2009年12月10日 (木)

孤立するルッソ

移動中の安らぎ・FFT。最難関のリオファネス城を通過し(アクセサリを盗みたくてねばったけど、すぐにラファが殺されるw 忍者ラムザで一瞬で終了できるのにw)、今は最終章「愛にすべてを」に入っている。

…このタイトルを見るといつも涙が出る。…なぜだろう。

先を急ぐ前に、ちょっと機工都市ゴーグに寄って、サブイベント進めておこう、とぶらり。

途中ゼクラス砂漠でランダムバトルになった。

リオファネス城では、多くのアビリティを覚えている汎用ユニットのほうが使えるので、ずっと放置していたルッソを出したが、途中ミノタウルスに殴り倒されてしまった。

戦死者は出さない主義のラムザとその仲間たちはもちろん、彼の蘇生を試みた。

アグリアスのアレイズ→ミス!
モンタナの蘇生→ミス!
ラムザの算術レイズ→ミス!
ムスタディオの蘇生→ミス!
アグリアスのレイズ→ミス!
… …(略)

とうとう誰の救出も受け付けず、宝箱になってしまったので慌ててリセット。

…何年も夏休みを過ごしていたあげく、新しい仲間たちからも孤立していたのか、ルッソ…

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2009年11月28日 (土)

こんな魔人ベリアスはイヤだ!

こんなサンシャイン牧場はイヤだPhoto_5                                  

                                                      

魔人ベリアスが飼える。

                                                    

                                           

                                      

こんなみんなの動物広場はイヤだ!

Berias_2                                              

魔人ベリアスが飼える。

                                                  

                                            

                                                 

                                                  

こんな農場パラダイスはイヤだ!

Photo_6                                                 

魔人ベリアスが飼える。

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2009年11月24日 (火)

FFTのおもひで~キュクレイン育児編~

まだ星の調べコンサートの余韻が続く私。「どうせ脳内で再生できるから」と電車内で音を消してプレイしてきたPSPも、ついヘイヤフォン(クライシスコア予約特典)で聴きながらプレイ。…つくづく、なんて美しい音楽かと。…私、これを生のオーケストラで聴けたんだなあ…(;´Д`)

コンサートの詳しい情報はこちら。崎元さん、岩田さんのインタビューを中心に堪能できます。なお、あの松野さんも、会場にいらしていたらしい(´;ω;`)ブワッ

…で、こちらの記事にある、常任指揮者さん(左)の写真に注目。黒いシャツから、白いものが見えている。団長からも突っ込まれていたのだが、……私もそこがつい気になって気になって。

「…キュクレイン…」

キュクレインとは、FFTの中盤に出てくるボスキャラである。
信じて身を寄せ、オヴェリア姫を託した枢機卿が、実は……慌てて駆けつけたラムザたちの前に、聖石の力を借りて現れたゾディアック・キュクレイン。太った体に、おなかの縦の縫い目がおぞましい。攻撃時には、その縫い目を開いて見せるのだ…。

岩田さんだったか、「会場には10代の人もいて…当時幼稚園???」と仰ってたが、それはもしかして娘のことかw 娘はFFT当時は幼稚園にも入っておらず、実はFFTを「あんたには難しいから」とプレイさせてもらっていない。が、私や兄のプレイを見ていて、いろいろ知っているのだ。(FFTAは大好き)

当時リアル幼稚園児の息子は、FFTプレイヤー。…クリアしたかどうか、ストーリーを理解したかは不明だが、少なくとも小学校1年のときに算術士を使いこなしていたのは覚えている。高校の頃に獅子戦争が出て、懐かしそうに遊んでいた。…大人になればなるほど、この物語は深いよねえ。

そんな私たち親子の間では、たとえばズボンのチャックが開いてますよぅ、という時に、「あらあら腐児男ちゃん、キュクレインですよぅ」と言っていたのだ。

今でも恐らく「…キュクレイン」といわれたら子ども達は自分のチャックを見ると思う。…思えばなんていう育て方をしてしまったんだか。

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2009年11月23日 (月)

