はおみ足がよくありませんし、陛下だって癌患者で、昨年大きな手術をなさったばかり。それでも互いに支えあい、天皇皇后のあるべき姿をお示しのように思います。
秋篠宮両殿下は、もう痛いほどおわかりのようですが、肝心の皇太子ご夫妻が……

私も、正直言って、特に雅子様には、そういう察しは無理だし、優しくされている限りつけあがるだけ。厳しい叱責を大量に浴びて、このままでは自分は生きていけない、自分が悪かった、と理解するまでこの状態は治らないと思います。

両陛下が慈愛の、本当に心優しい方だからこそ、国民がはっきり言って差し上げるしかないんですよね…

投稿: 闇鍋奉行 | 2013年4月19日 (金) 21時13分

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