管弦楽団「星の調べ」FFTコンサートへ

バンテリンを肩や腰に塗るたびに、「バリンテン大公」に思いを馳せるほど、FFTが大好きな私。

ひょんなことから11/22に立川でFFTのオーケストラコンサートが行われると知り、娘をたたき起こして出かけてしまった。

管弦楽団:星の調べ 第2回演奏会 交響曲FFT

うわ、本当にオーケストラ…FFTの壮大な音楽は、いつかオーケストラで生で聴いてみたいものだわ~とか、あれを演奏できたら気持ちいいだろうな~とか、きっと誰しも思うけれど、本家FFに比べていささかマイナーだし、オーケストラはお金がかかる。オフィシャルでやってくれる望みはないし、ましてファンが演奏するなんて夢のまた夢だと思っていた。一人じゃ、決して出来ないんだから。バイオリンやホルンが演奏できるFFTファンが集結するなんて、ラムザのもとに良家の子女である汎用ユニットとアグリアスやムスタディオ、雷神シドなどが集まる以上に奇跡的なことだ。

Fftcon 写真は、パンフレットより。FFT風ドット絵のメンバーがずらりと並び、各プレイヤーのジョブやパラメータが紹介されている楽しい内容。

曲の構成や解説も振るっている。基本的に全曲、独自に編曲・構成しているのだが、これがファンならではの夢の構成。物語を分析、整理しながら絶妙にメドレーにしている。しかも軽く3時間を超えるボリュームだ。

これまで何度かオフィシャルのFFコンサートにでかけたが、プロにはとてもこういう構成はできないだろう。大変だからw
しかしファンとしてはあの名場面、あの苦労したバトル、そして大きな歴史の流れの中で抗う登場人物たちの心情を思い浮かべながら、ぐぐっとくる構成だった。

指揮者が二人描かれているが、実際二人の指揮者が交互に登場。それぞれ北天騎士団、南天騎士団のマントをまとって登場し、ここでも「獅子戦争」が盛り上がる。

「好き」で集まっているだけに演奏者の力量にはばらつきがあり、決して完璧とはいえなかった。とくに金管楽器・木管楽器は苦労している様子で、楽器をいろいろ齧っている娘も「仕方ないよ、ホルンはちょっと他と違うし難しいから」などと解説してくれた。パンフなどを見て推察するが、ホルン奏者が不足して楽団長など本来は別の楽器奏者が必死でやっていたのかも? あーここはホルンの見せ場なのにー、あああ、ああ…と聴きながらも、でもがんばれー、ふんばれー、もっと音出ろ~~と心の中で応援。すごい迫力で全体が演奏できたときには思わず涙が出た。

幕間にも小演奏などがちりばめられる。みなさん、どんだけFFTが好きなんだよw
歴史学者アラズラムのチュートリアル、興味深いお話をコンマスがされていたのだが、演奏と音声のバランスが悪く、あまりよく聞き取れなかったのが残念。…たまたまコンマスのご両親が席の近くにおられ、パンフを見ながら「…アラズラムってなんだ…」「戦争の話ばかりだなあ…」などとつぶやいておられたのがちょっと楽しかった。いやあ、立派なご子息で…。娘とも「やっぱコンマスはすごいわー」と感動し、こんな立派な青年がこんだけFFTを愛し、こんなコンサートに力を注いでくれたということにも感動する。

音楽を愛するものがFFTに惹かれたのか
FFTに惹かれて音楽の道に進んだのか

そういうことはわからないが、手弁当でも「これを演奏したい!」とこれだけ集まったのって奇跡に近いと思う。

「人の夢と書いて『儚(はかな)い』」

とは、ゲーム中に読める台詞だが、こうしてしっかり夢を実現した人たちの笑顔を見て、「夢を儚くしているのは自分だけではないか」とあらためて感じ入った。

なお、同楽団は来年の中部~関西公演を目指し活動中。う~~ん、息子も行きたがったが予定が合わず…だったので、来年みんなで旅行できるといいなあ。(その頃私、仕事があるかなあorz)

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2009年11月19日 (木)

久々にルッソと対面

ムスタディオ救出イベント開始時に

         勝利条件
ムスタディオをやっつけろ

という幻を見てしまうくらい疲れている私。

仕事の移動時間にこつこつやっているFFT、今日はルッソ救出イベントにきた。

勝利条件は「ルッソを救出せよ!」だが、真の勝利条件は「ルッソとの密漁勝負に勝て!」であるこのイベント。

貴重なベヒーモス系が大量出現するので、密漁し、できれば1頭は勧誘か調教をして養殖を始めたい。

しかし密漁が標準になっているモブハンター・ルッソは意外ととろく、ちょうど我々が追い詰めたベヒーモスをほいほい密漁してしまう。いかにルッソを殺さず、戦わせず、多く狩り、捕獲するかが大切だ。ムスタディオが足を狙い、勧誘したり調教したり、勧誘モスに倒されたモスも、しっかり復活させて狩り直す!

結果……密漁されたベヒーモス1
      密漁したベヒーモス他4
     勧誘したキングベヒーモス1

この密漁でシェルシェが2つ出た。この仕事は成功といえる!

…しかし、久々にルッソが巨大なベヒーモスに襲われるムービーを見たのだが、なんと精悍な少年!当時も普通に「新聞記者か小説家か何か?」と思われたが、少なくとも18くらいには見える。

FFTA2のルッソはどうみても小学生くらいで、ラムザに「君のような子どもが…」と言われるのも無理は無いが、このムービーを見る限り童顔のラムザとそう変わらないではないか。

で、ルッソは仲間とはぐれたらしいが……というか、このルッソ、何年夏休みを過ごしているんだ????

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2009年10月17日 (土)

休日返上でFFT

この日記を書き始めたころは、営業成績があがらず、人格も否定されまくりで迷走していたが、今は会社に居場所も見出し、ばりばり頑張っている。

が、給料はあがらない。あげようがない。

不況などもあって会社全体の業績がガタ落ち、これじゃやっていけない…という状態が続いている。この夏はとうとう、ボーナスも無くなった。人も減った。単純計算で、5人でやっていた仕事を2人でこなす、という状態でトラブルも続発。

で、今月から週2回、土曜日をフルタイム出勤にということになった。

今日などはどっちにしろ休みようがないので、がんがん廻った。

幸い、ずっと歩き続けるわけでなく、電車やバスでの移動も多い。

で、今日は休日返上でFFT。

とくにこれということもない暇つぶしであるが、「盗賊の砦」で、盗賊軍団になって乗り込み、ミルウーダを身ぐるみ剥いでやった。

ミルウーダを制圧し、「大人しく武器を捨てるんだッ!」と言うラムザだが、彼女の武器はとうに奪っているので捨てようがない。

…そう、貴族は何もかもあたしたちから奪うのね…

こうして執念を燃やしたミルウーダが、次のレナリア台地で恨み事を吐くシーンにつながる。

うん、またドラマチックになったわ!

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2009年10月 2日 (金)

僕たちに武器は要らないッ~FFT

移動中のくつろぎタイム用にまた始めてしまったFFT。もう何度もやってきたゲームだし、無血戦争とかノーダメージクリアとか、やりこむ余裕もない。疲れた心身をゆったりほぐしてくれればいいので、ゆる~~いプレイ。いつものように、しっかりjp稼ぎをして、ゆったりゆったり進んでいく。

だが、今回気づいたのは「武器、買ってないなあ」だ。

最初のころは「最強装備」とか「最強試着」第一で、女性キャラが高級バッグを欲しがるのに合わせて買いまくり、戦いに出た女弓使いやアグリアスが完全に無力化するという失敗もやらかした。

しかし今回(まだドーターに着いたあたりだが)ナイトのもの以外、武器を買っていないのだ。

だって、「投石」ばかりしてるから。

魔道士たちは、魔法か「投石」で十分だし、弓使いでさえ、素手で石を投げまくっている。

弓使いラムザは、一度も弓を使わないまま、シーフになってしまった。

「俺達は盗賊じゃないッ…」という骸旅団の男に執拗に暴行を加えるアルガス。
「いいかげんにしないか、アルガスッ」となだめようとする大貴族の子息・ラムザ。

ジョブはシーフ(盗賊)ですが何か。

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2009年9月30日 (水)

FFTの汎用ユニット

小僧すしに行って「ざるパック」を見ると「ザルバック兄さん」を思い出す。

というくらいのFFT好きである私。

もう何度起動したかわからないFFTを、先日またしても起動してしまった。…好きというか、当初はクリアできなくて何度も何度も最初からやり直したんだけど。

FFTを起動しての楽しみは、なんといっても汎用ユニットとの出会い!

初期メンバーの彼らは、主人公ラムザと同じく士官候補生。つまり、みなそこそこ良家の子女である。それがどういう運命のいたずらか、家を捨て、「異端者」ラムザと行動をともにしてしまう……親はさぞ泣いていることだろう…

それなのに、最初はこき使われ、あれ、ちょっとこのパーティやばいんじゃないか?と思う頃には儲け話に行かされ、異端者だとか言われる頃には儲け話要員か、ひどいプレイヤーだと身ぐるみはがれてクリスタルにされたりする。 よくて、除名だろう。「…今除名されても、帰る家なんかあるかッ」というわけで、異端者に加担した友人がすっかり野良化し、モンスターに交じってどこかでひょっこり会ったりするのもよくある話だ。

しかしまあ、序盤は確実に頼りになり、うまく育てば終盤まで頼もしい仲間との出会いがある。……どうしても、何人か除名することがあるので、最初から能力や名前を考えて使うキャラ、除名するキャラを決めることもあるし、どんな名前の、どんなメッセージを言う友人と会えるかは、毎回楽しみである。

今回はみなそこそこ優秀。アイテム士として入ってきたキャンディちゃんが、ちょっとかわいいなと思うラムザであった。

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2009年2月17日 (火)

息子のおめざ ~クラウドのアレって!?~

毎朝、息子を起こすのに苦労をしている。

今は特に遅刻厳禁のテスト期間なので、早く寝ろ「うるせえ!」早く起きろ「ほっといて!」の応酬が心配。

さて、さんざん暴れた日の翌日、息子が一応、不機嫌な顔で起きてきた。とりあえず、起きなくてはいけないとは考えているようだ。

私はネットをチェック、前日の被害状況をブログに記録していたが、名無しの方のコメントが気になって、息子に振ってみた。

「ねー、クラウドって、『エアガイツ』では装備とか無かったよねー」
「ああ、うん」
「キングダムハーツでも、クラウドの装備はいじれなかったよねー」
「うん。それがどうしたよ」

私は顛末を話した。すさまじくネタにこだわりを持ち、膨大なアイテム・装備があるこのディシディアで、この名無しさんは「某ゲームではクラウドが装備できたアレ」が、装備できないことに強く憤りを感じ、なんとしてもそれを装備させんと努力しておられるようなのだ。

アレって…

ああ、なんかイメージが浮かぶんだけど、何せアルティマニアだけでもめまいがするし、なんだろう。これまでクラウドが出てくるゲームは、いたスト以外はなんだかんだいってやったか見たかした気がする。もやもやしたまま出社したくない!

息子は少し考えて「リボンじゃね?」

あ。

「FFTで、リボンとかつけられた気がしたんだが…」

ああああああ。

それだー! FFTはFF最高傑作と言いながら、なんで出てこなかったんだ私ー!

ていうか、ディシディアにもリボン出ていたか……出ていないはずはないなw

そんなよろしいアイテムでなく、今狙っているのが「星のイヤリング」レベルだから……

☆補足☆

ヘタレな私のシャントットさまの「コロシアムでアイテム集め」をサポートするために、少しでも良い装備をと画策中。徐々にそろい始めたが、「どうせなら、イヤリングを星のイヤリングにしたら、ラクになるんじゃないかなあ」と、私の鈍な頭は考えた。

そんなの、序盤から敵が平気でつけていたし、FFシリーズでも基本みたいなアクセサリのイメージだったが、意外と手に入れるのは大変だった。

「ちょwww 超人の書って何? それに、魔力の破片はともかく、魔力の結晶、全然持ってないwww」

魔力シリーズは、暗闇の雲が落とすらしい。基本的に女性キャラをいたぶるのがいやで避けがちだし、まして雲姐さんと来たら絶対に敵に回したくない人。バトル自体、あまり行っていないし、魔力の結晶は、EX技を使うと低確率で落とすらしい。姐さん相手にEXとか、生き残るだけで精一杯の私なのに。

でも、なんとかチャレンジしてみたくなった。
ガブラス、君に決めた!

使い勝手がいいとは思えず、常に「カモ」として狩ってきたが、なんといっても基本EXバーストでしか敵にダメージを与えられないキャラである。
逆に言えば、雲姐さんから結晶を奪うのには、最適なキャラではないか。

少し体力をつけて、通信モード。やさぐれスティルツキンが、星のイヤリングを装備している。結晶を狙って、あわよくばそのアクセサリそのものをいただけるかもしれない。

よおし、バトルライズアップとアイテムドロップアップを買って頑張るぞ~!

…現在、結晶を1個ゲット。

ガブラスはレベル30を超え、運がよければゴースト雲姐さんを1度のバーストで倒せてしまう……

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2008年6月23日 (月)

息子が先生をいじめています

FFTAクエストコンプにむけて、現実のいろいろと戦いながらがんばる私。

に、逃げてるんじゃない…

仕事のことは辛いけど、もしかしたら今まで「超ダメ」扱いされていた私が、この会社を救えるんじゃないかと思っているし。ていうか、私が音をあげたら、本当にすべてが終わる。

子どもだっていろいろあるけれど、父親はとっとと逃げてるんだし。思春期の子どもと向き合うのって本当に大変。けれど、その戦いをこなしてこその育児。

私は、逃げた夫より、はるかに人生と子育てを楽しんでいる自負がある。

さて、最近の息子が気になる。

一部の先生方と、問題を起こしているのだ。

日記にも書いたと思うが、正直、息子の通う学校は、普通の学校ではない。学力不足や不登校で、どうにも行き場所が無くなってしまった子達を受け入れてくれる学校である。

授業料は安くは無い。特殊な技能を教えてくれるのは心強いが、正直「学業」で高いレベルを期待してはいけない、と私は思っていた。

息子は親の私が言うのもなんだが

軽く天才である。

大切なことなのでもう一度、親バカとそしられようと言う。

息子は、天才である。

いろいろ欠けている部分はものすごくあり、それがますます彼の天才っぷりを証明してしまうのだが、とにかく息子は、ある方向に関しては「天才」的な輝きを見せる。足元の部分が危なっかしく、私は金を盗まれ殴られ蹴られ、家を壊されて大変な思いをしているのだが、突出した人間は、とかく「普通」のことが出来ないのだ、としか言うしかない。この突出した人間を、上手に利用できるかどうかが、人の能力というものだろう。

そんな息子が「ごくせん」クラスに入った。みな、何かしらの心の傷を持った子どもたちだ。ほとんどが「中学で不登校だった」という。息子はいろいろと共感し、この学校で水を得た魚のごとくよみがえった。

……で、よみがえった息子が直面したのが、教師のレベルである。

「あいつ、バカ」

…先生に、そんなこと言ってはいけません。

大昔の、無学な親が先生に無条件で従っていたのもアレだが、親が教師を小馬鹿にするようなことは、教育現場の崩壊につながる。なので私は、一応不登校児を毎年輩出しながら、当の先生が理由で不登校になってしまった子の親に「え、○ちゃんは転校しないんですか?△ちゃんは、転校するようですよ?」と豪快に言い放つような教師にも敬語を忘れない。評価はさせていただくけど。

息子が言うには、今の学校のテストなどであまりにも不備が多すぎる、というのだ。聞くとたしかに、生徒を馬鹿にしていらっしゃるのか、仕事をなめていらっしゃるのかとしか言いようが無い、ずさんな授業、ずさんなテストだと思う。

「これ、おかしいですよ」

学校始まって以来の優等生だという息子は、つけあがってばりばり先生の授業やテストに文句をつけ始めた。最初は生意気な、と見ていらした先生方も、心ある先生はそれを受け止め「君の言うことは尤もだ」と認め始めた。「勉強なんかどうでもいい」「ていうかわかんねえ」みたいな生徒を相手にして、どこかやる気をなくしたり、馬鹿にしていたこともあるだろうが、少しは緊張感をお持ちいただければと思う。

しかし、一人、どうしても認めない先生がいらっしゃるらしい。

前の日記でもちょっと触れたが、その先生が話を始める時だけ、息子はとっさにてめーの話はきかねーとばかり、モンハンを始めてしまった先生だ。

私も、息子の無作法にあきれ、ちょっと、何してるのとたしなめたが、その先生のお話を聞いているとめまいがした。わかりやすい話も、なんだかわかりにくくなっていく。混乱して、吐き気がしそうだ。なんで、こんな普通のことも、わかりにくくお話くださるんだろう…

と思っていたが、この先生の授業も息子に言わせると「聞くのがムダ!」……らしい。

……申し訳ないが、私も授業を受けずとも、学校の心得みたいな話を聞いただけで、どれだけ授業を、ムダに難しくする先生でいらっしゃるかと推察してしまった。

なんというか、「どうせおまえらわからないんだろ、俺はわかっているけど」なのだ。自分だけわかりますよ、なのだ。資質がさまざまな、この学校の子たちを指導するのは、本来とても難しいことだと思うが、これまで「わからない」「難しい」「つまらない」という子たちが何を言っても、きっと「わからないでしょ?わからないなら、この公式を覚えればいいですよ。質問?ははっムダ!」で終了。私の高校の物理の先生もそうだった。そこは一応、そこそこできる子が集まる学校で、ダルビッシュ似の美少年が、それも音楽を目指していて後にウィーンに行ったという美少年がキレた。ああ、また自慢してしまうが、そんな漫画みたいなシーンを見られた。

あんな少女漫画のキャラクターみたいな美少年ではないが、息子もキレた。「底辺と思って、馬鹿にされている」というのは、アスペでも……いや、そういう子だからこそ、敏感に感じる。他の子たちがむかついても、対抗するすべを知らないから、彼はがんばる。

…息子がバイトから帰ってきたので、続きは後日。

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